まったりのんびりほっこり

ゲームや読書などを中心に、日々感じたことを書いてます。

SympathyKiss(シンパシーキス)感想

 

ずっと楽しみに待っていた「SympathyKiss」がとうとう発売になりました。

オフィスラブがテーマで人が死なない、オトナ女子に捧ぐドラマティカルラブADVゲーム。

CEROがDですから、糖度が高めが好きな方には、注目の的でしょうか?

 

まったりサクッとした感想となりますが、お付き合いいただけますと幸いです。

 

 

※ネタバレ要素がありますので、読まれる際はくれぐれもご注意ください。

キャラクター感想

五月女光基(CV:梶原岳人

いい意味でマイペースで自由奔放。

空気が読めなかったり距離感が近かったりしますけど、本人に悪気はなく、それが彼の持ち味なのでしょうね。

外をぶらついてると思ったらきちんと仕事してたりもするし、誤解されやすいのかも。

 

そんな天才肌でなんでも出来ちゃう光基は、「どこがわからないのかわからない」と言うタイプだから、敵を作ったり反感を買いやすいんだろうな。

今回はパワハラ疑惑や高校時代の噂を流されてしまいます。

 

せっかく朱里とコンペの為にペアを組んで上手く行ってたのに、彼女にまで噂の矛先が向くのはオフィスあるあるなのでしょうかね。。

 

とは言えそんなえげつない嫌がらせではなかったので、それは良かったなと思いました。

あまりにもえげつないと、テキスト読むだけでも辛いですからね。。

 

それに噂をばら撒いた人も、結局はそんなに悪い人ではなかったし。

まぁこの人が犯人だろうな、とは早々に予想はつきましたけど。

そこはもう少しひねっても良かったかもしれないなと思いました。

 

恋愛面では割と早めにくっつく二人。

このゲームの売りのCERO Dのシーンは、プレイヤーに対しておあずけがあったりして「まだかい!?」となるところも(笑)。

 

ようやくそういう行為になると、濃厚なキスシーンで待った甲斐がありました(笑)。

光基と朱里の会話のシーンも、二人らしくて微笑ましかったです。

 

また、光基が甘いもの好きで、出てくるスイーツが美味しそうで食べたくなった(笑)。

彼が甘いもの好きというのも、ギャップがあって萌えました(笑)。

 

エンディングも3種類ありましたが、やっぱりパーフェクトエンドが好きかな。

爽やかな二人にピッタリだと思いました。

他のエンドも、こっちもありだよねというもので、安心して見ることができました。

 

湊康平(CV:梅原裕一郎

いつもクールで淡々としてシニカルな湊。

たまにツッコミ担当にもなる彼ですが、朱里が運営業務に来ると非効率的や邪魔だといきなり辛口コメント。

 

とにかく人間関係より効率と合理的が最優先なんですよね。

 

そんな湊も、朱里の仕事のやり方を認めてから素直で親切になったのが嬉しかった。

 

親切になったら、今度は朱里をからかうようになるのも萌えポイントでしたね。

デコピンはツボでした。

 

それに段々距離が縮まってくると、憎まれ口を叩きながらも優しかったり。

段々と二人の距離が近づいて良い雰囲気で微笑ましかったです。

 

あと彼の家族思いにもほっこりさせられましたね。

湊の妹の誕生日プレゼントを朱里の部屋で作ったり、濡れた朱里を彼の家に連れてきたり、もう両想いでしよ。

 

でも湊は、大学の先輩土井に脅されて、産業スパイとして会社の情報を漏洩させられていたとは…。

いくら昔家族の事で世話になったからといっても、これは酷い。

だから電話の音に敏感に怯えてたのかと思うと不憫…。

 

しかも朱里のことまで土井に知られ、その上漏洩のことまで朱里にバレて、彼を責める彼女の口を塞ぐようにキスした湊が苦しんでいるのがいたたまれなかった。

 

結局、朱里の助力もあり、事件は軽い処分で済んで良かったけれど、本当に虎走部長には頭が上がらないですね。

 

そうして一件落着後、漸く結ばれた二人ですが、湊が敬語やめるとまた違った色気がありますね。

スチルもかなり攻めてましたし。

 

パーフェクトエンドでは、何と湊の父親が帰ってくるというイベントも加わり、彼の家庭の問題や起業、朱里との恋愛が描かれて、大団円という感じ。

 

一方ラブエンドでは、独占欲が強い拗ねて甘える湊が見られて可愛かったです。

 

虎走要司(CV:興津和幸

エスターシ】リニューアルの陣頭指揮を執る部長。

強面と厳しめの口調でとっつきにくいイメージですが、さり気ない気遣いや面倒見がよく、部下思い。

 

だけど不器用だから素直に優しくできない。

そんなところを朱里が理解しているのが嬉しかったです。

 

そして朱里のマンションの修繕工事の為、何と虎走の家に居候することに。

さり気なく彼女に気を遣っているのが、彼らしいなと思いました。

 

でも朱里があまりにも無防備で。

だから虎走も本音を隠せなくなっていく過程に目が離せませんでした。

 

一緒に暮らしているうちに二人の心の距離が近づいていたのに、急に虎走が有無を言わせず出て行けと言ったのにはびっくり。

せっかくいい雰囲気だったのに距離が離れた二人に胸が痛い…。

 

しかも虎走に近づかない方が良いと言う謎の女性が、エスターシを誹謗中傷する書き込みを。

 

どうやら虎走は、昔バイクで事故を起こし相手に怪我を負わせて少年院に入っていたらしく、被害者は今も後遺症があるとのこと。

あの女性が被害者の妹とは…。

だから朱里の身を案じて無理やり家を追い出したんですね…。

 

でも朱里が虎走に告白をして、なんだかんだありつつも二人は結ばれて、もう彼の色気と言動にすっかり腰が砕けました(笑)。

 

ただ例の女性の密告メールで虎走がコンペを外れた彼が不憫でやるせなかった…。

そんな虎走を救おうとする朱里たちのチームワークに胸が熱くなりました。

 

結局朱里たちの調査で虎走の事故が冤罪だと分かり、虎走が庇った人物が被害者に謝罪・和解しホッと一安心。

被害者の妹も会社へ謝罪してくれて、事件は一件落着。

 

それにしても昔の虎走が金髪でメンチを切っている写真、見たかったな(笑)。

そうして二人きりの夜は熱く、スチルがとても刺激的でした。

 

パーフェクトエンドでは、新婚家庭のような虎走と朱里。

プロポーズを決意している彼が可愛くて気に入りました

他のエンドも彼らしかったです。

 

吉岡緑郎(CV:山下誠一郎

容姿端麗で頭脳明晰、仕事ではかなりやり手な大手IT企業テンプスティの跡取り息子。

完全な王子様枠ですね。

しかも優しくて紳士的で爽やかな笑顔に玉砕(笑)。

 

吉岡の部署に週2で出向することになった朱里を、初恋の女の子に似てるからと好意を持ってくれてデートに誘い、その時の彼のタメ口さえも素敵過ぎる(笑)。

 

ただ吉岡の初恋の相手が朱里で、二人が初恋同士というのは出来過ぎなのでしょうが、そんなもの全然気にならないほどドラマチックな展開に思わず引き込まれました。

 

二人の距離がどんどん近づいていくのは、微笑ましくドキドキしましたね。

それに吉岡が本当に朱里に対して王子様な対応で、彼女を甘やかしてるのが乙女心に刺さります(笑)。

 

でも予想通り現れる、吉岡の婚約者尾藤にはイライラ。

朱里が気後れするのも無理ないですけど、きちんと朱里に「好きだよ」と真摯に告白してキスする吉岡がスマートで格好良く本当に王子様でした。

 

だけど尾藤がテンプスティに出向し、朱里に敵意むき出し。

こんなにわかり易い悪役って(笑)。

おまけに吉岡の父親も尾藤推し。

 

せっかく朱里も吉岡が好きで両想いなのに、この少女マンガのような意地悪な展開にはイライラMAXでした。

 

でも妨害にあいながらも二人が正式に付き合い更に絆を固く結ぶ姿は健気で、尾藤の姑息なやり口に耐える二人をただ見守るしかなかった…。

 

たから見合いが破談になって吉岡の父親にも何とか認められ、漸く二人が結ばれたのは幸せそうで本当に嬉しかった。

スチルも色っぽかったし。

 

パーフェクトエンドは吉岡のプロポーズが言葉が王子様のようで、ロマンチックで素敵でした。

それに尾藤さんも最後は良い人で終わって良かったです。

ラブエンドも吉岡らしくて好きでした。

 

多井中法(CV:KENN)

まず「ヒモ」ってどうなのよ?という感想。

なるほど、出会いから「ヒモ」要素プンプンで、これからどうなっていくのか興味津々でした。

 

とにかく人懐こくて、人の懐に入るのが上手いというか慣れてる。

しかもワンコのように甘え上手でしかも癒やされるから、警戒心もつい緩んじゃう。

 

ひょんなことから同居する法と朱里ですが、段々と彼に絆されて惹かれていく彼女と、彼が彼女に惹かれていく過程が自然で、最初は懐疑的だったヒモ生活にも説得力がありました。

 

それに料理の腕もプロ並みなのに、他人に食べさせたがらないし、簡単には踏み込ませない法の過去が謎すぎて、それが知りたくてプレイ続行。

 

法がトラウマのせいで朱里を抱いて謝れなかったり、レシピ盗用疑惑朱里から逃げ出したりしたのは、彼の抱えてる弱さなんだろうな。

 

でも、その原因となった法の抱えている過去のトラウマは意外と深くて暗い闇でしたね…。

これはちょっと可哀想で、ただ甘え上手だと思っていた彼の認識が一気に変わりました。

 

それでも朱里のコンペの為に協力しようと前向きな法には、胸が締め付けられました。

 

それにしても営業部の姑息なやり方には腹が立つ。

このせいで法が出て行ってしまうくだりは、切なくなりました…。

まぁ結果オーライでしたけど。

 

二人で誤解やすれ違いも乗り越えて、本当に両想いになってからのキスシーンは、法の甘え上手が活かされていて良かったです。

男なのに可愛いんですよね。

 

仕事も恋愛もうまく行くパーフェクトエンドも素敵でしたけど、私はラブエンドの方が法には合っている気がして、好きかな。

 

最初はヒモとヒロインがどう恋愛していくのかというストーリーが気になりましたが、これは法の成長物語でもあり、とても好感が持てました。

 

碓井修也(CV:内田夕夜)※攻略制限あり

Barエヴァーグリーンのマスターで、大人の落ち着いた雰囲気が醸し出す色気と魅力がたまりません。

 

客商売なだけあり、控えめに人を気遣う等の包容力が自然でスマート。

 

おまけに酔っ払いに絡まれた朱里を庇う碓井は、いつもの落ち着いた物腰とは違って珍しく怒りを滲ませ、めちゃ格好良かった。

 

そんなイケオジの碓井と、二回り年齢の差がある朱里がどうやって恋に落ちるのか興味がありました。

 

ただ毎日会社の帰りにバーに寄るだけでは、恋愛に発展するのは難しいと思っていたので。

 

だから朱里が、バーの仕事を体験するという企画を通すとは、成程と。

 

でもエスターシとエヴァーグリーンの二足のわらじを履いて働く朱里と、碓井の距離が縮まっていくのは当然と思いきや、そう上手くいかないもどかしさ。

 

お互いに惹かれ合い、朱里は碓井に対して恋愛感情を抱いて、彼に対してはっきり意思表示しているのに、肝心の碓井が年齢差を意識してもう一歩踏み込まないのが焦れったかったです。

 

でも朱里も負けてないで、自分から積極的に碓井に迫っていくのが頼もしかった(笑)。

せっかく一線も越えたのに、碓井の無かったことにしようは流石に朱里が可哀想でしたね…。

 

ただ、朱里が過労で倒れたり、碓井の父親まで倒れて実家に帰ったのをきっかけに、碓井が自分の気持に素直になってホッとしました。

 

また両想いのデートは、微笑ましくて今までとは少し違う碓井が見られて楽しめました。

 

エンディングはパーフェクトエンドがきれいな終わり方かな。

大人の選択と恋愛がきちんと丸く収まっていて、幸せが溢れていました。

 

比嘉月彦(鳥海浩輔)※隠しキャラクター

榎坂 俊信

テンプスティの営業でシングルファザー

息子の日向くんが素直でいい子で、比嘉の性格の良さと育て方が良かったのが分かります。

 

奥さんを早くに亡くされて随分苦労もあったろうに、日向をすごく大切にしていて心が温かくなりました。

 

朱里と日向の出会いをきっかけに比嘉との付き合いが始まるのですが、お互いに想いあうのが自然で微笑ましかったです。

 

でも二人が一緒になる為には、乗り越えなきゃならない問題もたくさんあって。

奥さんのことは勿論、肝心の日向の気持ちやこれからの生活など。

お互いがきちんと決意して結論を出したのは、それだけ大切な存在なんだなと。

 

ただ比嘉が昔アイドルをしていたというのはビックリ。

そのせいで嫌な事もあったけど、おかげで比嘉と朱里と日向の絆が更に強固になったのには、思わず胸が熱くなりました。

 

それにパーフェクトエンドでは比嘉も役者という自分の道を歩き始めて、これからの3人の未来が明るく、どんな困難も乗り越えていけるなと信じられるものでした。

 

他のエンドも3人の幸せが感じられるものでした。

いずれ家族が増えたら嬉しいですね。

 

YOFY(斉藤壮馬)※隠しキャラクター

完全在宅のフリープログラマーで、対面は拒絶というほどの人嫌い。

 

とにかく人と関わるのが苦手なんですよね。

 

それには彼の生い立ちや辛い過去が関係しているのですが、偶然朱里に顔がバレたのをきっかけに、徐々に二人の距離が近づいていくのが、見ていて微笑ましかったです。

 

YOFYは年下で、メールだけのやり取りのときは丁寧だけど、朱里に顔バレしてからはタメ口てちょっと上から目線。

 

でも彼女が家の鍵を会社に忘れた時に彼の家に泊めてくれたり、不審者にツケられているかもしれない時に送ってくれたり、本当は優しいんです。

 

だから、彼が朱里を好きになって、ひょんなことから誤解してすれ違ったのが辛かった。

というよりも、少し怖かったです(笑)。

いやあれはやっちゃダメでしょ…。

 

でも誤解も解けて、朱里もYOFYのことが好きだと気づいて彼を許した彼女は心が広いなと。

 

そうして無事に結ばれた時には、年下なのに色気が半端なくて思わず見入ってしまいました(笑)。

人と関わって来なかったのに、あの余裕と色気は反則でしょ。

 

それに実はある人の弟というのも驚いたけど納得。

色々伏線が張られていましたしね。

 

それにYOFYがエスターシで働くことになったのも嬉しい変化。

 

最後、遊園地の観覧車でのキスはベタですけど、二人にピッタリなパーフェクエンドでした。

ラブエンドも相変わず独占欲が強いYOFYが可愛くて愛おしかったです。

 

総評・まとめ

システム周り

セーブやロードなどに関しては、安定のオトメイトシステムでいつも通り快適です。

UIもオフィスというコンセプトに則ったイメージで作られたようでイメージに合っていました。

 

また、このゲーム独自のシステムである、ラブ×ジョブセレクトシステムでは、仕事要素と恋愛要素をバランス良く選んで最終的に見られるエンドが変化するのは面白い工夫だなと思いました。

ただ、攻略自体は割と簡単だなと感じました。

 

また、エモーショナルセレクトシステムについても、キャラクター達の言動に対してテキストではなく感情で答えるというのが変わっていて、選択した内容によって、その後の会話の内容が変化するのも見所かと思います。

若干分かりにくかったのが、ヒロイン朱里のセリフ。

心の中の声なのか、それとも実際に声を出して話しているかの区別がテキスト上では分かりにくかったです。

吹き出しを変えたり、もう少し何か考えて欲しかったなと感じました。

 

攻略順

おすすめの攻略順はないようですね。

ですから、気になったキャラクターから好きな順に攻略して大丈夫です。

 

ただし碓井は攻略制限があるので2番目以降になってしまうそうです。

 

公式スタッフブログでは、下記のように載っていましたので、一応ご紹介させていただきますね。

参考にどうぞ。

 

※↓公式スタッフブログから引用

*************************************

率直に言いまして、おすすめ攻略順はありません!!!!

「じゃあなんで書いた?」と思われそうですが、

誰からでもおっけーということを伝えたかったんです。フリープレイ推奨。

*************************************

 

ちなみに私は、光基→法→碓井→湊→吉岡→虎走→比嘉→YOFYの順でしたが、特に問題なく楽しめました。

 

ただ比嘉は法の後、YOFYは吉岡の後の方がいいかもしれません。

 

糖度

高いです(笑)。

特にキスシーンは濃厚で、息遣いやリップ音など、好きな声優さんなら堪らないと思います。

 

ただそれ以上の展開や描写は、キャラクターにもよると思いました。

全員にキス以上の濃厚な表現を期待した方には、多少物足りない印象があるかもしれません。

 

とは言え、キスシーンに声優さんの甘い声や息遣いなど、こういう描写が好きな人には堪らないのではないでしょうか。

 

キスだけでもかなり攻めていると思いますので、気になる方には必見かな。

 

まとめ

久しぶりに、誰も死なない、血も出ない平和な現代物のラブストーリーをプレイしました。

ただ、現代のオフィスラブが舞台なので、ドキドキハラハラする展開が好きな方には、多少あっさりしすぎの印象を与えるかも。

 

でも私はこの平和で安心な世界観に癒されました。

 

とは言え、ただ平和な日常を描いているだけではなく、仕事での問題や個人が抱えている悩みなどがうまく融合されています。

 

仕事も恋愛も日常生活に直結しているので、特に仕事についてはリアリティがあると思いました。

 

ヒロインの朱里は基本的には真面目で素直な女性。

立ち絵がなく、スチルの顔も目なしで、自己投影型スタイルのプレイが好きな方には合っているのでは。

残念ながら私は自己投影型が苦手なのですが、途中からあまり気にならなくなりました。

 

また他のキャラクターもそれぞれ個性があって、どのキャラクターも楽しくプレイできました。

 

それにストーリーは短いとはいえ隠しキャラクターが二人もいて、ボリュームはありましたね。

 

現代物が好き、オフィスラブに興味がある、人死にや血が苦手、などの人には安心しておすすめ出来る作品だと思います。

 

逆にシリアスで重厚なストーリーで、人死も構わない方には向かないかもしれません。

 

気になる方はぜひプレイしていただきたいです。

 

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死神と少女 感想

 

パッケージイラストとゲームタイトルに惹かれて購入した今作。

いつもプレイしている乙女ゲームとは、一線を画すような物語でした。

 

今回は「死神と少女」の感想になります。

 

 

※ネタバレしておりますので、読まれる際はくれぐれもご注意ください。

キャラクター感想

日生光(CV:鈴木達央

何でも卒なくこなすスパダリのような日生先輩ですが、掴み所がなく本心がわからない。

だからお互いにいつ好きになったのかいまいち分からなかったな…。

 

そんな彼が紗夜と付き合ってからのイチャイチャぶりが、それまでの淡白さとえらく違ってギャップ萌え。

声も素敵でした。

 

イチャイチャぶりも、一体どこまで進んでるのか謎。

わざとハッキリさせないような描写が、気になりした。

 

何となく全体的にぼかして描いている感じかな。

 

婚約も、あれだけ好きな兄がいるのにいいの?と思いつつもどんどん光に惹かれていく紗夜に感情移入して、自分も光が好きになっていましたね。

 

でもまさか光に偽物と本物がいたとは…。

二重人格かなくらいは思っていたのですが。

 

嘘を吐き続けるのと、吐かないエンディングはどちらが幸せなのか。

本物と偽物はどちらが幸せなのか。

 

私は途中までは本物も良いかなと思いましたけど、どちらかと言えば偽物の方が好きかな。

 

これは本物の描写が足りなかったのも原因かも。

だって本物は怒鳴ってばっかりの印象しかないし(笑)。

 

ただ、純粋なラブラブハッピーエンドとは少し違うエンディングには心惹かれました。

 

どうかこのまま二人が幸せでありますように…。

 

桐島七葵(CV:千葉進歩

短気だけど真っ直ぐて面倒見が良く、正に武士という感じの七葵。

正義感が強くて頼りがいがあるのに不器用な優しさも魅力ですね。

 

ハンカチのお礼を千代にバラされるシーンは、とても気に入りました。

 

そんな七葵のストーリーは千代と切っても切れないものでした。

 

二人にとってお互いは、とても強い絆で結ばれた存在だったのでしょう。

 

だからこそ桐島ルートの千代の最後は切なくて仕方なかった(泣)。

千代の名前の由来も何となく想像通りでしたが、涙が溢れて止まらなかったです。

 

七葵は千代が消えることを知っていたんですね…。

彼は長い間敢えてそれを胸に秘めていられるほど強い。

 

本当に紗夜と七葵が結ばれるのかと疑うほど、七葵と千代との濃い物語でした。

 

勿論、桐島ルートなのですから、恋愛面も最後の方で漸く顔を出しました。

 

あの硬派な七葵が、紗夜に名前を呼ばれたり、嫁の話をされたり、彼から手を繋いだりする時の赤くなる顔が何とも言えなかった。

普段仏頂面だから余計ギャップに萌えました。

 

そして数年後、秋桜畑で仲睦まじく過ごす七葵と紗夜と子供たちの姿にまた涙が。

子供達の名前も千の文字が入っていて、七葵達らしいなと更に泣けてしまいました。

 

幸せな彼らをしっかりと認識している千代の言葉にも涙が溢れました。

 

遠野十夜(CV:川島得愛

何処までも紗夜に優しくイケメンで作家の十夜に、最初は理想の兄と感じました。

 

ですが紗夜と兄妹でありながら、まるで恋人のような二人に、面食らいました。

仲睦まじいが生易しいくらいの表現が多かった気がします。

 

異性の兄弟がいない私には到底理解しがたい関係性で、紗夜と血の繋がりが無いのかと思いこむしかなかった。

 

逆に異性の兄弟姉妹がいる人には、こういう関係が認められるか聞いてみたいですね。

 

とにかくお互いがお互いにとってかけがえのない愛する存在でキスまでしているし、もしかしたらそれ以上の行為もしていてもおかしくないほど親密。

 

そんな二人にどのような「終わり」が訪れるのか興味がそそられました。

 

途中からは、何となく十夜は千代と同じような存在かとも思いましたが、何と彼が死神だったという結末には驚き。

死神である十夜と少女である紗夜の物語はとても切なく、胸が締め付けられました。

 

また偽物の日生先輩の残した本がキーになるとは、伏線が凝っているなと感じました。

 

それに二人で「終わり」を迎えるのかと思っていたら、最後の美しい描写にまさかの奇跡で思わず見惚れるほど。

 

でももう一方のエンディングも紗夜らしくて良かったな。

 

全体的に幻想的で、美しい物語を読んでいるような十夜ルートでしたが、紗夜と十夜の悲しい過去が明かされるなど、現実との対比が描かたり。

 

どこからが現実でどこからが幻想なのかくるくる移り変わるストーリー構成は、最後までまるで夢物語のようでした。

 

蒼(CV:神奈延年

自分のことを「死神」と名乗る記憶喪失の美青年。

本当に最初から何を考えているのか謎の青年でした。

 

いつも感情の起伏が少なく仏頂面なのですが、紗夜に付き合ってあげたり涙を拭ったり、段々と行動に感情が表現されるのが心地良かったです。

 

本を読んでばかりの蒼ですが、お寿司が好きなのは可愛かったな(笑)。

 

何度も繰り返される「死神と少女」の物語とリンクするように現実も進んでいくのは、中々面白い手法だなと感じたし惹き込まれました。

 

十夜に関しては涙しかなかったですね…。

仲が悪いのはこういう経緯があったからなのかとわかるのですが、それでもやっぱり寂しかったです…。

 

蒼が死神になるために、紗夜が自らの命を投げ出す時計塔のシーンは、緊迫感がありながらも、蒼の涙に泣けました。

ここで自分の気持ちに気付く蒼が可哀想で…。

 

このまま紗夜が死んでしまうのかとも思いましたが、ハッピーエンドでは元気そうで良かった。

 

蒼も町の人に随分親しまれて、雰囲気が明るくなりましたね。

 

結局探していた美しい言葉ははっきりと明言されませんでしたが、孤独な死神と孤独な少女の物語が、お互いに愛を囁きあうほど幸福な物語に変化していく過程に癒やされました。

 

二人が子供の頃に出会っていたとは、意外でしたけど蒼が可愛かったな。

 

ハッピーエンドの締めくくりで、あの愛想のない蒼から愛の言葉が聞けるとは。

二人の姿が微笑ましく、このままずっと見守っていたくなりました。

 

総評・まとめ

システム

オトメイトシステムに慣れているせいか、最初は戸惑いもありましたけど、慣れれば問題なく使いこなすことができました。

セーブやロードもスムーズでした。

 

また、言の葉システムという独自のシステムも、組み合わせる言葉によって見られるシーンがあるなど工夫もされていました。

 

全員クリアするとみられる「あとがき」など、かなり凝ったシステムも良かったと思います。

 

攻略順

光→七葵→十夜→蒼。

これが一番わかり易い順番だと思いますし、逆に言えばこれしかないでしょうと思えるほど。

 

勿論好きな順番で構わないのですが、スッキリするのは上記の順番でしょうね。

 

糖度

平均すれば低めでしょうか。

どちらかというと、恋愛よりも物語に重点を置いているようですし。

 

でもキャラクターによって結構差があったなと感じました。

 

特に十夜と紗夜の糖度は高いと言えると思います。

 

まとめ

何とも不思議で幻想的な物語でした。

現実の中に物語が入り込み、淡々と進む独特の演出だなと。

 

乙女ゲームというよりも、物語を楽しむゲームと言えるかもしれません。

その物語もどこかの国の童話のようで、好きな人には楽しめると思います。

 

ただただこの物語に浸って世界観を味わって欲しい。

そんなストーリー展開でした。

 

キャラクターも個性豊で、どのキャラも私は好きでしたね。

攻略対象だけではなくサブキャラクターも味があって、そのやり取りがたまらなく楽しかったです。

 

それに全員クリアすると読めるあとがきでは、真相が明かされ一気に現実的な物語に変化し、伏線や謎が解明されるのも見事。

 

ただ普通の恋愛物の乙女ゲームとは言い難いので、恋愛物が好きな人には向かないかも。

 

たまには違った趣向の乙女ゲームがしたい方や、物語を読むのが好きな方にはにはオススメかな。

 

気になった方には、この幻想的で不思議な物語にぜひ触れて欲しいです。

 

 

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ドラゴンクエストX 目覚めし五つの種族 オフライン -Switch 感想

 

ドラクエ10」が発売された時、オンラインが苦手な私はすごく残念でした。

 

ですが、その「ドラクエ10」がオフラインで発売されるなんてとても楽しみで待ち遠しかったです。

 

今回はこの「ドラクエ10オフライン」の感想です。

 

 

※ネタバレ要素がありますので、ご覧になる際はくれぐれもご注意ください。

システム関連

とにかく細かいところに手が届く、親切設計。

マップ一つとっても、施設やキャラクターの場所かわかるようになっています。

 

それにZRボタンは便利ボタンで、よく使用するルーラや鍛冶や錬金、クエストがまとまっていてとても使いやすい。

 

ルーラは、今回は呪文ではなくルーラストーンという石なのですが、一度行った町は自動的に、ダンジョンなどは入口にある石碑に触れることで記憶され、大陸ごとにまとまってます。

 

それにお気に入り登録も可能。

よく行く町や、セーブが楽な教会など登録しておくと便利です。

 

移動は、物語が進むとドルボードという乗り物が使用できるようになり、これがかなり便利。

Rボタンで走れるのですが、それを使うと高速で移動できます。

ただ、敵を避けるときには要注意です。

 

成長はスキルパネルでするのですが、リセットが可能で、例えばボスとの戦闘ごとに欲しい技をセットすることも可能。

ただしリセットするとお金がかかるのが難点かもしれませんね。。

 

ですが転職でどんどん技も増えるので、これは便利で有り難い機能です。

 

とにかくかゆいところに手が届く仕様になっています。

 

勿論、カメラワークや音響などの細かい設定も自分好みにカスタマイズできるので、快適にプレイできました。

 

ストーリー関連

初っ端で主人公が死んてしまうというショッキングな展開には、正直驚きました。

まぁすぐに転生するのですが。

 

そこからはいつものドラクエらしいストーリー展開でしたね。

やはり冒険しながら仲間を集めるのは楽しいです。

 

戦闘はモンスターが見えるエンカウント方式なので、避けることも可能。

あまり避けるとレベルが上がりませんが、マップ上の看板に強い敵の注意書きなどがあり、これも親切設計。

 

とにかく至るところに看板がありますし、マップ画面も拡大可能なので、ほぼ迷うことはないと思います。

 

ただ、マップの切替の際のロードが少し気になりましたね。

それほど長い訳ではないのですが、毎回やられると少しイラッとします(笑)。

 

そしてコマンド方式の戦闘は、アクションが苦手な私には安心仕様(笑)。

やはりコマンドはいいですね。

 

キャラクターも、ドラクエらしく主人公はほぼ選択肢を選ぶだけの自己投影型。

それにキャラクターメイキングもでき、魅力的要素の一因となっています。

 

余り選択肢の種類はありませんが、それでも主人公は自分ですからかなり拘って作成しました。

これも中々楽しい作業でした。

 

仲間やサブキャラクターも、味があって個性的。しかも皆好感が持てます。

格好いいキャラや可愛いキャラ、面白いキャラなど、見ていて飽きない設定になっていますし、何より声優さんの演技が素晴らしい。

 

サブキャラクターも有名な声優さんだったりして、びっくりしたこともありました。

やはりキャラクターにボイスがつくのは、臨場感があり、感情移入しやすいですね。

 

エストも数が多くて、受けまくると何をやればいいのか悩むほど。

ただ、私は受けすぎて新しいクエストが受けられなくなると言う事態に(笑)。

エストは、できるものを受けてこまめに解決するのが良いと思いました。

 

まずは旅が便利になる、お役立ちクエストを出来るものから優先したほうがいいかな。

 

ただ、いつものドラクエならクエストや鍛冶、レベル上げなどをやりながらのんびりプレイするのですが、今回はストーリーが気になりどんどん先に進んでしまいました。

 

このあたりのストーリーの見せ方は、さすがですね。

 

泣けたりクスッとなったりしながら冒険するワクワク感がたまりません。

そう、久しぶりに味わうワクワク感!

これがドラクエなんだ、という絶対的な安定感がありました。

 

まとめ

ようやく後半に差し掛かりましたが、とにかく先が気になりやめ時が分からなくなるほど夢中になります。

 

ドラクエ10は気になっていたけど、オンラインに二の足を踏んでいた方や、オンライン経験者の方にもぜひプレイしていただきたいです。

 

勿論未経験の方にも、本当に分かりやすく丁寧に作られているので、手にとって欲しい。

 

ストーリーをひたすら追うのもよし、クエストやカジノで寄り道するのもよし。

自分なりの遊び方で、楽しめると思います。

 

オフラインとはいえ、久しぶりのドラクエの新作ですので、気になる方はぜひプレイしてみてほしいです。

 

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忍び、恋うつつ for Nintendo Switch 感想

 

とにかく明るいストーリーのゲームがやりたくて、色々調べた結果選んだのが「忍び、恋うつつ for Nintendo Switch」。

 

でも実際にプレイしてみると、明るいだけではなくシリアスな部分もありました。

今回は【花吹雪恋絵巻】の感想になります。

 

 

※ネタバレ要素がありますので、読まれる際はくれぐれもご注意ください。

攻略キャラクター感想

猿飛 咲助(CV:寺島拓篤

真っ直ぐて単純で熱血タイプ。

基本的に真面目で努力家なのですが、多少おバカなところがワンコみたいで可愛いかったですね(笑)。

 

だからメロメロの術にかかっている時は、おバカな部分とギャップがあってそれなりに楽しめました。

 

歌舞伎の宗家の跡取りで才能もありながら父親とぶつかっていたけど、かえでの後押しもあって和解できたのは良かったです。

素直じゃないのは父親譲りか(笑)。

 

また霧姫の謎が解かれていく部分は、おおよそ予想は出来ました。

 

それに努力家の二人が一緒に修行しながら、気持ちも近付いて行くのは自然だったように思います。

 

そのあたりから咲助のかえでへの態度も段々「好き」モードに変わってきたのは良かったけど、彼は照れてメロメロの術のせいにするし、かえでは自分に自信がなさ過ぎで、すれ違うのが焦れったかったですね。

 

このすれ違いが意外に長いんですよ。

いい加減、咲助が素直になるか、かえでももう少し自信持とうよと何度思ったか(笑)。

 

試験中に徳川残党と戦うというのも、一応クライマックスではあるのですが、呆気なかったような気が…。

何だか駆け足で戦闘が進んだように見えましたし、ボスが余りに強くなかったような…。

 

それでも咲助とかえでの気持が通じて、霧姫の言い伝えのように術が解消されたのは良かったな。

咲助も漸く素直になったし。

 

それに咲助が勇士隊と歌舞伎の二足のわらじを履くのも彼らしくて良かったなと思いました。

 

求婚で「取り消しとか許さねーから」に、かえでへの思いの丈が詰まっていますよね。

 

由利 鎌清(CV:小野友樹

真面目で努力家。

頭が切れる優秀な生徒会長。

 

女性に免疫がないのにメロメロの術にかかった時のセリフは妖しく艶っぽくて、正気に戻った時の照れ具合が真っ赤で可愛かったな(笑)。

 

それにかえでに勉強を教えてくれる様子は素っ気ないけど、お菓子を用意してくれる優しさもあるんですよね。

 

合宿中からどうやらかえでを意識したようですが、和歌を詠んだり穴山の助言どおりに想いを伝えようとしたり、不器用ながらに一生懸命なのが誠実だなぁと。

 

まぁかえでには伝わってないですが(笑)。

 

そんなかえでもせっかく鎌清に惹かれ始めたのに自己否定が強すぎて、彼の気持ちが届かないのが気の毒でしたね。

とにかく焦れったい。

 

鎌清と女子生徒の件をかえでが誤解して彼が好きだと自分の気持ちを自覚したのは良かったけど、鎌清とすれ違うのが辛かった。

 

だから誤解が解けて彼から告白してくれて本当にホッとしました。

彼の兄に対する劣等感も彼女によって解かれたし。

 

でもまさか鎌清の兄が勇士隊だとは…。

これは予想外でした。

 

それにかえでも試験に合格して、鎌清の告白にきちんと返事が出来て微笑ましかったです。

でも穴山達が周りにいるとは少し鎌清が気の毒だけど、めでたいからいいのかな(笑)。

 

かえでの部屋で勉強することになった鎌清の照れまくりが可愛かったのに、最後は意外と大胆な行動で、やるなって感じでした(笑)。

 

霧隠 蔵人(CV:櫻井孝宏

成績優秀で天才でイケメン。

おまけに冷静沈着で口数が少なくぶっきらぼうで女子に人気。

 

でも蔵人がいじめられたかえでをさり気なく気遣って、教科書をくれたり一緒に訓練してくれたりするのが嬉しかったな。

それだけでも有り難い。

 

そんな蔵人は貧乏で、部屋もそうですが着物の袖がボロボロなのも泣かせます。

弟と二人暮らしで弟を大事にしているものポイントが高い。

 

でもこの弟、ちょっと素直過ぎると言うかもう少し用心深くなった方が良いような…。

蔵人の弟にしてはちょっと…と思いました。

 

また徳川に復讐を誓う蔵人の生い立ちは、かえでに少し似ていますね…。

二人とも結構過酷な過去を背負っているのに、前向きなのがすごい。

 

普段はぶっきらぼうな蔵人が、かえでを意識しだした夏休みから、授業で失敗したり、メロメロの術にかかった連中に嫉妬したりするのが、たまらなくツボでした。

 

特にかえでを訓練で組み伏せるシーンは、もう普段の彼ではなく、メロメロの術にかかっているかのよう。

素面で本気なのがわかるから、ジタバタしました(笑)。

 

ただかえでの自己評価の低さは相変わらずですが、蔵人も自分の気持ちを中々言わないし、二人の仲が進展しないのがもどかしかった…。

 

でも、かえでがメロメロの術をかけそうになった時、蔵人がまさか彼女の唇に抜血の術をかけるとは、色気が溢れてたまらなかったですね。

 

漸く二人の想いが通じて、蔵人の告白と同時に求婚とはやってくれます。

とにかく男前は何をやらせても様になる。

口数が少ない蔵人が、あれだけ饒舌に告白するとは。

 

蔵人の家で過ごすかえで達が本当の家族のようで和みましたが、寝ている彼女に口付けする彼に全部持ってかれました(笑)。

 

穴山 大介(CV:鈴木達央

医療と忍術を組み合わせて様々な病を治す医院の御曹司なだけあって、治療は得意。

 

女性にはとにかく軽くて、かえでに対しても「子猫ちゃん」呼ばわり。

でもメロメロの術にかかると、普段の彼とは真逆の真面目で誠実な反応をし「忘れて欲しい」なんて言う。

 

これが素の大介で、それを悟られないようにわざと悪ぶるのは、素の自分を知られるのが怖いから。

 

まぁ大介の父親を見ると、そうなるのも納得かなと。

金が全てで、結婚と離婚を繰り返し、しかも結婚する女性は父親の金目当てですからね。

 

そんな大介がかえでのひたむきさに惹かれて好きになると、今度は真面目で真摯で優しい彼に変わって、このギャップに萌えました。

このギャップはずるいでしょ。

 

人知れずかえでをいじめていた女子生徒に報復していたり、大介の別荘に彼女を匿って勉強や修行の面倒を見たり、至れり尽くせりなんて贅沢すぎ。

 

しかも「姫」を癒す穴山の血筋ときたもんだ。

ここまでくれば出来すぎな気もするけど、もうあの色気を見てしまうと仕方ないとしか言えないです。

 

そう、とにかく大介の色気と艶っぽさが堪らないんですよね。

女性に軽いという初期設定のせいもあるけど、それを返上してもその色気は健在。

 

おまけに金持ち。

かえでへの求婚も将来設計がしっかりしていて玉の輿だし羨ましい(笑)。

 

大介の為にかえでが作った玉子焼きを、二人であ~んしあうのが何とも微笑ましくて、その後の口付けはきっと甘かったでしょうね。

もちろん、甘い玉子焼きだったらですが(笑)。

 

我来也(CV:下野紘

とにかく何を話しているのかわからない(笑)。

でも強がった態度とは裏腹に、たまに素の性格が出てしまうところは素直で可愛いく、とても楓より年上に見えないです。

 

メロメロの術にかかると中二病の話し方が普通になって、年相応になるのが萌えポイントかも。

 

我来也の書物室でかえでとの勉強や鍛錬も、二人が初めての友達同士で初々しく、そこから段々距離が縮まるのが自然で微笑ましかった。

 

だから我来也がかえでを本気で好きになっても、隠し事があって本心が言えないのが辛かったですね。

 

その隠しごとのせいで居なくなった我来也の残した、かえでへの想いを綴った手紙には泣けました。

 

でも我来也が徳川残党だどは察していても、豊臣に滅ぼされた伊達一族の子孫だとは思わなかった。

そうか、それで眼帯か。

 

おまけに呪いをかけた人形を壊して大きくなった我来也が、イケメン!

眼帯を外したらもっとイケメンで萌えました(笑)。

 

しかもバラの花束でかえでに告白って、もうどこの王子様よ(笑)。

あの幼かった我来也も可愛かったけど、大人の色気をまとった大きい彼も素敵。

 

これからは毎年二人でお祭りに行って、幸せを満喫してほしいです。

 

真田 幸影(CV:鳥海浩輔

物腰が柔らかくいつも穏やかな、かえでの担任教師で試験組の相棒。

いじめ対策で特別授業してくれるなど、優しくて親切で頼りになる大人の魅力が満載です。

 

それに最初からかえでに対して特別扱いて、蔵人達には殺気をみなぎらせるなど独占欲も強くそこも魅力(笑)。

 

そして無自覚に蔵人達に嫉妬し、かえでに対して過保護過ぎる幸影が、大人げなくて可愛い。

 

だから本気でかえでに恋を自覚した時は、教師と生徒、真田と姫の壁に阻まれて焦れったかったし切なかったですね…。

 

そんな幸影は勇士隊の組頭で、先生の時とは違い威厳があって頼もしい。

しかも、敵に襲われた幼い頃のかえでを守ったのも彼だったんですね。

だからかえでに対して最初から特別な感情があったのも納得。

 

それに副理事長戦で助けに来た幸影が「姫を守る」と言った時の姿が、めちゃくちゃ男前で格好良かった!

 

副理事長がかえでの両親の仇と言うのも、最初から最後まで悪役だったなぁ。

そして幸影が理事長だったのか。

そんな気はしてたけどやっぱりね(笑)。

 

許されない想いと言う楔を断ち切り、漸くかえでに想いを告げた幸影の、大人の色気と優しさと余裕をかなぐり捨てた甘い言葉にメロメロになりました(笑)。

 

3年後、幸影の本気がどれだけのものか見てみたかったです(笑)。

 

総評・まとめ

システム周り

オトメイト仕様で安定感がありました。

クイックセーブやロード、既読スキップなどは快適。

ただ、欲を言えばチャプタージャンプが欲しかったな。

 

スチルも綺麗でしたし、音楽も作風に合っていたと思います。

 

糖度

メロメロの術や鍛錬中はとにかく甘いです(笑)。

 

それ以外にも、割と官能的に見えるスチルがあったりしますし、終盤ではもちろん両想いになっているので甘い方に入るのではないかなと思います。

一応SERO Cですしね。

 

攻略順

私は 咲助→鎌清→蔵人→大介→我来也→幸影の順でプレイしましたが、徐々に攻略キャラクターの謎が解かれていく順番で、これで良かったなと思います。

 

ただ、前半の3人はお好みの順番でも問題ないと思いました。

 

まとめ

メロメロの術という言葉から、明るくて笑えるストーリーを思い浮かべていたのですが、実際は結構シリアスな展開もあって、そちらは予想外でした。

 

特にかえでの生い立ちはかなり過酷なのですが、真面目で責任感が強く前向き。

頭も切れるし努力家で好感が持てました。

ただ、自己評価が低すぎて、悪く言えば卑屈に見えてしまいましたね…。


どうしてそこまで自分を卑下するのかと、何度思った事か。

だから攻略キャラクターとのすれ違いがもどかしく、多少イラっとしたことも。

それ以外は本当に良い子なんですけどね。

 

またメロメロの術ですが、私にはあまり刺さらなかったです(笑)。

恐らくここがこのゲームの推しポイントなのでしょうけど、メロメロの術にかかっている最中のセリフがなんだか言わされてる感の方が強くて。

実際言わされてるのですが(笑)。

 

あと鍛錬も優しすぎて少し物足りなかった気がしました。

それにストーリーが中断されたような気がしましたし。。

 

どちらもプレイヤーへのサービス機能のような感じでしょうか。

 

これはあくまでも私の主観ですので、好きな声優さんの甘いボイスを堪能したい方にはおすすめです。

 

一応個別ルートに入っても共通部分があり、そこは既読スキップで飛ばしましたが、全体的にサクッと終わる印象。

そういう意味では気軽にプレイできると思います。

 

だからと言って、ストーリーがつまらなかったという意味ではなく、それぞれのルートに見合った特徴や意外性があったりして楽しませていただきました。

 

大ハーレムENDは、ストーリーは本編よりもあっさり気味でしたが、大団円という感じで楽しかったです。

 

ただ全体的に、重厚でシリアスな展開や、骨太のストーリーが好きな方にはあまり向かないとは思います。

 

逆に攻略キャラクターの声優さんのファンや、気軽にプレイをしたい方にはおすすめできるかな。

 

switch版にはファンディスクも入っていてボリュームもありますので、気になった方はプレイしてみてはいかがでしょうか?

 

 

 

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天獄ストラグル -strayside- 総評・まとめ

 

漸く全員クリアしました。

やり応えがあって面白かったです!

 

今回は「天獄ストラグル -strayside-」の 総評・まとめとなります。

 

※ネタバレ要素がありますので、読まれる際はくれぐれもご注意ください。

システム

安定のオトメイトシステムに加え、タッチパネルの操作やカスタマイズも可能で、自分の好きなスタイルで操作できるのが嬉しい仕様。

 

UIもスタイリッシュなデザインで、ストーリーにとても合っていると思いました。

 

立ち絵に吹き出しや汗が出たり、他のキャラクターの顔がカットインされたりする演出は、乙女ゲームとしては珍しいのではないでしょうか。

 

うまい具合に通販や格闘ゲームの演出を入れるなど、新しい試みなのかな?

 

バットエンドを見ると開放されるEXTRAは、その後が見られてだだのバットエンドで終わらない憎い演出。

 

また、キャラクターをクリアすると見られるショートストーリーなど、おまけも要素も充実しています。

 

ただ、ハッピーエンドやバットエンドが分かりにくいなと思いました。

特にバッドエンドの条件は分かりにくくて、もう少しヒントが欲しかったです。

 

音楽も作品に合ってい、主題歌やエンディング曲も格好良かったです。

 

攻略順

攻略制限があるのでJack→五右衛門は最後で決まっています。

 

他の三人は基本的に好きな順でいいと思います。

誉那がこの物語の導入には丁度良いと思いましたが、菊之助と誉那は逆でもいいかな。

 

写楽は最後でしょうか。

 

私は誉那→写楽菊之助でプレイしましたが、写楽は後のほうが良かったなと感じました。

 

でもこれはあくまでも私の主観ですから、気になった順で問題ないと思います。

 

糖度

男嫌いと女嫌い、バトル物なので終盤までは低いですが、終盤からハッピーエンドは、それまでの元を取るくらい甘いです。

 

キスだけで終わりませんから、好きな方には堪らない甘さではないでしょうか?

一応CERO Cですが、「本当に?」と思うスチルもありました。

 

ただ、全てのキャラにキス以上の行為がありますので、苦手な方は注意が必要です。

 

総評・まとめ

基本シリアスですが、閻魔大王などのぶっ飛んだキャラクターがいるためギャグ要素がところどころ入り、緩急が絶妙だなと思いました。

現代と地獄が上手く融合している設定も、楽しかったし上手いなと思います。

 

私は余りハラハラドキドキが苦手なので、ギャグの部分に救われましたね。

 

また攻略制限があるので、最後の五右衛門で今までの伏線が回収される展開は見事で面白かったです。

 

それにシェアハウスでの皆のわちゃわちゃした生活が楽しい。

最初は呉越同舟で仕方なくという雰囲気だったのに、物語が進むと仲間として絆や信頼関係も出来て安心感がありました。

 

また先の閻魔大王や、サブキャラクターが充実して、ストーリーを盛り上げてくれます。

私は篁とタマがお気に入りになりました。

ただ、ルートによってはあまり活躍しないキャラクターがいたのが残念だったかな。

まぁストーリ上、仕方ないとは思いますが。

 

ヒロインの凛は、男嫌いですが真面目で責任感も強く優しい。

閻魔大王の娘で獄卒学校を首位で卒業するほど優秀ですが、泡形ですので生前の記憶がありません。

 

そんな彼女が、仲間たちとシェアハウスで一緒に暮らすうちに、どう恋愛になっていくのか、彼女の過去はどうだったのか等が見所だと思います。

 

歴史上の人物も登場しますので、予め知っていた方がより楽しめるかな、とも思いました。

 

それから、舞台は現代なのですが、主要キャラクターの生前の時代が江戸時代以前ですので、女性に対する扱いが当時のものを反映している箇所があります。

そういうのが苦手な方にはあまり向かないかもしれないですね。。

 

またバトルのシーンは血しぶきなどもありますので、こちらも苦手な方はご注意を。

 

時代物(舞台は現代ですが)やバトル物が好きな方、糖度が高めが好きな方にはおすすめできると思います。

 

逆にバトルや血しぶきが苦手、時代物に興味が無い、糖度は低めが好きなどの方には、向かないかもしれませんね。。

 

クリアをしてもショートストーリー等のおまけがあるのでボリュームも満点ですし、勿論スチルも見返すことも可能です。

 

たっぷり獄ストの世界を堪能できる仕様は、素直に有難いですね。

 

興味がある方には、ぜひプレイしていただきたい作品です。

 

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天獄ストラグル -strayside- 石川五右衛門 攻略 感想

 

※ネタバレがありますので、読まれる際はくれぐれもご注意ください。

石川五右衛門(CV:八代拓

 

生前は天下の大泥棒で義賊として有名。


五右衛門は女嫌いで冷たいようでいながら面倒見が良く、いつもさり気なく凛を気遣っていて優しいです。

 

そして、植物が好き等凛の過去を知っているような発言の後に飛び出した、「今でも愛している」という爆弾発言。

 

男嫌いの凛とどんな繋がりが過去にあったのか気になります。

 

そんな五右衛門との血因はいきなり90%!

これには凛だって不審に思いますよね。

五右衛門は閻魔大王の狗だからと説明しますが…。

最後に大きな苦痛が来るかもしれないのが心配です。

 

しかも凛がHariで五右衛門を調べると、妻は5人に苛つく彼女。

何となく気持ちが分かる…。

 

そして五右衛門と閻魔大王との会話では、五右衛門は凛の生前を信心深いと知っていて、閻魔大王は彼女は誰かのせいで嘘をついた為、煩紋が舌に出たと意味深。

 

一方、庄之助捜しでは写楽の似顔絵がまさかの神榁そっくりで、しかも彼にはお七の記憶はないらしい…。

 

彼をを呼び出し妖鬼楼の外からお七を覗き見させますが、全く見覚えはないと。

そもそも彼には過去は全て意味はないんですよね…。

 

そうして今度は藤森がカツアゲされている現場に凛達が遭遇。

五右衛門が藤森を庇うと、何かを思い出したように藤森が倒れます。

 

そして目覚めて五右衛門と凛を見て「兄貴!ねえさん!」と。

すぐに正気に戻りますが、五右衛門が何故か嬉しそう。

藤森もまた過去に繋がりがありそうです。

 

そこで凛が気になっていた五右衛門の妻について聞くと、実際は7人だと(笑)。

ここで過去の記憶が蘇り倒れた凛。

 

目覚めても、助けてと取り乱す凛が痛ましい。

五右衛門が「凛!」と呼びながら介抱するのが、いつもながら優しくて頼りになります。

 

そして倒れた凛を心配し、情報収集に付き添う五右衛門。

こういうところが男前。

 

街で団子を買い、五右衛門が昔好きだった団子屋の話をし、もう一度その店の団子が食べたいと言った時の表情が優しく寂しげ。

 

それは団子を焼いてた誰かに会いたいからと凛が察して落ち込むのは、彼に惹かれ始めているから。

 

そこに阿国が現れて、五右衛門に「沈丁花の君は見つかったのか」と。

彼は中々想いを伝えられなかったらしいのですが、阿国は相手が凛と知っているんですね。

 

また、篁からそろそろ生前の因縁に落とし前をつけて欲しいと言われます。

黙る五右衛門の様子から、二人が凛に何か隠しているのが分かりますが、仕事は凛達に一任。

 

翌日、藤森に出会い彼からアプリの情報が。

藤森はブログの為にアプリを取材しており、五右衛門達はやめさせようとしますが拒否。

一人にすると心配だと五右衛門は本当に面倒見が良い。

 

ここで、サンドイッチとプリンを凛に差し入れしたのが五右衛門と発覚。

お礼を言われて照れてる五右衛門が珍しく、中々男前でした。

 

その夜、五右衛門が酒の肴は団子が一番と言い、凛にサンドイッチのお礼に団子を作って欲しいと言うと、団子屋の娘の身代わりにされたと勘違いした彼女はサンドイッチ代を彼に返します。

 

惚れ抜いた女に再会出来たと思ったら一切合切忘れ去られ、やけ酒する五右衛門が気の毒…。

五右衛門が未練がましく愛するただ一人の女は凛なのに。

 

それに閻魔大王が、余りにも酷い記憶故に封じたというのも切なくてもどかしいです。

 

翌朝、藤森を保護しようとした五右衛門と凛ですが、タマから昨夜藤森が襲われたと情報が。

でも無事に見つかり保護できて一安心。

 

とにかく藤森もシェアハウスで生活することになり、皆が温かく迎えるのが嬉しかったです。

 

また味噌を買う時に、焼き味噌レシピを思い出す凛。

一緒に来た五右衛門に内緒にするのは、彼を驚かせたいからですね。

 

五右衛門の為に、思い出したレシピを使って焼き味噌おにぎりを作る凛は自分を「身代わり」なんて素直じゃない。

 

彼は「ずっと食べたかった味」って素直なのに。

 

そこで凛が焼き味噌のレシピを思い出した事を話すと、あの五右衛門が泣き出して…。

その姿に思わず貰い泣きしました。

よほど嬉しかったんでしょうね…。

 

凛は、彼が好きになるくらい素敵な女性なら地獄にいないと勝手に決めつけ、諦めたら?と言うと、絶対に諦めないと五右衛門。

 

これで失恋したと思い込む凛が気の毒…。

でも彼は、再会出来て思い出さないかもしれなくても彼女を愛していると。

 

両思いなのにすれ違うのが焦れったくて堪らないです。

 

また凛の過去の夢は何度か現れるのですが、今回は大五郎の名前を思い出した様子。

 

それを五右衛門に話すと明らかに狼狽えて。

凛が大五郎をきっと好きだったと言うと、肯定する五右衛門が珍しく食いつく。

やはり気になるんでしょうね。

 

後日お七が神榁と会い、彼の能天気さに篁の仕打ちがグッジョブでした。

失恋したお七に、五右衛門達の気遣いも嬉しかったです。

 

すると今度は免罪符アプリの影響で、功徳ランキング1位の比企が地獄の人を殺そうとする場面に遭遇。

危機一髪のところで一星が現れ、彼の味方をする正義の人々に事件が解決されます。

 

勿論凛達は胸糞が悪い。

でも人間を扇動するのが絲ノ比丘尼達の狙いなら、凛達は手が出せない。

まさに狡猾。

 

そして藤森にアプリの事を相談することに。

どうやら彼はやはり五右衛門の昔の知り合いのようですね。

本人は覚えていないようですが。

 

それに藤森は五右衛門が昔から気になるらしく、それを聞いた五右衛門が一瞬泣きそうな顔をしたのが心に沁みました。

藤森は生前、五右衛門のせいで処刑されてたなんて…。

 

藤森がアプリのサーバを攻撃している時にお七が泊まりに。

皆が彼女を気遣って差し入れするのにほっこり。

 

女子トークで、凛がまだ五右衛門を諦めきれてないと分かって良かった。

お七にも良い人が出来るといいな。

 

翌日藤森のおかげでアプリのサービスが一時的に停止。

凛と五右衛門が藤森に弟子入りしようと相談しているのが現代っぽいです。

 

そして情報収集に外出すると凛が比企に襲われますが、そこを四鹿に助けられ比企は警察へ。

すると今度は功徳ランキング上位の錦小路が「善行」と金をばら撒く始末。

これが絲ノ比丘尼の狙い…?

 

また焼き味噌おにぎりをリクエストした五右衛門に、生前の彼を聞き出す凛。

 

五右衛門は彼のせいで処刑された仲間達の罪を全部かぶせるよう、閻魔大王に頼んでいたとは…。

そのおかげで臣平=藤森に会えたと満足そうな五右衛門が男らしい。

 

凛も血因の苦痛のことをちゃんと気にかけてるし、また彼を好きになったとは嬉しい。

 

翌朝凛は閻魔大王に会い、五右衛門が仲間の罪をかぶったことを問い詰めますが、逆に彼の罪を帳消しにして転生させてもいいかと問われ、いなくならないでと思ってしまう。

 

彼の為に何かをしたかったのに、罪を帳消しにしてとどうしても言えない凛が複雑ですね…。

 

また「沈丁花の君」と五右衛門を会わせたいと言う凛に、彼女は彼を忘れ去っていると告げる閻魔大王は質が悪い。

 

でも篁が話した凛の罪や死に方などの話は、予想外で驚きました。

五右衛門よりも惨たらしく死んだのか…。

それに記憶を封印しても恋しい彼に逢いに行こうとする程、何度も脱走していたなんて意外。

 

帰りに四鹿と会い、彼から聞いた五右衛門の過去。

里を焼かれ父であった男を殺され、復讐相手に処刑を告げられた彼の悔しさを思うと遣り切れない。

 

ここで地獄の者が刺される事件が。

他にも被害がでているらしく、犯人は複数でこの前の事件に感化されていて物騒。

 

そして篁が、凛に何を守るか問います。

災いに吞まれそうな者がいるなら助けたいと答える彼女が凛々しかった。

すると篁が、人間たちへの攻撃を許可。

勿論殺めたらジ・エンドですが。

 

そこに神榁が現れ、脱獄者たちを地獄側で処分していいと丸投げしてくる。

お七へ言った事を気に入らなかった五右衛門達が怒るのも無理ないですね。

 

夜、五右衛門に呼び出されて凛が温泉に行くと、彼が沈丁花の花籠を用意していて。

受け取れないと凛が言うと、理由を聞く五右衛門。

 

そこで、閻魔大王から聞いた「沈丁花の君」の事を話し、彼女を探し出して贈ってあげてと凛が言うと、面白がってこじれさせてる閻魔大王に「おっさん殺す」と怒る五右衛門。

まぁ気持ちは分かりますね。

 

そして彼が「惚れてもいない女に花を贈る好き者に見えるか」と言ったかと思うと、「沈丁花の君はあんただよ!」と本当に漸く告げてくれた。

 

凛が彼を忘れ去ってるのは知ってるけど、凛が余りにも鈍いから我慢できなくなったんですね。

「あんたは生前からずっと愛してる女だよ」と五右衛門が言うと、何故か沈丁花のが降ってきて気を失う凛。

 

凛が気付くと自分の部屋で、五右衛門が付き添ってくれていて。

でも凛は、彼が自分を好きだと素直に信じられないのがもどかしい。

 

どうやら凛は、生前のことを思いだそうとすると、肉体か精神に負荷がかかって意識不明になるらしい。

 

そして五右衛門は凛にこんな形で明かしたことを謝り、忘れたままでいいから自分の気持ちを知っておいてくれと、男前発言。

 

翌日凛と五右衛門は、様子を見に地獄やしきへ。

 

昨夜の五右衛門の告白を信じられない凛に、夢じゃないと言う彼。

何もなかったような態度は流石に寂しいみたいですね。

 

そこで凛は生きてた頃の自分について彼に尋ねます。

 

やはり凛は団子屋の娘で、客の五右衛門が大五郎だったんですね。

 

ただ凛が五右衛門の妻になれなかった理由は、彼のせいで死んだのではないかと推測しているよう。

 

これは閻魔大王や篁に聞いても答えない秘密らしいです…。

 

すると錦小路が殺される事件が発生。

犯人は比企。

 

あのアプリでとうとう殺人事件まで発生するとは。

これには五右衛門達の怒りも爆発。

 

そこで篁から、凛の記憶に関係あるが彼女が想像するより因果は深く惨いと。

全てを知れば魂が砕け散るかもとまで言われても、凛は仕事を全うする道を選びます。

 

でも比企が正義を振りかざす輩に捕まり、事故とはいえ死ぬとは…。

 

そこに現れたのは絲ノ比丘尼

彼女の話す過去は悲惨ですが、だからといって彼女の言う救済を認めるわけにはいかない。

 

その夜五右衛門が凛の部屋を訪れ、事故のことで彼女を気遣います。

またもつれた糸をほどくために記憶を取り戻すことに反対する彼の過去は、ほぼ四鹿に聞いた通りですが、女性の死に方が惨すぎる…。

 

そんな目に惚れた女をあわせたくない五右衛門の気持ちが痛いほど伝わり、彼に名前を呼ばれるだけで躰がおかしくなる凛。

 

五右衛門が凛に愛していると伝えようとした時、煩悶の糸の苦痛が襲い、凛が彼の印に触れて。

 

すると彼の処刑された時の記憶が伝わって、本当に秀吉が下衆でしたね。

 

沈丁花の君」も今の凛もどっちも愛していると告白する五右衛門のキスは、彼がずっと待ち望んでいたもの。

 

今度は素直に「愛している」と告げる凛。

そうして長い時間を経て漸く結ばれた二人。

 

五右衛門が7人の妻に触れていなかったのは彼女達を守るためだなんて、やはり男気があります。

 

だから凛が一番目の女房とは、言うことが粋ですね。

 

そして血因が100%になりめでたい。

 

ところが一星が正義の決起集会を起こすことに。

五右衛門が凛に「消えそうになったら、俺がいることを思い出せ」は心強い。

 

ここからお七が神榁といなくなるし、集会が始まるし、雲ノ井寺が火事になるしと慌ただしい展開へ。

 

火をつけたら神榁に口付けてもらえると言われて燃やしたお七。

でも疑われたのは凛。

そして藤森は、五右衛門が犯人だと。

 

明らかに誰かに操られているこの状況。

そこに一星達が現れ、五右衛門が凛を庇い「火をつけたのは俺だ」と言い出して。

 

誰かの書いたシナリオ通りに進んでいくのが怖かった。

 

そうして集会が始まり神榁が人が変わったように五右衛門を攻撃し始める。

神榁はお七だけ忘れられず、彼女を邪悪と決めつけ五右衛門の次に消すとは、あまりの豹変に呆然。

 

その神榁を粛清したのは絲ノ比丘尼の手下。

彼女が彼を騙したのですね…。

 

そして人間を人質にとり、五右衛門を供物にしようとする絲ノ比丘尼の攻撃に流石の彼も限界。

絲ノ比丘尼の罠で動けない凛達に、薊とJackが手を貸してくれて有り難かった。

 

篁は、五右衛門の煩悩を強化するのに、負けたら全員まとめて消滅とふざけた事を言いますが、皆揺るがないのが嬉しい。

 

凛が漸く五右衛門にたどり着くと四鹿が現れ、生前の凛を殺したにのは四鹿だと告げます。

おまけに彼は里を裏切り、五右衛門の処刑の日に彼女殺して犯していたとは…。

それも五右衛門が里を抜けたからとは逆恨みもいいところ。

 

ショックを受けて涙が溢れる凛が居た堪れなかった…。

さらに四鹿が神榁の煩悩を使い五右衛門を攻撃。

凛の攻撃は絲ノ比丘尼に阻まれて、四鹿にも攻撃され絶体絶命のピンチに。

 

その時に見た過去の夢で、凛が五右衛門を自由でいさせるためとはいえ、嘘を吐いて彼を傷つけたのが泣かせる…。

だから舌に印があるのですね。

 

過去では逃げた凛ですが、今度は逃げずに五右衛門を救うと誓うと、Hariが凛の煩悩をアップデートし、四鹿に啖呵を切る姿が格好良かった。

 

そして今度はバージョンアップした煩悩で、藤森たちをを正気に戻しマカブラのキャンディをもらう凛と五右衛門。

 

無数の光で力が蘇った五右衛門が四鹿と戦い、凛を傷つけた報いを受けさせる五右衛門が強くその全てが格好いい。

そして凛が五右衛門ををもう一度愛したおかげで、アップデートした煩悩で四鹿から神榁の魂を奪い勝利。

 

そうして皆が消えずに無事で本当に良かった。

絲ノ比丘尼も観念したようだし、免罪符アプリの削除を破壊も完了。

凛の演説にも感動しました。

 

また、藤森が五右衛門に「兄貴」と言って過去の記憶を思い出したシーンに涙。

そして閻魔大王の采配により、見事に一件落着でした。

 

ハッピーエンド

四鹿の言葉に傷付く凛に、五右衛門と運命が交わった故と、彼が忘れるか凛が忘れるかを選ばせる閻魔大王

 

時間をもらった凛は、地下でサンドバッグに八つ当たりしている五右衛門と話しますが、普通にはいかないですよね…。

 

そして地獄に戻った凛の元に五右衛門が現れ、自分のせいで彼女が死に合わせる顔が無いが、傷ついてる彼女を独りに出来ないと、相変わらず優しい。

その言葉に凛の魂が熱を持ちます。

 

凛は記憶を取り戻し、生前もずっと前から五右衛門が好きだったんですね…。

 

そうして素直に気持ちを伝え会う二人は、地獄で愛し合って今度こそ本当に幸せそう。

 

また閻魔大王に呼び出された凛たちは、人間道に引き続き駐留することに。

 

凛も五右衛門も無瞑の件を断ると、彼女の魂留保証書をゲット。

 

すると今度はJackも凛の部下になり、皆でバーベキューをする姿が和気あいあいして楽しそうでした。

 

バッドエンド

四鹿が凛と五右衛門に攻撃し、五右衛門が消えたとわかった凛。

二人が手を伸ばして求め合う姿が切なかった‥‥。

 

すると閻魔大王の権限で、二人は無瞑に。

 

EXTRA

五右衛門と凛が消えてから20年。

 

とある女子高生が浅草に来て懐かしさを感じていると、とある男子高生は石川五右衛門のグッズを見て自分と勘違いし、やはり懐かしさを感じていて。

 

そうして出会った二人。

男子高生の石川が女子高生に声を掛け、「あんたが一番懐かしい」と言うと、彼女も「確かに貴方を知っています」と。

 

沈丁花が二人を導いたのか、それを見ている菊之助達の「お帰り!」に涙が止まりませんでした。

 

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天獄ストラグル -strayside- Jack 攻略 感想

 

※ネタバレ要素がありますので、読まれる際はくれぐれもご注意ください。

Jack(CV:古川慎


動画配信で人気上昇中のシンガーソングライターで年齢不詳。

 

しかも臨死体験済みで地獄も見た経験があり、絲ノ比丘尼と繋がっているとは益々得体が知れないです。

免罪符アプリも怪しさ満載。

 

「J×SIGNAL」では別離が怖いと言うJack。

しかも寿命まで気にしてるから、一人の方が気楽とか。

 

また彼は免罪符アプリで、以前ある人を殺しかけたという罪を消したいと言いますが、まだ裏がありそうですね。

 

凛が井戸に行くと、そこに飛び込もうとしているJackが。

どうやら地獄に行きたいらしいのですが、凛は自殺と間違えて止めようとします。

 

そして彼の目的を探るためにファンの振りをする凛を、自分の部屋へいきなり誘うJackが軽い。

 

断ると早速TELしてきて明日会う事に。

当日五右衛門から護身用に辛子弾を受け取り、凛はJackと会うのですが、彼が野良猫の為に餌を用意しているのが憎めない(笑)。

 

しかもJackとの部屋には茶室まで。

彼が茶を点てる姿は様になっていて、茶道大会優勝は本当のようです。

 

凛が井戸でJackを助けたことで恋をしたとか、彼は歯の浮くようなセリフばかり。

 

そして情報を得る為、凛が偽名を使い免罪符アプリの話題を振ると、彼に興味があるなら絲ノ比丘尼に会わせてくれると言われますが、五右衛門から時間切れの連絡が。

 

ところがJackは凛の素性に気付いていて、復讐の相手に相応しいと物騒なことを言ってるし。

何か地獄に恨みがあるようですね。

 

ですが、お七のことをJackに頼んだり花屋で売れ残った鉢を買って彼にあげたり、挙句の果てに自宅に招待するなんて、凛は彼を信用したよう…。

 

そうしてJackに押し切られ、何故か女子高生の制服で地獄やしきでデートをする凛。

 

しかも一般客にJackだとバレ、そこを薊に助けられ、また怒られる彼が、いつもの余裕姿とギャップで面白かった。

それに「てっちゃん」って(笑)。

 

Jackの本名が「綴之丞」なんですね。

名前は大切だからと、これからは凛も綴之丞と呼ぶことに。

 

そして敬語もやめて欲しいと頼まれたり、ヒーローショーで迷子の面倒を見たり、どんどん凛の警戒を解いていくの彼をを素直に喜んでいいのか…。

 

しかも綴之丞が五右衛門と嫌味の応酬を始めどちらも喧嘩腰だし、菊之助達がデートを邪魔して嫌がらせするし。

 

その嫌がらせから庇った綴之丞が凛を押し倒す形になったのは、目の保養でした。

 

ただ、綴之丞が凛に近づいたのは地獄に行きたかったからとわかると、凛ががっかりしているのが気の毒ですね…。

 

彼は以前死にかけたことがあって、その時に会った人ともう一度話したいそう。

 

そこで凛が地獄に探しに行くとは本当にお人好しですが、結局見つからず。

 

でも彼女の仕事は脱獄囚を捕縛して魂留証明書を発行してもらう事だから、綴之丞のことは五右衛門達に任せることに。

 

一応、探し人について錣之丞に伝えましたが、彼は敵と割り切ろうとする凛が頑なでした。

 

ところが翌日には錣之丞が凛を庇って押し倒した時の写真が配信され、熱愛報道。

どうりで五右衛門達が気遣う訳だ。

 

勿論錣之丞は否定しますが、凛は彼のファンに襲われそうになったことも。

 

彼とは関わらないと言いつつ気にかけているのが素直じゃないです。

 

それに錣之丞が以前人を殺しかけたのが、実は篁だったとは予想外。

 

錣之丞は死にたくないから篁を消そうとして、逆に篁に永劫に行き続けるという呪いを受けたなんて。

 

呪いを解くには、彼が心の底から悔い贖う必要があり、反省の兆しが現れるまで篁を見ることは出来ないとのこと。

 

錣之丞が地獄を憎むのは篁への逆恨みだったとは…。

 

でも次の配信ではお七の為に庄之助を探そうとしてくれる。

本当に彼が良い人なのか判断が難しいですね…。

 

これではもう関わらないと決めた凛が、彼の力になりたいと思うのも仕方ないかな。

 

だけど篁の呪いのことを彼に話した凛に、それさえわかれば用済みだと告げ、あまつさえ彼女を殺そうとした錣之丞。

 

そして二度とその顔を見せるなとは、なんて傲慢な。

 

凛が気の毒だけど、ちゃんと反省し、奴を殴ると言った五右衛門に釘を刺す。

本当に凛は強い。

 

そんな時に一星から仲間にならないかと凛に誘いが。

 

勿論断る凛ですが、そこで錣之丞が地獄やしきのヒーローショーの時、迷子の為に初めて一星にお願いしたことを聞いて、胸が熱くなります。

それは彼の優しさだと信じたいですね…。

 

それに、凛の「仲間を裏切らない」という発言も力強く頼もしかった。

 

でもお七に頼まれた錣之丞のサインは、仲間を頼らず凛が自分から頼むことに。

未練がましいとは思いつつも茶を点てながら待つ凛が健気ですね。

 

彼から承諾の返事が届いて嬉しいのは、複雑な乙女心というところでしょうか。

 

そうして錣之丞に会い凛はサインを無事にゲット。

 

そこで生前の記憶がないと伝える凛に、そんな大事なことはもっと早く言えと怒る彼は、また茶を点てるから飲んでいかないかと、態度が急変。

出会い頭に首を刎ねると言っていたのに…。

 

誉那が待っているから茶を断ると、今度は凛のことを何か一つ喋れと言われて。

泡形だから何を答えていいかわからなく、わらび餅が好きと答えた凛が可愛かったです。

 

敵とはいえお互いの事を知らない事がもどかしく、だから今更求めようとしているよう。

 

また帰りに偶然出会った一星は、途中から様子がおかしくなり凛を襲います。

一星が化け物になったのは、絲ノ比丘尼の力のせいでしょうね。

 

危機一髪のところを助けてくれたのは山三郎。

そこには錣之丞もいたのに、助けなかったことを阿国から「好いた女まで危険にさらす」と粛清され、また凛も甘い香りに意識を失い…。

 

目を覚ますと凛の部屋で、連れ去らなかった阿国の人柄に感謝。

 

ニュースではJackが刺されたと報道されており、まだ生きているよう。

 

ただ、一星はヒーローでいる為に凛を消そうとしているとは皮肉ですね…。

 

翌日、Jackが誘拐で行方不明と報道が。

 

凛が探すと、猪狩から錣之丞は死んだのに死体が消えたと聞かされます。

 

ともかく錣之丞を探す凛達の前に、隠れていた彼が五右衛門に見つけ出されて。

 

生きていたのはやはり篁の呪いのせい。

しかも命日に必ず惨い形で殺され翌日に生き返るという、篁らしい呪いですね…。

 

錣之丞がわらび餅を手土産にして現れ、心配していた凛が喜ぶのが嬉しいし、彼女に「凛」と呼びかける彼も微笑ましいのですが、五右衛門は面白くないようですね。

 

そして錣之丞の父今井宗久から五右衛門がたんまりお宝を盗んでいたことが発覚。

錣之丞が茶人なのも納得です。

 

そして五右衛門からまた盗み出される前に逃げようとして村上水軍に護衛を頼み、その後外海で海賊に襲われ死んで呪いを受けたとは…。

 

だから錣之丞は五右衛門が嫌いなのですね。

 

すると五右衛門から、ここで暮らせばと意外な提案が。

仲間割れは大歓迎だし、見張りも楽だしという理由でなるほどと納得。

 

凛の後押しも嬉しいくせに照れ隠しをする錣之丞は素直じゃないですが、彼もシェアハウスに住むことになるとは予想外でした。

 

それにしてもタマを餌で釣りながら可愛がる彼の姿はとても嬉しそう。

 

その姿を見たら、凛だってせっかく敵と割り切ったのに、また好きになりそうで。

だから思い切って「ここでずっと暮らしたら?」と言うとはぐらかされる。

 

またその頃錣之丞は苦痛に耐えていて、その理由は魂の摩耗なのかそれとも…。

ただ最後に愛した女性にさえ、何も告げることが出来ないという意味深なセリフも気になります。

 

そうして始まった錣之丞も交えた共同生活。

 

どうして絲ノ比丘尼の仲間になったのかを聞くと、地獄の者を困らせたいと、篁の予想通りの答え(笑)。

 

彼が見送る姿に皆が照れるのが微笑ましいですね。

 

すると今度は、一星がJackを襲った犯人を捕まえたとニュースが。

 

とにかく一度豹変している彼を放って置くわけにもいかず、篁の提案で錣之丞に頑張ってもらうことに。

 

そして錣之丞に茶を点ててもらう凛。

 

すると錣之丞が、一星のことや地獄やしきで凛を危険にあわせたことを謝り、本当の彼は誠実なんだなと分かります。

 

そこで篁の提案を伝えると素直に受け入れてくれますが、違和感があるような…。

 

また気障なセリフが似合う錣之丞ですが、凛はそんな彼を好きになっているんですね。

 

凛が呪いを解く手伝いを申し出た時にお茶をこぼしてしまい、心配した錣之丞と彼女の距離が縮まって…。

彼が凛にキスしようとした時、例の苦痛に襲われて勿体無い。

 

ただ、彼の腕には呪いの印が浮かんでいたのですが、「馬鹿」と浮かんでいるのは篁も意地が悪い(笑)。

 

凛が印に口付けすると、激痛と共に彼の過去と彼女への想いが伝わってきて。

そのまま錣之丞に抱き寄せられ触れられ良い雰囲気だったのに、急に呪いを解く話に変えられて残念。

 

でも一星の件が贖いになると言う彼には凛も同意しますが、来年海外に移住するという話はショックでしょうね…。

 

だから後腐れなくするために、あっさり身を引いたのかな。

 

翌日、五右衛門が買った錣之丞のマグカップに感動して泣いた錣之丞が可愛いけど、まだ何か凛に隠してるよう。

 

そして凛が一星に連絡を取ると、彼女を消さなければという返事がたくさん届いて、もう普通じゃないし怖い。

 

だから錣之丞は明日一星と決着をつけることに。

 

一方、凛はランジェリーショップで下着を選んで、やはり女の子ですね。

おやつを与えてタマも追い出したし。

 

そしてやけにあっさりお別れを言う錣之丞に、思い出が欲しいと凛が言うと彼が押し倒してきて。

 

でも彼が凛に拒まれるようにわざと憎まれ口を叩いて彼女が拒否すると、あっさりやめて去っていくのは流石に酷い。

 

これでは凛が可哀想です…。

 

でも翌日の朝はお互い何事もなかったように普通。

 

一星との決着当日、和歌と現金を残して錣之丞はシェアハウスを出てしまい、凛はその和歌について戸惑います。

 

お互いに好きだと伝えたわけじゃないけど、絶対に連れ戻すと覚悟した凛が頼もしかった。

 

そうして地獄やしきでの錣之丞と一星の戦いは錣之丞の説得で始まりましたが、正義のヒーローは破滅を自覚していて、奇跡の代償は余りにも惨い。

 

錣之丞が一星の攻撃を避けてばかりいると、今度は凛に攻撃が。

でも凛も負けてないのは流石ですね。

 

すると錣之丞が煩悩を使い村雨を呼び出したのには皆驚き。

しかもその刀を血で濡らせば魂が砕けるという呪いのおまけ付き。

 

彼が隠していたのはこれだったんですね。

だから凛の気持ちに応えられなかったし、戻るつもりもなかった。

そう分かると彼の覚悟が伺えて、男前が増します。

 

凛に「愛する人よ」と呼びかけ、一星の手足を斬り動けないようにした錣之丞ですが、そこに篁が出現!

圧倒的な強さで錣之丞を斬り裂いていきます。

 

錣之丞を助けようとする凛は、彼の隣に立ち篁に挑む姿が勇ましいけど、適うはずもなく…。

 

篁の挑発に「守りたいものを守るために、村雨を握る」と答えた錣之丞がめちゃくちゃ格好良かった。

 

すると、いきなり篁が攻撃をやめて錣之丞を優秀だと褒める。

この展開が狙いだったようですね。

 

そして裁きの間での裁判で、生か死を選ばされ、愛する凛と同じ地獄で生きたいと選択する錣之丞が男らしかった。

 

結局錣之丞は、五右衛門たちと同じく凛の部下になることに。

呪いも解けて一安心。

こうなるとは思ってなかったので、素直に嬉しいですね。

 

凛も、自分の前からいなくなったらお仕置きと言ってるし、お互い素直に気持ちを伝えられてホッとしました。

 

ハッピーエンド

シェアハウスで一緒に暮らすことになった錣之丞。

 

そこに元の姿に戻った一星が来て、海外に行くことにしたと告げたあと、主演が決まったら主題歌を書いて欲しいなんて泣かせます。

 

また仲間からの温かい歓迎も嬉しいですね。

マグカップにサイダーの乾杯が羨ましい。

菊之助の狼姿にはしゃぐ錣之丞も可愛いです。

 

その後錣之丞が凛の部屋へ。

タマを彼の部屋で寝かしつけたと告げたあと、この間の続きをしない?と提案してきて。

 

そして押し倒してのキス。

そんな時に首を刎ねる話を確かめる凛が素敵(笑)。

彼のせいで凛が襲われたから、突き放そうとしたんですね。

 

謝りながらキスを貪る錣之丞も色っぽい。

そうして、もう中断はしないと彼女に触れて…。

お互いに言えなかった「好き」という言葉を伝え合い、漸く二人が結ばれて待った甲斐がありました。

 

また、休みの日に昼間からシャワーを浴びてイチャイチャする二人のスチルが肌色全開で、ご馳走さまでした(笑)。

 

バットエンド

せっかく錣之丞を誘ったのに、何もせずに去った彼に落ち込む凛。

 

外で反省していると一星と朝右衛門に出会い、凛が一星と結婚すれば裏切り者のJackを無罪放免にすると持ちかけてきて、相談というより脅迫ですね。

 

錣之丞に好きだと言って抱かれておけば良かったと後悔しても後の祭り。

 

そうして凛が一星と婚約しキスする姿を眺めながら、想いを告げておけば良かったと後悔する錣之丞が哀れでやるせなかったです。

 

凛の婚約から1ヶ月後、錣之丞は行方不明に。

そして凛は魂が衰弱して倒れ、閻魔大王が保護。

一星は閻魔大王に生き方を問われ、裁きの日に会うことに。

 

錣之丞は篁から凛が瀕死と聞かされ、しかも閻魔大王からの伝言が安本丹って(笑)。

 

凛に会わせてくれと懇願する錣之丞に、篁は一言だけ告げますが、篁らしい言葉でした。

 

EXTRA

茶道の先生になった錣之丞は、7,300日凛を待ち続けていて切ない…。

 

そこに凛が生まれ変わった女子高生が現れて、錣之丞が必死で会話するのが不審人物そのものだけど、おもわず応援してしまいました。

 

その想いが通じて、彼女から口付けてと言われて。

錣之丞が報われて少し泣けました。

 

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天獄ストラグル -strayside- 宇賀菊之助 攻略 感想

 

※ネタバレ要素がありますので、読まれる際はくれぐれもご注意ください。

宇賀菊之助(CV:斉藤壮馬


生前は大泥棒・弁天小僧で現在はゲーマー。
身体が狼に変化する特殊な煩能の持ち主で、大食漢。

狼姿は可愛いです。

でも実の妹が敵側にいるとは、心中複雑でしょうね…。

 

そんな菊之助は妹の薊を連れ戻そうといつも必死。

 

また薊が地獄にいた時は、無口で話すと怯えて警戒していたと噂もあり、今とは真逆。

それに凛には親しげなのに、菊之助には冷たい薊の態度も謎です。

 

そこで菊之助の語った過去は、かなり惨いもの。

 

兄妹が異形の為に両親が殺され、しかも番にさせられそうになり、逃げだしたら薊は撃たれてそのまま…。

これじゃ人間不信になりますね…。

 

でも薊は焦熱地獄出身で、菊之助より罪が重いのは一体何故?

 

すると兄妹が言い争う声。

薊は一度死んでるから消えても構わないと言うと、菊之助がそんなこと言うなと悲しげな表情を浮かべます。

 

その瞬間、薊の表情が揺らいで。

今までストカーとか知らない人とか言っていたのに、初めて菊之助を「兄様」と呼び、もう兄様の知ってる薊じゃないって…。

彼女に何があったのか、気になりますね…。

 

そんな菊之助を励ます凛と彼女を褒める彼のやり取りが微笑ましく、照れ隠しをする菊之助が可愛かったです。

 

そして菊之助と信頼を深めるために彼が好きなマカブラをする凛が下手すぎて、菊之助が後ろから照準を合わせるのを手伝う姿に、二人の仲が急接近。

 

それに凛が気になっていたマニキュアを、菊之助が買って塗ろうとしたら狼の耳が出て彼女を意識してるみたい。

その後、煩悶の糸に苦しむんですけどね。

 

凛も菊之助が買ってくれたマニキュアが気に入ったみたいで、やっぱり女の子。

 

そして薊とLINNEのフレンド登録とデートの約束までするなんて、凛は良く懐かれてます。

しかも薊にとっては初めてのフレンドとは意外。

 

また菊之助は首輪に手をやりながら、生前井戸から地獄に行き篁に助けられと話してくれますが、まだ何か隠している様子。

 

そんな彼が凛の爪を綺麗だと褒めてくれて。

女嫌いの菊之助と男嫌いの凛ですが、そんなことはもう関係ないくらい心の距離がどんどん近くなっているのに、キュンとなります。

 

でもHariが菊之助が凛に恋しているのが勘違いだったと言ったことを思い出し、落ち込む凛が少し気の毒。

無理矢理彼とのことを、魂留保証書の為と割り切ろうとするのが切ないです。

 

そうして薊と地獄やしきで制服デートをする凛。

でも盗撮した藤森を「人間の男なんて信用ならない」と怒るのは、薊の本音でしょうね。

 

そこに菊之助が来て、凛の制服姿に狼の耳が出て、兄妹揃って「可愛い」と(笑)。

でも薊の急用でデートは終了。

 

その後菊之助と藤森でゲームをし、LINNEも交換できて良かった。

藤森は菊之助の一番目の友達だというセリフは、薊と被ってますね。

それに人魚姫の話が嫌いと言うのも一緒だし。

流石兄妹。

 

ところが免罪符アプリの影響で、人間が地獄の者を襲う事態が発生。

穏やかではないです。

 

薊を心配する菊之助は、彼女の戦闘能力関してはよく知らないものの、闘って欲しくないのが本音。

 

だから強くなって守りたいという彼が血因を上げたいのは当然だけど、凛も具体的な方法は分からず…。

 

また、凛が彼氏を作ればそれが執着となり泡形でなくなるらしい。

その話に菊之助が食いついたのが嬉しかったですね。

 

そして脱獄囚への天道の方針は、凛たちに粛清を丸投げ。

やっぱりですけど。

 

それに菊之助は凛の彼氏について気になってるみたいで、わざと心にもないことを言ったり、彼女のの言葉に一喜一憂する姿が素直じゃなくてやきもきします。

 

そこに閻魔大王が来て、薊も粛清の対象と言うと、凛が薊の願いを明らかにしたいと告げて頼もしかった。

でも閻魔大王のネイルのくだりは、明らかに菊之助に対するけん制ですよね(笑)。

 

そうしてスーパーで買い物をする菊之助と凛が微笑ましい。

ようやく凛も彼が好きと分かったみたいですけど、片思いと勘違いしているところが歯がゆい。

当の菊之助は血因があがったのか、苦痛に耐えていましたが…。

 

そして藤森と勝負した菊之助はしばらくマカブラを休業して、薊の事をもっと頑張ると願掛け。

凛も便乗して願掛けしますが、好きなものを彼に聞かれて「菊之助」と言えないのがもどかしい。

結局「わらび餅」になりましたけど。

 

また薊が井戸で野良猫たちにえさ餌りしているとの情報も。

薊は狼ではなく猫なんですね。

 

そして温泉でのぼせて凛に介抱される狼の菊之助ですが、アイスを食べる姿が可愛いかった。

 

と、急に人間の姿に戻って「もっと撫でて」なんて。

元に戻った菊之助が気の毒でした…。

 

翌朝、顔を合わせた二人に「初夜を迎えた朝みたいな面」と言った写楽(笑)。

 

その日菊之助が地獄やしきのお化け屋敷でお化けの役に。

追ってきた凛が驚いて彼の上に倒れ込むと、彼の額に煩紋があらわれ苦痛が。

 

そうして菊之助を助けたい一心で印に口付ける凛。

凛の煩悩で彼の苦痛を感じ、彼の過去と本音を垣間見ます。

 

そこで菊之助が初めて「凛」と名前を呼んでいい雰囲気だったのに、藤森に邪魔されて残念(笑)。

ただ、菊之助のファンを嫉妬で蹴散らす凛が凛々しかったです。

 

それに菊之助の血印急上昇も嬉しいですね。

 

ところが夜の地獄やしきに薊と不審な男性が入るのを追いかけた凛達ですが、ごくにゃんがいきなり襲ってきて、操っているのは煩悩を使った薊。

 

そして「兄様だけは許さない」と菊之助を本気で殺そうと攻撃。

なぜそこまで兄を憎むのか…。

そこに操られたタマまで現れ、危機一髪のところを篁に救出されます。

 

篁が、薊を裁判の間まで七日以内に連れてこないと、菊之助黒縄地獄に再収容、凛も獄卒学校卒業資格を剥奪なんて、かなり厳しい。

 

それに菊之助の大事なものの中に薊は入ってないと誤解されたままなのが、もどかしくて悲しいですね…。

 

翌日まさかのタマの家出で、仲間総出で捜索。

薊も一時休戦で協力してくれて、本当は優しいんですね。

 

結局タマは地獄にいて一安心なのですが、閻魔大王から菊之助の背中には一人しか背負えないと意味深発言が。

 

凛の気持ちを考えると複雑ですね…。

 

そして凛が指を怪我すると、人が変わったようにその血を旨いと舐める菊之助が、また苦しみだして。

 

離れろと言う彼の言葉に逆らい、額の印に口付け抱きしめる凛。

せっかく菊之助が告白しかけたのに、素面に戻って勿体無い。

 

血の匂いに反応するって、相手が凛だからですよね。

だからといって必要以上近づかないなんてあり得ないんですけど。

 

「もんあんたには近づかない」と言われて避けられても、凛は気にしてないと菊之助と一緒にいるのが頼もしいです。

 

それに菊之助が、凛を満足させる男は誰かを聞いてきて、せっかく彼女が答えようとしたのに猪狩の邪魔が許せん。

 

でも薊がいなくなったのなら仕方ない。

ようやく見つけた薊は血だらけ。

ここで薊の罪状がわかるのですが、まさか撃たれた後息を吹き返し、彼女を犯そうとした男を喰らったとは…。

 

だから薊を置いて逃げた菊之助が憎いと言うのですね…。

彼のせいで地獄に落ちたと憎しみをぶつけ、自分を殺せと言う薊が無性に悲しい。

 

本当は兄様が好きなはずなのに…。

 

そうして菊之助が贖うように薊の攻撃を受け続けるのも居た堪れなかった。

 

菊之助の生前の薊への選択は、自分の命か妹の命かなんて余りにも重く苦しい…。

彼は薊を見捨てたという自責に縛られてるんですね…。

 

それから薊はまた姿を消し、藤森からも連絡なし。

それでも、凛と菊之助が一緒に買い物したりアイスを食べたりする姿に癒されます。

 

そんな時に菊之助から過去の話が。

 

生前惨いことばかりに会い逃げ出し続けた菊之助は、篁に助けられた時に煩悩が覚醒し首輪がつけられたそう。

首輪をつけてから大食らいになったのは、力のバランスを取る為だったらしい。

 

そして篁に助けられたから自分も誰かを助けたいのに、誰も助けていないと弱音を吐く彼が不憫で…。

でも凛はそれを真っ向から否定し励まし、彼への想いが溢れています。

 

菊之助が、凛の王子様や彼女を満足させる男に拘るのは、彼女が大事だから。

彼が背負いたいのは、薊ではなく凛。

 

凛の「私の王子様は貴方よ」に応えるように菊之助のキスは甘かったけど、今夜はこれでお預けなのが気の毒でした(笑)。

でも後でご褒美がもらえると納得するのが素直ですね。

 

次の日薊に謝りに来た藤森ですが、何故か彼女に告ることにさせられる展開に同情(笑)。

 

すると薊から凛だけ呼び出され、地獄の罪人全てを人間道に開放しないと、朝右衛門に人間を殺させると突拍子も無い脅迫をします。

 

そこに菊之助と藤森がやって来て、菊之助が薊の攻撃を軽々と躱すではないですか。

さすが篁に鍛えられただけあります。

 

でも自分は要らない子で、普通の女の子に産まれたかったと言う薊が可哀想で仕方なかった…。

 

薊はいい子だと言う凛の優しさに救われます。

すると今度は菊之助が薊を抱き締めて謝るのが泣ける。

 

でも凛の王子様が菊之助なことに、趣味が悪いとは薊もキツイ(笑)。

ここで薊に藤森が頑張って告白し、格好良かった。

ちゃんと自分が亞嵐だと言えたし。

 

頑なだった薊の心も漸く解れたようで、説得できて良かったです。

 

ハッピーエンド

地獄門には浅草中の猫が集まって、薊をお見送りなんて羨ましい。

勿論藤森も見送りに。

薊が素直じゃないから藤森も苦労するだろうけど、お似合いのカップルで好きですね。

 

地獄では篁が、菊之助達が暫く人間道に駐留するため、薊にも手伝って欲しいとナイスな提案で一件落着。

 

凛も魂留証明書を用意してもらえるようだし、菊之助が生前助けた人間の子孫もわかったし、嬉しいです。

 

そして、この前お預けをくらったご褒美をねだる菊之助に、凛も応じて甘い時間が。

「めちゃくちゃ頑張って、満足させるから」と言う彼が可愛くて堪りませんでした。

行為の時は可愛いところもあるけど、ちゃんと色っぽくて男らしいのも菊之助の魅力かな。

 

その後は、菊之助のほうが甘えん坊になったみたいで、仲睦まじい二人が微笑ましい。

 

薊も地獄から配信など元気にやっているようで、彼女からの手紙には「お姉さんを泣かせたら殺す」(笑)。

 

でも、本当の薊の義姉になってくれないかという、菊之助のプロポーズが素朴で彼らしくて素敵だなと思いました。

 

凛に完全に尻に敷かれてる菊之助ですが、その関係が二人に似合っていて幸せそうです。

 

バットエンド

薊から雲ノ井寺の裏道で二人だけで会いたいと連絡を受けた凛。

念のため菊之助に事情を話し一人で薊に会いに行きますが、それは猪狩の罠。

 

薊も囚われ、二人を欲しがる男たちの餌食にするなんて最低な猪狩が腹立たしい。

何よりも群がる男達がおぞましい。

 

男達を次々に粛清し、猪狩を操り窓から飛び降りさせた薊を凛は必死に説得しますが聞き入れられず…。

 

そうして凛も薊の手にかかり、二人はこれからもずっと一緒なのでしょうか…。

 

EXTRA

仲の良い姉妹が地獄やしきのお化け屋敷を訪れると、彼女達をずっと待っていた菊之助が凛を抱きしめて。

 

薊は相変わらずの態度ですが(笑)。

それでも「戻ってくるのをずっと待ってた」と言う菊之助の言葉に思わず涙がでます。

 

菊之助の「おかえり、俺の人魚姫」に反応する凛。

二人の今後に期待ですね。

 

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天獄ストラグル -strayside- 東洲斎写楽 攻略 感想

 

※ネタバレ要素がありますので、読まれる際はくれぐれもご注意ください。

東洲斎写楽(CV:石川界人


生前は浮世絵師。

 

それに潔癖症では?と思うくらい綺麗好きで掃除姿も様になっています。

 

おまけに皮肉屋で女嫌い。

男嫌いの凛とどうなるのか楽しみです。

 

そんな写楽は朝も早くから掃除に励み、ネットショッピングで40万の掃除機を買うとは…。

 

そのことで凛と言い合いになりますが、写楽の言葉は容赦ない。

凛が少し気の毒ですね。

 

そして写楽は自慢の似顔絵で生活費を稼ぐとは逞しい。

 

でも人を簡単に信じてしまう凛に、また容赦ない言葉を浴びせます。

凛が素直に謝り、血因を上げる為に仲良くして下さいとお願いすると、一瞬照れて了承したけど、まさか手っ取り早く襲おうとするとは。

 

結局凛にお仕置きされて、血判アンケートの信頼について漸く納得したかと思えば、彼と寝ないと信頼出来ないとか言うし。

 

ここで生前の記憶らしいセリフ「お前のような女を女房には出来ない」が蘇り動揺する凛に、写楽が珍しく優しいのが嬉しかったです。

 

そして血因を上げる為に期限を設け、期限までに変化がなけれは、写楽と寝るという選択肢も検討すると凛。

 

結局、魂留保証書の為に写楽とサイコロで勝負して勝った凛は、彼女のやり方で血因を上げることに。

 

ただ相変わらず皮肉屋な写楽に質問するのは骨が折れますね…。

どうやって女達を殺したかなんて聞きたくないですし。

 

でものぼせて狼になった菊之助の背中を丁寧に梳いてる姿は、皮肉屋の姿は一切感じず、むしろこっちが本当の写楽では?と思うほど自然でした。

 

また地獄やしきでは詐欺まがいの商売をしながらも、免罪符アプリの情報を仕入れている写楽

意外と真面目なんですね。

 

行方不明者の情報を元に雲ノ井寺に行くと、絲ノ比丘尼から斎藤十郎兵衛という写楽の本名が明かされます。

 

しかも二人共朝右衛門に処刑された仲間らしく、絲ノ比丘尼写楽をスカウトすると、あの写楽が狼狽えるとは穏やかでない。

 

おまけにひょんなことから、絲ノ比丘尼は元吉原の花魁で、雲ノ井寺の坊主に身請けされたのに、その坊主を殺して処刑されたという情報ゲット。

 

しかし写楽との血因もあまり上がっていなくて、落ち込む凛が気の毒でした。

 

次の日、凛と写楽が地獄やしきに行くと、昨日の行方不明者が見つかったといかにもな報告があり、しかも凛の機転で紹介してもらえることに。

 

それを写楽に笑顔で褒められて、凛が嬉しがるのが可愛かったです。

 

それに写楽が血因があがらない理由を、人を信じるのが苦手で人も嫌いと素直に話してくれたけど、本当は誰かを放っておけないんですよね。

 

でも凛に優しくなったのは素直に嬉しい。

 

お蔦から、凛は写楽が恋しいと言われて居た堪れない彼女に、彼がさり気なくフォローしてくれたり、彼女の髪に椿油を塗ってくれたり優しい。

 

少しは凛を信頼してくれたようで何より。

凛もまた彼を好きになってるし。

 

それは写楽も同じようで、煩悶の糸のせいで苦痛が起こるも、彼女に言う気はないみたい。

でも自分をクズのろくでなしと蔑む彼が何処か哀しい…。

 

ただよく笑うようになった写楽と凛が、以前に比べれば良い雰囲気。

 

そして神榁から、絲ノ比丘尼達への天道の方針が地獄道に丸投げと聞かされて、怒る写楽の気持もわかる。

 

だけど絲ノ比丘尼が殺した僧侶から暴力を受けていたとの情報も。

だから救済されたのか…。

同情はしますけどね。

 

と、凛が椿油のことを写楽に聞くと、彼が柘植の櫛と一緒にプレゼント!

どうやら美しく装いたい女が好きらしい。

 

そして凛に惚れた男は閻魔大王の許可が必要か聞いてきた時、凛は好きな人が出来たら添い遂げると断言!

写楽の反応があっさりなのが物足りないですけど。

 

でも凛の生前の記憶について、写楽が相談に乗って励ましてくれたのは心強いです。

 

ただ口癖のように「俺と寝る気になった?」と凛に聞くのは…。

真面目な彼女を頑なにさせるだけなような。

 

また凛があざみんに声をかけると写楽に言うと、あっさり助けることも見破られ、恐怖を感じるほどかなり辛辣に注意されます。

 

「人が誰かのために何か出来るなんて嘘だ」という言葉は哀しいし、凛の知らない彼の闇を見た気がしました。

 

その後凛と写楽が井戸で休憩すると、そこには絲ノ比丘尼と朝右衛門がいて、彼女は写楽を本名で呼びまたスカウト。

 

そして朝右衛門が処刑した屍の指を、絲ノ比丘尼写楽が買ったなど、凛にはわからない会話。

それを阻止する凛に向かって、彼女が写楽を愛していると指摘し、彼と味方にならないかと平然と言う絲ノ比丘尼に圧倒されました。

 

でも凛も負けていない。

写楽に向かって、自分の船から勝手に降りるなんて許さないときっぱり言い、彼を抱きしめたい気持ちを押し殺すほど強い想いが溢れます。

 

また写楽も夜中にトレーニングするなど、真面目に朝右衛門対策してるんですよね。

 

そうかと思えば信頼度が高まるかもと、写楽と凛がセットで制服を着てデートなんて。

凛が制服デートを羨ましそうに見てたのに気付いてたのかな。

 

それに思いの外凛も楽しんでるし、二人が中々良い雰囲気だし。

 

でもまさかプリステで写楽が凛にキスするとは!

写楽が年下なのも驚いたけど、それ以上の驚きでした。

 

ただ凛にとっては初めてだし本気だから、悔しくて泣くのもわかる…。

 

そして逃げ出した凛を追ってきた写楽の過去の話は、予想外で…。

だから絲ノ比丘尼と指の話をしてたんですね…。

 

でも凛は写楽の過去に気付いていて、もう誰かと寝たりしないでと彼にお願いすると、初めて写楽が「凛!?」と名前を呼んで。

 

ですが彼が人を殺した理由が切なくて、そういう時代や仕事とはいえ、やるせなかったです…。

彼は優しすぎるんですよね…。

 

それに写楽が正しかったのか、それともただの人殺しなのかという問いに、凛が答えを一緒に探したいから側にいることを許してなんて、健気でいじらしい。

 

すると突然写楽が煩悶の糸で苦しみだし、やはり凛を遠ざけようとするから、彼女は彼のまぶたの印に舌を押し付けて。

 

激しい痛みとともに写楽の母親らしき過去と、彼の本音を少し垣間見た凛。

 

いつも皮肉ばかりの写楽が取り乱し、凛の名前を呼び心配するのが、彼の凛への想いを代弁しているよう。

 

そうして凛に頭を擦り付けながら、彼は彼女にサイコロを振らせ何かが変わることに期待をし、凛は最低な男を好きになったと自覚するのでした。

 

これで血因も上がり喜んでいたら、例の行方不明者の容態がおかしいと未華子から連絡があり、シェアハウスへ運ぶことに。

 

篁曰く、死亡もしてないし魂も無事だけど、温泉に入れて見張りを付けろと。

何だか雲行きが怪しくなってきました。

 

行方不明者=未華子の彼氏なのですが、彼がが吐いた血が真っ赤な蜘蛛になったらしい。

それも写楽の売っていた詐欺の水を飲んだからとは、意外なところで役に立った…。

 

こらは明らかに絲ノ比丘尼の煩悩だから、写楽は試しに朝右衛門と血闘してみることに。

 

すると未華子の彼氏が目を覚まし、どうやら雲ノ井寺に行ってから記憶が曖昧だとか。

きっと何か原因があるはずなのですが…。

 

また写楽と篁の煩悶の糸の会話で、写楽が凛のことを「大大大好き」だと告白しているようなものだと篁が指摘。

 

勿論否定する写楽ですが、こちらとしてはニヤニヤが止まりません(笑)。

 

そうこうしているうちに写楽と朝右衛門の血闘裁判。

写楽へのダメージは凛の煩悩が受けるのですが、結局負け。

 

篁曰く、写楽に迷いがあってそれを断ち切らないと勝てないらしいのですが、それを聞いた凛が写楽と寝ることを考えるとは、随分な進歩。

 

そんな凛の気持ちを知らない写楽は、トレーニングに向かうんですけどね。

 

次の日、Hariから業片が浮かんだと知らされ、写楽の過去を見る凛。

まさか父と母から真逆な願いを託されていたとは、写楽も辛かったでしょうね…。

 

すると今度はお蔦の従業員克実が行方不明になり、見つけた時には記憶が後退している様子。

 

しぱらく様子を見て声をかけると、飴を食べたと言いながらおかしくなり、突然現れた朝右衛門に斬られてしまう。

 

そこで凛に刃を向けた朝右衛門に、写楽が放った「俺の女」発言に悶絶しました(笑)。

 

そしてまた戦闘に。

でも凛がダメージを受けるごとに写楽は耐えられず、朝右衛門に彼女が写楽を弱くしていると言われて殺られてしまう。

 

そこに何故か猪狩が現れて、凛のスマホを踏み潰して去っていくなんて…。

タマが来てくれて本当に良かった。

 

でも篁から、次に写楽が動けなくなったら消滅と恐ろしいお言葉が…。

凛も含めてリミットは後一回なんて…。

 

それを写楽も知ってるんですね。

二人で温泉に入って、わざとおどける写楽に「寝てあげてもいい」と背中から彼を抱きしめる凛。

絶対に彼に消えてほしくないという強い想いと覚悟が伝わる、色っぽいシーンでした。

 

でも写楽は誰ともしたことがない指切りをして、「俺は消えない」と言い、凛を部屋へ返します。

 

その後、彼女への愛の証に苦しみながら「凛、愛してるぜ」は美男子で男前すぎました。

 

次の日、お蔦に写楽の過去を聞かされ、わざと凛に皮肉を言う彼ですが、今度は凛も負けていない。

 

あんな形で凛の唇を奪った男が、今更逃げるようなことを言うなと。

するとまた煩悶の糸の苦痛が写楽を襲い、凛が彼の印に口付る姿が優しく凛々しい。

 

そしてまた彼が殺した、切なくて哀しい女の記憶…。

 

それを伝えると、今度は写楽が凛に口付け、もう我慢の限界らしく、この場で欲しいと艶っぽいことを言ってこられたら、凛だって本当は欲しいけど、流石に外じゃ…ね(笑)。

 

これのおかげで血因も100%になり、ここで朝右衛門と決着をつけることに。

それに消えなかったら好きなことをさせてほしいと凛にお願いしてたし。

 

朝右衛門にスカウトされるも、写楽は自分の罪の償い方を探していたと、それは大切な誰かを守る為と啖呵を切るのが格好いい。

 

こうして最後の血闘が開始。

写楽絶対零度を習得し、朝右衛門とやり合うもやはり奴は強い。

 

朝右衛門も絲ノ比丘尼と小指を交わし戦う理由はあるけど、写楽だって負けるわけにはいかないから。

 

写楽が、朝右衛門の両手首を切り落とし、何とか勝ってくれて本当にホッとしました。

 

ハッピーエンド

篁から朝右衛門と絲ノ比丘尼が閻魔宮に送られと聞いて、ひとまず一件落着。

 

そしてスーパーで買い出しをする写楽が「あんたは腰が抜けて歩けなくなるかも」とは、本当に好きな事をするつもりですね(笑)。

何を言われても絶対に逃がさない写楽の決意に、凛もとうとう覚悟を決めて…。

 

凛の生前の失恋を忘れさせてくれると言う写楽

「もうほかの男のものにはさせない」と凛と唇を重ね愛の言葉を囁き、彼が彼女を繋ぎ止めるというのが格好良かった。

もう、魂留保証書は必要ないですね。

 

そうして甘い一日を過ごした二人は、夜の遊園地へ制服デート。

写楽が凛に優しくて、出会った頃が嘘のよう。

そして人間道で凛に仕える証としてキスをし、凛はずっと俺のものだと言う写楽

お互いがおねだりしあう姿が微笑ましく、今夜も甘い夜が確定ですね。

 

バッドエンド

朝右衛門との血闘で、負けてしまった写楽

凛と二人で藤の花の下に寄り添う姿が切なくて美しい。

 

消えゆく魂の写楽が、凛に自分を忘れろと言うのがただ悲しかった。

 

そして朝右衛門によって凛も斬られ二人で消滅する間際、「あんたの小指は俺のものだ」と告げた写楽に泣けました。

 

EXTRA

凛と写楽が消えて20年。

どうやら閻魔大王が、完全に消える寸前で助けたらしいです。

 

女子高生が浅草で出会ったのは、似顔絵かきの美大生の男性。

女子高生と美大生の会話は、前世では恋人同士というもので、初めて会ったのに「ホテルどう?」と聞く彼は間違いなく写楽ですね(笑)。

 

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天獄ストラグル -strayside- 村上誉那 攻略 感想

 

※ネタバレ要素がありますので、読まれる際はくれぐれもご注意ください。

村上誉那(CV:鈴木 崚汰)


生前は村上水軍で活躍していた武人らしいのですが、残念ながら私は村上水軍に詳しくなく…。

詳しい方ならきっとより楽しめるんだろうな。

 

女嫌いな誉那が、凛に照れながら憎まれ口をたたく姿が素直じゃなくて可愛いです。

それに単純なところも可愛い(笑)。

 

そうしてシェアハウスで一緒に生活し、絲ノ比丘尼達を地獄に連れ戻す為に、血因を誉那と強くすることになるのですが、彼の希望は「褒めて伸ばす」(笑)。

 

信頼関係を高め、彼の煩悩を100%発揮させる為とはいえ誉那らしい希望ですね。

 

それに篁の依頼で訪れた地獄やしきのプールでは、凛が見惚れるくらい子供の扱いが上手くて優しいのも誉那の魅力。

このシーンは誉那の素が出ていて私も好きです。

 

雲ノ井寺に視察に向かうと、山三郎に武士の誉れをかけて誉那と勝負したいと言われたのですが、阿国の用意した固めの盃を「毒入り」と断るのが何処か不自然なような…。

 

誉那が詫びれば水に流すと、せっかく凛がとりなしてくれたのに、頑なに彼が拒む理由が謎ですね。

 

それにしても阿国と山三郎夫妻は敵でも素敵です。

 

誉那の血因も上がっていて、煩悶の糸を解く痛みも発生しているようなのに、それを凛の受心で身代わりに苦しませないよう、彼女を気遣う姿に男気を感じます。

 

そして山三郎に詫びをし盃を交わし、血闘裁判で手合わせした誉那がルールを破った為、怒った阿国の煩悩により、ペナルティが凛へ。

 

初めて「凛」と名を呼び取り乱す誉那が、自らタマに噛み千切られようとするなんて相当堪えたんですね…。

 

でも責任を感じていた誉那が、まさか凛に泣いて謝るとは…。

それだけ彼にとっても凛の怪我はショックだったんでしょうね。

 

温泉ですっかり治ったから気にするなと、彼を気遣う凛も優しい。

 

でも誉那が魂を消されても仕方ないなんて、これに背筋が冷たくなる反応をする凛が、誉那に惹かれているのがわかります。

閻魔大王にフォーリンラブと言われたし(笑)。

 

それからの誉那は、凛に対する態度がガラリと変わって素直になったのは嬉しいけれど、逆に凛は彼を意識してぎこちないのがもどかしい。

 

けど、割れたガラスから彼女を庇う誉那が男前で格好良かった。

ただ、その時に誉那は既に血因上昇による苦痛を伴っていて、凛に身代わりさせないように振る舞っていたなんて、本当に男気がある。

 

そうしてまた凛と誉那が山三郎に会いに行くと、信用できないと血闘を断られてしまう始末…。

まぁこれは誉那の自業自得なのですが。

 

そこで血因について誉那に聞かれて、つい嘘をついた凛は、自分が彼を好きだと自覚しますが、素直になれないのが歯がゆい。

 

ところがHariに血因の急上昇と誉那の苦痛までばらされ、煩悩の糸を解くと誓う凛と照れる誉那が微笑ましかったです。

 

八朔からのくだりはデートのようで二人が初々しく、誉那の気持ちもわかったのに、本当にじれったい(笑)。

でも誉那の苦痛も気になる…。

 

すると煩悶の糸の苦痛に凛が気付いて、誉那の煩紋に舌を押し付けると、彼の過去や凛に対する気持ちが聞こえてきて…。

 

彼を求める凛ですが、正気に戻った二人が猛烈に照れた後の良い雰囲気が心地良かった。

嫉妬する誉那も良いですね。

後はタマが邪魔しなければ…。

 

そして業片により、誉那の過去が少し明らかに。

異国の地が混じった誉那は、やはり生前排他されていたのですね…。

 

その頃世間では免罪符アプリの影響が出始め、暴行事件まで起こるように。

凛もナンパされているところを誉那が撃退!

でも柄が悪すぎ(笑)。

 

丁度現れたお七に彼氏と勘違いされ、つい仲間と凛が誤魔化すと、機嫌が悪くなる誉那も素直というかわかりやすいというか…。

 

それにしても凛の生前の記憶とも思われる、「お前のような女を女房には出来ない」というセリフが気になります。

 

また、閻魔大王の「誉那とうまくいかなかったら減俸」発言はナイス!

凛がはっきり誉那が好きと言ったのも嬉しかったな。

 

業片のことも正直に誉那に話して、お互いに強くなりたいと思い合うことができて良かったです。

 

でも次の日たまたま凛が写楽と一緒に視察に出たら、捨てられた子犬のような誉那が可哀想でしたね…。

 

そんな二人が惚れあっていると写楽に指摘され狼狽える凛ですが、生前の失恋らしい記憶のセリフを相談し、励ましてもらえて心強い。

 

おまけに誉那と凛を二人で食事させる写楽、グッジョブ!

 

ところが偶然そこには阿国と山三郎が。

血闘を承諾してもらえ、喜んだ誉那が思わず凛を名前で呼んで、照れてる凛達に阿国達が「初のう」と余裕の夫婦は流石の貫禄(笑)。

 

ただ、誉那が山三郎に何故地獄から逃げたのかを聞くと、まるで逃げ出すように店を出て行ってしまったのには、何か事情があるんでしょうね。

 

誉那は、凛が泡形の為、彼女の魂留保証書を閻魔大王から得るために絶対勝つつもり。

それに山三郎の弱みに心当たりがあるような…。

 

夜中。

有名について思うところがあり落ち込んだ誉那を、頭を撫でて優しく励ます凛が彼に、有名でなくても格好いいと告げます。

 

でもどうやら誉那はその言葉で血因が上がり又苦痛に耐えているよう。

今度凛に触れられたら本当に犯すことになると苦悩するほど、彼女が好きなんですね。

 

そうして血因も最高潮に上がり、朝から写楽にからかわれる二人が初々しい。

 

そんな時に誉那の語った過去はかなり悲惨でしたね…。

村上水軍について調べとけば良かったかも。

彼の母親と思われる人物の言葉に泣けました。

 

それからまた篁の依頼で地獄やしきのプールへ。

そこで誉那の苦痛が発生し、凛が対処しようとしても頑として譲らないのは、今度触れられたら止まらないから。

 

「犯したいなら犯してもいい」と言いながら、誉那の印に舌を押し付ける凛が頼もしく、色っぽい。

 

一方で誉那は彼女の行為ををやめさせやうとするものの、彼の本音を業片で聞いてしまった凛は逆にしがみついて。

 

そしてとうとう誉那の告白とキス。

雨の中のプールなんてロマンチックなシチュエーションのはずなのに、二人共鬼姿だから多少シュールでした(笑)。

 

せっかく良い雰囲気だったのに、免罪符アプリのせいで事件が起こるし、何と山三郎までもが狼藉者を成敗し、しかも主命を果たすと宣うように。

 

どうやら誉那と同じく武士の志のようですが…。

 

ところがここで事態は急展開。

山三郎のことがニュースになり、絲ノ比丘尼達が人間から非難を受けることに。

 

このままでは埒が明かない為、山三郎を地獄やしきに呼び出し、とうとう誉那と血闘へ。

開始がまるで格闘ゲームのようで、乙女ゲームとは思えなかったです(笑)。

 

誉那も山三郎もそれぞれの理由があり戦っているのがよくわかるだけに、勝負は辛かったですね…。

 

それに誉那が有名にこだわる理由も切ない…。

 

でも山三郎の煩悩は絲ノ比丘尼により新しく変化し、魂を消滅させることもできるなんてまるでチート。

 

それでも山三郎を倒すことなく決着を付けた誉那のやり方は、彼らしくとても清々しかった。

 

凛の提案も予想外で面白かったですね。

獄卒学校に通う山三郎と阿国が想像できませんが(笑)。

 

山三郎達を無事に地獄に送り届けた後、閻魔大王に凛をくださいと真剣に話す誉那が男前。

 

その気持ちに応えた凛も、彼を褒めたいから側にいたいなんて、女嫌いと男嫌いだったのが嘘のようです。

 

ハッピーエンド

凛が隠していた血判アンケートを見た誉那が用意したのは、真っ青なバラ。

それは凛が以前あげたバスソルトと同じ海の色。

 

そして凛に「好きだ」と告げて薔薇を渡すなんて、誉那もやりますね。

ちゃんとロマンチック出来るじゃないですか。

 

そこでタマが誉那のベッドを借りるとは、気を利かせたのかな?

 

誉那の告白は、彼らしく言葉を飾ず素直で優しく、心に響きました。

 

でもまさか、山三郎との最初の盃を断った理由が、生前謀られたからとは予想はしていましたが、凛、今聞く??

 

と思ったら、誉那が凛をベッドに押し倒して。

今日まで耐え忍んでいたんだから、仕方ないですね

二人で甘い時間を堪能出来たようで何よりです。

 

日常の生活も、お互いに新しい楽しみを見つけながら、相変わらず仲睦まじくて幸せそう。

 

抑えが効かなくなった誉那が、もう我慢しないのが新鮮。

それに応える凛も彼をリードするように部屋に誘うなんて、大人になったなと感じました。

 

これからまた甘い時間を過ごすんでしょうね。

 

バットエンド

山三郎の煩悩は絲ノ比丘尼により新しく変化し、魂を消滅させることもできるなんて…。

負けたら誉那か凛が消えてしまう…。

 

もちろん凛は誉那の勝利を信じ応援し、応える彼も強気。

 

でも山三郎に刃に誉那が切られ、それを受心の凛が受けてしまい…。

 

誉那の悲痛な叫びが胸をえぐり辛かった(泣)。

 

そして誉那が山三郎に報復すると、今度は阿国が誉那を攻撃。

 

いつか凛に会えるかもしれないという儚い願いを胸に、プールに沈む誉那が哀れで悲しかったです…。

 

EXTRA

そして夢の中でずっと会っていたという八朔好きの高校生と地獄やしきのスタッフの女性の出会い。

それはきっと二人の生まれ変わりでしょうね。

この演出に救われました。

※2002/08/01修整しました。

 

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天獄ストラグル -strayside- 攻略 感想

 

とうとう発売になった「天獄ストラグル -strayside-」。

 

あの「ニル・アドミラリの天秤」「オランピアソワレ」のスタッフさんの新作ということもあり、公式HPなどで情報を見ながらとても楽しみにしておりました。

今回はその「天獄ストラグル -strayside-」の感想です。

 

時間をかけてじっくりゆっくりと楽しみたいと思います。

まったりのんびりとした更新となりますが、お付き合いいただけますと幸いです。

 

 

ストーリー・世界観

ストーリー

時は零和XX年。

地獄道と人間道の間で協定が結ばれ、浅草は亡者達と出会える一大観光スポットと化していた。

そんなある日、天から下ろされた蜘蛛の糸により地獄の罪人達が脱獄。

閻魔大王は、新人獄卒の娘である主人公に信頼のおける罪人・石川五右衛門達と共に脱獄囚の捕縛を命じる。

主人公と五右衛門達は人間道に下り立ち脱獄囚達を監視するが…。

彼らはかつて地獄の罪人だった絲ノ比丘尼の元に集結し罪を帳消しにできる免罪符アプリを配信してしまう。

絲ノ比丘尼の目的は?
そして、天国を約束された人間達の未来は?

天と地を股に掛けたこの世界の運命やいかに!

 

世界観

【煩悩】とは、身心を悩まし煩わせる心の働きのこと。

ある者は絶望により、
ある者は嘆きにより、
ある者は背負った【罪】により───
ごく稀に特殊な能力が覚醒する。
その能力を【煩能】と呼ぶ。

五右衛門達、脱獄囚達、全てがその煩能を宿し、主人公にもまた【使い途不明】の力があった。

捕縛のため、地獄にいる間は封印されていた力の使用が許可されるも、脱獄囚達もまた絲ノ比丘尼により煩能を強化されていたのだった。

各々が抱える目的の為に───力と力がぶつかり合う!
今ここに煩能バトル開幕!!

 

※公式サイトより引用

 

 

※ネタバレ要素がありますので、読まれる際はくれぐれもご注意ください。

キャラクター攻略感想

●石川五右衛門(CV:八代拓)※攻略制限あり(他の4人をクリア後に解放)

●村上誉那(CV:鈴木 崚汰)

●東洲斎写楽(CV:石川界人)

●宇賀菊之助(CV:斉藤壮馬)

●Jack(CV:古川慎)※攻略制限あり(誉那、写楽菊之助クリア後に解放)

 

総評・まとめ

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ファイアーエムブレム無双 風花雪月 - Switch 感想

 

以前プレイした「ファイアーエムブレム 風花雪月」はシミュレーションゲームで、本当にかなりやり込んで満足したゲームです。

 

そのゲームが今度は無双になって、しかもストーリー展開も違うとあっては、アクション苦手でもやるしかない!と意気込んで 体験版からプレイしたのですが。。。

 

今回はそんな「ファイアーエムブレム無双 風花雪月 」の感想です。

 

 

戦闘

とにかく難しかった(泣)。

シミュレーション版ではかなりやり込んだ私ですが、無双は敷居が高かったです。。

 

難易度設定も一番優しくして臨んだのですが、どうも私と無双は相性が悪いらしく、うまくマップの作戦を遂行することができませんでした。

 

とにかく倒しても倒しても次から次へと敵が湧いてきて、しかもマップも広く、味方をうまく使わないととても回せない。

 

始めは青ルートで初めて、「うわ、皆懐かしい」なんて感慨深く思ってたのに、いざ戦闘が始まると懐かしいなんて言ってる余裕はなかったです。。

 

難易度設定一番低くして、ディミトリがやられた時には呆然としましたよ。

一番お気に入りのキャラクターでしたから。

 

何度かやり直して、味方を分散させてみるも、直ぐに味方がピンチになるんですもん。

 

体験版ではレベルの上限は15らしいのですが、主人公だけ15であとはみんな1~4。

しかも味方の参加数も制限されてるマップもあるし。

 

一応、お金を払えばレベルを上げることも出来るのですが、その資金を稼ぐためにもまずは戦闘に勝たねばならず。

 

もう、体験版の終盤では、マップの広さを眺めるだけで一気にやる気が失せてしまいました。。

無双やアクションが得意な方がどれほど羨ましかったか。

本当に自分が不甲斐なかったです。。

 

システム関連

これは体験版だけでもかなり充実していたと思います。

UIや説明も分かり易く、一見複雑そうなシステムも慣れればうまく使いこなせることができると思います。

 

施設はもちろんのこと、支援会話や遠乗りなど、あの学園生活を彷彿とさせるような演出もあり、「風花雪月」ファンにはうれしいところ。

 

支援会話は本当に懐かしくて、以前はエンディング見たさに誰と誰をくっつけようとか、かなり根気を入れてやりましたね。

 

今回はどうやらエンディングには直接関係していない様でそこは少し残念です。

 

でも味方との会話は本当に懐かしく、皆の関係性も変わってなかったのが嬉しかったですね。

 

まとめ

面白いんですよ!

特に施設関連は私にはオアシスのようで、こっちメインでも良かった(笑)。

 

ただ、無双はやはり私には向いていなかったですね。

無双のゲームは初めてではないのですが、他の無双でもやはり上手くできなかったし。。

これは相性の問題かな。

 

でも、アクションが得意だったり、「風花雪月」が好きな方にはおすすめしたい作品です。

本当に私がもうちょっと無双と相性が良ければ、絶対に製品版を購入してた。

というか、購入予定だったんですよね(笑)。

 

私の例もあるので、「風花雪月」が好きでもアクション苦手な方は、まず体験版からプレイしてみて欲しいです。

私はリタイアでしたけど、それでもプレイしている最中はとても面白かったですし。

 

本当は、きちんとクリアして「面白かった」と言いたかったのですが、それだけが残念でした。。

 

未プレイの方はぜひ体験版から!

アクション苦手でも、やってみたら相性が良いかもしれないですし。

ぜひ、お試しください。

 

 

KLAP!! for Nintendo Switch ~奏・紫苑~ 感想・総評まとめ

 

 

※ネタバレしておりますので、読まれる際はくれぐれもご注意ください。

キャラクター感想

播磨奏・(CV:岡本信彦

見た目と違い600年以上生きている猫又。

言葉遣いだけでなく性格もジジ臭いけど無邪気で子どもらしい一面も。

 

猫としての習性が強く残っているのが可愛いです。

特に玉遊びは可愛かった(笑)。

 

そんな奏が入学した理由は、もう一度人間界に行くため。

猫だった頃の飼い主が生まれ変わった気配を感じ、探して礼を言いたいなんて、余程良い主人だったんでしょうね。

 

それに茶を点てたり、琴を弾いたり意外と多才。

今まで琴とは縁もゆかりもない暦ですが、奏の琴を初めて聞いた気がしないのは…。

 

また、文化祭の猫カフェでの奏のメイド姿が似合っていて破壊力抜群の可愛さ(笑)。

そんな奏と暦が、お互いに段々心を許していく過程に癒されました。

 

でも猫又のマルから、猫又は死ぬ間際に強い心残りがある猫がなると聞いて、なんだかしんみり…。

 

マルの恩人捜しに協力する暦と奏とカミルですが、その最中に奏の主人の話に。

 

奏は子猫の時に捨てられて、優しい女性に出会い片時も離れずに過ごしたものの野盗に襲われ離れ離れに…。

主人を待ち続けて力尽きた奏の心残りに、とても切なく胸が締め付けられました…。

 

そういえば、暦が見ていると思われる猫の奏との思い出は伏線かな…?

 

それにしてもマルの恩人が亮だとは(笑)。

でも心残りを果たすと、マルが消滅するなんて…。

良かったはずなのに切なくて泣けました。

 

それは奏にも当てはまることなのに、猫又にとって幸せって遣り切れなかった…。

 

暦もショックで落ち込みますよね…。

奏の心残り果たすことを素直に願えないのも仕方ない。

そんな暦の心情を察する奏も、彼女に対する気持ちの変化を意識して…。

 

卒業見込みの実技試験で暴走した生徒が暦を襲った時に、間一髪で日本刀で止めに入った奏。

愛する者を失いたくないという彼が頼もしく格好良かったです。

 

その後、奏の琴の音を聞いて前世の記憶が蘇り、自分が彼の主人の生まれ変わりであると認識した暦。

でもそれを奏に伝えるのを躊躇う暦ですが、彼は既に気付いていて…。

 

主人よりも喪いたくない者が暦だと打ち明け、「愛している」と告白する奏が優しくて…。

 

彼が消えないのは、心残りよりも恋心が生まれたからなんて、本当に素敵。

そして奏の気持ちに応える暦とのキスシーンは、夕焼けの中でとても幻想的でした。

 

恋人同士になった二人のじゃれ合いは、仲睦まじくて微笑ましかったです。

 

ですが、奏の妖力が低下し体調不良で倒れてしまうとは。

 

どうやら奏が暦と出会った時から徐々に彼の生命が削られていたようで、1週間眠ってしまい目が覚めたら記憶喪失とかありえないんですけど。

暦が気の毒すぎる…。

 

おまけに記憶は1日でリセットされ、言葉も失い、そして猫の姿になり行動も猫の様…。

それでも奏と一緒に生きたいと暦が諦めてないのが救いで心強いけど、切なかったですね…。

 

猫の様になった奏と彼の家で暮らし始めた暦が、彼を膝の上に乗せていると急に眠気が来て、目覚めると何と元の姿に戻った奏が!

そして「今戻ったよ」なんて、涙が止まらなかったです。

 

奏が元の姿に戻ってから3年。

二人は結婚して、奏の家に一緒に暮らしていて。

仲睦まじく幸せそうな二人の姿が尊く、奇跡を起こしてくれた神様に感謝ですね。

 

出雲紫苑(CV:杉田智和

暦の先輩教師で、年齢不詳の凄腕調教師。

調教が楽しみで堪らないみたいですね。


言葉は丁寧で柔和だけど、邪悪な笑みが怖い(笑)。

 

また暦を励ましたりアドバイスをくれたり優しいかと思えば、毒を吐くのが紫苑らしいです。

 

ところが紫苑から頼まれて暴走した幽魔を調教するとそれは紫苑で、実は貧乏神だとか。

イメージにそぐわない気が…。

 

しかも暦の陰陽師の血と穢れのないことが、暴走の引き金になったと。

そんな訳で暦のキスには暴走を抑える力がかなりあるらしい。

これからの紫苑の調教が楽しみです(笑)。

 

それにバーやビアガーデン等で、段々暦と紫苑が打ち解けて来たよう。

 

また文化祭で紫苑が暦のために演奏したというヴァイオリンを弾く姿が、格好良くて素敵でした。

とある作曲家が愛する女性に捧げた曲を演奏するなんて、紫苑もやりますね。

 

ところが紫苑が暴走し、暦が調教しても鎮まらない。

そこで暦のキスで紫苑の暴走を抑えるのですが、暦は意識しているのに平静な紫苑に傷付く彼女が気の毒でした。

 

そうして二人は何度も調教の度にキスする間柄に。

 

どうやら紫苑も暦を意識しているのですが、紫苑は貧乏神で不幸の化身。

たった一人の女性を想うことすら許されないなんて切ない…。

 

だから紫苑が、暦を不幸に巻き込みたくないから自分に関わるなと言うのは当然のこと。

 

でも暦は、紫苑と関わらなくなるほうが嫌だときっぱりして凛々しい。

彼女は彼を愛しているのだから。

 

そして暦がよく見る夢は、紫苑と昔出会っていたということかな?

 

紫苑からの忠告の後、暦や日向には小さな不幸が連続して起こり何やら不穏…。

でも暦が壊れたトースターを買うのに付き合った紫苑は、何やら楽しげで和やか。

 

それにケーキを買ってシオンの家で食べるなんて、もうデートですね。

おまけに彼の選んだチョコレートケーキが思い出深いなんて、暦の夢にも出てきたし。

 

良い雰囲気の中、また小さな不幸が起きて。

これは自分のせいで、暦に惚れてしまっているからだと告げる紫苑が男前で嬉しいのに、この現状は辛い…。

 

でも逆に彼の気持ちを聞いて素直に「私も先生が好きだから」と笑顔で言う暦は、それでも距離を取ろうする紫苑にキスをして。

 

そんな彼女に根負けして「共にあがいてみましょう」という紫苑の言葉に救われました。

 

それにしても紫苑が生まれた時から欲し探している一つの言葉を人間から与えられると、彼を貧乏神から解放するとは。

でも色々経験して諦めている彼が哀しいですけど、暦が探したいと言ってくれたのは嬉しかったです。

 

二人で過ごす大晦日は紫苑の誕生日。

暦はもちろんですが、紫苑も優しくて楽しげで微笑ましい。

それに彼女が初めて作った誕生日プレゼントのマフラーも喜んでもらえて何より。

 

でも年を越した途端に看板が暦の上に落ちてきて…。

彼女は頭を縫ったけど、紫苑の絶望は計り知れないほど深く胸が痛い…。

 

それにせっかく暦が二人で言葉を探そうと告げたのに、彼から距離を置くように言われてしましい、彼女が嫌だと言っても聞いてもらえず遣り切れなかったです。

 

そうしてただの同僚に戻った二人ですが、お互い意識はしていて、特に紫苑は彼女に不幸があると反応するのがもどかしい。

 

また、暦は実家で子供のころ紫苑と出会っていたことを思い出し、彼の笑顔を失いたくないと決意するのが頼もしかった。

 

だから急いで逢魔に戻って紫苑に会って話したのに、彼は学校に辞表を出して出ていくなんて。

暦の為に物理的に距離を置こうとしても、逆に追いかける彼女が凄い(笑)。

 

でも今度は溺れた子供を助けようとした暦が溺れてしまい、何とか紫苑が間一髪で間に合って泣きながら人工呼吸するのに、貰い泣きしました。

 

暦も無事に気付いて漸く二人の気持ちが通じ合い、紫苑が発した「幸福」という言葉で貧乏神から解放された後のキスシーンは、神々しかったです。

 

そして幸せを掴んだ二人の結婚式が素敵すぎて、胸がいっぱいになりました。

 

総評

システム

安心のオトメイトシステムの為、セーブやロードなどの基本的なシステム面は快適でした。

 

ただ欲を言えば、クリア後のおまけ的な要素がもう少し欲しかったかな。

チャプタージャンプが無かったのは、個人的に残念でした。

 

イベントCGなどのグラフィックは美麗で、特にロマンチックなシーンはとても素敵でした。

 

またこのゲームの特徴である調教ですが、アクションが苦手な方私でも楽にランクAが取れるほど簡単でした。

でもストーリー的には無くても大丈夫かも(笑)。

声優さんの色っぽい声や息遣い、艶っぽいイラストが見たい方向けかなと思いました。

 

攻略順

最後は奏→紫苑がストーリー的にいいかなと思いました。

それ以外は、好きな順番で構わないかと。

 

ちなみに私は、燈真→カミル→明人→壮介→奏→紫苑の順でプレイしましたが、特に問題はありませんでした。

 

ただ、壮介の話が割とシリアスで深刻なので、気になる方はそれを考慮して先にするか後にするかを決めてもいいかなとも思います。

 

糖度

攻略するキャラにもよりますが、平均するとそれほど高くはないかもしれません。

 

一番糖度が高いと思ったのは明人でしょうか。

行くところまで行ってしまう描写もありますし…。

とは言えもちろんぼかした表現ですが。

 

その分、一緒に入っているファンディスクで補完されているのかなと思います。

 

総評・まとめ

とにかく気楽にサクッと出来るゲームかと思っていたら、良い意味で裏切られました。

 

共通ルートは長めで、金太郎飴の感も否めなかったですが、個別ルートではそれぞれのキャラクターが背負っている事情が明らかになり、泣かされる場面もしばしば。

割としっかりしたストーリー展開が用意されておりました。

 

ヒロインの暦は、どちらかというと熱血タイプの教師。

生徒に対していつも体当たり的に真摯に向き合い気遣う姿に、好感が持てました。

ただ熱血タイプが苦手な方には合わないかも。

 

人間と幽魔、教師と生徒(教師)の関係や、舞台が日本でギャグが好きといと言う方、調教などのシステムに抵抗がない方にはおススメできると思います。

 

ですが、重厚で良く練られたシリアスなストーリーや、外国のファンタジーが好きな方、ギャグが苦手な方には合わないかなと。

 

ただ調教が売りかもしれませんが、決してそれだけではなかったです。

少なくとも、私は何度も涙腺が緩む場面や思わず笑ってしまう場面に多数出会いました。

 

 Nintendo Switch版にはファンディスクも入っていますし、興味のある方はお手に取ってみて欲しいなと思います。

 

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KLAP!! for Nintendo Switch ~燈真・壮介・明人・カミル~ 感想

 

このゲームで一番気になったのは「調教」(笑)。

大丈夫かな?と心配しましたけど、無用でした。

ギャグのストーリーがやってみたくてプレイしたのですが、意外とシリアスな展開もあって中々楽しめました。

 

私が購入したのは「KLAP!! for Nintendo Switch」ですが、今回はその中の「KLAP!! ~Kind Love And Punish~」の感想です。

 

 

※ネタバレ要素がありますので、読まれる際はくれぐれもご注意ください。

キャラクター感想

美作燈真(CV:森久保祥太郎

 

喧嘩っ早くて口調も乱暴て、鼻が低いことを気にしている天狗。

とにかく「低い」という言葉に敏感で、ヒアルロン酸で鼻を高くしたいらしい(笑)。

 

そんな燈真は母子家庭で、幼い弟と妹3人の面倒を見る良いお兄ちゃん。

普段は江戸っ子気質ですぐにクラスメイトと言い合いになるのですが、家族に見せる優しさに心が温まります。

 

そして父親は天狗一族の長でしたが、どうやら人間界で死亡し、美作家は没落した模様。

暦が家庭訪問した時には、あまりの昭和な住まいに驚きました(笑)。

実はかなりの苦労人なんですよね。

 

暦に対しては最初は冷たかったものの、調教されてからはその態度も軟化し、不器用な優しが微笑ましい。

 

運動会の後には、天狗の姿になり暦をお姫様抱っこして飛んで送ったり、夏休みには

お祭りではぐれないよう、ぶっきらぼうに手を繋いでくれたり。

燈真の弟の夏樹に「恋人同士みたい」とからかわれたり。

 

また、暦が燈真に夕食に招待された時、彼が暴走し調教したあと、何故か突然停電に(笑)。

停電で押し倒される格好になった暦に、彼女といると胸が苦しいと伝える燈真。

いい雰囲気だったのに、家族が帰ってくるのはもうお約束(笑)。

 

でも送るときにはちゃんと好きだと告白して「俺はおまえのこと独り占めしたい」なんて男らしくて格好良かったです。

 

ところがここで天狗一族の長の選挙が行われることに。

 

代々美作家が長を務めていたのですが、父親が人間界で事故で亡くなってから、燈真が未熟ということで世襲できないのが歯がゆい。

 

燈真も本当は立候補に不安だけど、その弱さを家族に見せないのは家族を大事にしてるから。

でも暦にはその弱さを見せて、燈真がキスしようとすると母親が帰って来る(笑)。

 

燈真への気持ちが先生だからなのか、それとも違うものなのか悩んでいて、もどかしかったですね。

 

でも、クリスマスに燈真が照れてムスッとした表情でネックレスを暦にプレゼントしてして、漸く彼女も彼が好きだと認識して告白。

素直じゃない燈真が可愛くて、漸く両想いになって本当に良かったです。

 

肝心の選挙では、父親の意思を継ぎ、人間と天狗が一緒に生きていける世の中を訴える燈真ですが、2日後が投票日という時に、遥から燈真の父親が人間に殺されたと聞かされるとは…。

しかも母親も源之助から聞いて知っていたのですか。

 

燈真はショックですよね。。

そんな苦境の中での暦と燈真のキスシーンは、もう教師と生徒ではなく、燈真が大人っぽくて素敵でした。

 

選挙当日、予想通り源之助が圧勝しますが、実は燈真の父親を殺したのは源之助という衝撃というかやっぱりなという事実が発覚。

 

本当に腹黒いおっさん天狗なのですが、意外にも遥が一族に真実を話し選挙は無効となり、燈真が一人前の天狗になったら長を継ぐことに。

遙かって最初は鼻の高さを自慢して嫌味な奴でしたけど、本当は良い人だったんですね。

 

そうして数年後、長になった燈真と暦の結婚式は、紋付袴と白無垢姿の二人がとてもお似合いで幸せそうでした。

 

周防壮介(CV:梶裕貴

 

雪女の母親と人間の父親から生まれたハーフで児童施設で育ったという、かなり特殊な生い立ち。

 

早く卒業して両親の住む東京に行きたいとは、泣かせます…。

 

それに美少年のくせに口が悪く、暦をからかったりするんですけれど、ちゃんと彼女を気遣ってくれているんですよね。

 

また、壮介が母親から誕生日にもらったペンギンのキーホルダーが川に落ち、暦が見つけた時の彼の今まで見たことのない優しい笑顔と素直なお礼は嬉しかった。

 

壮介は両親と会ったことがなく、でも毎月母親から手紙が来るという。

だからキーホルダーが余計に大切だったんですね。

 

これで壮介の態度も少し柔らかくなったよう。

 

でも暦をからかってバカにするのは相変わらず。

それに急に素直になったり照れたりする壮介が可愛いし、二人のじゃれ合いが微笑ましいです。

 

また母親の為に暦と選んだレターセットで、朝早くから手紙を書く壮介が愛おしい。

 

でも、明人から壮介が暦に尻尾を振ってると指摘されると、急に彼女と距離を取ったり、それで寂しくてイライラして体調崩したり。

 

どうやら壮介は自分の暦に対する気持ちに気付いたようですね。

 

そして三者面談では雪女の長と壮介が険悪で、彼を庇う暦は凛として格好良かった。

壮介と暦の距離も随分縮まったみたいで良かったけど、長の「不浄の子」発言は許せなかった。

 

また、クリスマスに暦がプレゼントしたスノードームをすごく喜んでくれる壮介が素直で、お返しの本物の雪は彼らしく、気遣いが嬉しいですね。

 

そうして壮介から「キミが好きだよ」と告白されて、暦も「好きだよ」と返事をして。

ホワイトクリスマスのキスシーンはとてもロマンチックでした。

 

また、2か月ほど母親から手紙の返事が来なくなり、落ち込む壮介が痛々しい。

同時期に政府の郵便局員襲撃事件が起こり、関連があるはずと見張っていた壮介と暦が見た犯人は何と雪女の長。

 

でも長は絶対に理由を教えてくれないんですよね。

手紙も切り裂くなんて、本当に性格が悪い。

その手紙を拾い集める壮介が可哀想でした…。

 

そして卒業したら会いに行くから、母親への最後の手紙の内容を考える壮介と暦。

壮介が不意打ちのキスする程、仲睦まじくて何より。

 

ところが手紙の返事は、会う事は出来ないという別れの内容にこれじゃ壮介が気の毒…。

 

そこで東京の両親に会いに行くと、そこには壮介の祖母が。

 

しかも両親は彼が幼い頃に亡くなっていて、手紙は祖母が書いていたとは…。

あれだけ両親に会うのを楽しみにしていた彼が不憫でやるせなかったですね…。

 

でも祖母に対する壮介のわだかまりを取ってくれた暦が優しくて救われたのに、雪女の長に祖母が襲われて、両親を殺したのはこいつだと告発。

 

長の告白は胸糞悪すぎ。

壮介まで殺そうとして激しい戦闘になりますが、愛の力で暦達を守りきった彼が男前で頼もしかったです。

祖母と和解できたのも涙でしたね。

 

そして人間界に行った罰は、壮介は留年、暦は逢魔からの追放ー。

 

一年後の東京。

雪と桜吹雪の舞う中での二人の再会のキスシーンはとても綺麗で幻想的で、壮介が大人びていました。

 

駿河明人(CV:立花慎之介

 

「ハゲ」という言葉に敏感(笑)で、幽魔の中でもかなりメジャーな駿河屋の御曹司。

 

そして最大の特徴は、とにかく女好きで軟派。

暦にもしょっちゅうナンパしてくるのですが、花火を見せるために屋形船を用意とは流石御曹司。

浴衣姿も様になってました。

 

それに「男と女のつもりで誘った」なんて素直に格好良い。

来年も見に行こうと優しく言う明人を、暦も意識したみたいですね。

 

また、政府のお役人が文化祭を中止させようとしたのを暦は止められず、明人が駿河屋の名前を出して救ったのも男前。

 

でも文化祭を救おうとした暦にビビッと来て、後夜祭のフォークダンスの本命にした明人。

ダンスで明人が「俺の恋人になってくれない?」と暦に告白をすると、本当は暦も意識しているのに「生徒として好き」とかじれったいなぁ。

 

でもいつも軟派な明人が「俺の本気、楽しみにしてて」と言うなんて本当に楽しみでした。

 

でも暦は教師と生徒、幽魔と人間という関係で恋愛は出来ないと無理に否定しますが、本当は明人の様々なアプローチを意識してドキドキ状態。

明人はそんな関係性を全く気にしてないんですけどね。

 

また紫苑からは、逢魔では教師と生徒、幽魔と人間の恋愛は禁止されてないと言われて、暦の悩みはあっさり解決。

毎日向けられる明人の真っ直ぐで誠実な好意が嬉しいですしね。

 

でも明人の取り巻きが嫉妬で暴走し、暦が調教する羽目に。

取り巻きを怒鳴るほど心配して駆けつけた明人が男らしくて、自分の気持ちに気付いた暦と一緒に恋に落とされました(笑)。

 

そして恋人同士になった二人のラブラブぶりが、幸せそうで微笑ましい。

 

クリスマスは駿河家のパーティーのはずなのに、バラの花束と手作りの指輪を暦に渡しに来てくれた明人の気遣いには感謝。

その後二人はとても甘く素敵な一夜を過ごせて何よりでした。

 

ところが駿河家では暦に対して猛反対で、明人に直ぐに別れろと。

 

そんな家を出た明人を匿ってくれたのは、意外にも燈真。

さすが面倒見がいいですね。

 

事情を暦に話す明人は実家を「檻」と呼び、彼女の為に駿河を捨てても檻の外に出たいと頼もしかったけど、人様の家でラブシーンはどうかな(笑)。

 

そうこうしているうちに燈真の家の事が明人の父伸彦にもバレ、暦は侮辱されまくりで。家を出るという明人に対して、伸彦を説得しようとする暦は強いです。

 

ただ伸彦の方が上手で、学校の援助を打ち切るときた。

勿論、明人と暦を別れさせる為とはいえ卑怯な。

 

暦が直談判に行くと、駿河家に破産させられた幽魔も来て伸彦を襲おうとするのですが、それを庇う彼女が凛々しく頼もしい。

 

そして危機一髪のお姫様を救う王子様の登場は格好良かったです。

それに暦のおかげで伸彦も改心したようで、学校の資金援助の凍結も解除され良かった。

 

数か月後、伸彦との関係も改善されたようだけど、まだ交際は認めてもらえない…。

そんな時に伸彦からウエディングドレスのプレゼントとは、粋なことをしますね。

 

ウエディングドレスを着た暦を嬉しそうに抱き上げる明人の笑顔が眩しくて、早く結婚したいとはしゃぐ姿が幸せそうでした。

 

カミル=セッツェリン(CV:木村良平

 

吸血鬼なのに血が苦手だったり、十字架も特に怖くなかったり。

その割に日光は苦手らしく、日向先生特性の日焼け止めを塗っているし。

 

おっとりしていてどこかずれた発言をするので会話にならない印象が強くて、美形なだけに色々残念(笑)。

 

そして寝る間も惜しんでプレイするオンラインゲーマー(笑)。

 

でもカミルがゲームしてる時は眼鏡をかけていて、これが結構似合っていてイケメン度がUPしてます。

 

また暦の頬についたおむすびの米粒を、キスして取るのも美形なカミルだけに色っぽい。

でも本人はキスなんて意識してないんですけどね。

 

そんなカミルに大学院を卒業出来るほどの学力があるのにびっくり!

いつものおっとり不思議ちゃんゲーマーで子供っぽい言動からは全く想像出来ない…。

 

おまけに文化祭のベストカップルコンテストで、暦を意識したのは「出会った時」とまともに喋るし。

愛の告白では口下手だから態度で示すと、かしずいて暦の手の甲にキスして、まさに王子様でした。

 

なのに暦は告白を振っちゃうし…。

まぁ教師と生徒の立場もあるから仕方ないとはいえ勿体無い。

それでも彼女を好きでいてくれるカミルに感謝です。

 

でも幽魔は教師と生徒の恋愛はOKらしい…。

 

実技試験で一応合格し、褒美に暦とキスしたいと言い出したカミル。

でも、彼女を恋愛感情と見ているのか確かめる為に一緒にいる時間を増やすことになるのですが、相変わらず彼がずれているのは仕方ないですね(笑)。

 

また、暦に良い匂いがするとしきりに言いだす。

カミルの吸血鬼としての本能が目覚めたらしく、暦に抱き着いたりするも具合が悪そう…。

 

どうやら300年目にしてのカミルの初恋がトリガーになったようですが、本人もそれを自覚してから暦を避けるようになって何だか気の毒ですね。

 

でも暦が怪我をした時「愛しいおまえの血が欲しい」と吸血鬼化したカミルは、いつもの彼とは違った危険な美しさが。

 

それにカミルからはっきり「恋愛の相手として好き」と告白された暦も、彼の事ばかり考えるようになっていて、彼と同じ気持ちだと告白して両想いになって良かった。

 

でもカミルの吸血鬼としての本能は彼女にしか向かないし、吸血された人間も吸血鬼になると聞かされて、一緒に吸血鬼になろうと言われても…。

 

それに門番の和明は、カミルの両親に頼まれて彼を護衛していたんですね。

しかもカミルは本物の王子様。

卒業したら両親の待っている故郷へ帰るカミルに悩む暦が気の毒…。

 

でもカミルとの夜のデートは、カミルらしくて微笑ましかった。

ただ「先生と一緒に生きたい」と彼の言葉が真剣なだけに切なかったです。

 

そうして暦が出した結論は、吸血鬼になる事。

またカミルが決めたことは、暦を吸血鬼にしない事。

お互いがお互いを想う気持ちと抱擁に、胸が温かくなりました。

 

卒業式から数か月後の夜。

暦を訪れたカミルはめちゃくちゃ色っぽくて美男子で、でも中身はそのまんま(笑)。

 

これからの人生を一緒に歩んでいくという二人のキスシーンがとてもロマンチックでした。

 

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LoverPretend(ラバープリテンド)~詠一郎 感想~総評・まとめ

 

 

※ネタバレしておりますので、読まれる際はくれぐれもご注意ください。

キャラクター感想

浅木 詠一郎(CV:森川智之

 

ちゆきの大学の講師で人気脚本家。

紳士的で大人の余裕を醸し出すのが魅力です。

 

映画の合宿中では、ちゆきの母親が脚本を書いたドラマについて、彼女の母親が浅木先生の父親の弟子だと判明します。

 

ちゆきにとっては、もしかしたら浅木先生が実の兄かもしれないと、気が気でない…。

 

だから変に意識して先生を避けてしまう。

そんなの浅木先生だっておかしいと気づかないはずもなく、ちゆきが避けている理由にも見当をつけているなんて流石。

 

でも結局先生の父親とちゆきの母親には関係がないと否定されます。

ただ、先生の態度が少しいつもと違うのが気になると思っていたら、それから先生の方がちゆきを避けるようになってしまうなんて皮肉…。

 

ただ二人の出会いがオープンキャンパスの特別講義で、先生が「二人だけの約束」なんてキャンディをくれたのはお茶目で素敵でした。

それにちゆきも、先生の実力に太鼓判を押していたとは。

 

だから、余計に父親の話を蒸し返して嫌われたくないですよね…。

 

でも、祭りで見知らぬ男性達に絡まれたちゆきを助ける浅木先生が格好良かった!

いつもの大人の余裕が無く、本気で怒っているのが感じられたし。

 

その後、彼女を気遣って一緒に花火をしてくれる先生が優しくて嬉しかったですね。

 

合宿が終わると助手の仕事も減り会う機会も減る中、数日分の食事作って先生の自宅に持っていくちゆきが前向きで健気。

 

助手の仕事と言われれば、先生も断れないですしね。

 

それに気晴らしで行ったゲームセンターのクレーンゲームで3,000円も使う先生が意外でしたし、後ろからちゆきごと操作してぬいぐるみをゲットしてはしゃぐ先生が可愛いかったな。

 

かと思えば、バーでは酔ってちゆきの頭を撫でたり、一人称が「私」から「俺」になってるし。

先生もちゆきに対して生徒以上の感情を持ったよう…?

 

ちゆきも、彼女に嫉妬している女子大生との仲を取り持ってくれた彼に特別な感情を意識して、徐々に距離が縮まっていくのが微笑ましかったですね。

 

だからそんな時に先生から語られた真実には、正直驚きました。

まさか先生の母親が心を病んでいるとは…。

それが原因で彼の両親は離婚し、傷心の父親を支えていたのがちゆきの母親で…。

 

つまり、浅木先生とちゆきは兄妹だったんですね…。

嘘をついていたから、合宿の終わり頃か避けていたのか…。

 

先生が打ち明けてくれたのは、ちゆきが前向きに自分の夢を叶えようとしているのと、オープンキャンパスで会った時に、彼を救っていたから。

 

でも彼女にとっては父親の正体よりも、先生との血の繋がりのほうがショックで、可哀想でしたね…。

 

そんなちゆきが大学を休むと、心配して先生が彼女の家を訪ねてくれて、教え子以上の感情を抱いているし妹として見てられないと告白してくれたのは嬉しかったです。

 

それにちゆきも同じ気持ちだから、好きだと告白して。

 

ちゆきに付き添う先生が、寝ている彼女の頬にキスしたのには、腰が砕けました(笑)。

 

ところがDNA鑑定では、まさかの兄妹ではないという結果に小躍り(笑)。

 

どうやら、浅木先生の父親の親友と母親の間に出来たのが先生で、ちゆきとは血の繋がりがないことがわかって一安心。

先生は複雑でしょうけど、でも父親の愛情は本物だから。

 

そしてちゆきもまた、彼女の母親が本当に愛されていたと知って、先生の胸に飛び込んだシーンは泣けました。

 

そして彼女を騙してキスした先生もお茶目で素敵。

 

そうして一年後、付き合っていることを内緒にしている二人ですが、ちゆきは浅木先生の弟子として就職。

 

二人の呼び方も「詠一郎さん」「ちゆき」と変わって新鮮ですね。

 

ちゆきの部屋で執筆をしている先生に、後ろから抱きついてキスするちゆきに、足りないから「ちゆき。もう一度」とおねだりする彼の笑顔にやられました。

 

総評

システム

安定のオトメイトシステムで、クイックセーブやロードなど、快適にプレイ出来ました。

 

また、全体的に淡い色彩が作品に合っていて、シンプルなUIも単純で使いやすかったです。

 

美麗なグラフィックやイベントCGも安心して鑑賞できました。

 

そしてこのゲーム最大の特徴のプリデンドタイム。

決まった時間内に選択肢を選ぶか、選ばないかで、エンディングにかかわってくるのですが、この最中はクイックセーブや普通のセーブも出来ないため、結構苦労しました。

 

一応プリデンドタイムの前に、セーブするかどうか聞かれるので、しておいたほうがいいと思います。

 

また、バックステージでは裏話的なショートストーリーが読めますし、プロフィールなどオマケ要素も充実。

 

ショートストーリーでは、あの時はこんな事を考えていたのかと中々楽しめました。

プロフィールも音声が入っていて、丁寧に細部まで作られていました。

 

攻略順

浅木先生は攻略制限があるので最後になりますが、他の4人には特にネタバレ的な要素はないので、誰からプレイしても大丈夫だと思います。

 

ちなみに私は、春三→数馬→由稀人→理玖→浅木先生の順番でしたが、全く問題ありませんでした。

 

あとこの順番だと、微々たるものですが糖度が上がっていく感じがしました。

 

あくまで私個人の感想ですので、参考程度になさってくださいね。

 

糖度

糖度はどちらかというと高めでしょうか。

一応そういう行為の描写もありますし。

もちろんはっきりとではなく、セリフと朝チュン的な描写ですけど。

 

キスシーンはどれも美麗でロマンチックで素敵でした。

好きな方には刺さると思います。

 

ですが肌色が好みの方には物足りないかもしれませんね。

 

とは言え、偽りの恋から本物の恋へ変わっていく過程はとても丁寧で自然に描かれているので、大抵の方は満足できるのではないでしょうか。

 

まとめ

ニセモノの恋人役から始まる恋。

まずこの設定に興味を持ちました。

どんなシチュエーションでニセモノの恋人になって、どんな過程で本物の恋人になるのか、ワクワクしませんか?

 

ヒロインのちゆきは、脚本家だった母親の影響で、自身も脚本家を目指していますが、父親は誰かわからない。

ところが偶然携わることになった映画の助手の仕事で、父親の手掛かりになりそうな関係者の息子たちと接触します。

 

つまり、この物語はちゆきの父親捜しでもあるんです。

 

ちゆきは真面目で責任感が強く、気遣いのできる女の子。

恋をしたことがなくコミュ障ですが、脚本家の勉強も映画の助手の仕事も一生懸命な女子大生で好感が持てます。

攻略中も、彼女だから素直に応援したくなりました。

 

攻略対象は5人ですが、浅木先生は他の4人に比べて短め。

ですが全く物足りないと言うことはなく、私は存分にその世界感にはまりました。

 

攻略対象それぞれの設定が良く練られていて矛盾も特になく、恋愛も丁寧に描かれているし、何よりちゆきの父親捜しという謎解きもある面白さ。

 

バッドエンドも含め、人が死んだり残酷な描写は一切ないので、そういうのが苦手な方は安心してプレイできると思います。

また現代もののラブストーリーが好きな方にもオススメです。

 

逆に異世界ものや重いシリアスな話などが好きな方には向かないかもしれません。

 

気になる方はぜひお手に取っていただけると幸いです。

 

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