※ネタバレがありますので、読まれる際はくれぐれもご注意ください。
石川五右衛門(CV:八代拓)
生前は天下の大泥棒で義賊として有名。
五右衛門は女嫌いで冷たいようでいながら面倒見が良く、いつもさり気なく凛を気遣っていて優しいです。
そして、植物が好き等凛の過去を知っているような発言の後に飛び出した、「今でも愛している」という爆弾発言。
男嫌いの凛とどんな繋がりが過去にあったのか気になります。
そんな五右衛門との血因はいきなり90%!
これには凛だって不審に思いますよね。
五右衛門は閻魔大王の狗だからと説明しますが…。
最後に大きな苦痛が来るかもしれないのが心配です。
しかも凛がHariで五右衛門を調べると、妻は5人に苛つく彼女。
何となく気持ちが分かる…。
そして五右衛門と閻魔大王との会話では、五右衛門は凛の生前を信心深いと知っていて、閻魔大王は彼女は誰かのせいで嘘をついた為、煩紋が舌に出たと意味深。
一方、庄之助捜しでは写楽の似顔絵がまさかの神榁そっくりで、しかも彼にはお七の記憶はないらしい…。
彼をを呼び出し妖鬼楼の外からお七を覗き見させますが、全く見覚えはないと。
そもそも彼には過去は全て意味はないんですよね…。
そうして今度は藤森がカツアゲされている現場に凛達が遭遇。
五右衛門が藤森を庇うと、何かを思い出したように藤森が倒れます。
そして目覚めて五右衛門と凛を見て「兄貴!ねえさん!」と。
すぐに正気に戻りますが、五右衛門が何故か嬉しそう。
藤森もまた過去に繋がりがありそうです。
そこで凛が気になっていた五右衛門の妻について聞くと、実際は7人だと(笑)。
ここで過去の記憶が蘇り倒れた凛。
目覚めても、助けてと取り乱す凛が痛ましい。
五右衛門が「凛!」と呼びながら介抱するのが、いつもながら優しくて頼りになります。
そして倒れた凛を心配し、情報収集に付き添う五右衛門。
こういうところが男前。
街で団子を買い、五右衛門が昔好きだった団子屋の話をし、もう一度その店の団子が食べたいと言った時の表情が優しく寂しげ。
それは団子を焼いてた誰かに会いたいからと凛が察して落ち込むのは、彼に惹かれ始めているから。
そこに阿国が現れて、五右衛門に「沈丁花の君は見つかったのか」と。
彼は中々想いを伝えられなかったらしいのですが、阿国は相手が凛と知っているんですね。
また、篁からそろそろ生前の因縁に落とし前をつけて欲しいと言われます。
黙る五右衛門の様子から、二人が凛に何か隠しているのが分かりますが、仕事は凛達に一任。
翌日、藤森に出会い彼からアプリの情報が。
藤森はブログの為にアプリを取材しており、五右衛門達はやめさせようとしますが拒否。
一人にすると心配だと五右衛門は本当に面倒見が良い。
ここで、サンドイッチとプリンを凛に差し入れしたのが五右衛門と発覚。
お礼を言われて照れてる五右衛門が珍しく、中々男前でした。
その夜、五右衛門が酒の肴は団子が一番と言い、凛にサンドイッチのお礼に団子を作って欲しいと言うと、団子屋の娘の身代わりにされたと勘違いした彼女はサンドイッチ代を彼に返します。
惚れ抜いた女に再会出来たと思ったら一切合切忘れ去られ、やけ酒する五右衛門が気の毒…。
五右衛門が未練がましく愛するただ一人の女は凛なのに。
それに閻魔大王が、余りにも酷い記憶故に封じたというのも切なくてもどかしいです。
翌朝、藤森を保護しようとした五右衛門と凛ですが、タマから昨夜藤森が襲われたと情報が。
でも無事に見つかり保護できて一安心。
とにかく藤森もシェアハウスで生活することになり、皆が温かく迎えるのが嬉しかったです。
また味噌を買う時に、焼き味噌レシピを思い出す凛。
一緒に来た五右衛門に内緒にするのは、彼を驚かせたいからですね。
五右衛門の為に、思い出したレシピを使って焼き味噌おにぎりを作る凛は自分を「身代わり」なんて素直じゃない。
彼は「ずっと食べたかった味」って素直なのに。
そこで凛が焼き味噌のレシピを思い出した事を話すと、あの五右衛門が泣き出して…。
その姿に思わず貰い泣きしました。
よほど嬉しかったんでしょうね…。
凛は、彼が好きになるくらい素敵な女性なら地獄にいないと勝手に決めつけ、諦めたら?と言うと、絶対に諦めないと五右衛門。
これで失恋したと思い込む凛が気の毒…。
でも彼は、再会出来て思い出さないかもしれなくても彼女を愛していると。
両思いなのにすれ違うのが焦れったくて堪らないです。
また凛の過去の夢は何度か現れるのですが、今回は大五郎の名前を思い出した様子。
それを五右衛門に話すと明らかに狼狽えて。
凛が大五郎をきっと好きだったと言うと、肯定する五右衛門が珍しく食いつく。
やはり気になるんでしょうね。
後日お七が神榁と会い、彼の能天気さに篁の仕打ちがグッジョブでした。
失恋したお七に、五右衛門達の気遣いも嬉しかったです。
すると今度は免罪符アプリの影響で、功徳ランキング1位の比企が地獄の人を殺そうとする場面に遭遇。
危機一髪のところで一星が現れ、彼の味方をする正義の人々に事件が解決されます。
勿論凛達は胸糞が悪い。
でも人間を扇動するのが絲ノ比丘尼達の狙いなら、凛達は手が出せない。
まさに狡猾。
そして藤森にアプリの事を相談することに。
どうやら彼はやはり五右衛門の昔の知り合いのようですね。
本人は覚えていないようですが。
それに藤森は五右衛門が昔から気になるらしく、それを聞いた五右衛門が一瞬泣きそうな顔をしたのが心に沁みました。
藤森は生前、五右衛門のせいで処刑されてたなんて…。
藤森がアプリのサーバを攻撃している時にお七が泊まりに。
皆が彼女を気遣って差し入れするのにほっこり。
女子トークで、凛がまだ五右衛門を諦めきれてないと分かって良かった。
お七にも良い人が出来るといいな。
翌日藤森のおかげでアプリのサービスが一時的に停止。
凛と五右衛門が藤森に弟子入りしようと相談しているのが現代っぽいです。
そして情報収集に外出すると凛が比企に襲われますが、そこを四鹿に助けられ比企は警察へ。
すると今度は功徳ランキング上位の錦小路が「善行」と金をばら撒く始末。
これが絲ノ比丘尼の狙い…?
また焼き味噌おにぎりをリクエストした五右衛門に、生前の彼を聞き出す凛。
五右衛門は彼のせいで処刑された仲間達の罪を全部かぶせるよう、閻魔大王に頼んでいたとは…。
そのおかげで臣平=藤森に会えたと満足そうな五右衛門が男らしい。
凛も血因の苦痛のことをちゃんと気にかけてるし、また彼を好きになったとは嬉しい。
翌朝凛は閻魔大王に会い、五右衛門が仲間の罪をかぶったことを問い詰めますが、逆に彼の罪を帳消しにして転生させてもいいかと問われ、いなくならないでと思ってしまう。
彼の為に何かをしたかったのに、罪を帳消しにしてとどうしても言えない凛が複雑ですね…。
また「沈丁花の君」と五右衛門を会わせたいと言う凛に、彼女は彼を忘れ去っていると告げる閻魔大王は質が悪い。
でも篁が話した凛の罪や死に方などの話は、予想外で驚きました。
五右衛門よりも惨たらしく死んだのか…。
それに記憶を封印しても恋しい彼に逢いに行こうとする程、何度も脱走していたなんて意外。
帰りに四鹿と会い、彼から聞いた五右衛門の過去。
里を焼かれ父であった男を殺され、復讐相手に処刑を告げられた彼の悔しさを思うと遣り切れない。
ここで地獄の者が刺される事件が。
他にも被害がでているらしく、犯人は複数でこの前の事件に感化されていて物騒。
そして篁が、凛に何を守るか問います。
災いに吞まれそうな者がいるなら助けたいと答える彼女が凛々しかった。
すると篁が、人間たちへの攻撃を許可。
勿論殺めたらジ・エンドですが。
そこに神榁が現れ、脱獄者たちを地獄側で処分していいと丸投げしてくる。
お七へ言った事を気に入らなかった五右衛門達が怒るのも無理ないですね。
夜、五右衛門に呼び出されて凛が温泉に行くと、彼が沈丁花の花籠を用意していて。
受け取れないと凛が言うと、理由を聞く五右衛門。
そこで、閻魔大王から聞いた「沈丁花の君」の事を話し、彼女を探し出して贈ってあげてと凛が言うと、面白がってこじれさせてる閻魔大王に「おっさん殺す」と怒る五右衛門。
まぁ気持ちは分かりますね。
そして彼が「惚れてもいない女に花を贈る好き者に見えるか」と言ったかと思うと、「沈丁花の君はあんただよ!」と本当に漸く告げてくれた。
凛が彼を忘れ去ってるのは知ってるけど、凛が余りにも鈍いから我慢できなくなったんですね。
「あんたは生前からずっと愛してる女だよ」と五右衛門が言うと、何故か沈丁花のが降ってきて気を失う凛。
凛が気付くと自分の部屋で、五右衛門が付き添ってくれていて。
でも凛は、彼が自分を好きだと素直に信じられないのがもどかしい。
どうやら凛は、生前のことを思いだそうとすると、肉体か精神に負荷がかかって意識不明になるらしい。
そして五右衛門は凛にこんな形で明かしたことを謝り、忘れたままでいいから自分の気持ちを知っておいてくれと、男前発言。
翌日凛と五右衛門は、様子を見に地獄やしきへ。
昨夜の五右衛門の告白を信じられない凛に、夢じゃないと言う彼。
何もなかったような態度は流石に寂しいみたいですね。
そこで凛は生きてた頃の自分について彼に尋ねます。
やはり凛は団子屋の娘で、客の五右衛門が大五郎だったんですね。
ただ凛が五右衛門の妻になれなかった理由は、彼のせいで死んだのではないかと推測しているよう。
これは閻魔大王や篁に聞いても答えない秘密らしいです…。
すると錦小路が殺される事件が発生。
犯人は比企。
あのアプリでとうとう殺人事件まで発生するとは。
これには五右衛門達の怒りも爆発。
そこで篁から、凛の記憶に関係あるが彼女が想像するより因果は深く惨いと。
全てを知れば魂が砕け散るかもとまで言われても、凛は仕事を全うする道を選びます。
でも比企が正義を振りかざす輩に捕まり、事故とはいえ死ぬとは…。
そこに現れたのは絲ノ比丘尼。
彼女の話す過去は悲惨ですが、だからといって彼女の言う救済を認めるわけにはいかない。
その夜五右衛門が凛の部屋を訪れ、事故のことで彼女を気遣います。
またもつれた糸をほどくために記憶を取り戻すことに反対する彼の過去は、ほぼ四鹿に聞いた通りですが、女性の死に方が惨すぎる…。
そんな目に惚れた女をあわせたくない五右衛門の気持ちが痛いほど伝わり、彼に名前を呼ばれるだけで躰がおかしくなる凛。
五右衛門が凛に愛していると伝えようとした時、煩悶の糸の苦痛が襲い、凛が彼の印に触れて。
すると彼の処刑された時の記憶が伝わって、本当に秀吉が下衆でしたね。
「沈丁花の君」も今の凛もどっちも愛していると告白する五右衛門のキスは、彼がずっと待ち望んでいたもの。
今度は素直に「愛している」と告げる凛。
そうして長い時間を経て漸く結ばれた二人。
五右衛門が7人の妻に触れていなかったのは彼女達を守るためだなんて、やはり男気があります。
だから凛が一番目の女房とは、言うことが粋ですね。
そして血因が100%になりめでたい。
ところが一星が正義の決起集会を起こすことに。
五右衛門が凛に「消えそうになったら、俺がいることを思い出せ」は心強い。
ここからお七が神榁といなくなるし、集会が始まるし、雲ノ井寺が火事になるしと慌ただしい展開へ。
火をつけたら神榁に口付けてもらえると言われて燃やしたお七。
でも疑われたのは凛。
そして藤森は、五右衛門が犯人だと。
明らかに誰かに操られているこの状況。
そこに一星達が現れ、五右衛門が凛を庇い「火をつけたのは俺だ」と言い出して。
誰かの書いたシナリオ通りに進んでいくのが怖かった。
そうして集会が始まり神榁が人が変わったように五右衛門を攻撃し始める。
神榁はお七だけ忘れられず、彼女を邪悪と決めつけ五右衛門の次に消すとは、あまりの豹変に呆然。
その神榁を粛清したのは絲ノ比丘尼の手下。
彼女が彼を騙したのですね…。
そして人間を人質にとり、五右衛門を供物にしようとする絲ノ比丘尼の攻撃に流石の彼も限界。
絲ノ比丘尼の罠で動けない凛達に、薊とJackが手を貸してくれて有り難かった。
篁は、五右衛門の煩悩を強化するのに、負けたら全員まとめて消滅とふざけた事を言いますが、皆揺るがないのが嬉しい。
凛が漸く五右衛門にたどり着くと四鹿が現れ、生前の凛を殺したにのは四鹿だと告げます。
おまけに彼は里を裏切り、五右衛門の処刑の日に彼女殺して犯していたとは…。
それも五右衛門が里を抜けたからとは逆恨みもいいところ。
ショックを受けて涙が溢れる凛が居た堪れなかった…。
さらに四鹿が神榁の煩悩を使い五右衛門を攻撃。
凛の攻撃は絲ノ比丘尼に阻まれて、四鹿にも攻撃され絶体絶命のピンチに。
その時に見た過去の夢で、凛が五右衛門を自由でいさせるためとはいえ、嘘を吐いて彼を傷つけたのが泣かせる…。
だから舌に印があるのですね。
過去では逃げた凛ですが、今度は逃げずに五右衛門を救うと誓うと、Hariが凛の煩悩をアップデートし、四鹿に啖呵を切る姿が格好良かった。
そして今度はバージョンアップした煩悩で、藤森たちをを正気に戻しマカブラのキャンディをもらう凛と五右衛門。
無数の光で力が蘇った五右衛門が四鹿と戦い、凛を傷つけた報いを受けさせる五右衛門が強くその全てが格好いい。
そして凛が五右衛門ををもう一度愛したおかげで、アップデートした煩悩で四鹿から神榁の魂を奪い勝利。
そうして皆が消えずに無事で本当に良かった。
絲ノ比丘尼も観念したようだし、免罪符アプリの削除を破壊も完了。
凛の演説にも感動しました。
また、藤森が五右衛門に「兄貴」と言って過去の記憶を思い出したシーンに涙。
そして閻魔大王の采配により、見事に一件落着でした。
ハッピーエンド
四鹿の言葉に傷付く凛に、五右衛門と運命が交わった故と、彼が忘れるか凛が忘れるかを選ばせる閻魔大王。
時間をもらった凛は、地下でサンドバッグに八つ当たりしている五右衛門と話しますが、普通にはいかないですよね…。
そして地獄に戻った凛の元に五右衛門が現れ、自分のせいで彼女が死に合わせる顔が無いが、傷ついてる彼女を独りに出来ないと、相変わらず優しい。
その言葉に凛の魂が熱を持ちます。
凛は記憶を取り戻し、生前もずっと前から五右衛門が好きだったんですね…。
そうして素直に気持ちを伝え会う二人は、地獄で愛し合って今度こそ本当に幸せそう。
また閻魔大王に呼び出された凛たちは、人間道に引き続き駐留することに。
凛も五右衛門も無瞑の件を断ると、彼女の魂留保証書をゲット。
すると今度はJackも凛の部下になり、皆でバーベキューをする姿が和気あいあいして楽しそうでした。
バッドエンド
四鹿が凛と五右衛門に攻撃し、五右衛門が消えたとわかった凛。
二人が手を伸ばして求め合う姿が切なかった‥‥。
すると閻魔大王の権限で、二人は無瞑に。
EXTRA
五右衛門と凛が消えてから20年。
とある女子高生が浅草に来て懐かしさを感じていると、とある男子高生は石川五右衛門のグッズを見て自分と勘違いし、やはり懐かしさを感じていて。
そうして出会った二人。
男子高生の石川が女子高生に声を掛け、「あんたが一番懐かしい」と言うと、彼女も「確かに貴方を知っています」と。
沈丁花が二人を導いたのか、それを見ている菊之助達の「お帰り!」に涙が止まりませんでした。
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