天獄ストラグル -strayside- 東洲斎写楽 攻略 感想
※ネタバレ要素がありますので、読まれる際はくれぐれもご注意ください。
東洲斎写楽(CV:石川界人)
生前は浮世絵師。
それに潔癖症では?と思うくらい綺麗好きで掃除姿も様になっています。
おまけに皮肉屋で女嫌い。
男嫌いの凛とどうなるのか楽しみです。
そんな写楽は朝も早くから掃除に励み、ネットショッピングで40万の掃除機を買うとは…。
そのことで凛と言い合いになりますが、写楽の言葉は容赦ない。
凛が少し気の毒ですね。
そして写楽は自慢の似顔絵で生活費を稼ぐとは逞しい。
でも人を簡単に信じてしまう凛に、また容赦ない言葉を浴びせます。
凛が素直に謝り、血因を上げる為に仲良くして下さいとお願いすると、一瞬照れて了承したけど、まさか手っ取り早く襲おうとするとは。
結局凛にお仕置きされて、血判アンケートの信頼について漸く納得したかと思えば、彼と寝ないと信頼出来ないとか言うし。
ここで生前の記憶らしいセリフ「お前のような女を女房には出来ない」が蘇り動揺する凛に、写楽が珍しく優しいのが嬉しかったです。
そして血因を上げる為に期限を設け、期限までに変化がなけれは、写楽と寝るという選択肢も検討すると凛。
結局、魂留保証書の為に写楽とサイコロで勝負して勝った凛は、彼女のやり方で血因を上げることに。
ただ相変わらず皮肉屋な写楽に質問するのは骨が折れますね…。
どうやって女達を殺したかなんて聞きたくないですし。
でものぼせて狼になった菊之助の背中を丁寧に梳いてる姿は、皮肉屋の姿は一切感じず、むしろこっちが本当の写楽では?と思うほど自然でした。
また地獄やしきでは詐欺まがいの商売をしながらも、免罪符アプリの情報を仕入れている写楽。
意外と真面目なんですね。
行方不明者の情報を元に雲ノ井寺に行くと、絲ノ比丘尼から斎藤十郎兵衛という写楽の本名が明かされます。
しかも二人共朝右衛門に処刑された仲間らしく、絲ノ比丘尼が写楽をスカウトすると、あの写楽が狼狽えるとは穏やかでない。
おまけにひょんなことから、絲ノ比丘尼は元吉原の花魁で、雲ノ井寺の坊主に身請けされたのに、その坊主を殺して処刑されたという情報ゲット。
しかし写楽との血因もあまり上がっていなくて、落ち込む凛が気の毒でした。
次の日、凛と写楽が地獄やしきに行くと、昨日の行方不明者が見つかったといかにもな報告があり、しかも凛の機転で紹介してもらえることに。
それを写楽に笑顔で褒められて、凛が嬉しがるのが可愛かったです。
それに写楽が血因があがらない理由を、人を信じるのが苦手で人も嫌いと素直に話してくれたけど、本当は誰かを放っておけないんですよね。
でも凛に優しくなったのは素直に嬉しい。
お蔦から、凛は写楽が恋しいと言われて居た堪れない彼女に、彼がさり気なくフォローしてくれたり、彼女の髪に椿油を塗ってくれたり優しい。
少しは凛を信頼してくれたようで何より。
凛もまた彼を好きになってるし。
それは写楽も同じようで、煩悶の糸のせいで苦痛が起こるも、彼女に言う気はないみたい。
でも自分をクズのろくでなしと蔑む彼が何処か哀しい…。
ただよく笑うようになった写楽と凛が、以前に比べれば良い雰囲気。
そして神榁から、絲ノ比丘尼達への天道の方針が地獄道に丸投げと聞かされて、怒る写楽の気持もわかる。
だけど絲ノ比丘尼が殺した僧侶から暴力を受けていたとの情報も。
だから救済されたのか…。
同情はしますけどね。
と、凛が椿油のことを写楽に聞くと、彼が柘植の櫛と一緒にプレゼント!
どうやら美しく装いたい女が好きらしい。
そして凛に惚れた男は閻魔大王の許可が必要か聞いてきた時、凛は好きな人が出来たら添い遂げると断言!
写楽の反応があっさりなのが物足りないですけど。
でも凛の生前の記憶について、写楽が相談に乗って励ましてくれたのは心強いです。
ただ口癖のように「俺と寝る気になった?」と凛に聞くのは…。
真面目な彼女を頑なにさせるだけなような。
また凛があざみんに声をかけると写楽に言うと、あっさり助けることも見破られ、恐怖を感じるほどかなり辛辣に注意されます。
「人が誰かのために何か出来るなんて嘘だ」という言葉は哀しいし、凛の知らない彼の闇を見た気がしました。
その後凛と写楽が井戸で休憩すると、そこには絲ノ比丘尼と朝右衛門がいて、彼女は写楽を本名で呼びまたスカウト。
そして朝右衛門が処刑した屍の指を、絲ノ比丘尼と写楽が買ったなど、凛にはわからない会話。
それを阻止する凛に向かって、彼女が写楽を愛していると指摘し、彼と味方にならないかと平然と言う絲ノ比丘尼に圧倒されました。
でも凛も負けていない。
写楽に向かって、自分の船から勝手に降りるなんて許さないときっぱり言い、彼を抱きしめたい気持ちを押し殺すほど強い想いが溢れます。
また写楽も夜中にトレーニングするなど、真面目に朝右衛門対策してるんですよね。
そうかと思えば信頼度が高まるかもと、写楽と凛がセットで制服を着てデートなんて。
凛が制服デートを羨ましそうに見てたのに気付いてたのかな。
それに思いの外凛も楽しんでるし、二人が中々良い雰囲気だし。
でもまさかプリステで写楽が凛にキスするとは!
写楽が年下なのも驚いたけど、それ以上の驚きでした。
ただ凛にとっては初めてだし本気だから、悔しくて泣くのもわかる…。
そして逃げ出した凛を追ってきた写楽の過去の話は、予想外で…。
だから絲ノ比丘尼と指の話をしてたんですね…。
でも凛は写楽の過去に気付いていて、もう誰かと寝たりしないでと彼にお願いすると、初めて写楽が「凛!?」と名前を呼んで。
ですが彼が人を殺した理由が切なくて、そういう時代や仕事とはいえ、やるせなかったです…。
彼は優しすぎるんですよね…。
それに写楽が正しかったのか、それともただの人殺しなのかという問いに、凛が答えを一緒に探したいから側にいることを許してなんて、健気でいじらしい。
すると突然写楽が煩悶の糸で苦しみだし、やはり凛を遠ざけようとするから、彼女は彼のまぶたの印に舌を押し付けて。
激しい痛みとともに写楽の母親らしき過去と、彼の本音を少し垣間見た凛。
いつも皮肉ばかりの写楽が取り乱し、凛の名前を呼び心配するのが、彼の凛への想いを代弁しているよう。
そうして凛に頭を擦り付けながら、彼は彼女にサイコロを振らせ何かが変わることに期待をし、凛は最低な男を好きになったと自覚するのでした。
これで血因も上がり喜んでいたら、例の行方不明者の容態がおかしいと未華子から連絡があり、シェアハウスへ運ぶことに。
篁曰く、死亡もしてないし魂も無事だけど、温泉に入れて見張りを付けろと。
何だか雲行きが怪しくなってきました。
行方不明者=未華子の彼氏なのですが、彼がが吐いた血が真っ赤な蜘蛛になったらしい。
それも写楽の売っていた詐欺の水を飲んだからとは、意外なところで役に立った…。
こらは明らかに絲ノ比丘尼の煩悩だから、写楽は試しに朝右衛門と血闘してみることに。
すると未華子の彼氏が目を覚まし、どうやら雲ノ井寺に行ってから記憶が曖昧だとか。
きっと何か原因があるはずなのですが…。
また写楽と篁の煩悶の糸の会話で、写楽が凛のことを「大大大好き」だと告白しているようなものだと篁が指摘。
勿論否定する写楽ですが、こちらとしてはニヤニヤが止まりません(笑)。
そうこうしているうちに写楽と朝右衛門の血闘裁判。
写楽へのダメージは凛の煩悩が受けるのですが、結局負け。
篁曰く、写楽に迷いがあってそれを断ち切らないと勝てないらしいのですが、それを聞いた凛が写楽と寝ることを考えるとは、随分な進歩。
そんな凛の気持ちを知らない写楽は、トレーニングに向かうんですけどね。
次の日、Hariから業片が浮かんだと知らされ、写楽の過去を見る凛。
まさか父と母から真逆な願いを託されていたとは、写楽も辛かったでしょうね…。
すると今度はお蔦の従業員克実が行方不明になり、見つけた時には記憶が後退している様子。
しぱらく様子を見て声をかけると、飴を食べたと言いながらおかしくなり、突然現れた朝右衛門に斬られてしまう。
そこで凛に刃を向けた朝右衛門に、写楽が放った「俺の女」発言に悶絶しました(笑)。
そしてまた戦闘に。
でも凛がダメージを受けるごとに写楽は耐えられず、朝右衛門に彼女が写楽を弱くしていると言われて殺られてしまう。
そこに何故か猪狩が現れて、凛のスマホを踏み潰して去っていくなんて…。
タマが来てくれて本当に良かった。
でも篁から、次に写楽が動けなくなったら消滅と恐ろしいお言葉が…。
凛も含めてリミットは後一回なんて…。
それを写楽も知ってるんですね。
二人で温泉に入って、わざとおどける写楽に「寝てあげてもいい」と背中から彼を抱きしめる凛。
絶対に彼に消えてほしくないという強い想いと覚悟が伝わる、色っぽいシーンでした。
でも写楽は誰ともしたことがない指切りをして、「俺は消えない」と言い、凛を部屋へ返します。
その後、彼女への愛の証に苦しみながら「凛、愛してるぜ」は美男子で男前すぎました。
次の日、お蔦に写楽の過去を聞かされ、わざと凛に皮肉を言う彼ですが、今度は凛も負けていない。
あんな形で凛の唇を奪った男が、今更逃げるようなことを言うなと。
するとまた煩悶の糸の苦痛が写楽を襲い、凛が彼の印に口付る姿が優しく凛々しい。
そしてまた彼が殺した、切なくて哀しい女の記憶…。
それを伝えると、今度は写楽が凛に口付け、もう我慢の限界らしく、この場で欲しいと艶っぽいことを言ってこられたら、凛だって本当は欲しいけど、流石に外じゃ…ね(笑)。
これのおかげで血因も100%になり、ここで朝右衛門と決着をつけることに。
それに消えなかったら好きなことをさせてほしいと凛にお願いしてたし。
朝右衛門にスカウトされるも、写楽は自分の罪の償い方を探していたと、それは大切な誰かを守る為と啖呵を切るのが格好いい。
こうして最後の血闘が開始。
写楽も絶対零度を習得し、朝右衛門とやり合うもやはり奴は強い。
朝右衛門も絲ノ比丘尼と小指を交わし戦う理由はあるけど、写楽だって負けるわけにはいかないから。
写楽が、朝右衛門の両手首を切り落とし、何とか勝ってくれて本当にホッとしました。
ハッピーエンド
篁から朝右衛門と絲ノ比丘尼が閻魔宮に送られと聞いて、ひとまず一件落着。
そしてスーパーで買い出しをする写楽が「あんたは腰が抜けて歩けなくなるかも」とは、本当に好きな事をするつもりですね(笑)。
何を言われても絶対に逃がさない写楽の決意に、凛もとうとう覚悟を決めて…。
凛の生前の失恋を忘れさせてくれると言う写楽。
「もうほかの男のものにはさせない」と凛と唇を重ね愛の言葉を囁き、彼が彼女を繋ぎ止めるというのが格好良かった。
もう、魂留保証書は必要ないですね。
そうして甘い一日を過ごした二人は、夜の遊園地へ制服デート。
写楽が凛に優しくて、出会った頃が嘘のよう。
そして人間道で凛に仕える証としてキスをし、凛はずっと俺のものだと言う写楽。
お互いがおねだりしあう姿が微笑ましく、今夜も甘い夜が確定ですね。
バッドエンド
朝右衛門との血闘で、負けてしまった写楽。
凛と二人で藤の花の下に寄り添う姿が切なくて美しい。
消えゆく魂の写楽が、凛に自分を忘れろと言うのがただ悲しかった。
そして朝右衛門によって凛も斬られ二人で消滅する間際、「あんたの小指は俺のものだ」と告げた写楽に泣けました。
EXTRA
凛と写楽が消えて20年。
どうやら閻魔大王が、完全に消える寸前で助けたらしいです。
女子高生が浅草で出会ったのは、似顔絵かきの美大生の男性。
女子高生と美大生の会話は、前世では恋人同士というもので、初めて会ったのに「ホテルどう?」と聞く彼は間違いなく写楽ですね(笑)。
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