まったりのんびりほっこり

ゲームや読書などを中心に、日々感じたことを書いてます。

ビルシャナ戦姫 ~一樹の風~ 源頼朝 感想

 

※ネタバレ要素がありますので、読まれる際はくれぐれもご注意ください。

源頼朝(CV:古川慎

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壇ノ浦の戦いの後、頼朝の邸で療養をしていた義経を、彼は随分と過保護に看病しているようですね。

 

漸く傷も癒えて庭で鍛錬をしている義経が、頼朝の役に立ちたいと町の見回りをを申し出ると、療養中を理由に即却下する彼ですが、無理をしないことを条件に許すあたり、彼女には甘いです。

 

それに義経に対して、初っ端から端正な頼朝の惚気や態度は色気があって堪らない(笑)。

 

そんな義経は、春玄達と久しぶりの見回りでお互い楽しそうで、相変わらず仲が良いのが嬉しい。

 

ただ町で聞いた頼朝がどこぞの姫を邸に住まわせ結婚すると言う噂を聞いて、春玄達は義経と頼朝の事を知らないから、町の人々の勘違いだと言いますが…。

 

義経にとっては、あの法皇がそう簡単に引き下がるとは思えないし、なにより自分の出自さえわからないのに、頼朝がいくら彼女を妻にしたいと言ってくれても絵空事の様に思えてしまうのが不憫です…。

 

そんな時、供もつけずに頼朝が話があると義経を迎えに来ますが、道中も邸に戻っても沈黙されては居心地が悪い。

 

するといきなり頼朝が彼女を壁に押し付け口付けをしてきて。

かなり深いその行為の理由を問うと「お前にはわからぬか。そうであろうな」と、また口付ける。

 

どうやら彼は義経が仲間と一緒にいることに嫉妬しているようですが、義経は体調を心配していると根本的に勘違いしているのがもどかしい。

それに頼朝に「私にはお前しかいないのだ」と言わせてしまう。

 

頼朝は遠回しに「邸にいて欲しい。と言ったら?」と尋ねると、「それはできません」と彼の真意を理解してない義経が律儀で真面目。

 

それに頼朝の本懐の役に立ちたいという気持ちは本物だし、頼朝のために在るという確固たる理由が欲しい。

彼の傍にいる資格がないと不安なんですよね。

 

「傍にいてくれるだけでよい」と言った頼朝も、結局は折れて義経に見回りを許可するのは、彼女の真面目で真摯な想いを理解したからでしょうね。

 

 

法皇の謁見では、源氏の再興を果たし新たな政権として立ちたいと言う頼朝に、彼が断ってるのにまた貴族の娘との結婚を勧める法皇がうざい。

 

それに、頼朝がどこぞの姫を邸に住まわせているという噂も知っていて、今度連れてこいと言ったかと思うと、その口で今度は秀衡の納める奥州をどうにかしろと半ば脅しですよね。

 

その事を義経に何といえばいいのか沈む頼朝が不憫です…。

 

見回りの報告に来た義経が、法皇との面会でどこか覇気のない頼朝を抱きしめたのには、流石の彼も驚いたようで、これは嬉しいでしょう。

 

でも法皇とのことは、何も心配するなと言うだけ。

特に秀衡のことは義経に軽々しく言える問題でもないし、慎重な案件だし。

 

でも義経が危惧しているのは、嫁取りの事。

だから、義経が邪魔になっているならと思い、彼女に出来ることがあれば何でも言ってくれと言うと、頼みたいことがあると言う頼朝。

 

内容も聞かずに即答する彼女が嬉しそうで、しかも可愛いかったです。

 

そうして気晴らしの旅へ連れ出してくれた頼朝の町人姿は中々似合っていて、やはり色男は何を着ても似合いますね。

それに義経を気遣いつつ、見ていて飽きぬと楽しそう。

 

また里の者から聞いた夫婦滝の橋は壊れていたけれど、頼朝が義経を横抱きにして橋の向こう側へ飛び、あの頼朝がそこまでするとは驚きました。

 

夫婦滝では、頼朝の望むものを手に入れられることを願う義経ですが、やはり夫婦の事が気になります。

でも、あまりにも儚い夢で胸の奥にしまい込む彼女が気の毒…。

 

逆に頼朝は、自分の願いは自分で叶えるものと彼らしい。

 

そしてお互いに水をすくって相手に飲ませるのですが、頼朝は義経の手を放さず、指先の雫を舐めとる。

 

そして「水が甘いのか、お前が甘いのか」などと言い、口づけをして「甘いのはお前だな」なんて、くらくらしました(笑)。

 

その後福原の海では、二人で波打ち際を裸足で歩き手を繋いで笑い合い、とても幸せそう。

特に頼朝が声を出して笑うのは、本当に珍しくて相当楽しいんだろうな。

 

色んな表情を見せてくれるようになった頼朝が愛おしいと義経が告げると「私の心を捧げよう」と、そんなこと言う人だったけ?と思うくらい甘い。

 

それに義経が、以前彼の唇に傷をつけたお詫びとして、自分から彼に口付けをすると「もっとだ」と要求する。

それに応える義経を、頼朝が押し倒しそのままそこで…。

 

夕暮れになり「大丈夫か」と義経を気遣う頼朝が、過去の自分を振り返り何かを決断したよう。

その決断が結婚なのか奥州藤原なのか気になりますが…。

 

そんな頼朝は、このまま二人で何もかも捨てどこかで夫婦となり死ぬまで平穏に暮らさないかと言う。

 

でもそれは叶わぬ夢だからこそ儚い。

本当にそうできればどれだけいいだろう…。

 

頼朝には、源氏の再興を叶える義務がある。

その為の力になり、供に進みたいと願う義経が、己の叶わぬ願いを封じ込めるのが見ていて辛かったですね。

 

 

京に戻ると、偶然とはいえ、法皇からの嫁候補を見せろとの催促を知ってしまった義経

 

覚悟していたとはいえ、とうとう訪れた「瞬間」に為すべきことを為すだけと自分に言い聞かせ鍛錬に打ち込む姿に、胸が締め付けられました。

 

そんな義経を心配し、温かく見守る春玄達が心強い。

そして忠信の「義経様が可愛い」など、相変わらずの騒がしさに救われます。

 

でもその光景を黙って見つめている頼朝は、何を思っているのか…。

 

 

義経が意を決して、頼朝の天命成就に付き従うと彼に告げたのは、法皇の勧める嫁を娶らせる為。

 

どんなに嫌でも、身を切られるような思いをしてまで「源氏の将として付き従う」と告げる彼女が悲しくも凛々しかった。

 

「わかった」と言う頼朝の一言で、もう引き返せなくなった義経の絶望を思うと遣り切れないですね…。

 

それから数日後、何も手に着かない義経を頼朝が法皇の元へ連れて行くのは、姫を娶る承諾を聞く為と思っていたら、頼朝には他にも連れがいると。

 

なんとその連れとは秀衡。

法皇からの「源氏が政権を打ち立てる為の憂いを断て」る為に、頼朝が呼んでいたのですね。

 

そして、源氏と奥州藤原氏が堅固な絆を築くことになったとは。

更に、秀衡の娘を娶ると告げ、その娘とは当然義経

 

法皇相手に義経が女人であり源氏の者ではないと明らかにし、彼女を生涯の伴侶と決めたと宣言するとは、頼朝が男前で何より揺るぎない信念と決意を感じました。

 

彼はこのために裏工作をしていたとは、流石法皇より上手です。

それに義経を秀衡の養女に迎え入れるように手を打っていたのも見事。

 

勿論あの法皇がすんなりと認めるはずもないのですが、秀衡の如才ない説得には思わず感服。

 

それに新政権は鎌倉を拠点とする聞き絶句する法皇に、深々とお辞儀をする頼朝の鮮や手腕に惚れ惚れしました。

 

頼朝の邸で、秀衡の義経の父親としての願いや態度には、義娘を想う愛情に溢れていて思わずほろり。

秀衡が来ていると知った仲間も集まり、義経と頼朝の事で驚くも、忠信以外は祝福してくれるのが嬉しいですね(笑)。

 

 

その夜義経の元を訪れ、壇ノ浦の戦いで頼朝の傍で生きると誓った言葉は嘘だったのかと、苦しみと悲しみに満ちた表情で彼女を押し倒した頼朝。

法皇の言葉で身を引こうとした義経に感情をぶつけるのが痛ましかった。

 

「お前以外の者など欲しくない」と何度も繰り返し、それでもわかってくれない彼女に、自分はその程度の者なのかと寂しく問いかける頼朝の想いが胸を締め付ける。

 

だから義経もどれほど頼朝を愛し、彼しか見えていないかを頼朝に伝えます。

誰にも渡したくないと。

そして彼の願いを叶えたいと。

 

そうして頼朝に哀しい顔をさせてしまったことに泣いてしまう彼女がいじらしく、頼朝が彼女に口付けするのは当然。

 

愛情の示し方が足りなかったと告げた頼朝が、死が互いを分かつまで彼を愛せと彼女に甘く命令し、その愛情を刻み込んでいく。

 

義経が頼朝を好きだと言うと、すかさず「私の想いには敵うまい」と返す頼朝の惚気が聞けて満足です(笑)。

 

これからは妻として彼の力となれと言う頼朝に、今までも部下をまとめてきたから、家人をまとめるのも立派に務めると笑顔で言う義経が、嬉しそう。

 

でも頼朝は思う所があるらしく、隠し事をしないと約束したから渋々話した内容は、彼女が慕われるのが面白くないし、彼以外に笑顔を向けて欲しくないと言う単なる嫉妬(笑)。

 

指摘されて「笑うな」と赤くなる頼朝が珍しく可愛かったです。

ここで漸く、見回りの時にも頼朝が嫉妬していたと気付くいて喜ぶ義経も可愛い。

 

「もっと愛してやろう、私の愛しい妻よ」の言葉通り、甘い夜を二人が過ごしたのは想像に難くないですね。

 

頼朝がどれだけ義経にベタ惚れなのか、刻み込まれました(笑)。

 

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