※ネタバレ要素がありますので、本編クリア後にご覧になる事をおすすめします。
アモン(CV:八代拓)
あの怪我から一年。
かなりの期間、療養とリハビリに専念しただけあってアモンが元気で良かった。
今は月影で、クラマやイズナの手伝いをしながら月影のビルの中で暮らしているみたいだけど、上下左右をツキミ達に囲まれてるのが少し気の毒かな(笑)。
でもイズナがイチゴに、たまには自分の部屋に帰れって言うくらいだから、ほぼ同棲みたいなものかも。
またクラマ曰く、開店休業で莫大な借金を抱えるアモンよりも、イチコのほうが堅実に稼いでいるとは。
それにイチゴを狙う相手もいないから、彼女だけなら本当に普通の生活に戻れそうだけど、彼女が必死に「邪魔じゃないです!」とアモンにフォローしてるのが可愛かった。
クラマもそこまで本当のことをアモンにズケズケ言わなくてもいいのに(笑)。
でもイチゴはアモンと一緒にいたいと望んで月影にいるのに、アモンは彼女を縛り付けているようで心苦しいと思っているのが見ていて辛い…。
とはいえアモンはイチゴが慣れるまでキスしてるし、イチゴはアモンがいないと寝られないとか言ってるし、もう完全にラブラブカップル。
それでもアモンの立場を考えると、ツキミが彼を外に出せないのもわかるから、いくらイチゴとラブラブでも自由でないのが気の毒かな…。
そこでノインから、アモンがどうやって育ったか、1年前のあの夜、施設で何をしたか聞くことを勧められますが…。
アモンは組織の監視人になる為に生まれて育ってきたんですね。
でも月影の潜入捜査をしながらノインから借金を抱えてたのは完全に彼の趣味(笑)。
それにノインとのやり取りが演技でなくて本気だったのは嬉しいですね。
たとえ返済計画が夢に出てきたとしても(笑)。
ただ、監視人を辞めてフリーになるという発想がそもそもなかったというのが、組織の洗脳のようで居たたまれない。
そんな時にイチゴと出会って彼の世界が変わり奇跡のようだと話すアモンが、本当に救われて良かったと思いました。
そしてあの夜の事や施設の事を聞くイチゴも辛いだろうけど、普段の明るくていじられキャラのアモンが淡々と語ってくれたのが、何とも遣り切れない…。
アモンは他のたくさんの命と天秤にかけて、イチゴの穏やかな生活や未来を守ってくれたんですね。
それを申し訳なく思うイチゴの気持ちもわかるから、余計に切ない…。
それにしても、ノインが月影のボスだと聞いても「何となくわかっていた気がする」と答えるイチゴが鋭かった。
そのノインからアモンへの意外は依頼は、月影の監視役。
どうやら、月影内部には結構内通者がいたらしく、このままでは内部分裂もあるとか。
イチゴはそのアモンの監視人とは、上手いこと考えますね。
イチゴとアモンの二人の生活を保障し支援までしてくれるという好条件ですが、アモンは表で普通に彼女と暮らしたかったみたい。
表の世界の幸せをあげたかったなんてアモンは優しいけど、ノインの依頼を受けるとこの夢は捨て去ることになるから、彼も悩みますよね…。
でもノインが、アモンは表の世界の人間と接点がなかったから、疑心暗鬼で手あたり次第殺しまわるって、そうかもしれないけどアモンが不憫…。
そしてノインに、アモンと裏社会で生きていく覚悟を問われたイチゴは…。
その後アモンが月影の内通者を暗殺する依頼を受けたのは、イチゴが後押ししたから。
アモンはまだ迷ってるようですけどね。
ただ相手もさすが月影で、防弾来てるとはいえ一発喰らったアモンが苦しそう。
そこで止めを刺したのは、何とイチゴ。
ちゃんと銃の撃ち方を練習していたんですね…。
「これで、地獄に落ちる時も、一緒です」と覚悟を決めていたイチゴは精神的に強い。
そんな彼女を表に帰すことが出来なかったと悔いていたアモンだけど、最終的に「嬉しい」と。
イチゴがアモンと同じ裏の人間になって、泣きたくて苦しいのに嬉しいという彼と、自分達はこれでいいと考えるイチゴが、歪んでいるけど幸せそうに見えました。
そして正式に月影内部の監視役になった二人にノインが用意してくれた新居は、窓も大きいタワーマンションなんて太っ腹。
逆にアモンが一年前に住んでいた部屋は酷い状態らしいけど(笑)。
また、アモンが読唇術を覚えようとしてるのが嬉しい。
でもイチゴは裏の仕事には声はいらない、とキッパリ思っているのが男前。
裏の社会でこれからも、人を殺し狙われながらでも幸せに生きていくと決めたイチゴが、凛々しくて格好良かったです。
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