※ネタバレ要素がありますので、読まれる際はくれぐれもご注意ください。
武蔵坊弁慶(CV:梅原裕一郎)
壇ノ浦の戦いから二ヶ月後、鞍馬山で弁慶の怪我の養生をしている義経たち。
最初からいちゃいちゃして、弁慶と夫婦として過ごす穏やかな暮らしが、彼女に安らぎと喜びを与えているのが良くわかります。
それに血色の悪い弁慶を心配する義経に、弁慶から口づけするとは、彼も隅に置けないですね。
とはいえ、義経が女人である以上寺で暮らすわけにも行かず、山を下りることに。
その際、お互いが夫と妻と呼び合いたいと語る二人が微笑ましくて、つい温かく見守りたくなりました。
覚日に下山して、平泉の秀衡にお礼と謝罪をしに行くつもりだと話す義経ですが、夫婦ということは伏せたほうが良いと助言されます。
弁慶とは身分の差があり、また彼は僧門に入った身。
秀衡が良い顔をするのか難しいところでしょうね。
これには義経も納得し、これからの愛する人との新しい日々に喜びと期待に胸を膨らませ幸せそう。
京を出てからの道中でも、弁慶は義経に過保護でそれが嬉しそうだし、義経も彼に甘えて仲睦まじい。
それに偶然立ち寄った村では、いつもの弁慶とは違う荒々しい深い口づけもあり、途中でハッとしてやめたのが勿体ない(笑)。
でもそれを嬉しいと感じている義経が可愛かったです。
ところが今度は突然の雨に濡れてしまい、洞窟で火を焚いて着物を乾かすのですが、裸の義経を後ろから同じく裸の弁慶が抱きしめて温める。
この肌色のシーンは、弁慶が色男に見えるくらい逞しく男らしいし、義経も色っぽくて見惚れました。
それに平泉に着く直前には、現地で夫婦であることを隠すため、たっぷり抱き合い充電する二人が微笑ましかったです。
平泉に着き、秀衡に挨拶と謝罪をする義経を、広い心で受け止め現状を喜んでくれるのが有り難い。
流石秀衡ですね。
それに偶然頼朝達も来ているらしく、その夜の宴では、春玄以外は皆義経の女人姿にびっくり。
そして皆が可愛いと言うたびに弁慶の表情が険しくなる(笑)。
和気あいあいというか騒がしいやり取りは、懐かしくて相変わらずで嬉しかった。
でも忠信と高綱が義経を嫁に欲しいと言い出した時、頼朝は無関心でしたが、継信は「身分が違いすぎる」と。
その時の弁慶の胸中を察すると、気が気でないですね…。
義経も弁慶に声をかけたくても出来なくてもどかしい。
それに忠信と高綱が彼女にグイグイ行くたびに、弁慶が割り込んで家来役をするのが歯がゆくて堪らない。
義経も、皆に二人の関係を口にできず、弁慶と主従として接すると距離を感じて切なかった…。
次の日忠信と継信に朝市を案内してもらう義経ですが、朝から弁慶の姿が見当たらない。
気にかかりますが、彼にも交流はあるでしょうし義経はそのまま市を案内されます。
でも何かにつけて忠信が弁慶を羨ましがるのが面白かった(笑)。
それに義経も弁慶とのことを思い出し笑いして、本当に彼が好きなんですね。
でもそんな様子を見ている弁慶が不審すぎる。
それに人気者の義経が皆につかまり、中々弁慶と会いえないのがもどかしい。
だから夜更けに義経が弁慶に部屋に行き「寂しかった」と抱き着く彼女がいじらしかった。
勿論弁慶も彼女を思って会うのを我慢していたものの、彼を気遣う物言いやいじらしさにその我慢も限界を迎えて…。
褥に義経を押し付けた弁慶が、皆に彼女を見ないで欲しいと胸の内を吐き出し、性急な口付けや荒々しく抱きしめる行為は、嫉妬からでしょう。
そんな弁慶を嬉しく思う義経が可憐で、いつもの優しい弁慶もさっきの荒々しい弁慶も両方好きだと言われたら、弁慶だって男だし当然なるようになりますね。
そうして画面は暗転し、夜が明けるまで二人きりの甘い時間は、我慢した分きっと至福であったに違いない。
数日後、弁慶が彼女を誘って漸く二人きりで以前訪れた場所に。
すると以前出会った子供たちに、義経がきちんと「弁慶のお嫁さんになった」と答えると、「熊と花」と表現されるとは、子供は本当に正直で遠慮がない(笑)。
でも、弁慶も義経も二人の子供を育てたいと望んでいて、きっと子沢山になりそうですけど、幸せだろうな。
そしてそろそろ平泉から暇を告げようと思っていた矢先に、何と秀衡から泰衡との縁談の話が。
泰衡も初耳のようで、しかも嫌がっているのが救い。
ただ、奥州藤原と源氏の為と言われるとぐうの音も出ませんが、一番の理由は秀衡が義経を自分の娘にしたいからという(笑)。
傍において義経を可愛がりたい秀衡の気持ちはわかりますが、ここは泰衡になんとしても頑張って断って欲しいところ。
ところが話はとんとん拍子に進み、直ぐに婚礼の準備の話まで。
義経も弁慶じゃなきゃ嫌だと思い、口を開きかけた時、弁慶が「なりませぬ」と叫んだのにはほっとしましが、皆が呆然としているのに少し笑ってしまいました。
勿論弁慶は真剣に彼女への想いを皆に伝え、義経も黙っていたことを謝罪したのち、弁慶が夫君であり彼がいないと不幸になると告げます。
二人の告白を聞いた秀衡は納得し、幸せになって欲しい、弁慶と離れてはならぬと、彼らしい親心には涙腺が緩みました。
それに頼朝も認めてくれて有難い。
というより、元々興味がないんでしょうけど。
それにしても、春玄と高綱は素直に認めたのに、忠信はまだしも継信まで弁慶に勝負を申し込むとは意外でした。
でもこれは彼らなりの遊びで餞なんですね。
和気あいあいと武器をふるう弁慶たちが、とても楽しそうでした。
おまけに春玄は二人の関係に気付いて、義経が忠信達に連れまわされていた時、弁慶はこっそり後をつけていたと。
あの不審な弁慶はこれだったのか。
中々可愛いところもありますね。
数日後、二人の婚礼の宴を設けてくれるとは流石秀衡、粋です。
この十二単も秀衡が着せたかったからとは、良くやったてくれたとお礼を言いたい(笑)。
婚礼の宴の秀衡の言葉には泣かされましたが、二人の笑顔が晴れやかで、胸がいっぱいになりました。
そして二人で暮らしている様子が描かれ、義経のつわりを心配する弁慶には、喜びもひとしお。
と思ったら義経の夢だった(笑)。
二人で平泉を出て雨宿りした小屋で、義経がだるいのは弁慶が無理をさせたから。
余程正々堂々と夫婦でいられることが嬉しいみたい。
お互いが子供を望み、これ以上無理をさせたくないと言う弁慶に、やわじゃないと返す義経は流石元侍だけある。
甘い時間は近い将来、たくさんの子供に囲まれ幸せに暮らしている義経と弁慶を見せてくれそうですね。
雨がやんで峠を越える際、無茶をさせた弁慶に背負ってもらう義経はもうすっかり彼の妻。
背を降ろしてもらい手を握って一緒に歩きながら、弁慶から「いずれ生まれてくる子らと一緒に幸せになろう」と告げられ、約束をする義経。
「愛している」とお互い言い合う姿が、虹に祝福されて幸せそうでした。
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