まったりのんびりほっこり

ゲームや読書などを中心に、日々感じたことを書いてます。

ビルシャナ戦姫 ~一樹の風~ 平重衡 攻略 感想

 

※ネタバレ要素がありますので、読まれる際はくれぐれもご注意ください。

平重衡(CV:逢坂良太

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残忍で快楽主義の美型。

知盛が大好きで彼には柔順。

 

何にも興味がない知盛が遮那王に執着する理由を知りたくて、奥州へ彼女の様子を見に行く重衡。

 

知盛に悪ふざけするなと釘を刺され、きちんと人を斬ることなく侵入したのは、彼にしてはえらいですね(笑)。

 

一方で平泉で穏やかな日々を過ごしながら、進むべき道について悩んでいると、重衡が侵入してきて驚く遮那王

 

ここで秀衡の計らいで、重衡はしばらく平泉に滞在することになります。

 

酒宴では遮那王に酌をさせるなど横柄な重衡ですが、やはり知盛が彼女に興味を持つ理由を知りたくて、じっくり観察すると言い出す始末。

 

でも、どうやら女だとはバレてないようでそこは一安心なのですが、遮那王をけなす暴言は底知れない(笑)。

知盛の件でよっぽど納得がいかないんでしょうね。

 

ただ、遮那王の綺麗な顔と甘い匂いに気付いて気を吸おうとするものの、酔いつぶれてしまう重衡(笑)。

 

次の日は遮那王に無理やり手合わせさせたり、町の案内をさせたり。

春玄達が止めれば「父上に言いつける」が出てくるから始末が悪い。

 

とはいえ遮那王と重衡の会話はまるで漫才のようで、面白いんですよね。

本当に自由奔放で我儘で子供のような重衡ですが、でもどこか憎めない。

 

どうやら重衡は遮那王をからかうのが楽しみになったみたい。

おまけに知盛にまだ書簡も送っていないのは、何か思うところがあるよう。

 

それに手合わせの勝負に関しては忖度しないと重衡が明言すれば、春玄達もこぞって彼と手合わせしたいと言い始め、この掛け合いは中々面白かったです。

 

特に嫌がる重衡に、遮那王が無理やり干し杏を口に押し込んだのは可笑しかった。

 

でも重衡が、遮那王が彼には見せない笑顔を仲間たちには見せるのがむかつくと感じるなんて、少しは変化が出てきたよう。

 

それにまさか秀衡と同じ助言を重衡が言うとは、義経も驚きますよね。

 

言い方は相変わらず乱暴ですが、それでも少しだけ気遣いも感じます。

 

知盛に書簡を送ったらどうなるか考えて、身体がだるいのを言い訳に送るのを先延ばししたり。

 

それに知盛に昔されたという怪談話を怖がって、遮那王に笑われて真っ赤になる姿は可愛げがありました。

また遮那王が笑ったことに機嫌が良さそうなのも分かり易い性格ですね。

 

そんな重衡が遮那王に「仲間になれ」と命令。

仲間についての定義を説明する遮那王に、「わからないけど、わかったよ!」とだけ言って去っていった重衡の反応が、以前よりも大分素直になって何だか可愛かった。

 

ところが重衡がしばらく姿を見せないと思っていたら、風邪で寝込んでいたとは。

 

連絡を寄越さなかった重衡に遮那王が怒ると「仲間は命令するものじゃないんだろ」と予想外のセリフを吐く彼。

 

珍しくしおらしい重衡を遮那王が放っておけるわけないですね。

 

それに風邪を引いたのは、遮那王が好きな干し果物を買いに行っていたのが原因だとは…。

それに「これで仲間か?」と無垢な問いかけは素直というか純粋というか。

 

でも熱に浮かされた重衡が「甘い香りがする」と義経を組み敷いて気を吸い、正気に戻ると彼女の体調を心配してくれる。

 

でもこれで遮那王が女だと重衡にバレてしまい、知盛の執着の原因も分かってしまって…。

 

だけど彼はこのことを誰にも言わないと宣言。

理由はわかりませんが、義経にとっては有難いには違いない。

 

ただ、重衡は知盛が彼女をどうしたいのが気になるようです。

 

頼朝が挙兵する際、重衡は遮那王に知盛の意図を伝え、捕まらないようにもっと足掻いて強くなれと助言までくれるのは、彼にもわからない気持ちのせいですがそれはきっと…。

 

そして遮那王が源氏として戦うなら平家に戻ると言う重衡。

 

でも彼女が知盛に敵わなかった時、捕らえられる前に重衡が彼女を殺してくれると言ったのは、彼なりの今出来る精一杯なのでしょうね。

 

時代が違えば本当の仲間になっていたのかもしれないと思うと、やりきれないです…。

 

 

元服した遮那王義経となり、頼朝の軍に合流し富士川の戦いで奇襲をかける事に。

でも見事に教経に読まれていて窮地に落ちた時、義経の例の力が覚醒。

 

しかし彼女を止めたのは重衡で、更に正気に戻った彼女を横抱きにして攫ってしまうとは、結構格好良かった。

 

しかも義経に自分の気を吸わせて、以前の借りを返しただけと素っ気ないのは照れ隠しかな。

 

けれどその力についていろいろ教えてくれる重衡には、もう以前のような我儘で自分勝手なところはなく、寧ろ思いやりのようなものを感じました。

 

知盛のことについても、生きて奴の手に落ちることはないと言い切る義経に、軽く目を見張って驚いたあと笑う重衡が心底楽しそう。

 

二人の掛け合いはとても懐かしく温かいもので、最後に「足掻けよ」と去っていった重衡は潔く意外と男前でした。

 

 

でも六波羅に戻った重衡を待っていたのは、知盛の真綿で首を締めるような質問という名の尋問。

知盛の手で義経を傷つけ絶望させ、修羅の道へ落したいとは何とも悪趣味。

 

おまけに脅迫まがいで重衡に義経を捕まえるのを手伝わせるとは、知盛が穏やかで柔和な分、底知れない恐ろしさを感じます…。

 

それに重衡がどれだけ絶望を抱いたか、察するに余りある。

 

重衡も、鎌倉に戻った義経も、ふとした瞬間に思い出すのは相手のことばかり。

この境遇がもどかしくてじれったく、そして切ない…。

 

義仲が京に攻めてくると知ると、平家は民の事よりもや財産を義仲の手土産にさせないことを優先して邸に火をつける。

 

それは平泉で義経が語っていた民の生活を考える行為とは真逆で、漸く彼女の言葉を理解した重衡が平家に怒りを覚えたのがせめてもの救いでした。

 

ところがその義仲が義経に討たれたと聞いた知盛が、俄然やる気をだして一ノ谷の戦いでは総大将に。

勿論、義経を捕まえるのに乗り気でない重衡に協力を押し付けるのも忘れていない。

 

ここまでくると、知盛の重衡に対するパワハラがうざくて仕方ないですね。

重衡も逆らいたくても力の差が歴然としているから逆らえないし、本当にもどかしい。

また義経も、重衡と戦うことに心が重いのが不憫でならない。

 

鵯越で逆落としの奇襲をかけた義経は、生田森で知盛と戦闘に。


相変わらず義経の涙が見たいだの変態のようなことを言ってのける知盛は、例の力を出し彼女にもそれを強いる余裕が憎らしい。

 

結局知盛の手に落ちた義経を連れ去ろうとした彼に、駆けつけた重衡が彼女をどうするのか聞くと、妻に迎えると言う。

 

全ての尊厳を奪われるしかない義経の涙に、胸が締め付けられます。

 

ところが、帰ろうと言う知盛に「嫌だ」と口走った重衡は、彼女と「仲間」になりたいと。

純粋な彼の言葉に、今度は胸が熱くなりました。

 

すると知盛は、重衡に彼女を共有しても構わない、二人で愛でようなどど、もう異常で変態すぎ。

 

必死に義経を守ろうと抵抗する重衡は、いつのまにこんなにも男らしく又頼もしくなったのだろう。

 

知盛に刃を向け兄弟同士の戦いとなり、動けない義経がそれでも「負けるな」と重衡に声をかけるのがいじらしいのに、重衡は知盛に胸を刺されて…。

 

怒った義経も力を使いますが、結局力尽きたものの、もっと強くなった彼女と戦いたいと知盛に見逃されます。

 

そして生命反応のない重衡に口づけ、己の気を必死に与える義経に泣けました…。

でも彼女のおかげで重衡が息を吹き返して本当に良かった。

 

 

重衡を連れ帰り世話をする義経ですが、結局は捕虜となりいつ首を刎ねられてもおかしくない状況。

 

それでも病床の身で我儘でたっぷりの重衡に、喧嘩腰の義経との会話が懐かしくて微笑ましかったですね。

 

そんな重衡が、何故大好きな兄を裏切ってまで義経を助けたのか。

 

彼は義経が知盛のものになるのが我慢できないんですね。

ただ、その理由についてはまだハッキリと自覚はしてないみたいですが。

 

義経も、知盛に口づけされた時のことを思い出すと寒気がするものの、重衡の時はむしろ胸の高まりと温かな気持ちが広がり、それがどこから来るものなのか理解していない。

 

二人と本当にもじれったいですね(笑)。

 

それに食事を摂らない重衡が、義経の気を吸おうとしたタイミングで現れた仲間たちのやりとりには笑わせてもらいましたが、同時に和やかで癒されました。

 

それに遮那王が笑っているのを見て、泣いているより全然いいと呟く重衡が、段々愛おしくなってきた。

 

重衡と義経が夜の京の町を歩き、「町と民たちの安寧」という言葉に平家の驕りを省みる重衡が、日常の常識的な事を教えてくれる義経に感謝している姿には成長を感じます。

 

それに義経の笑顔を見ると嬉しい気持ちになるという重衡が、頬を染めながら彼女を抱きしめて…。

 

お互いが自分の気持ちに気付き、そして「好きだ」と伝え合う二人が静かで優しく温かみに満ちていて、このシーンはとても好きです。

 

そして知盛に義経を奪わせない、絶対に守ると宣言する重衡が、いつのまにかこんなに男前になってくれて嬉しい限り。

 

それに二人でなら知盛に勝てるかもしれない。

義経が重衡に力の使い方を教わるのは必然でしょう。

 

ところが、朝廷からは源氏に平家と和睦を結べと院宣が下り、その公証人に重衡が指名されるという、まさかの展開。

 

朝廷の思惑を見抜いている頼朝は、交渉決裂次第すぐに平家を滅ぼすつもりで、重衡に同行したかった義経は、勝浦で奇襲をかけることに。

 

そうして鞍馬で力の安定をさせる修行をする義経と重衡ですが、彼の教え方が擬音ばかりで下手過ぎ(笑)。

 

でも相変わらず義経が眉間にしわを寄せて考え込んでいると、重衡がデコピンしようとして、おでこを隠す彼女が可愛いですね。

 

それにいつもは「不細工」言う重衡も、今回は「そんなこと言わないよ」と彼女の心配を汲み取って「可愛い」と言ってくれるし、誰よりも早く駆けつけてくれると信じてくれる。

 

だから彼も、義経が来るまで知盛とやり合い、何があっても生きて戻ると誓う。

二人の絆の強さを感じました。

 

また、忠信達が重衡を仲間と認め、それに天邪鬼に応える重衡に胸が温かくなりましたね。

 

 

和議の当日、重衡の知盛を見る目が勇ましい。

 

けれど義経がいないことを確認した知盛が刀を抜き、重衡に斬りかかかるのと同時に鏑矢が放たれ、義経達が奇襲をかける。

 

そして重衡を加勢する義経も力を使い、息もつかせぬ展開についていくのがやっと。

 

それに彼女と一緒に過ごすうちに、自身が大きく変わったと叫んだ重衡が頼もしかった。

 

恋愛END

でも知盛は強い。

 

重衡がまたも胸を知盛に刺されたのを機に知盛の手を掴み、その隙を義経が見逃すはずもなく。

その後二人で知盛にとどめを刺したのですが、知盛は元々自分自身を終わらせたかったんでしょうね…。

 

そんな知盛を、やっぱり好きだったと告げる重衡には涙が止まりませんでした。

 

そして、義経に自分を変えて欲しかった、重衡が羨ましいと言いながら知盛は自ら崖へ身を投げ、重衡の慟哭が胸をえぐるようで辛かった…。

 

重衡の胸に空いた穴を塞ぐように、彼を抱きしめる義経が慈愛に満ちていて、きっと彼も少しは救われたのではないでしょうか。

 

 

屋島の戦いの後、知盛を討ったことで漸く頼朝に信用された重衡は、義経にその身を一任されます。

 

重衡の元には「仲間」が毎日集まって賑やかで楽しそう。

 

でもやはり知盛との戦いでのことが尾を引いていて…。

 

知盛は重衡を見ていなかったと重衡は言うけれど、最後は彼に大好きな兄を殺すという咎を負わせなかったのは愛情故。

だからきっと知盛は変われていたのでしょうね。

 

二人で抱き合い好きだと伝えた後の口づけはロマンチックでしたが、重衡はこの感覚を思い出したよう。

義経が白状するまで口づけると言われれば、言わないわけにはいかないですよね。

 

その後のやり取りは、いつもの二人でとても微笑ましかったす。

 

二人で生きて戻ろうと約束をして、運命を切り開いたからこそ得られた未来。

たとえ知盛が生きていたとしても、二人ならまた未来を切り開いていくのでしょうね。

 

悲恋END

※道導の「秀衡五章・二」で、好感度「低」からでも見られます。

 

知盛と重衡、義経との戦いは熾烈を極めますが、まず義経が脇腹を削られ、そして重衡が倒され…。

 

義経が重衡に気を与えようとすると知盛に邪魔され逆に気を吸われてしまい、気付いた時には京の邸に。

 

実は重衡は生かされていて、毎日知盛に深手を負わされ、義経が口づけで気を与える。

すると後ろから知盛が彼女の気を吸う。

 

このおぞましくも耽美な情景は、とても奇麗でありながら悲しさに溢れていました。

 

そうして知盛は彼女が死なないよう飼い殺し弄んでいるんですね…。

まさに鬼畜。

 

それでもお互いの約束を糧に生き続ける義経と重衡が、哀れでなりませんでした。

 

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