まったりのんびりほっこり

ゲームや読書などを中心に、日々感じたことを書いてます。

ビルシャナ戦姫 ~源平飛花夢想~ 平知盛 攻略感想

 

※ネタバレ要素がありますので、読まれる際はくれぐれもご注意ください。

平知盛(CV:福山潤

 

清盛の息子で重衡の兄。異類の力を持つ。

 

常盤御前の邸の前で涙を流す遮那王と会い、それから彼女に執着するように。

しかも弁慶の一件で、女だと気づいたよう。

仰木峠から琵琶湖まで追ってくる姿はまるでストーカー(笑)。

 

圧倒的な強さと聡明さを持ち、隙をついて遮那王に口づけをして姫だと確信し、彼女も知らない秘密を妻に迎えて教えると悠然と言い放つ。

 

でも遮那王が背負った源氏の宿命を、逃げずに切り開くと宣言したのは凛として格好良かった。

その言葉通り、何とか知盛から無事に逃れ漸く平泉への旅路へ。

 

一方知盛は、遮那王に対しての執着が益々強くなったようで重衡が嫉妬するくらい。

何でも子供の頃は、あの力で夢の中でも一緒に遊んでいたとか。

 

遮那王一行が平泉へ到着し数ヶ月、彼女の夢の中に知盛が登場。

まさか本当に夢にまで出てくるとは…。

そして抗う遮那王を抱き寄せ、また口づけを。

 

まだ不安定な繋がりだったらしく上手く逃れた遮那王ですが、知盛の「もっと私の事を思うようになるよ」という言葉が予言のよう。

 

そして藤原氏と均衡を保っていた佐竹氏が明神峠に攻めてきたとの報告が。

遮那王も佐藤兄弟の加勢に加わりますが、どうもキナ臭い。

 

大将を捕らえたところ、どうやら知盛からの命で、ある物を手渡しに来たと。

それは遮那王の夢の中で、知盛が彼女に贈ると言っていた珊瑚の髪飾り…。

遮那王が知盛の底知れない恐ろしさを感じるのは仕方ないというもの。

 

そして今度の夢は琵琶湖での知盛との再会。

何故遮那王の夢に知盛がやってくるのか。

そもそも何者なのか。

 

遮那王が当然の疑問をぶつけますが、彼女も同じだと言い、はっきりしなくてもどかしい。

しかも傷だらけの血まみれで戦う姿は美しいだの普通の感性じゃない。

それに平泉にいる限り兵を送り込むなんて言われたら…。

 

おまけにどうやっても遮那王に涙を流して欲しいらしい。

しかも知盛の腕の中で。

とてもまともな神経じゃない彼におぞましさを感じる…。

 

ただ宿命から逃げないと言った遮那王に、まるで平家と自分を倒して欲しいとでも言いたそうな知盛の、どこか寂しげな表情が印象に残りました…。

 

平泉から離れる決心をした遮那王元服をして義経となり、挙兵した頼朝の元へ。

これで己の運命を切り開く。

 

また知盛も頼朝の挙兵を知り、義経に会うために参戦。

本当に執着が尋常じゃないし、今度は何を仕掛けてくるのか不気味。。

 

そうして富士川戦いでは奇襲を行う事になったものの、相手は副将の知盛。

相変わらず飄々としながらも義経を追い込む狡猾さも知盛ならでは。

そして彼女を傷つけ捕らえるのが目的と、相変わらずの歪んだ美学と執着…。

 

義経は皆の窮地を救うためにあの力をで刀を振るうも、力尽きて知盛の手に…。

それすらも知盛の作戦かと思うと、本当に周到。

 

そして弱った義経に自分の気を喰わせる知盛に本能が抗えない義経

人並外れた力、夢の事、人の気を喰らう。

知盛たちと同じだというこの力や自分の正体は一体?

 

それを知る為に知盛の言う事は至極最もで、流石の義経も納得せざるを得ない。

だからこそ、彼の提案を受け入れた彼女は強い。

 

また義経が、知盛が恵まれた環境で育った事を避難すると、寂しげに微笑んだ彼の姿が気になりました…。

 

一晩中義経を抱きしめて寝ていたとからかう知盛ですが、彼女の体調には真面目に気を遣うギャップにドキドキ(笑)。

 

ただこれから義経の正体を探るのに京へ戻るのは良いとして、知盛と夫婦の振りをさせようとは。

でもそれを頑として拒否する義経が男前(笑)。

 

それに平家が負けても滅んでも関心がなさそうな知盛の達観した考えや態度も、義経にとっては驚きでしょう。

 

京までの二人旅は、義経と知盛の会話が噛み合わなくて、これはこれでなかなか面白かったです。

相変わらずマイペースな知盛に言い返す義経ですが、知盛には全然堪えない。

おまけにこの旅の間に彼女の心を乱して泣かせると宣言するし。

そうかと思えば笑う顔も見たいと言う(笑)。

 

それでも律儀に会話をする義経と知盛の距離が段々縮まっていくのが心地良い。

清盛の実母や池禅尼の話も軽く話してくれるし。

 

また義経の気を整えるのに身体に触れる必要があると、また抱きしめて寝ようとする知盛を拒否する義経

今度はちゃんと彼女の意見を尊重して手を繋ぐに留めた知盛は、本当は優しい?

 

宿命の流れに身を任せる知盛と、抗い切り開く義経

真逆の二人の旅路は、ちょっかいを出す知盛とそっけない義経の中々いいコンビで飽きないですね。

 

知盛が義経を怖がらせようとした話に、彼女が怖がるどころか魂胆を知って笑った顔に彼が見惚れたり、無邪気に笑う知盛に彼女が目を奪われたり。

どうやらお互いに対する認識が少しずつ良い方に変化しているようで微笑ましい。

 

それに寝る時に手を繋ぐだけの優しさを見せたと思ったら、春玄に嫉妬する知盛。

いろんな感情を見せるようになって、どんどん惹かれます。

 

ですが義経は、自分の正体が分かったら、また知盛と戦うことになると思うと気分が重くなる。

それは少なからず知盛に心を開きつつあるからでしょうね。。

 

そんな折、清盛が熱病に罹ったと聞かされる二人。

父親の命にも平家の栄華にも、ましてや自分の命にも興味がないような知盛に、彼が必死になる事がこの世にあるのか義経の心に波紋が広がります…。

 

いざ清盛に会う手段は、意外にも正面突破(笑)。

そして顔を見た義経を「蓮月」と呼び喜ぶ清盛の反応に驚きました。

どうやら話すことが出来ないらしい蓮月がいなくなり、清盛は心配し必死に探していたよう。

 

それにしても平家を託すと言い残して息を引き取った清盛にも、人情があったのですね。。

蓮月が同胞だからなのでしょうが。

そこに飛び込んできた徳子が、義経を見て苦しそうにしながら絶叫し気を失うのは驚きましたが。。

 

これでは義経も混乱して当たり前。。

逃げる義経の腕を掴み、もう彼女が源氏の者ではありえない事実を諭す知盛。

それでも納得したくない義経が腕を離せと言えば、知盛は離さないと言う。

理由を問われると「離したくないからだ!」と彼らしくもなく叫んだのにはびっくり。

 

このまま義経が源氏に戻れば、気持ちの折り合いがつかず深く傷つく。

そんな彼女を見たくないという知盛は、本当に彼女に惹かれ大切な存在になっているというのに、義経はその悲しみと苦しみを抱えたまま離し難い手を振り払い去ってしまい。。

せっかくお互いが分かりあい始めたというのに、義経も知盛も不憫で仕方ない。。

 

頼朝の元へ戻った義経ですが、源氏であろうと無理やり思い込んでいるようで、見ていて辛かった。。

そして知盛も義仲が攻めて来ようが興味がなく、夢でも会えなくなった彼女の事を気にかけてばかり。

 

今までなら、戦いで傷つく彼女を喜んでいたのに、今ではその道を引き止めたい。

人生など流されるままで良かった知盛にとって、彼女はそれだけ彼の心に強く痕を残してしまった。。

 

そんな折、池善尼の息子である頼盛が逃げだしたと聞き、知盛が追うのは情報が欲しいから。

ところが知盛と会った途端、頼盛が彼を「化け物」呼ばわり。

何か事情を知っているからこその呼び方ですね。 

 

そして池善尼が、清盛の母親の事を「不浄の者」であり、父忠盛との結婚は「異類婚」と。

ここで以前知盛が話してくれた、清盛が神社に祭っているものの話を思い出しました。。

 

そして義経には、京で暴れている義仲を討つよう頼朝からの命が。

川を渡る際、またあの力が発動し恐怖を感じる義経に、知盛の顔と手を繋いでいた時の感覚が浮かび無事に力を使いこなせたのは、知盛のおかげでしょう。

 

義仲を生け捕りにしたものの、力を使い果たし倒れた義経

そして知盛と勘違いして春玄の気を喰らってしまい、瀕死の春玄。。

 

大きな力を解放した後は、自分では制御できない事がある。

その後傷つくのは義経だと告げた知盛の言葉が、彼女に追い打ちをかけます。。

 

知盛は自分が経験していたからこそ義経が幸せに育ったっと言い、彼女は今その言葉の真意がわかるから。。

彼に会いたいと真に願う彼女の気持ちが痛いほど伝わります。。

 

それに結局義仲は処刑され、次に頼朝に下された命は平家討伐。

このまま戦えば人でなくなるし、何より知盛と戦いたくない。

そう願う彼女ですが断れるはずもなく。。

 

また一ノ谷では平家の再起をかけた戦いに徳子が威厳を発揮。

流れるままに身を任せ朽ち果てたい知盛とは対照的。

それに義仲を討った義経を気遣い、彼女に滅ぼされたいと願う知盛が悲しく切ない。。

 

一ノ谷の戦いで、鵯越をせっかく力を遣わずに駆け下りた義経の相手は重衡。

力を使う者同士の戦いを制したのは義経ですが、正気を失いながら頼朝の加勢へ。

そしてそこには知盛が。。

義経の我を忘れて戦う姿を痛々しくて見たくないと言う知盛が、彼女を止める為に必死になる姿は、男らしくて優しい。。

 

結局知盛に深手を負わせ、平家にも源氏にも恐れられ、頼朝にはこれからの戦いも期待され、彼女の心が壊れて涙が。。

その涙を見た知盛が、今まで望んでいた涙だと言うのに「腹立たしい」と立ち上がり、逆に「そのような涙は見たくもない」と。

 

そして義経を返してもらうと叫んだ知盛が力を使い、頼朝たちを蹴散らし、義経に「手を!」と請うのに何の躊躇いもない。

そしてその手を取った義経にも。。

涙を流しながら知盛に抱き抱えられる義経が、可哀想だけど良かったと思った瞬間でした。

 

何とか平家の船に逃げた二人。

教経もそりゃ驚きますよね。

傷ついた体で力を使い、その上義経に気を与えた知盛。

それでも彼女の気は絶対に喰らわないと意地を張り、気を失う。

 

そんな彼を義経が放って置けるはずもなく、自分の気を与えるのは、もう知盛が敵ではなくむしろ…。

 

また義経が夢で見た子供のころの知盛には泣けました。。

自分の為に大切な人の命すら奪ってしまう力。

ずっとその恐怖を抱えていたから、いつどうなっても構わないと考えるようになったのかと思うと、遣り切れないですね…。

 

お互いがお互いを人ではない存在として受け入れ思い遣り、決して独りにはしないと。

その後の行為はとても綺麗で艶っぽく、深い愛情を感じました。

 

また、宿命から逃げ見るべきものは見たと言う知盛に、これからはずっと私を見ていろと啖呵を切った義経が凛々しかった。

未来を見つめ始めた二人が清々しい。

 

そして肝心な清盛の実母の事を義経に話す知盛達のもとに何故か徳子が。

この徳子の話はとてもまともではない類のものでしたが、どうやら義経の実母である何者かが、徳子を乗っ取ったらしい。

道理で義経と徳子が初めて会った時、様子がおかしかった訳か…。

 

そして清盛の悲願を達成させる為、義経を連れ去り、阻止する知盛は倒され海の底へ…。

まさかこんな展開になるとは…。

 

最後の決戦前での平家は、徳子の言いなり。

義経は知盛のことを聞き怒りながらも、徳子に逆らい続け気を喰らわれ…。

 

でも知盛が生きていてくれたのは良かった!

今までなら諦めていたはずの彼も、今回ばかりはそんな気は微塵もないのが逞しい。

そして義経と生きる為に、源氏に投降まで…。

 

また徳子に宿っている蓮月について、同じく源氏に投降した頼盛の話では、彼女は化け物よりもはるかに恐ろしいものだと。

 

平家も源氏も関係なく、人間を滅ぼし支配するつもりの蓮月打倒と義経救出の為に、知盛と頼朝が手を組むのは、不思議な感じでしたが面白い。

 

一方で徳子の姿をした蓮月から、自分の出生の真実を知らされた義経の絶望感が遣り切れない…。

蓮月も気の毒ではあるんですけどね…。

それでも宿命に抗う義経は強い。

心の支えは知盛だから。

 

壇ノ浦の戦いで潮の流れが変わると、源氏の先陣を切ったのは何と知盛。

ここで徳子の船も最前線へ。

異類には異類。

徳子いや蓮月の化け物の力が発動し、次々と平家の船を沈めていくのは地獄絵図。

 

漸く目覚めた義経が見たのは、既に徳子から化け物の姿に成り下がった醜い蓮月。

そこに蓮月の気を喰らい戦う義経の元に知盛が!

漸く会えた二人にホッとしました…。

 

死ぬ時は地獄の底まで付き合ってやると言う義経の言葉が、知盛を奮い立たせる。

蓮月の気を喰らう二人は、平家の業を分かち合う。

二人掛かりでもとにかくしぶとい蓮月。

それでも意識を取り戻した徳子によりどうにか蓮月を倒せましたが、徳子の言動には泣きました。

知盛もどれだけ辛かったか。。

 

義経と知盛の痛みはそう簡単に消えないけれど、お互いに背負うと決めた二人ならこれから先も大丈夫と思えました。

 

 

恋愛エンド

壇ノ浦の戦いは、平家と源氏が和議を結ぶことで終結

それは平和の象徴としての知盛と義経の婚姻。

 

そして妻となった義経を探す知盛。

義経が頼朝達に会いに行くのを楽しみにしてた事に嫉妬した知盛が阻止したようで、ご立腹の姫君。

でも義経の姫姿は何度見ても可憐で可愛い。

 

知盛が義経を愛しく想い彼女しか目に入らない様子が、これでもかと描かれていて微えましい。

それに義経も、知盛が想像以上に情熱的であったことに戸惑っている様子。

 

執着自体が初めての知盛が、自分でもどうすればいいのかわからないと、顔を赤くするのが萌えます(笑)。

 

そして二度と力を使う事や戦いがおきないように、義経を守ると誓う知盛。

共に人として生きる。

お互いがこれからの人生を笑顔で歩いて行くのが見えるようでした。

 

 

悲恋エンド

化け物になり下がった蓮月の気を喰らい、反撃にでた義経

けれど気を喰らい過ぎて暴走し、知盛の呼びかけで意識を取り戻したものの、既に周りは船の残骸。。

知盛と共に生きていきたかった義経と、何度も彼女を助けると言う知盛。

知盛も傷つけ、もうそれ以上の繰り返しは耐えられない。。

 

自害した義経を抱き、泣きながら力を振るう知盛。

二人が哀れでなりませんでした。。

海へ身を投げた知盛が、死出の旅で義経と別れることがないように。

ただ祈るだけ。。

 

 

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