まったりのんびりほっこり

ゲームや読書などを中心に、日々感じたことを書いてます。

ビルシャナ戦姫 ~一樹の風~ 春玄 感想

 

※ネタバレ要素がありますので、読まれる際はくれぐれもご注意ください。

春玄(CV:斉藤壮馬

f:id:ryunosukemike:20220313102823p:plain

 

壇ノ浦の戦いの後、旅を続けながら豊前国に来た二人。

 

甘える義経のこめかみに何度も口付けをする春玄が、彼女をからかっているのが微笑ましい。

 

義経を甘やかすのは自分だけだと、春玄の優しい目に癒やされます。


すると、今度は春玄を甘やかすのは自分だけだと義経が張り切って夕餉を作るのですが失敗…。

 

それでも美味しいと食べてくれる彼は本当に義経に甘いですね。


でもそのせいで夜中に喉が乾いて水を飲む春玄は気にする義経にやはり優しい。

でも納得しない彼女にお詫びをくれと口づけを繰り返し「お前が欲しい」と言う彼は、もう少年ではなく立派な青年でした。

 

翌日は料理を一緒に作り、風が強くて寒いからと春玄に呼ばれて彼の肩に頬ずりし、彼がいるだけで嬉しくなると言う義経が可愛らしい。

 

お互いにお互いがいればいいと伝え、口づけを交わしてこれからという時に、タイミング悪くやって来たのは流れの芸一座「十六夜」。

 

ただ、彼らから平家の落ち武者のせいで源氏の取り取り締まりが厳しくなったと聞き、戦いの残した爪痕に義経が唇を噛むのも分かります…。

 

今後の旅にも支障がでることに懸念を覚える義経ですが、春玄は何と十六夜に入れてくと。

確かに春玄は笛が吹けるし義経剣舞が踊れるし、なにより詮議を誤魔化すにはちょうど良いですしね。

 

おまけに偽名は仕方ないとしても夫婦と偽るとは、春玄は義経を誰にも渡さない気満々。

照れる義経に、彼女の事なら何でもお見通しの春玄のからかいが微笑ましく愛情が溢れまくりでした。

 

無事に詮議を通過し、今度は芸一座として芸の披露。

春玄の笛と義経剣舞は息も合って、町人にもアイドル的な人気者に(笑)。

 

ただ、市女笠を被った町の少女が、義経が気になるようで胸騒ぎがします…。

 

宿では疲れて、春玄の膝枕で寝てしまった義経

そして甘い雰囲気になり、今度は邪魔をされずにそのまま…と思ったら、彼女の腹の虫が鳴いてしまう(笑)。

 

これは生理現象だから仕方ないですけど、笑って許してくれた春玄が、食事の後に今度はお互いの心を満たし合おうなんて、ドキドキします(笑)。

 

その頃、義経のかつての仲間には、豊後で彼女をを見たという噂が。

それは頼朝の耳にも入り、本人かどうか確かめることになります。

 

 

十六夜では相変わらず人気者の春玄への、女性客の黄色い声に嫌な感覚を覚える義経

今までは男所帯でしたから、女性への嫉妬なんて縁がなかったのも無理はないですね。

 

逆に義経も男性客に人気なんですけどね。

 

そこにこの前もいた少女を春玄が真剣な目で見ていたよう。

 

その少女は春玄の贔屓のようで、丁度彼女から告白をし、彼がお礼を言って肩に触れる場面を目撃した義経の、動揺と嫉妬に胸が苦しい。

 

夜になっても帰ってこない春玄に、少女に優しくしていた光景を見ただけに心を痛める義経が不憫でした…。

 

それに帰ってきた春玄に、聞きたくても聞けない女心が切ない。

いくら抱き寄せられ額に口付けされても、寂しさで不安がいっぱいになる。

 

また十六夜での新しい演目は好調で、相変わらず義経の人気は高い。

それに春玄と二人きりになるのを避けるために、梅が枝たちと練習をしていたから、剣舞がうまくなるのも当たり前。

 

そんな時、例の少女から恋文の内容の歌が花梨の枝に巻かれていて…。

勿論春玄宛で、義経の心は重く沈んで行くばかりで見ていて辛いですね。

 

その為義経は、芸の途中で例の花を見て動揺し、技を失敗して台座から地面に落ちて気を失ってしまいます。

 

気付いた義経は、頑張りすぎだと春玄に怒られますが、まさか二人きりになるのが気まずいとも言えないですよね…。

 

そこに花梨の少女が訪ねて来て。

理由がとんでもない思い違いで、これには予想外で驚かされました。

まさか、懸想の相手が春玄ではなく義経だったとは。

 

といっても、少女は没落貴族で、義経が死んだ許嫁に似ているからとういう理由だけなんですが。

 

つまり、義経の見た告白現場は、彼女を見つめる少女を怪しんだ春玄が問い詰めていた現場でもあったわけですね。

 

そうして無事に誤解が解け、安心した義経から春玄に口付けをして彼を求めて…。

 

春玄にしては荒々しく積極的で情熱的な行為に「いまさら止めて欲しいなんていうなよ?」なんて、まさか彼の口から聞けるとは。

すっかり逞しくなった春玄にくらくらしました。

 

 

そして十六夜の評判を聞きつけ呼びつけた源氏の武家には、何と源義経が生きていて快気祝いだと。

義経」が生きているという噂が広がればまた争いが起こるし、春玄が巻き込まれないか心配する義経に胸が痛い。

 

ところが武家に向かう途中で、元源氏で平家側についた為に源氏から辱めを受けている狼藉者に襲われます。

 

これに怒りを覚えた春玄は「俺に任せてくれ」と何か案があるよう。

場合によっては偽義経と同時に片が付くとは、策士の春玄のお手並み拝見ですね。

 

武家の邸につくと、偽物の「義経」の為人があまりにも不遜で高飛車で胸糞悪いです。

 

それに当主も家来も恥ずかしげもなく、平家残党を嘲て貶めるのに、春玄が怒らないわけがない。

 

そして本物の義経と春玄が猿芝居を打って、彼女が霊媒に扮して偽物を素手で殴り倒し、自分こそが「義経」の霊だと名乗りを上げたのには、圧巻。

 

また、戦が終わったのに平家に組したものを不当に扱うなど言語道断と、強い口調で宣言し計画が成功したのは爽快でした。

 

狼藉者にも「義経」の霊が降りたと思わせることで、天罰はあると抑止力になるとは、さすが春玄ですね。

 

それに、皆が霊の事を信じたのは、義経が真の言葉で語りかけたから。

そう言ってもらえて泣く義経を春玄が優しく宥めるのが男前でした。

 

数日後、十六夜と別れてまた旅に出る義経と春玄。

 

その後に、頼朝たちが例の武家を訪れ、偽物「義経」騒動の顛末を聞き、解決したのが本物の義経と春玄であると悟ってくれたのは、胸がすくような思いでした。

 

それに遠くから幸せを祈ってくれることにも胸が熱くなりました。

 

 

旅を続ける義経には行きたいところが沢山あり、その明るさにほっとしたような春玄。

 

義経は春玄と一緒に幸せになりたいと願いながらも、やはりこの世の幸せも願っていたから、今回の件で少しでも役に立てたことに嬉しさを感じるのでしょう。

 

すると春玄が、死ぬまで旅を続け、その都度困っている人達を助けていこうと。

頼朝たちとはやり方は違うけれど志は同じだから。

 

自分たちなりのやり方でやっていこうと言う春玄が、とても眩しかった。

 

それには義経も彼に抱き着くくらい大喜び。

春玄は、いつも彼女の欲しい言葉をくれて心を自由にしてくれる。

 

また彼も、義経が自由で思い切り笑っていることを望んでいて。

その願いも叶ったようで嬉しそう。

 

夜の宿で、義経を独り占めしたいし彼女しか見えていないと言う春玄は、実は十六夜義経の贔屓に嫉妬していたんですね。

 

義経も同じ思いをしていたことを告白すると「俺にはお前だけだ」と欲しい言葉をくれる。

 

そして今後二度と嫉妬しないくらい、愛していると刻みたくなると告げた春玄に、義経も同意して一つに溶け合う二人。

お互いだけを見て感じて愛し合う姿は、甘くて蕩けそうでした。

 

しかも朝までこの宿を借りるとあらかじめ手を回していた春玄は流石で、二人でゆっくり過ごす時間が甘くて幸せそう。

 

相変わらず彼はずるくて義経は勝てそうにないけれど、ずっとそうして幸せに過ごして欲しいです。

 

少年だと思っていた春玄が男らしく成長し、嬉しい誤算の物語でした。

 

関連記事

www.mattari-nonbiri.com

www.mattari-nonbiri.com

www.mattari-nonbiri.com

www.mattari-nonbiri.com

www.mattari-nonbiri.com

www.mattari-nonbiri.com

www.mattari-nonbiri.com

www.mattari-nonbiri.com

www.mattari-nonbiri.com

www.mattari-nonbiri.com

 

www.mattari-nonbiri.com

www.mattari-nonbiri.com

 

 

©2022 IDEA FACTORY/RED