※ネタバレ要素がありますので、クリアされてからご覧になることをおすすめします。
廃寺タクミ(CV:岡本信彦)
余りにも台本の漢字が読めないことから、12歳の小学生と判明した廃寺。
でも身長177cmの小学生って…。
アイスが好きで、感情の起伏がなくいつもおっとり話す廃寺ですが、たまに鋭い発言やツッコミも。
ヒヨリにとっては弟のような存在。
そんな廃寺ですが、子供らしく無邪気な態度がたまにヒヨリの母性本能をくすぐります。
ヒヨリに、自分のことが好きかと聞いてきたり、料理を教えてほしいと抱きついたり(笑)。
多少あざとさを感じないわけでもないですが…。
ですが、廃寺と凝部のドラマでは、ヒヨリが廃寺をイジメで窓から突き落とす役。
当然演技を拒否したヒヨリには声を奪う罰ゲームが。
ヒヨリを心配する廃寺は、ヒヨリを抱き締めながら、誰かに心配されたのは初めてだと。
初めてって、一体どんな育ち方をしたのだろう?
ただ、これはヒヨリの性格を考慮して陥れられたようだと、廃寺を一瞬見ながら言う陀宰が印象的でした…。
調理班は雰囲気が明るくて、話題も楽しいものが多く癒やされます。
ただ廃寺が重要な話の際に、子供らしく空気を読まない発言をして、急に話題を変える事が多々あるのが、引っかかる…。
そして凝部が齎した情報。
帰還したキャストがまた参加しているという
のは後回しとしても、バウンサーの罰ゲームの情報は重要。
ドラマの再演はしないつもりのヒヨリに、気を遣う廃寺は優しいのですが…。
そして廃寺の機転でドラマの再演をし、無事に声を取り戻したヒヨリ。
廃寺の「やっぱり来てくれた」には、ヒヨリの性格を読んでいたフシがあって。
皆に内緒にするのもどうして?
またトモセと陀宰とヒヨリで廃寺の勉強会をした時、恋について質問した廃寺に対する三人の反応が面白かったです。
ただ、廃寺が無邪気なのかからかっているのかは謎ですが。
そんな廃寺からスポンサーについて知らされるとは、調理班の皆もビックリでしょうね。
頑張って調べたと言っていましたが。
おまけに、見られなくなったバックナンバーについても筋が通っている意見を言う。
それにある時は、ヒヨリがこの世界を怖がるなら、廃寺が怖くない世界にしてくれるし、全てのものから守ってくれるとも言ってくれます。
凝部じゃないですけど、本当に小学生の発言?
また獲端に対して「今日は宿舎に居たほうがいい。ボクに聞くまでもないでしょ」なんて意味深な言葉も。
ヒヨリが廃寺に意味を聞いても、別にたいしたことじゃないって肝心なところは上手くはぐらかすんですよね。
この世界の場所にも詳しい廃寺は、考え事をしていたヒヨリを倉庫の奥の草原に連れて来て元気づけてくれて。
そんな廃寺が見せてくれたのは、モルペウス計画の動画。
しかもヒヨリが見たことが無い動画もあり、それを見た途端に頭痛が…。
優しく介抱してくれる廃寺ですが、まるで何かの伏線の様な気がしました…。
それに「痛いの飛んでいけ」というおまじないを知らないヒヨリに、何故か「お姉ちゃん」ではなく「キミは知らないんだね」と残念そうな廃寺も気になる。
また、この草原を二人の秘密にしたいと。
廃寺と一緒に秘密を作ってくれる人が欲しかったと無邪気に言いますが、言葉通りの意味にとっていいものかどうか。
あのドラマの再演もどうやら秘密の一つの様ですね。
それに学校での肝試しでは、お化けを知らないと言う廃寺。
小学生なら知っていてもおかしくないはずですが…。
ところが、陀宰のある出来事をきっかけに、陀宰と凝部と廃寺は裏切り者と疑われて、草原の奥の廃墟に隔離される羽目に。
それにヒヨリには消された記憶があるらしい。
それを思い出して欲しいと言う陀宰と凝部。
逆に何も思い出さなくてもいいと言うのは廃寺。
優しいものに囲まれて楽しく過ごせれば、それでいいはずだと。
それはヒヨリが考える事を、笑顔で取り上げられたような感覚。
ここでようやくヒヨリが廃寺を疑いだし、怖くなったのも分かる気がします。
ここで個別ルート。
廃寺に呼び出されて草原で遊ぶヒヨリ達。
無邪気に遊ぶ廃寺は、偽物でも本物でも、帰還するのもしないのも、どっちでもいいと。
彼の判断基準はヒヨリだしその気持もわかるのですが、執着が薄い気も。
ただ、ヒヨリが何気に聞いた「プロデューサーではないよね?」には「違うよ」と即答。
こればかりは現時点ではまだ謎ですね…。
そして廃寺の家族について、ようやく情報が!
と言ってもアイスの好きな姉が居るというだけですが。
でも今はヒヨリがいるから、会いたいと考えたこともなかったと。
そんな事ある?小学生なのに?
両親についてもサラッと流されるし。
彼の育った環境って謎過ぎ。
それにしても、廃寺の食事は本当にどうかと思いました…。
そうかと思えば、割れたガラスのコップの欠片をお墓に埋めると言う廃寺。
壊れたものはそうやってまとめて埋めているだけかと思ったのですが…。
廃墟では、凝部がここがモルペウス計画の月面基地にそっくりだと。
廃寺がやたらとモルペウス計画に詳しいのにも意表を突かれましたが、凝部と陀宰の様子もおかしい。
それにヒヨリがムキになってモルペウス計画を擁護するのが気になって…。
確か、前にその話で頭痛を起こしたような。
それに、今のままで後悔した事が無いと言う廃寺には違和感しか…。
そして倉庫に居るはずの無い射落と明瀬。
ヒヨリの学校の先生が話していた、情報局の不備とバングルが身体に異常を与える事件。
何が繋がりそうで繋がらない、そんなもどかしさがありました…。
倉庫に居たはずの明瀬は嘘を付くし、廃寺にも疑いを持ってしまい、もう誰を信じれば良いのか分からなくなるヒヨリが気の毒…。
おまけに凝部の齎した、プロデューサー権限でロックされていた陀宰の目のレプリカの件。
これってつまり…。
陀宰は肯定も否定もしなかったらしいけど、だからこの前二人の様子がおかしかったんですね…。
でもそんな話をヒヨリから聞いていた廃寺がいきなりモルペウス計画を引き合いに出し、誰かが答えを出してくれれば簡単で幸せだと。
そしてヒヨリに管理される側になればいいと、分かったような口を利き、まるで洗脳するかのような彼に戦慄します。
そし廃寺に今のままでの疑問をぶつけたヒヨリ。
彼からは、予想通りの答えが返ってきました…。
本当はヒヨリよりも年上で全て知っていて、疑われないように十二歳と言っていたと。
十二歳でここに来てから、お墓に物が積み上がるくらい長い時間が流れたと。
そしてプロデューサーとした特別な勝負にまけて名前と容姿を奪われ、それからずっとキャストとしてここにいると。
毎回容姿が変わるなら、バックナンバーに無くても不思議じゃないですが、それにしても余りにも孤独…。
お墓を作ることで寂しさを埋めていたのでしょうか…?
それに繰り返されるモルペウス計画の動画。
この計画の素晴らしさをヒヨリの母が「覚えていた」事に、何やら意味深な廃寺の反応も伏線?
また、全部バレた廃寺が「ヒヨリ」と呼び、今までとは違う大人の顔を見せ、高度な内容語る彼が新鮮でした。
忘れてもいいものは全部忘れても、大切なものはそばに置く。
だから生物は伴侶を得、廃寺もヒヨリが欲しいと。
歌うような旋律で囁かれる愛の言葉とキスを阻止したのは陀宰。
ヒヨリが駆け去った後、どういうつもりなんだと詰め寄る陀宰に、思ったことを伝えただけと答えた廃寺の会話が印象に残りました。
でもヒヨリは廃寺のことが益々気になり、孤独な彼を助けたあげたいと。
その気持ちは分かる気がします…。
ただヒヨリが陀宰を疑っているのは、正しい?
陀宰に対し「ボクもヒヨリが欲しくなった」と言う廃寺に、嬉しさを感じるヒヨリはもう廃寺に惹かれているんですね。
だから帰らなきゃと言うヒヨリに「ボクの永遠をあげるから、ずっとそばにいて」と廃寺が言えば、自分も好きだと言っちゃいますよね。
でも今までの疑問を全て信じることはできないから。
彼をプロデューサーとして指名する。
これは当然そうなって然るべき。
そして例のスクリーンが並んだ部屋へ。
キャスト全員が揃う中、指名出来るのはヒヨリだけ。
そうしてヒヨリが選んだのは−。
廃寺BAD①
廃寺を指名せず、彼を信じたヒヨリ。
そしてドラマのような学校で、告白する廃寺。
その姿はヒヨリと同じ学校の制服を着ていて、とても嬉しそう。
そして次はリビングでヒヨリに膝枕される廃寺。
くっついていたいと言う二人が微笑ましい。
街では駆け落ちをしようと廃寺。
駆け落ちを楽しむ二人ですが、目標達成とディレクターが現れて。
どうやらドラマのポイントが貯まったらしいのですが、何をしていたのかも、悲しいことも辛いことも、帰還することも忘れてしまったヒヨリには、もう自分で考える事ができななくなっていて…。
きみの好きな方を選んでいいと言う廃寺。
でも絶対ヒヨリが帰還を選ばないと知っている確信犯。
選べないヒヨリに、本当の駆け落ちしようと持ちかける廃寺。
そして、好きとヒヨリに告げキスする廃寺。
君さえいれば寂しくないと言う廃寺は、ものを考えられない人形の様なヒヨリでも満足なんでしょうね。
二人なら、永遠だって分け合えるから。
愛だっていつか分かるのかな…。
廃寺BAD②
廃寺を指名すると、失敗。
彼はプロデューサーでもディレクターでもない。
そしてみんなが消えてしまって。
廃寺の嬉しそうな「あいつとボクのゲームはボクの勝ち」という言葉。
「あいつ」とは、あいつでしょう(笑)。
でもヒヨリに分かるはずもないから。
ただヒヨリが廃寺のものになれば、彼女以外は元の世界へ返してくれるなんてズルい言い方。
それでもヒヨリにはもう何も分からないから…。
気付くとあのスクリーンの部屋。
確かトモセと帰宅途中だったのに。
「間違ってしまった」という記憶と共にまた一からやり直すヒヨリ。
今度は廃寺の思い通りに行くのでしょうか?
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