※ネタバレ要素がありますので、本編クリア後にご覧になる事をおすすめします。
ノイン(CV:花江夏樹)
あの狙撃から1年後、一緒に暮しながら相変わらず喫茶月影でウェイトレスをしているイチゴと、武器商人をしているノイン。
でも見たい映画があるからって、ノインが長谷川の注文をほぼ強引にオススメして選ばせ、予約が入って忙しいのにイチゴを無理やり休ませるのはどうなのかな(笑)?
それにイチゴの代わりにカガリを来させるって、ツキミもカガリも気の毒なような…。
でも長谷川に「ノインはイチゴにべったり」だと言われるのがノインらしいかな。
映画をイチゴと見るのが嬉しくてはしゃぐノインが可愛いすぎるし(笑)。
それにしても、イチゴは月影の皆に愛されてるのがよくわかる。
ツキミもイズナも、イチゴに甘いし。
勿論一番甘いのはノインですけど(笑)。
そんなノインも、ちゃんと月に一度月影の上層部と会議をして仕事をしているんですね。
イチゴも通信制高校の勉強をしているなんてえらいな。
たまにヨダカとも出かけてるようで、彼も嬉しいでしょうね。
ノインの月に一度と会議の日、イチゴが偶然彼の部屋から聞いたのは、どうやら初めて人を殺した人に対する労いの言葉。
殺人はあくまでノインから命じられた職務であり、罪はノインにあると伝え、新人の精神の安定を図っているんですね…。
その後外出するノインを、1人が寂しすぎてせめて居場所だけ知りたいとイチゴが追うのは仕方ないかな。
結局ノインにバレますけど。
その部屋で、ノインは月影の長として代々引き継がれた本に、今夜月影が殺した人物の情報を記入し、隅々まで目を通し罪に向き合う。
月影の長は罪を背負い逃げることが出来ないなんて、これはあまりにも救いがない…。
イチゴも付き合うと言うと、嬉しくなっちゃうからだめと断るノインが、月影の長としての責務を全うしていてとても誠実でした…。
そんなノインと同じ苦しみを分かち合いたいというイチゴが健気で、本当にノインは幸せ者。
またある時、クラマの診察室に注文の品を持って行くと、長谷川しかいなくて。
そこで、月影の人たちも好き好んで人を殺しているわけではないのに、懲罰組織の罰が必ず殺しなのが辛いと零すイチゴ。
長谷川から「そんな風にノインの内心を想って悩むほど彼を愛している」と指摘されるなんて、どれだけノインへの愛が滲み出ているんだ。
長谷川が言うには、月影は必要悪だと。
なる程、表社会で更生の可能性がないものが死刑になるのと同じで、裏社会の人間は更生が不可能だから死刑、つまり月影の罰を受けるんですね。
実際人の命が軽い国は存在し、月影はこの国がそうならないようにする為にある。
だからといって必要悪とは納得できても、殺す人の気持ちをどうしたらいいのか悩むイチゴに、それはノインと話し合うことだと諭す長谷川はやっぱり大人ですね。
その後ノインがマツリから水族館のチケットをもらって、せっかくイチゴと二人で観に行く約束をしたのに、それは当分先に。
どうやら月影に裏切りがあったらしく、イチゴは1ヶ月くらいビルから出ないで欲しいと言われるし、ノインはこれから粛清しに行くし、物騒極まりない…。
そうして喫茶月影は封鎖されてしまい、クラマ以外皆出ていってしまって、これではイチゴも心配だし心細いですよね…。
そんなイチゴに、ノインは勝ち目のない勝負は絶対にしないと知っているし、大勢の味方や何よりツキミがついているから命を落とすことはまずないと、クラマの心強い言葉が有り難い。
それに今の月影において、ノインより長にふさわしい人間はいないとも。
ノインは、正面から痛みを受け止め、それを乗り越える努力をしているから強いし、イチゴというパートナーを得てからより強くなったとクラマに言われると説得力があるなぁ。
おまけにイチゴが待っているからノインは必ず帰ってくると太鼓判を押されたら、もう大人しく待つしかないですね(笑)。
そして漸くノインが無事に帰ってきて、一安心。
でもやはり今夜もあの部屋に行くと言う彼が疲れているのか落ち込んでいるような…。
それは長の務めだからとはいえ、今回反旗を翻した中にはノインと親しかったり頼りにしていた人も居たらしく、彼の気持ちを思うと切ない…。
そんなノインをイチゴも黙って待っていたわけではなく、彼女は彼女の出来ることをすると決めて、本当に健気。
翌朝、長の部屋から戻ったノインに、イチゴが用意したのはミルクティーとアップルパイとそしてノート。
それは、粛清された人がどんな悪事を働いていたか、生きていればあとどれだけの人が犠牲になっていたかを、イチゴがヨダカ達の協力を得て調べ、ノインが救った人を数えたもの。
イチゴは、ノインが人を殺しただけでなく、ちゃんと救った人もいることを彼に知って欲しかったんですよね。
そしてノインも本当は長の務めが苦しかったと…。
でもこれからは彼があの部屋にこもる時、イチゴもノートに彼が救った人を計算して書くと言ってくれて、何ていい子なんだろう。
これ以上の幸せはないと言うノインが救われて、胸が熱くなりました。
彼にはイチゴがいれば大丈夫。
だから二人でもっと幸せになって欲しいです。
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©BROCCOLI Illust.Yone Kazuki