明けましておめでとうございます。
相変わらずコロナが猛威を振るう中、皆様お変わりなくお過ごしでしょうか?
私は「ピオフィ1926」をフルコンプしてから、まったりと特典のCDや小冊子で喪失感を補っておりました。。
今まで「特典版」など興味のかけらすらなかったのですが、今回はどうしてもSS小冊子が読みたくて、様々な情報を吟味した結果、ステラワースさんの「ステラセット」を予約購入させていただきました。
年明け早々で恐縮ですが、今回はこの特典の感想をサラッとお伝えしようかな・・・と思います。
※若干ネタバレしておりますので、読まれる際はくれぐれもご注意ください。
予約特典CD「サバイバルパニック」
船上パーティーに参加していたはずが、なぜかアドリア海に氷山が!?
マフィア5人とディレットーレが無人島に漂着してサバイバルをする、という何とも荒唐無稽な内容でした(笑)。
損な役回りをするキャラや逆にみんなをうまく丸め込んでしまうキャラなど、それぞれの性格が適切に表現されていて、笑いが絶えませんでした。
それにディレットーレが現れてからは何と恋バナまで!
全員リリィの事だと丸わかりなのですが、何故かディレットーレだけは頑なに恋バナを拒否。仮面を取ることも拒否(笑)。
ここに少しだけアンリが透けて見えるのが笑えました。
まぁこんなことが現実に起こる訳はないのですが、最初から最後まで笑いっぱなしの楽しい時間でした。
限定版特典
ドラマCD 「La Festa Di San Valentino」
イタリアでのバレンタインデーと呼ばれる日に、リリィに贈り物を送る話。
それぞれが悩み考えて選んだプレゼントを、いざリリィに渡そうという段階でお約束通りの鉢合わせ。
そこからは5人、主に楊が中心のやりとりでいつものコメディ調のシナリオが続きます。
ニコラと楊が本気で仲が悪そうで爆笑しました。
プレゼント自体は、それぞれのキャラに合ったものでどれも違和感なく納得。
中には私も欲しいなと思ったものも。
楊の発案で、一人ずつプレゼントを渡してリリィに選ばれたら付き合うということになりますが、楊は自分が選ばれるという絶対的な自信がアリアリ。
さすが楊(笑)。
結局全員がプレゼントを渡す前にリリィに逃げられてしまいますが、改めて5人がリリィに対して自分の想いを伝える決心をすると誓います。
・・・と、これで終わりかと思ったのですが、まだ続きが。
ある朝目覚めたリリィに、子供達が起きる前にとアンリがリリィに日頃のお礼としてプレゼントを渡します。
なるほど、アンリがいないなと思っていましたが、こう来たか、と素直にこの演出に感心しました。
アンリはこの時点ではまだリリィの好意や自分の気持ちに対して否定的だけど、結局プレゼントを受け取ってもらえたのはアンリだけ。
それぞれのキャラの性格を活かしたシナリオで、何とも心温まるお話でした。
特典小冊子
総ページ数がなんと正味69ページもあり、メインキャラクターは4ページ、サブキャラクターは2ページ(ソフィアとエレナは合わせて4ページ)と全てのキャラクターを網羅している大ボリュームのショートストーリー集。
小冊子とはいえきちんとした作りで、表紙は装丁が渋くて格好いいですし、本文もセンス良く丁寧にデザインされています。
また、それぞれどのルートのエンディング後なのか、などが明記されていて物語が想像しやすいです。
最後は例のあの人なので(笑)、先に読むか最後に読むかはご自由に(笑)。
この小冊子のSSですが、キャラクターによって笑ったり泣けたりと様々で、とても楽しめました。
私はサブキャラクターを先に順番に読んでから、メインキャラクターの順で読みましたが、それぞれキャラクターに味があるのでどれも読み応えはあり、ピオフィの世界に簡単にダイブできました。
サブキャラクターの中で特に気に入ったのはジュリアと睿、あとエレナかな。
エレナの今どき(?)の女子目線には、思わず笑ってしまいました。
またメインキャラクターですが、それぞれの「BURLONE」個別ルート後のお話。
基本的に全員彼目線でのシナリオで、甘いシーンがちゃんと描かれています。
ここからは、読んだ順での簡単な感想となります。
オルロック
少年から青年の恋愛にしてシフトしていく過程がオルロックらしくて、とてもくすぐったくなりました。
とりあえず二人が無事で幸せそうで本当に良かった。
これから少しずつ大人の階段を上っていくであろうオルロックを、ずっと見守っていたい気分にさせられました。
ギル
シカゴに渡ってからのお話。
イチャイチャというより、リリィに対するギルの抑えきれない情熱が溢れていて、本編ではあまり描かれなかったシーンにドキドキしました(笑)。
また、あるキャラクターのSSとリンクしており、私は先にそのキャラクターのSSを読んでいた為、思わず涙腺が緩んでしまいました。
こういうにくい演出はさすがですね。
ダンテ
まさに正統派の誠実で真面目男なダンテが、結婚式準備に追われながらリリイへの想いを改めて彼女に告げる話。
ダンテが真剣にリリィの為にいろいろ準備しているのですが、たまに抜けてるところもあり、そういう所がまたダンテらしくてとても微笑ましかったです。
楊
楊ルートを経た後、楊のリリイへの執着のし方の変化が見られます。
楊が何かとリリイに構いすぎる傾向にあるのを、楊自身が認識・考察し、納得する話なのですが、あの楊が動物園に行くなど珍しい光景も!
不本意とはいえ、リリイに振り回されている楊がとても新鮮でした。
アンリ
アンリらしい大人の恋愛。
アンリルート後なので、アンリの枷が外れて大人の余裕の甘さが魅力的に描かれています。
そしてその余裕が本当にズルい(笑)。
ニコラとはまた違ったズルさをたっぷり堪能させて頂きました(笑)。
二コラ
もちろん最後は大好物のニコラ(笑)。
いきなりリリイが怒りだすシーンからなのですが、まぁこれもニコラが原因と言うお約束。
とにかくいつも通り、甘くてズルいニコラのわがままを断り切れないリリイと、それをわかっていてわがままを言うニコラのイチャイチャ振りが見どころです(笑)。
今回ゲーム本編内にはSSがなかったので少し物足りなさはありましたが、特典内容には大満足で、それだけの価値がありました。
ステラワース
店舗特典ドラマCD「SS 潜入篇」
全寮制の女子校に通うリリィの護衛任務を遂行するニコラ、ダンテ、楊。
潜入するにはダンテを女学生にして、後の二人は非常勤講師と言う設定に抗議するダンテだけれど、うまく丸め込まれてしまいます。
ここでは珍しく楊とニコラが組んで、ダンテには都合が悪いことばかりを押し付け、ダンテは叫んでばかり(笑)。
女子高生姿のダンテは、さぞや可愛いだろうなぁ。
ぜひスチルで見たかったです(笑)。
ステラセット「録りおろしボイスCD」
ダンテ 、楊、オルロックのシチュエーションCD。
ダンテはマフィアのカポとは思えない、デレデレのセリフのオンパレード。
ヤンは相変わらずの俺さまで、安心の安定感。
オルロックは、彼なりに精一杯頑張ったおねだりが可愛かったです。
ステラセット「スペシャル特典小冊子」
「BURLONE」の個別ルートエンディング後のSSのせいか、全体的に甘くて大満足!
本編では少なかった行為の様子も、ここではキャラクターにもよりますが描かれています。
キャラクターによってシチュエーションは様々ですが、どの話もキャラクターにピッタリで糖度もかなり高め。
というより、むしろ本編よりも糖度が高いと感じました。
ダンテ
珍しくリリィが酔っ払って、ダンテに甘える話。
真面目なダンテが酔っ払ったリリィに手を出すはずもなく、理性でなんとかリリィを押し止めようとするものの、あっけなく陥落(笑)。
あの真面目なダンテもやっぱり男なんだな、というより真面目だからこうなるんだよね、というシチュエーションに大満足でした。
ギル
とある事でリリィを怒らせてしまったギルの謝罪の様子が描かれているのですが、これがまたとてもギルらしいやり方で、惚れ直しました(笑)。
謝罪と言っても、リリィを喜ばせるためにデートを計画するのですが、やっぱりギルは男らしくて気遣いがうまく格好いいですね。
楊
楊の嫉妬の話。
アグレッシブな楊にしては、珍しく行為のシーンがありません。
ですがそれがとても自然で、逆になくて正解だったと思える程。
楊のちょっと不器用な嫉妬の仕方が可愛くて、実はただリリィに甘えてるだけという(笑)。
本当に1926の楊は、私の中では株が高騰しっぱなしで魅力的でした。
ニコラ
こちらも嫉妬の話。
あれだけモテるニコラだけど独占欲が強く、リリィに拗ねるように甘えるズルい男ニコラ顕在。
でも実際は、そんな嫉妬心の強さをリリィに嫌われるのが怖いニコラ。
ですが、そんなニコラも全部好きというリリィとの、イチャイチャしたやりとりに思わずにやけてしまいました。
オルロック
こちらは他のキャラクターとは違って純粋な二人のイチャイチャ(笑)。
熱を出したリリィがオルロックにせまって、オルロックがドギマギするのがとても可愛いかったです。
そんなオルロックの、この後の行動が気になるお話でした。
アンリ
大人の余裕とズルさと色気でアンリの魅力が満載。
この、アンリのズルさは反則的かと(笑)。
まさに大人の余裕に溢れています。
でもそれだけではなく、行為に至るまでの焦らせ方もまた上手くて、まさにリリィが蕩けるのも納得な話でした。
まとめ
ゲームのボリュームもさることながら、特典についてもこれだけのボリュームで大満足!
人によっては全ての店舗の特典を購入される猛者もいらっしゃるようで、尊敬の念に堪えません。
ただ、もう私にはこれ以上特典が欲しいと思うようなゲームは現れないような気がするので、これが最初で最後かも。
とにかくそれだけ「ピオフィ」は私にとっては最高のゲームでした。
今年はビジュアルファンブックも発売されるようですし、もう少しピオフイの世界に浸れそうですね。
※感想はこちら↓
※2021/4/1更新
最後になりましたが、ここまでお読みいただきありがとうございました。
本年も引き続きお付き合いいただけますと幸いです。
皆さんにとってよい一年となりますように。。
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