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『ピオフィオーレの晩鐘 -Episodio1926-』攻略感想 ~ダンテ~

 

プレイする度にその世界観に没頭し夢中になってしまう『ピオフィオーレの晩鐘 -Episodio1926-』。

 

オルロック→ギルバート→楊と攻略をしてきましたが、ここでダンテと二コラのどちらを先に攻略するのかものすごく迷いました。。。

 

一応公式ブログさんでの「あえて言えば」のオススメでは、ダンテが最後なのですが、私は「あえて」二コラを最後にすることに決めました。

 

ですので、今回はダンテの攻略の感想を綴らせていただきます。

 

 他のキャラクターの感想はこちら↓ 

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※若干ネタバレしておりますので、読まれる際はくれぐれもご注意ください。

-BURLONE-

ダンテ

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老鼠の壊滅後、ファシズムが台頭しマフィア排斥が進むブルローネで、ヴィスコンティと連携を取りながら抗争で荒れた地区の統率などを進めているファルツォーネ。

いっときの平和が訪れるものの、ブルローネマフィアにもファシズムの影響が濃く色づき始めます。

 

加えて、ダンテと二コラの遠縁でファシスト党とつながりがありラウル、六凰会の袁、教国のテオが手を組んでブルローネマフィアを潰す計画を画策をしている様子。

おまけに何を考えているのかわからないエミリオに促されてアンリも介入します。

 

せっかく恋人同士になった二人に、序盤から早くも暗雲が立ち込める予感がして、何かそわそわと落ち着きませんでした。

 

無印では真面目で、頑固で、無愛想でとっつきにくい印象の強かったダンテ。

実は「カポ」の仮面をかぶって一生懸命役作りをしていたわけですが、その後のSSなどでは徐々に素直に気持ちを表すようになっていきました。

今作では初めから恋人同士なので、リリィに対するまっすぐで誠実な態度や気遣いに愛情が溢れているのが見て取れます。

なんだかんだで彼もやっぱりイタリア男性なのだと納得

 

ファルツォーネの構成員の前では厳格カポのままですが、いざリリィと二人きりの時は、無印の不器用なダンテが噓のよう(笑)。

リリィを不愉快にさせないよう、わからないことはちゃんと聞く、自分の気持ちは素直に言うなどダンテなりにものすごくリリィを大切にしているのが伝わってきます。

 

もちろん、そんなダンテだからリリィもダンテを大切に想っていて、忙しいダンテの手助けをしたいと、英語の勉強(しかも宅建??)を始めます。

 

そんな二人を、二コラやレオなどのファルツォーネの人たちや、ギルバートなどが温かく見守りつつも時にはからかっているのがとても微笑ましいです。

 

ところが、素直になったことで嫉妬が原因でケンカになってしまうダンテとリリィ。

こちらから見ると他愛もない原因なんですけど、まぁ真面目な二人なので軽く流すことが出来ないんでしょうね。

 

ただ、リリィのことではわかりやすく態度に出てしまうダンテなので、ニコラは当然ジュリアやレオ、ましてやアンリにまで見透かされて、しかも謝れと言われる始末。

これにはちょっとダンテに同情してしまいました(笑)。

けれど、そこは流石のイタリア男。無印でもあった薔薇の花できちんと謝罪して自分の気持ちを正直に打ち明けます。

 

とにかく全編を通してリリィもダンテにメロメロだから、もう二人きりになるとイチャイチャがくすぐったいほど(笑)。

ただ、キス以上の直接的な表現は無印ほど無くて抑えてる印象。セリフとその余韻で雰囲気を味わう感じです。

 

リリィとダンテのラブラブもおいしいのですが、私としては久しぶりのニコラにテンション上がりまくり!

無印のダンテルートのニコラは意地悪でしたけど、ここでは優しいいつものニコラで癒されました!

ただ、ファルツォーネの密輸品がシカゴで摘発されたことで、ニコラはシカゴへ調査に行ってしまいます。

まぁ優秀なアンダーボスなので、そこは仕方ないのですが。。

 

シカゴの密輸品摘発もそうですが、ラウルの仕掛けたファミリーの改革や、それに伴う粛清など、血生臭い出来事も起こります。

そしてニコラからもたらされたシカゴの摘発の実態により、ギルバートに対する疑念も芽生えます。

このシカゴのヴィスコンティのくだりが、BESTエンドとBADエンドの分かれ目となります。

 

BADエンド。。。

ちょっとしたボタンのかけ違いの可能性でいうなら、こちらの方がありえそうな展開。

 

裏でラウルと六凰会と教国テオに退路を断たれて、追い詰められたギル。

彼もマフィアのカポとあって、組織を守る責任と義務があります。

それはもちろんダンテも同じ。

だから一歩間違えばこうなることも十分にあり得るわけで。。

 

友人としての二人の関係が好きだっただけに、なんともやりきれない結末と、言い知れない切なさが残ります。。

 

最期、ダンテに救いを与えたのはアンリ。

生きる希望を失ったダンテには、教会の信者として自死は認められていないため、それには他者に命を奪ってもらうしかなく、、、。

そうして願ったダンテ。

リリィを最期まで想い、そして巻き込んだことを悔やみ、それでも最期までリリィを抱きしめて。

 

BESTエンドが大好きな私ですが、どうも今回のピオフィオーレは、BADエンドの方がリアリティがあるように感じました。

そんな風に思えるほど、今回のピオフィオーレの舞台背景は過酷だということでしょうか・・・?

 

BESTエンドでは、ギルとの和解も果たし、ラウルの黒幕ことテオが登場します。

他のルートでも悪役として登場してきたテオですが、ここで彼の正体と目的が明かされます。

ある程度予想はしていた鍵の乙女に関わるものでしたが、テオとは直接的な関わりはなく、全くの八つ当たりな印象が拭えませんでした。

 

エミリオの手引きでテオと対峙することになったダンテとリリィ。

ただ、とにかくテオがゲスというかガキというか、確かにその生い立ちには同情の余地はあるかも知れませんが、どうにも筋違いの八つ当たりのようでもあり、アンリの時ほどの同情は全く湧かず、自己中で厨二病で底が浅いという印象しか持てませんでした。。。

(テオが好きな方、本当にすみません!!!!)

 

まぁラウルとどっこいどっこいのゲス加減ですが、ラウルの方が人間として救いがないですかね。。

(ラウルが好きな方、本当にすみません!!!!)

 

いや、でもテオの気持ちもわからんではないんですよ。

お兄ちゃんとしての気持ちももちろんあったのでしょうし。。

せっかく手に入れた幸せな家庭。でも家族が気にかけるのはいなくなった妹ばかり。

そりゃ子供にしてみれば複雑ですよね。。

でも、なんというかそれでも逆恨みのような気がしますし、その方向も間違っている気がしてしまいます。。

 (テオが好きな方、本当にすみません!!!!)

 

おまけに元使徒候補だけあって、腕が立つ。

こういう時はオルロックがどこからともなく現れてリリィを助けてくれるのですが、そういえばこのルートではいないんでしたね。。

結局、自分の役割に悩んでいた(というよりエミリオの読み通り?)アンリによって一応決着はつくのですが、なんとも歯切れの悪さが残りました。

 

エンディングでは、マフィア弾圧がさらに激しくなることが予想され、ヴィスコンティも ブルローネからシカゴへ撤退する中、ダンテはできることを全て尽くして抗い続け、ブルローネで生きていくことを決心します。

 

そうして最後はやっぱりダンテが決めてくれました!

夕陽に街が照らされたヴェネチアでのプロポーズ。

スチルも幻想的で綺麗で素晴らしい!

さすがダンテ!

王子様の風格が漂っています。

 

真面目で正直で誠実な彼だからこその真剣なプロポーズには、無印の教会での告白同様ときめいてしまいますね。

お互いが家族との縁に薄かったこともあり、家族になりたい、と。

もうこの一言に想いの丈が全て込められていて、本当に二人には幸せになってほしいと願わずにはいられませんでした。

 

 

  次は二コラを攻略する予定・・・なのですが、アンリも気になるので先に「ALTERNATIVA」をプレイするかもしれません。。

宜しければ、また次回もお付き合いいただけますと幸いです。

  

関連記事について

★「ALTERNATIVA」の感想はこちら↓ 

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★ピオフィオーレの晩鐘 -ricordo-(無印)の感想はこちら↓

●二コラ・楊・ダンテ感想

●オルロック・ギルバート感想

●大団円(FINALE)ルート感想

●Nintendo Switch版』追加要素感想