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『ピオフィオーレの晩鐘 -Episodio1926-』ーALTERNATIVAー ~オルロック・ギルバート・楊~感想

ALTERNATIVA

 

今作は、各キャラクターとの個別エンディングの他に、キャラクターごとの大団円のエンディングもあると言う大ボリューム!

 

FINALE(大団円)エンドを迎えたブルローネの1926年1月から12月までを描いたコンテンツであり、前半の1月から8月まではメイン・サブキャラクターのショートストーリー。

こちらは特に攻略順や選択肢などは関係ないようです。

8月のみ選択肢がありましが、これもキャラクターごとのエピソード回収のみのようです。

 

そうして9月からメインパートに突入します。 

基本的には拠点を選ぶことで個人ルートに進む仕様。

ストーリー自体は一本道ですが、拠点によって分岐があります。

 

「ALTERNATIVA」ではフローチャートがあるので回収漏れはなさそうです。 

 

無印の最後でニューヨークに現れたファントムが話題になりましたが、「ALTERNATIVA」ではこのファントムがリリィとブルローネマフィアたちを翻弄します。

 

無印大団円ルート後なので3組織は協定を結んでいますが、個別ルート同様に、マフィアを取り巻く環境はムッソリーニ率いるファシスト党により厳しくなっています。

おまけに教国も政府に協力的。

 

そのような状況下、教国から聖遺物の鉄王冠がファントムによって盗まれます。

その奪回をエミリオから依頼されたブルローネマフィア達。

報酬は、今後3年間、教国がブルローネを庇護し政府の立ち入りを制限させるというもの。

現状を鑑みれば悪い条件ではありません。 

そこで3組織が協力して事件の解決にあたります。

 

基本的なストーリーの流れは同じ。

滞在する拠点を分岐点で選択していくことにより個別ルートへ移行し、キャラクターによって、途中に入るイベントやエンディングに変化があります。

もちろんスチルも入ります。

 

そしてアンリルートでも触れましたが、のファントムの起こす事件がかなりえげつないです。。。

無印ではディレットーレによる偽造通貨やギルの逮捕が主な事件で、どちらかと言うと血生臭いと言うより法廷での争いがメインでした。

そしてディレットーレの正体の解明。

 

今作もファントムの正体の解明がメインとなっておりますが、割と序盤で見当がつきます。

それよりも、ファントムから送られてくるレコードの内容が何ともはや。。

アンリルートより若干ましになっていますし、MSもキャラクターによって違いはありますが、猟奇的表現が苦手な人は要注意です。

とは言え、ピオフィオーレが好きな方ならきっと大丈夫でしょう(笑)。

 

そして、ルートの一つをクリアするとアンリルートの制限が外れ、ようやくプレイできるようになります。

★アンリの感想はこちら↓ 

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※若干ネタバレがありますので、読まれる際はくれぐれもご注意ください。

※基本的なストーリーの流れはどのキャラクターも共通ですので、それぞれの個別イベントに焦点を当てさせていただきます。

オルロック

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オルロックルートでは、主に老鼠を拠点として行動します。

個別ルートのようにリリィを戦闘で守るシーンは特になく、そういった意味ではオルロックの見せ場はほぼないのですが、オルロックの素直で素朴な面が出ていてとても可愛い♪

またオルロックなりにリリィを気遣い、いろいろ考えて行動するのですが、これが常人とは少しポイントがずれていて、とても微笑ましいです。

 

他にも、無印大団円でもありましたが、楊に突っ込んだりするところもあり、笑えるポイント。

とにかく目を離すと何をしでかすかわからない楊の監視役も兼ねているオルロック。

楊の自由すぎる行動に振り回されている様子が、気の毒でもありおかしくもあり、ここだけ見ればとても平和です。

 

無印の個別ルートでは敵同士で、それこそ殺しあったこともある2人ですが、楊のお守りをするオルロックがひたすら気の毒で、でも可愛くて仕方なかったです。 

 

エンディングは、あれだけ強いオルロックの意外な弱点が発覚!

これが本当に可愛くて、オルロックファンにはたまらないのでは?

 

神を信じ、ロズベルグ卿を慕う姿勢は相変わらずですが、それでもだんだんと人間らしい感情や表現が現れて、これからの成長がとても楽しみです。 

 

ギルバート

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ギルバートルートは最初から最後までヴィスコンティを拠点に選択。

とにかくギルのかっこよさが前面に押し出されたストーリーとなっております!

 

無印のギルバートルートの流れがベースのため、おそらくリリィにとっては一番ギルが身近な存在であるはずですが、そこは各ルートうまく調整している感じ。 

とは言えギルのかっこよさ、大人の余裕、人当たりのよさ、面倒見の良さ、決断力やリーダーシップなどの魅力は相変わらず満載のこのルート。

 

ギルのリリィに対するさりげない優しさや気づかいに、思わずノックダウンさせられる行動やスチルも(笑)。

いや~本当にいい男なのですよ、ギルって。

攻略対象の中で一番現実的に存在してそうで、そして存在していたら間違いなくモテモテなんだろうな~(笑)。

 

ストーリーは相変わらずファントムの胸糞悪い凶行がレコードによって開示されていくのですが、オルロックルートではなかったファントムの標的にされた家族を助けるなど、微妙な違いはあります。 

 

最後の11枚目のレコードや鉄王冠の場所も人によって違い、ギルの場合はシカゴでした。

 

エンディングでは、ギルがリリィを食事に誘うシーン。

よく見かける光景ではあるのですが、恋愛には割と鈍感なリリィに対して、ギルの内面の苦労と葛藤が垣間見える告白は面白くもあり、気の毒でもあり(笑)。

そんなシーンのスチルは、メニューで顔を隠す珍しいギルの姿で、相変わらずのイケメンぶりに思わず目を奪われてしまいました。

  

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楊のルートではファントムの過去を洗い出すのがメインとなるのですが、最初の拠点選択で老鼠を選ぶと、ダンテが苦虫を噛み潰した顔をし、ギルには「具合が悪いのか」と心配されます(笑)。

おまけに脅されていると勘違いしたダンテに、楊の物騒な発言(笑)。

リリィが「楊を放っておくのは心配」と言うと、同意するオルロックに「お前が最後の砦」と労うギル。

 

二回目も老鼠を選ぶと、丁重にもてなしてくれると言う楊に、「リリィが嫌がっている」とオルロック。

「喜んでいるようにしか見えない」と言う楊に、「君の目が悪い」と言うニコラ。

そこに「銃を抜け遊んでやる」という楊と二コラのやり取りが笑わせてくれます。

 

老鼠に行くというだけで、これほど笑わせてくれる楊(笑)。

 

それに意外にも老鼠に馴染んでいるリリィ。

特に中国の文化に興味津々の様子が楊には高感度アップのようです。

 

おまけにリーがいい味を出しています!

次席としての自覚に目覚めたせいもありますが、双子との掛け合いも明るい雰囲気で、ファントムの凶行の中でも救いとなっています。

 

また、楊の意外な一面もちらほら垣間見えるこのルート。

猫舌だったり、意外にもきちんと仕事をしたり。

オルロックの「組織の長らしいことが言えるんだな」という正直な感想には思わず同意してしまいました。

  

そして今回の見どころの一つは楊の料理!

干焼蝦仁を手際よくリリィが誉めるほど上手で、リリィに食べさせる楊!

エビ嫌いだけど食べてみたいと思いました。

 

そして楊とリリィの屋上での月見酒のシーン!

わざわざ敷物を敷いてくれたり牌九を教えてくれたり。

なんだかんだいっても今作の楊は優しいんです。

それに月明かりの中のスチルの楊がとても色っぽい!

思わずうっとりです。

それにしても牌九に強いリリィが意外(笑)。

 

また最後のレコードの受け取りには当然楊が同行することになるのですが、「任せておけ」と嗤う楊に、ニコラの「こんなに信頼できない"任せておけ”は初めて聞いた」には思わず大笑い。

凄惨な描写が続くストーリーの中で、楊と他のキャラクターとの会話がいい味を醸し出しています。

 

そうして迎えたエンディングでは、本編ては初めて(?)見るパーティー用の洋装姿の楊!

雑誌やグッズなどでは割と見慣れた姿なのですが、こういう姿も似合ってカッコいいですね。

  

とにかく楊ルートは、楊の新たな魅力とコメディ要素がふんだんの、他のキャラクターとは違った意味で一線を画したストーリーでした。

 

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