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『ピオフィオーレの晩鐘 -Episodio1926-』攻略感想 ~オルロック・ギルバート~

 

発売日からやるのがもったいなくて少しずつプレイし始めた『ピオフィオーレの晩鐘 -Episodio1926-』。

とにかくオープニングから素晴らしく、いやでもピオフィオーレの世界に引き込まれます。

そしておしゃれでセンスのあるメニュー画面。

これだけでもう期待がどんどん膨らみます!

 

 

 悩んだのはどこからプレイするかなのですが、公式ブログでのおススメの攻略順は、 

ギルバート→オルロック→ニコラ→楊→ダンテ 

だそうですが、私はオルロック→ギルバートで始めました。

  

 取り急ぎ二人の攻略が終わったのでぼちぼち感想など・・・。

 ※若干ネタバレしておりますので、読まれる際はくれぐれもご注意ください。 

-BURLONE-

オルロック

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オルロックの成長物語。

弟から恋人へ。

人形から人間へ。

そんなオルロックが一人の青年として成長していく姿がとても丁寧に描かれています。

 

教国で束の間の平和な日々を過ごしていたオルロックとリリィ。

そんな折、オルロックの代行者(ヨハン)の監視と説得の任務をエミリオから依頼されて、久々にブルローネへ行くことになります。

 

リリィと二人で調査を進めるも中々上手くいかないところに、なんとギルバートからコンタクトをとってきます。

ギルとは確執があった二人ですが、彼にはわだかまりはないようで、どうやらオルロックに協力することで教国にパイプを作りたいという下心もあるよう。

捜査が進展しないこともあり、オルロックとリリィはヴィスコンティを拠点に活動することにします。

 

無印ではオルロックと殺しあったギルですが、彼の持ち味のせいか予想以上に頼もしい世話役に。

またオリヴァーも事あるごとにオルロックを気にかける様子がとても微笑ましくて、特に食事の場面では心が温まりました。

 

そしてなぜか当然のように出入りするエミリオ(笑)。

ちゃっかり一緒に食事をするなどエミリオらしいのですが、これを邪険にすることなく受け入れるギルもさすがです。

本当にこのまま何事もなくこの平和が続けばと願ってしまいました。 

 

また、エミリはも裏でアンリとつながっています。

この二人の関係も無印をプレイしていればある程度察することはできるのですが、どううにも微妙な感じですね。。

 

そしてなんともやるせないのがレオ。

とても人懐っこくて明るくて思いやりのある青年だと知っているので、彼の抱える葛藤が手に取るようにに伝わり、辛いです。

回想で登場するニコラやダンテには思わず涙がこぼれます・・・。

 

無印から引き続き登場するキャラクターもいれば、今作から登場する新キャラクターも裏ではいろいろな思惑が絡んでおり、目が離せません。

 

特に食えないのがテオ。

教国の使徒の取りまとめをしており、陰でヨハンとラウルを操りオルロックを追い詰めていくのですが、いまいちその目的がはっきりしませんでした。。

 

ヨハンは、使徒候補でオルロックに恨みがある設定なのですが、基本的に悪人ではないので嫌いにはなれなかったですね。

ラウルはファルツォーネの新カポで、顔がどちらかというとニコラよりですが、どうにも底が浅いというか中々の道化っぷり。

無印ニコラルートのロベルトのような役回りをさせられています。

  

この追っ手に襲われるたびに常にオルロックがリリィを守るのですが、ただ義手のため以前よりも実力が出せない。

オルロックの実力は無印で証明済みですが、今回は必ずしも安心とは言えず、結構ハラハラさせられました。

  

人を殺したくないけど、大事な人を守るために覚悟を決めたオルロック。

事あるごとに覚悟を説くダンテの映像がフラッシュバックするのがとても印象的です。

そうして掴み取った未来には尊い犠牲も。。。

決して平穏ではないけれど、二人の未来に希望が見出せるものでした。

 

BESTエンドのキスシーンは、今までの幼さの残るオルロックとは別人で本当にびっくり!

いやもう、あのたどたどし話し方もどんどん普通に近づいて違和感ないな~なんて思っていたら、このスチルには見事にやられてしまいました。

守ってあげたい→守られたい側に成長したオルロックが頼もしいです。

 

BADエンドは、これもまたありえる選択の一つとして、素直に受け止められました。

とても切ないですけど、無印より数倍マシでよかった、というのがせめてもの救いです。。。

 

エミリオとアンリの関係性。

教国の仕組み。

テオの思惑。復習?誰に?

リリィとの関係性は?

など、盛りだくさんな内容で、最後まで目が離せない物語でした。

謎は謎のままでしたが。。

 

ギルバート

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無印では頼り甲斐があってみんなに慕われ、リーダーシップがあり、惚れた女には弱みを見せなかったギルですが、徐々に自分の弱いところをリリィに見せるようになっていきました。

そんなギルのパーソナルな部分が今作で明らかになります。

 

ギルとは無印で両想いになったけど、普段は教会で暮らし週末を一緒に過ごすリリィ。

ギルのためにと、オリヴァーから会計を習っているのですが、そんなリリィを見てオリヴァーに嫉妬するギルなど、序盤はラブコメぶりが健在。

オリヴァーやルカも相変わらずで明るいヴスコンティ。

 

ファルツォーネと老鼠との協定も健在とはいえ、政府のマフィア弾圧が段々と激しくなる中、ギルがシカゴへ足がかりを模索していると、ユージーンという男が厄介ごとを持ち込んできます

 

このユージーン。初めはどことなく愛嬌があって憎めないおじさんだっのですが、だんだんクズすぎて鬱陶しくなってきます(笑)。

 

ギルがどうしてもリリィに隠したかった気持ちも痛いほどわかり、心の底から同情しました。。

 

おまけに楊ルートがメインかと思っていた袁。

楊なんて怪我してからほとんど出番がないのに、袁は裏ボスとしてギルやリリィに関わってくるように。 

またユージーンを追ってきたジャックも絡んできて、ギルを取り巻く状況が複雑に絡み合い、どんどん不穏になっていきます。

ジャックについても、ユージーンのゲスの極みぶりが後々わかって本当にギルに同情します。。 

 

そしてテオの入れ知恵でブルローネの聖遺物の情報を入手した袁が、片っ端から墓荒らしを行うものだからダンテも黙っていません。

こうしてファルツォーネとヴィスコンティで、ブルローネに起こっている事件に対処していくことになります。

 

楊はケガしてるので、出番が少なく本当に残念。。

代わりにリーと双子が協力してくれるのが、何となく嬉しかったです。

オルロックも心強い味方ですが、どうやら心に何かを抱えている様子。

せっかく自分の心に正直になった彼を襲った結末には、やりきれなさが残りました。。

 

とにかく袁(と彼にいいように操られているユージーン)に振り回されるブルローネマフィアと言う構図に、イタリアのファシズムが絡み、さらに教国の動きも不穏の中でも、ギルは相変わらずいい男。

 

袁のせいでせっかくリリィを屋敷に保護したのに、色々事件に振り回されてなかなか二人の時間が取れないギル。

お互いがお互いを気遣いわがままを言えない中で、きちんと正直に向き合って言葉にしてからの二人のラブシーンが本当に愛しさに溢れていて良かったです。

 

こうして無事に迎えたBESTエンド

なんか袁というか老鼠があっさりと引きすぎる気がしないでもないですが、一応は丸く収まった感じに。

ただ楊のみ不利益を被る形となったので、ギルがいろいろとお膳立てをするのですが、それがまた彼らしくて男らしい!

 

そして、舞台はシカゴへ。

ギルの男らしさとたくましさと包容力が溢れている、見応え十分なエンディングとスチルに大満足。

ただ、無印よりもシリアスな展開のせいか、リリィとのラブラブなシーンは少なめの印象を受けたのですが、それでも魅せるときは魅せてくれるのはやはりギルバートだなと益々惚れ直しました。 

 

BADエンドは、あってもおかしくない不幸な出来事に襲われたリリィ。。

ギルの気持ちを想像するとやりきれなくてとても切なかったですね。。

  

余談ですが、ニコラの生死不明はそのままでとても残念でした。。

てっきりどこかで生きているかと思っていたのですが。。

 

 

オルロックとギルバートのルートを先にプレイしたので、イチオシの二コラがほとんど登場せず、何とも寂しかったです。。

次は楊を攻略予定。

宜しければ次回もお付き合いいただけますと幸いです。

 

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