ゲームをクリアしてから随分経ちますが、作品への愛は途切れることはありません。
それはもちろん、私だけではないと思います。
ですが、終わってしまって一抹の寂しさを感じている中、『ピオフィオーレの晩鐘 -Episodio1926- 公式ビジュアルファンブック』が発売されました!
今回はこのファンブックについて感想を綴らせていただきます。
美麗なビジュアル
何と言っても、RiRiさんの描く美麗なイラストがたっぷり堪能できるのが魅力!
ゲーム中に登場したCGイラストに加えて、『B’s‐LOG』に掲載されたものやショップの購入特典などのイラストも多数掲載されています。
特にゲームで登場したイラストは文章も一緒に掲載されているので、プレイ時の思い出もよみがえりとても懐かしかったです。
もちろん初めて見るイラストもあり、かなり目の保養をさせていただきました。
A4判という大きなサイズですので、見ごたえもありますよ。
キャラクターメッセージ
それぞれのキャラクタープロフィールでは、「1926年はどんな年だったか?」「1927年はどんな年にしたいか?」「主人公に向けてメッセージ」が載っています。
激動の1926年を生き抜いた彼らの思いや今後の展望など、それぞれのキャラクターの特徴がでていて、かなり楽しめる内容となっておりました。
主人公へのメッセージは、やっぱり甘いですね(笑)。
ショートストーリー
公式サイトや雑誌に掲載されたショートストーリーが再録されております。
全て読んだわけではなかったので、嬉しかったし読み応えも充分!
かなりのボリュームがありました。
また、TRUEエンドのその後のショートストーリーが書き下ろしで載っていて、これは本当に嬉しかったです!
やっぱり、その後って気になりますよね。
彼らがあの後どのように生活を送っているのか?
ワクワクしながら読ませていただきました。
少しだけ簡単な感想を・・・。
※若干ネタバレ要素がありますので、お読みいただく際にご注意ください。
ダンテ
ダンテの夢の話から始まります。
子供の頃のリリィが泣いていて、それを励ます同じく子供のダンテ。
目覚めた後、ダンテが隣にいたリリィにその話をすると、ちょっとヤキモチを焼くリリィ。
中々微笑ましい内容だな~と思っていたら、後半は思いっきり甘い展開でそのギャップにやられました(笑)。
それにしてもダンテ、大人になったな~(笑)。
ギルバート
不意にできた休日の朝のお話。
やっぱりギルはいい男だな~(笑)。
でも今回は、少し幼いと言うか年相応の彼の姿が垣間見えて、読んでいて楽しかったです。
とは言え、内容は相変わらずの大人向けなのですが(笑)。
ギルが素直にリリィに甘えられるようになって、少しは肩の荷が下りたのはないでしょうか。
楊
リリィの胸元の傷のお話。
楊は気にならないものの、リリィはやはり気になるよう。
何気なしに楊が入れ墨の話をすると、リリィは痛いのかどうかを気にします。
元々痛みに鈍感な楊が、過去の自分へと思考を飛ばしながら何とはなしにリリィの傷跡を触るのですが・・・。
楊が行ったリリィの黙らせ方が意外でとても微笑ましく、やっぱり楊は変わったなと思いました。
でも最後はやっぱりいつもの楊でしたけど(笑)。
二コラ
簡単にまとめると、二コラがリリィとイチャイチャする話(笑)。
二コラの、リリィが好き過ぎて仕方がない、前はもっと甘えてくれたのに今はそれほどでもないのがちょっと不満、リリィともっと一緒に居たい、リリィが可愛くてたまらない、などの気持ちがたくさん詰まっています。
もちろん、リリィの二コラが大好きという気持ちも伝わってきて、二コラらしい甘くて可愛いお話でした。
オルロック
とにかく幸せそうで良かった!
ホッとしました・・・。
どこにいるのかと思ったら、何とイギリスとは。
そこでリリィはパブで、オルロックは相変わらず情報屋として働いているようです。
パブで働くリリィに対して、少し心配気味のオルロックが可愛かったです。
このまま静かに幸せに暮らせることを願います。。
アンリ
リリィに振り回されるアンリが、もうたまらなく愛しい(笑)。
もうただただこの一言に尽きます(笑)。
リリィとの初めての観光旅行で、リリィの言葉や仕草に、アンリの大人の余裕と理性がどんどん蹴散らされていく様子が手に取るようにわかります。
この短い文章でアンリをここまで追いつめるリリィ・・・なんて恐ろしい子(笑)。
大人向けの恋愛要素が好きな方にはおススメです。
開発者インタビュー
各キャラクターへの設定やイベントCGなどに対するこだわりや感想など、こちらも読み応え充分な内容でした!
特に、楊については興味深く、強く印象に残りました。。
ただ残念なのは、今後続編やFDの制作は今のところ考えておられないということ。。
ですが、今後いくつかの予定もあるとのことですので、気長に、そして楽しみに待ちたいと思います。
巻末にはゲームのコンプリートマニュアルも載っています。
これからプレイされる方にはちょうど良いですし、プレイされた方には懐かしく感じると思います。
まとめ
こういうファンブックというものを今まで買ったことがなかったので、購入した自分に驚いています(笑)。
でも買って正解でした!
特に書き下ろしのショートストーリーは、今後も何度も読み返してみたくなる素敵なお話でした。
気になっている方にとって、少しでも参考になれば幸いです。
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