※ネタバレ要素がありますので、読まれる際はくれぐれもご注意ください。
パスハリア(CV:梅原裕一郎)
穏やかで優しくて、おっとりしている印象のパスハリア。
水の精霊と契約しているのに、魔法は苦手というのが興味を引きました。
そんなパスハリアがティファリアに花冠を作ってくれたシーンは、彼女が可愛くて気に入ってます。
ただ、彼が水時計を見る悲しげな姿は気にかかりますね…。
オリエンスでは、水の魔法に長けた人を見つけたいパスハリア。
でもここは他人に迷惑をかけても自分の利益を優先し周囲を鑑みない自己中心的な者が多くなっていて、それは精霊に対しても同じ。
好意で協力してくれてる精霊に感謝すら示さない状況に、この街の問題がありそうです。
観光地でキレイな街なのにゴミが落ちてるって嫌ですね…。
でもそれを拾うティファリアはえらいし、パスハリアが彼女を尊敬するのもわかる。
それにとある事情で、パスハリアが演技でティファリアの頬にキスした後の二人が初々しかったです。
また普段は率先して自分の意見をあまり言わないパスハリアが、精霊の意見を代弁し力になりたいと決意する様は、優しげな彼から想像できない頼もしさを感じました。
来てくれた人が精霊を気遣えるようなショーにするため、精霊達に協力してもらい、自らも積極的にショーに参加し成功させたパスハリアは、魔法も使えるようになり随分成長して良かった。
ショーが終わった後、パスハリアがティファリアを水中庭園に誘って、彼を意識する彼女のあたふたする様子が面白かったです。
それにラクリマイヤリングのレプリカを彼女に渡すパスハリア達のやり取りは微笑ましいのに、彼の大切な水時計の色が変化しているのが気になりますね。
そしてアーデイルに戻ると、パスハリアの水時計の色がまた変わっていて。
ティファリアが今後のことを聞くと、故郷に帰ると言うし。
パスハリアの優しさとティファリアの気遣いが、お互いを支え合ってここまで来られて、自然に二人の距離を縮まっているように見えましたが…。
ティファリアはこれからもパスハリハと繋がっていたいのに、何故か思い出にしたがる彼は何か秘密を抱えているようて、そろそろ幕を下ろすという言葉が不吉でした…。
それに水の魔法に長けた人を探していたのに、もういいと諦めるのも不自然だし。
最後のショーが成功して、今度はコリヴスも一緒に旅を続けることに。
まだパスハリアと一緒にいられると喜ぶティファリアとは対照的な彼の愕然とした様子に、ただならぬものを感じました。
そしてパスハリアルートへ。
旅を続けるのは大丈夫らしいパスハリアにホッとするティファリアにこちらも一安心。
次の公演はカリダで、コリヴスメインでパスハリアがサポートに回ります。
またカリダに来られるとは思わなかったと呟くパスハリアは何故か寂しげで、気にかけるティファリアには感慨深いと言うけど、本音かどうか…。
それにコリヴスの練習に付き合ってる最中も、水をガブ飲みしたり不自然なことが続いて何かおかしい。
また、ティファリアとパスハリアが仲が良いのを見て、コリヴスが婚姻の祝福の魔法を覚えると言ったときの、パスハリアの「婚姻」を諭すような言葉は彼女を傷つけますよね…。
ラディの助言で、ティファリアがパスハリアに不安をぶつけると、いつか来る「終わり」に怯えていると言う彼が悲しげで…。
旅が終わっても生きていればいつでも会えると彼女が言えば、彼は間をおいて肯定しますが、この「間」が余計に不安を煽るんですけど。
おまけにその時が来るまで傍で笑って欲しいって彼女の頭に約束のキスをしたけど、その時って何??
そしてまた水時計に話しかけるパスハリアが、切なくてもどかしくて堪らなかったです…。
コリヴスの初のショーは彼が失敗をしたけれど、パスハリアのフォローで無事に成功したのも束の間、まさかパスハリアが倒れるとは…!
彼と契約している精霊の言葉に従い、ルースの泉へ向かうティファリア達ですが、どうか無事でいて欲しいと願うばかり。
ルースの精霊の泉にパスハリアを連れて行くと、目が覚めた彼の口からヴィータという水の精霊の声が。
パスハリアがたまに話していたのは、この子だったのか…。
そしてヴィータから、パスハリアは生まれつき身体の中の水分が失われていく不治の病で、その為ヴィータと同化したと説明されます。
また彼の病弱だった重い過去も明かされ、切なく胸が締め付けられそうでした…。
今なら彼が世間知らずだったのも魔法が苦手だったのも、水時計を気にしていたのも、「その時」の意味も理解できます。
だからこそ、強い水の魔力を持った人間を探していたのですね…。
でもCIRCUSを抜けてこれで人生を終わりにするなんて悲しすぎる(泣)。
ティファリアだって納得出来ないでしょう。
そんな時に、コリヴスがパスハリアの契約者になると立候補してくれて有り難い。
ついでにジーニアの屁理屈も(笑)。
更にオリエンスのラクリマを使用する許可まで取ってくるなんて、本当にコリヴスえらい!
ジーニアは悪知恵って言うけど、悪知恵結構ではないですか。
頑ななパスハリアの心を、CIRCUSの皆の強い思いが打ち砕いていく様子に胸が熱くなり、彼の生きたいという言葉に涙しました。
そうしてパスハリアとコリヴスが契約し、とりあえず一安心。
それに村でも歓迎されて、ティファリアはパスハリアの家に泊まることになり、とうとう彼女から彼に告白!
「傍にいて欲しい」なんて言ってた彼だから、当然彼も同じ気持ちかと思ったら、まさかの「ごめん」。
彼女に想ってもらえるような人間じゃないって、ありがちなパターンだけど、決めるのは君じゃないよと言いたい。
それでもパスハリアの為にオリエンスまで「仲間」として旅を続けるティファリアが健気で強くて応援したくなります。
オリエンスに着くと、早速ラクリマイヤリングをジーニアとコリヴスが借りてきて、パスハリアが身に付けようとしたら、何と水の大精霊レーヴェが現れ、勝手に触れるなと宣う。
コリヴスやヴィータの説得でレーヴェのくれたチャンスは、「真実の愛」を見せろというもの。
可能性はすぐ傍にあると言われますが…。
そこで皆で情報収集し、偶然ティファリアとパスハリハは水中庭園で出会い気まずい雰囲気のところを、彼女から仲直りを呼び掛けたのは流石。
ずっと気まずいままでは嫌ですものね。
彼も受け入れてくれて、とりあえずは一件落着でしょうか。
それにティファリアがラクリマのチャームを彼の願いが叶うようにプレゼントするなんて、本当に良い子だなぁ。
でも偶然現れたリアンが、ティファリアの肩に手を回したら、ムッとしたようなパスハリアが「正当防衛」なんてつねったけど、単純にヤキモチでしょうね。
リアンの説明では、ラクリマのレプリカの結晶は、精霊婚にちなんで持ち主の心に影響を受けて色が変わるとか。
二人の愛が変わらないうちは、結晶は深い青を保ち続ける。
ティファリアがパスハリアからもらったチャームを確認すると、色が変わっていて。
期待したいところですが、彼の「ごめん」がトラウマになってしまって、本当にティファリアが気の毒…。
ところがパスハリアの結晶も色が変わっているんですよね。
彼も本当は彼女の事が好きなのに断った理由は、ラクリマを預けてもらって生き長らえるその先を見ているからとは、何とも切ないし諦めているのが悲しい。
でもレーヴェが現れ二人の前で、ティファリアは愛ゆえに想いを閉じ、パスハリアは恐怖から心を閉じていると指摘し、真実の愛とは「愛する覚悟」だと伝え、二人を諭してくれます。
パスハリアは自分と他の仲間を比べて、少し臆病になっていたんですね…。
ラクリマで生き長らえても、同化が解けるわけではないから、半精霊のまま生きることになり、老いることも死ぬこともないかもしれない。
漸く彼の真意が分かりましたが、こんなことに彼女を付き合せたくない気持ちもわかります…。
だから覚悟が持てないし、彼女を悲劇に巻き込みたくない。
でも、ティファリアはそんな悩みを吹っ飛ばしてくれるほど、強い。
好きな人と生きられることの何が悲劇なのかと、大事な人を見送る未来は平等に訪れると、至極まともな言葉で彼の恐怖を跳ねのける姿が頼もしかった。
だからレーヴェに、愛の為に命をかけられるか問われても、迷うことなく返事ができるティファリアが潔く格好良かったです。
そうして漸くパスハリアも覚悟を決めてくれて、ホッとしました。
コリヴスと契約を解除し、ヴィータとの同化も解除させたレーヴェの試練は、日没までにティファリアを見つけること。
出ないと二人共死ぬことに…。
その言葉通りに、ティファリアはオリエンスの海中に沈められてしまうとは、結構容赦ないですね。
しかも足に重りって…。
それでもパスハリアが見つけてくれることを信じているティファリアの想いに、彼が応えて欲しいと願いました。
一方でパスハリアも日没までにティファリアを見つけると覚悟を決めて、漸く男らしい彼が見られて嬉しかった。
海に潜って彼女を探すパスハリアは、誰にも頼らず彼自身の考えで、レーヴェの言葉からチャームの色にヒントを見つけます。
またジーニアも、CIRCUSのイベントとしてオリエンスの人や精霊を味方に付けるとは、本当に頼りになる策士。
でも日没まではもう少し…。
ティファリアも、パスハリアの水時計を思い出し、自分の命が尽きることで彼の苦しみを理解して…。
初めて怖いと実感して彼に助けを求めるのが可哀想でしかたなかったです…。
パスハリアも諦めかけた頃、ヴィリオからの声が!
CIRCUSのショーで集めたフローラを使って、応援してくれてる仲間たちに何度胸が熱くなったか。
その応援に背中を押され、パスハリアも彼女が大好で、願いは彼女と未来を生きることと強く想った時、深い青に染まったチャームから光が伸びて。
また諦めかけたティファリアが、レーヴェの誘いを断り、もうだめだと思ったときにフローラから励ましの言葉が。
彼女の結晶からも光りが伸びて、漸くパスハリアが彼女を見つけ、海の中のキスシーンはとても幻想的で綺麗で胸がいっぱいになりました。
これならレーヴェも納得の結果ですね。
精霊婚で二人の左手の薬指には指輪が嵌っていて、パスハリアが自分が嵌めたかったと言ってくれたのが嬉しかったです。
それに意外と強引なキスをするパスハリアに拍手(笑)。
でも一度目のキスまでは、まさか皆に映像で流されていたとは、レーヴェもやりますね(笑)。
仲間はもちろん、オリエンスの人達にも祝福されて大騒ぎでした。
HappyED
「恋の奇跡」と呼ばれた二人は、かなり美化され浸透していて面白かった。
パスハリアと契約したヴィータが、空気を読んでくれるのも有り難いですね(笑)。
そしてパスハリア主体で行われたCIRCUSでの二人の結婚式は精霊婚で、もちろん観客も参加の盛大なもの。
スピレアとパスハリアの両親も来ていて、思わず涙が出てしまいました。
タキシード姿のパスハリアは格好良いし、ラクリマイヤリングをつけたティファリアも綺麗で可愛い。
笑って泣いて明るく温かい結婚式は、まさにCIRCUSにピッタリで、二人がとても幸せそうで仲睦まじくて、こちらも幸せな気分になりました。
アーテイルに戻ってきたCIRCUSの皆はそれぞれの場所へ帰って行き、リーベルはカップルが訪れたい店ナンバーワンに。
ティファリアは嫁に行ったかと思ったら、パスハリアが婿になっていたとは(笑)。
それに水色の髪より茶髪のほうが似合ってる。
スピレアもえらくパスハリアがお気に入りのようで、上手く行って良かった。
休憩中に、疲れたティファリアにいつも笑っていてほしいと水の花を作ってあげて労うパスハリアが優しくて温かい。
仲睦まじい二人なら、この先も永遠の愛を貫いてくれるでしょうね。
NormalED
※巡演Chapter9 好感度Lowより
オリエンスで一大ムーブメントになった「恋の奇跡」。
コリヴスのためにもいつまでも隠れているわけにも行かず、何とも歯がゆい(笑)。
それにパスハリアの病も治って、ヴィータが契約してくれたのも嬉しい。
しばらくはオリエンスて公演を続け、「恋の奇跡CIRCUSアレンジバージョン」なる演目も出来、レーヴェ役はまさかのラディで笑いました。
しかもティファリアがナンパされるとすかさずパスハリアがガードして頼もしかった。
嫉妬もしていて、随分気持ちを素直に言えるようになって何より。
お互いがお互いのものなんて、二人のキスに幸せしか感じませんでした。
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