※ネタバレ要素がありますので、読まれる際はくれぐれもご注意ください。
ブラッド=デュプレ(CV:小西克幸)
帽子屋屋敷の領主でマフィアのボス。
いつも気だるげで昼が嫌い。
紅茶好きで淹れるのも上手い。
アリスに「君は君だ。変わらない」と言うのがまるで口癖の様。
そんなブラッドに紅茶を淹れてもらいながら、何故か彼の顔だけ見覚えがある気がするアリス。
その視線に気付いていたブラッドは、まるで過去は気にするなと言わんばかりの会話をしながら、アリスをからかって楽しんでいるんですよね。
またアリスも、居候の身に引け目を感じるのか、ブラッドにお願いをしてメイドとして働くことに。
ブラッドの出した条件が、彼らに対する態度を変えない事というのが、アリスを友人として大切に思っている彼らしいですね。
ですがブラッドは、アリスが昔の自分を気に掛けるのを好ましく思っていないようですが、それは一体何故?
ブラッドに誘われたディナーで催しの説明。
アリスも参加するのに、肝心の内容は内緒にするのはまた楽しんでいる証拠。
そして彼は自分の行動を掴ませない。
いつも、だるい、眠い、面倒だなんて言いながら、いつの間にか仕事は終わっているという謎の部分が。
でもアリスが見つけた薔薇の花びらが彼から落ちたものなら、もの凄く気になる。
それに偶然鉢合わせた銃撃戦では、ブラッド自らアリスを安全な場所に導いてくれる。
「いい子だ」なんて言われたら、それだけでも嬉しい(笑)。
でも本物の銃撃戦に殺戮は、アリスにはかなりショックなはず…。
そんな彼女に、見なくてもいいとブラッドが視界を塞ぐように抱きしめてくれますが、この世界では役割のある者は、武器を握らずにはいられないと言う彼の言葉が重く響きました…。
そして催しのカジノが開催。
せっかくブラッドが見立てた服をなのに、含みの有りすぎる言い方に思わず「セクハラ上司」と叫んだアリスには笑いました。
でもあの銃撃戦からアリスが現実を受け入れられないのは当然。
だから帽子屋に居ることに悩み、ブラッドを避けてしまう…。
ブラッドも気付いているからこそ、アリスに無理強いをしないところが紳士的。
それに自分のためと言ってアリスを付き合わせるのも、彼の優しさなのでしょう。
甘くてズルい。
ブラッドはアリスへの好意を隠そうとしないし、彼女が気付いていることも気付いている。
そんなブラッドに、過去の自分を教えてほしいと頼み挑発するアリスは、度胸がある。
ブラッドは彼女が過去を気にかける事を望んでないと知っているのですから。
でも了承してくれたブラッドが代償を求めるのは彼らしいですけど、言い方が(笑)。
結局、頼み事はかわされたようですが。
カジノが終了し、ブラッドが連れてきてくれたのは、アリスも過去に来たことがあるという薔薇園。
ブラッドにとって特別で、彼に認められた者だけが存在を知っているその庭園を、間違いなくアリスも気に入ったみたい。
そう言えば、ブラッドから薔薇の花びらが落ちた事がありましたね。
余りにも見事な庭園でのティータイムはとても羨ましいけど、アリスが一瞬何かを思い出しかけたのは一体…?
そしてアリスは、ブラッドとゲームをして勝ったら過去の自分を教えてもらう約束を取り付けますが、彼女も相当諦めが悪いですね(笑)。
勝敗を決めるゲームはチェス。
勝ったのはやはりブラッドですが、アリスが彼を楽しませたのは凄い。
そして夜に連れてきてもらった薔薇園は、アリスも言葉を失うくらい綺麗で…。
ここはブラッドが、今この国には居ない彼の姉の為に作った場所だったそう。
それにブラッドと姉以外では、アリスだけがここに入れたという特別扱いだなんて、如何にアリスが気に入られていたのかわかります。
でもブラッドのお姉さんは、相当怖い人のようですね…。
そんな庭園でのブラッドのとても柔らかい表情は貴重。
アリスに見覚えがあるなら是非思い出して欲しい。
素敵な庭園で、最高級の茶葉でブラッドが淹れてくれる最高の紅茶を味わう最高の時間は、もの凄く贅沢でおまけに羨ましい(笑)。
だからアリスの「貴族みたい」という一言は当然の感想なのに、ブラッドの意表を突いたよう。
感情の消えた声で、偽物と本物の違いについて質問されても、咄嗟に理解できないですよね…。
それに、ブラッドにいつもの余裕がない。
明らかに貴族という言葉に反応しているのに、下手にごまかしているのが不自然。
これではアリスだって気になるはず。
詳しく聞きたいのにタイミングが合わず、二回目のカジノ。
そしてブラッドと取引のゲームをするものの、惨敗するアリスは余程運が無いのか気の毒になる程…。
屋敷に戻って薔薇園でのチェスでも負けますが、しっかり教本で勉強するアリスには好感が持てます。
それにブラッドからは、薔薇園のハートの鍵を貰えるし、これからは自由にここに来られるなんて羨ましい。
早速ここで、寝落ちをする程教本を勉強していたアリスも偉いのですが、彼女を起こすブラッドの、愛しいものを見るような顔が拝めるなんて(笑)。
おまけに、アリスが無防備だと困ると言うブラッドも見物。
そんなブラッドが、「今までなら引いていた」ラインを越えてまで、アリスが大切で、その気持ちを隠すつもりもなかったと告げます。
おまけに、触れたら我慢できなくなるから今まで一度も触れたことはなかったが、今は我慢しているなんてドキッとする発言。
こんな事をあのブラッドが思っていたとは、ポーカーフェイスにも程がある。
彼にとってアリスは特別な存在で、ずっと傍に置いておきたいほど大事な存在なのですね。
アリスも彼に好意は持っているのですが、その感情を上手く説明できないのが、とてももどかしい…。
ここでの何とも言えない二人の甘い雰囲気に、こちらまで飲まれそうでした。
そして三回目のカジノ。
告白めいた事を言ってくれたブラッドの態度は普段通りで、何か拍子抜け。
まぁアリスとしては答えも出てないし有難いのでしょうけど…。
でもアリスとハンニバルがハウスエッジの話をしていると、何故かブラッドが不機嫌なんですよね。
どうやら怒っているようで、何と舌打ちまでするし。
こんなにマイナスな感情を表に出すのは、アリスの貴族発言以来だからと、貴族についても聞いてしまう彼女は度胸がある(笑)。
貴族については、柄ではないからいい気はしないと説明してくれたけど、上手くごまかされたような…。
ですが怒っていた事を図星を指されたブラッドが、まさかアリスに突然キスをするなんて!
アリスを黙らせる為のようですが、アリスは当然混乱するし、ブラッドはどこか楽しんでいるし。
それに、アリスが過去を忘れていた事を喜んでいて都合が良いなんて、衝撃発言まで。
都合が良いってどうして?
ただ、これじゃアリスだって悩むしかない。
しかも彼の想いを感じるキスなら尚更ですよね。
でも今のアリスの好きが、恋かどうか本人にもまだ判断できないのが、またじれったい。
だから屋敷でもブラッドを避けていたのに、当人が迎えに来るとは。
薔薇園でのブラッドは、もう本音を隠す気がないんでしょうね。
アリスに対して自制しているなんて言うくらいですから。
それにキスした理由も聞けば納得。
あのブラッドが、ハンニバルに嫉妬したから。
アリスにヤキモチを指摘されて照れている彼が、何だか可愛くなりました(笑)。
でもブラッドも告白もどきはしていても、明確に言葉にはしていない所がズルい。
また明確な言葉がほしいと思っている時点で、アリスも彼が好きなんですよね。
アリスを手放さないと決めていたブラッドが、離れても判別出来るように残したという香りは気になりますが、彼の想いの丈は焼かれるように熱い。
そして淡いピンク色の薔薇をアリスに与えて例えるブラッドはキザだけど、彼がすると様になる。
そんな意地悪で優しいブラッドに流されず、色々な事を考えるからと待たせるアリスは、女の甲斐性をしっかり持っていて流石。
また白の領土でアリスがルイスと会っていると、ブラッドが共も連れずに彼女を迎えに来るとは!
ルイスとブラッドの会話が噛み合わないのは面白かったですが、やはりアリスをペット呼ばわりは許せないのでしょうね(笑)。
「私のものだ。返してもらうぞ」には、ブラッドの嫉妬が凝縮されていました(笑)。
そんなブラッドに、アリスはどこにも行かないと約束し、ブラッドもどこにも行かせないし帰さないと告げて…。
例えアリスがブラッドの事を忘れても、彼を思い出させるほどの濃密なキスは、アリスにしっかり焼き付けられたようです。
またアリスの「あなただけのものになってあげる」に対するブラッドの幸福そうな表情は、アリスだけのもので尊い。
それにもう、戻りたいとは思わないアリス。
例え何かを失うとしても、それはブラッド以上のものではないから。
ベストエンド
※参考数値:好感度100%、責任感67%
エリオット曰く「ブラッドとアリスがいい仲になった」事を祝うパーティーが開かれ、登場したのはオレンジ色のウエディングケーキ(笑)。
切り分けられたケーキの皿を、アリスに押し付けるブラッドに笑いました。
そしてブラッドの自室。
彼のキスは深くて。
「まだキスだけしかしていない」と言うブラッドに、アリスが拒めるはずもなくそのまま…。
改めて、彼が好きだと自覚するアリス。
目覚めた後のブラッドが見せる顔は、幸せそうな甘ったるいものや、拗ねたようなものなど様々。
拗ねた顔は、アリスが気になっていた顔だけど、それももうどうでもいいと思えるほどに。
過去の記憶も取り戻さないと決めたアリス。
ベッドの中で交わされる二人の会話は、ブラッドとアリスの様々な思いが交錯し、二人の絆が更に深まったようでした。
でも色事に慣れているブラッドでも、男の沽券に関わることは、相手がアリスだから余程気になるんですね。
そして汽車で二人が向かったのは、野生の薔薇が広がる僻地。
そこでブラッドが、アリスが過去を忘れていて都合がいいのは、彼の顔がアリスの元カレに似ていたからと教えてくれます。
だから彼の顔だけ見覚えがあったんですね…。
同じ顔の別人の代わりにされるのは嫌だったと言いながら、本当は失恋の傷が癒えていない彼女に友人として寄り添ってくれていたなんて、本当に優しい。
ブラッドがアリスに「好きだ、ずっと好きだった」と、ようやく明確に言ってくれて本当に良かった。
言葉にすれば陳腐かもしれませんが嬉しかったです。
永遠なんて保証はないからこそ、永遠に離れたくない。
ブラッドにキスされながら、あなただけの私でいたいと願うアリスが、どうか幸せでありますように。
グッドエンド
CHAPTER SELECT 10th Roulette より好感度8%・責任感0%から
アリスが白の領土でルイスと話していると、一人で迎えに来たブラッド。
ルイスが嫌いなのか聞くと、あからさまに嫌そう。
そしてブラッドとアリスがいい仲になったお祝いのパーティーはとても賑やか。
ですがエリオットと双子の喧嘩が大きくなり、使用人まで殺そうとする双子を止めに入るアリスのおかげで、無事にその場は収まりホッと一安心。
その後アリスはブラッドの私室へ。
さっきのアリスの行動をブラッドは喜んでいて、変わらずそのままのアリスを大切にしたいと。
彼女の証を確かめるように、アリスの胸に手をあてるブラッド。
そしてキス。
記憶は枷と言いながら、二人はそのまま…。
寝ているブラッドの顔は幼く見えるけれど、アリスにはやはり印象に残る顔。
その理由も、貴族の件もどうでもよくなりそうだから。
教えてくれないのなら考えさせないで、今で満たしてほしいと思うのは当然。
そしてアリスの左手薬指に記しを付けたブラッド。
アリスはこれからも「マフィアのボスの女」として、ブラッドの傍にいるんでしょうね。
ノーマルエンド
CHAPTER SELECT 8th Roulette より好感度8%・責任感0%から
エリオット達の仕事に同行するも銃撃戦ではやはり顔を背けるアリス。
またカジノでハンニバルと話していた時、彼に皮肉を言ってきたブラッドをアリスはきつく咎めます。
その事についてブラッドから黙らせる為の強引なキスをされ…。
「貴族」やアリスの過去についてもまだ聞き出せていないし、このまま引き下がれない。
そしてブラッドにチェスの勝負を。
ブラッドの好意を受けるにしても、まずは記憶を取り戻してから。
それに対してブラッドも、アリスを手に入れると決めた事は実行すると。
自分達をチェスの駒に例え、これからもゲームを続けて行く二人の勝敗の行方が気になります。
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