※ネタバレ要素がありますので、クリアされてからご覧になることをおすすめします。
茅ヶ裂マモル (CV:浪川大輔)
いつも穏やかです礼儀正しく、謙虚でありながら思いやりがありとても優しい。
そして争い事が苦手。ヒヨリ曰く王子様。
誰に対してもいつも親切な茅ヶ裂ですが、いつもさり気なくヒヨリをフォローしてくれます。
ヒヨリか罰ゲームを受けた時も、最初からヒヨリに協力しようと思っていたと言ってくれたし。
そしてメンテナンス中の外の偵察時。
相変わらずヒヨリを気遣う彼は優しさの塊。
ただヒヨリが・茅ヶ裂の耳がいいと指摘すると、一瞬硬直する様子が少し引っかかりました。
ところが、今までの落ち着いた茅ヶ裂が珍しく動揺を隠せなかったのが、閉ざされた世界と異世界人との接触。
倒れたヒヨリを宿舎に連れ帰ったあと、具合が悪いと部屋に籠もってしまったという彼は、男性にしては繊細なんだなと思ったのですが…。
皆での報告会には復帰したものの、蒼白な表情に頼りない足取り。
話し合いが終わるとまた部屋に戻るくらい、ショックだったのでしょうね…。
翌朝、ひよりが茅ヶ裂に昨日のことを謝ると、彼もヒヨリを怖がらせない方法があったはずと謝ってくれて。
本当にどこまでも他人を気遣う姿勢に、頭が下がります。
そして情報班で、ヒヨリの声を取り戻す調査をする事に。
茅ヶ裂が図書館でバックナンバーを調べると言っていたので、ヒヨリも行ってみると、彼がどことなく不自然。。
茅ヶ裂が観ていた動画に、彼に似た女性が映っていたり。
そのディスクをサラッと仕舞おうとした左腕が腫れていたり。
ヒヨリが手当をしたものの、原因については触れられず。。
かと思えば、観せたテレビドラマを二人で同じイヤホンで聴き、近すぎる距離を意識しているヒヨリが可愛いかった。
でも音が大きいと耳が痛いなんて、茅ヶ裂は本当に耳が良過ぎなんですね。
ただ茅ヶ裂がエンドロールのスポンサー表示に気づかなかったのは、怪しい様な…。
そして宿舎で情報班の仲間にスポンサーの情報を共有し、ヒヨリの声を取り戻す方法をバウンサーに聞いてくれた茅ヶ裂の気遣いは、流石。
そして明瀬と陀宰の協力で、無事にヒヨリの声が戻り一件落着します。
それにしても料理が苦手と言っていた茅ヶ裂ですが、本当に苦手だったんですね。
あの獲端が言葉を失うくらいですから。
でも左利きとヒヨリに言われて、何故か歯切れの悪い返事が…。
またくまのぬいぐるみをヒヨリにくれた茅ヶ裂は、本当に王子様のようでした(笑)。
情報班で異世界人の話題の際、化け物発言をする茅ヶ裂。
普段のからは想像出来ない言葉に、ヒヨリよりも異世界人を嫌っているように見えると言った明瀬の意見に同意です。
それに公園で会った茅ヶ裂は、様子がいつもと違っていて。
右腕に触れようとしたヒヨリを振り払う行為は彼らしくないし、右腕は宝物だと。
家族も特殊て、ヒヨリの家族を羨む様な発言も。
そんな茅ヶ裂が気になり、ヒヨリが心配するのは当然なのに、悩みを聞いてもやんわり大丈夫と言われてしまうと寂しい。。
それに自分を卑下するような発言ばかりだと悲しくなります。。
そして悪夢の様なドラマ配信。
双巳を茅ヶ裂が殺そうとする内容に、断固演技を拒否した茅ヶ裂は、当然罰ゲームに。
ただ、あんなになりふり構わず、命よりも右腕を庇うなんて…。
結局失ったのは左足の機能…。
また二度とドラマの再演もしないと言う茅ヶ裂の何がそこまでさせるのか。。
それに花火をやった事がないというのは、どんな育ち方を?
ですが休憩中の茅ヶ裂のセリフには考えさせられました。
生きるのも恐怖の一つ。
それに抗って生きる人でありたい。
一体どんな死生観なんだろう?
彼がそうまでして背負っているものとは一体?
そして個別ルートへ。
生きるためにここにいる、と言った茅ヶ裂の言葉が頭から離れないヒヨリ。
夕立の中、茅ヶ裂が脇腹を押さえて服が汚れてるって、絶対何かあったでしょ。
杖の扱いには慣れてるのに、転んだって言い訳も不自然。
おまけに最近は一人でぼうっとしているらしいし。
会話をしても明らかに噛み合わないもどかしさ。
心配すれば、逆に謝られるし。
それじゃヒヨリだって悲しくなりますよね。
無理矢理な理由をこじつけて、茅ヶ裂を気にさせて欲しいとお願いすると、ヒヨリと出会えた事が幸運で、帰還のために頑張れると返されるし。
とにかく噛み合わない会話に、彼に何があったのか気になりました。
ところが翌朝寝坊したヒヨリに朝食を譲ってくれた茅ヶ裂は普通でホッと一安心。
しかもものすごい味音痴が発覚。
道理で料理が苦手なわけですね。
そして第2地区の調査から戻ってきた明瀬が射落から頼まれ事。
古いバックナンバーに茅ヶ裂いう名前の女性が出ていたらしく、親族か家族か確認してほしいと。
それって前に図書館で彼が観ていた動画では?
でも過去のキャストは皆デットエンドで記憶も消されるし、勿論茅ヶ裂は心当たりは無いと言うし…。
その後、一人で調査すると言う茅ヶ裂に無理矢理同行するヒヨリ。
いつも優しくしてくれた彼に、少しでも返したいと思うヒヨリも優しいですね。
それに一生懸命茅ヶ裂に話しかける彼女が健気だし、合わせてくれる彼は相変わらず優しいし。
でも彼のドラマのポイントが異様に低いのは何故?
ですが、ヒヨリが異世界配信の周期のメモを見つけて話しかけると、持っていたディスクを棚に戻す仕草が、多少不自然で…。
それに茅ヶ裂が夜中に出かけるなんて、怪しいと思われても不思議じゃない。
明け方帰宅した茅ヶ裂は憔悴仕切っているし…。
何があったか聞いても言いたくないと、別人の様な冷たい声で通り過ぎる彼に心配だから放っておけないヒヨリ。
でも夜中に行ける場所はともかく、怪我についてはヒヨリの為にも言いたくないって、どういう事?
それにヒヨリが帰るために手を尽くすと言いながら、彼の事は考える必要はないというのも意味不明。
本当に何処で何をして、どうして隠しているのか。
あの優しかった彼がまるで別人に変わってしまったよう…。
そして今度は陀宰との、殺人がからみそうな茅ヶ裂のドラマ。
庭で二人が会話しているのは、当然そのドラマの相談かと思いきや、何故か茅ヶ裂の「彼女をどうするすもりか?」という謎のセリフ。
ヒヨリに気付いてすぐに話を切り替えられますが、これって。。
それに陀宰が去ると、また茅ヶ裂の自分を卑下する内容の言葉が続いて。
これじゃヒヨリだって怒るし、勢いで彼のつい左腕に手を伸ばすと、触らないでと強く手を払われるし。
おまけに「汚いから」って。。
ヒヨリの事じゃなくおそらく茅ヶ裂本人の事なんでしょうけど、明らかにヒヨリと距離を置いている。
本当にどうしたの。。
夜、ヒヨリが図書館で茅ヶ裂が棚に戻したディスクを探すも、見当たらず。。
ディスクを持ち出せるのは裏切り者だけ。
これじゃ茅ヶ裂を疑えと言っているようなもので…。
また、情報班の報告会でヒヨリの調べた調査では、異世界人は、感情の理解に乏しいものの聴覚と臭覚がすぐれているらしい。
聴覚?何か符合するような。。
それに転んだ茅ヶ裂を皆で助けようとするのに、やっぱり触れられるのを拒否。
でも今回は右足を怪我してるよう。
おまけにドラマの再演も、同じようなドラマも演技を拒否。
こんな状態の彼に、悩みを一人で抱え込まないで欲しい、教えて欲しい、支えさせて欲しいとヒヨリが思うのは仕方ないでしょう。
だからこっそり茅ヶ裂の後を付けて公園に行くと、何と異世界人に杖を取り上げられて絡まれてる!
え?なんで異世界人が彼にいじめを…?
直後、今度はヒヨリと茅ヶ裂のキスシーンのあるドラマ。
茅ヶ裂は、宝物の右腕を失ってもいいと拒否だし。
ヒヨリが何とかフォローをしようとすると、ヒヨリの優しさが太陽のようだと言いながら、だからこそ拒否するという茅ヶ裂。
もう、言っていることの意味がわからない。。
そして奪われたのは両目―。
まともに歩けない彼をヒヨリがサポートし、ひょんなことから触ってしまった彼の右腕は、ヒヨリの手を柔らかく沈みこませ。
この感触はもしかして―。
ただ謝る茅ヶ裂が哀れでなりませんでした。。
ヒヨリが異世界人を嫌がり怖がるから、彼は自分から距離を取っていたんですね…。
それに気づいたヒヨリは激しく後悔します。
デッドエンドが怖いのではなく、生きるのが怖いと言った意味が、ようやくわかった気がしました。。
わざわざ昼間に異世界人と握手をして感触を確かめたヒヨリ。
そうして茅ヶ裂と、彼の部屋で話すことに。
彼は昔のように穏やかに、自分の知っていることを教えてくれました。
ある程度は予想通りでした。
思い当たることがいくつもありますから。
でも異世界人と人間の両親を持ち、スポンサーという立場に嘘をついていたことを謝る彼が不憫で。。
そして自分の言葉で茅ヶ裂を傷つけていたと謝るヒヨリに、またも優しすぎる彼。
でもそれは罪悪感からだと言う彼が辛い。
それに自分の出生のせいでどちらの世界でも異物でしかないから、生まれてくるべきじゃなかったなんて悲しすぎる。
彼の本当の腕の姿を見ても手を離さず、死ぬことが怖いと思えるまで一緒にいて欲しいと告げたヒヨリの優しさに涙がでました。
翌日ヒヨリは茅ヶ裂に寄り添い、以前よりももっと距離が近づいたようで良かった。
彼の「ヒヨリが側にいれば元気になれる」という前向きな言葉が嬉しかったです。
そして茅ヶ裂はドラマの再演を決意。
ヒヨリとのドラマのキスシーンはフリでクリア。
ヒヨリはちょっと残念そうでしたが。。
でも、体の機能が戻っても一緒にいたい想う二人が微笑ましかったです。
でもやっぱり茅ヶ裂は自分は化け物で、一緒にいるとヒヨリが嫌がるし迷惑をかけると思い込んでいて。
公園でのシーンは見ていて辛かった…。
ヒヨリが寄り添ってくれていたから調子に乗って勘違いしていたと、ヒヨリを遠ざけようとするし。
そして身体の機能が戻って二人でいる必要がなくなっと。
そんな事ないのに。
ヒヨリの想いをバッサリと切り捨てる彼の思い込みで、振り回されるヒヨリが可哀想。
そして、改めて彼と一緒に居た時間が大切な時間だったのかを認識します。。
それに茅ヶ裂の両親の事も気にかかる。
本当に寂しかっただけで恋人同士になったのか?
ヒヨリは、ある異世界人から彼の母親が出ていたディスクを出に入れたけれど答えは出ず、偶然鉢合わせた茅ヶ裂に無理矢理押し付けます。
そして翌日、珍しく茅ヶ裂がヒヨリを誘い、情報局に連絡を取り皆が帰れるようにしたと。
初めて生きてきた意味がわかった気がすると言う茅ヶ裂に、彼を好きになって良かったと告げるヒヨリ。
欲しかったものを全て諦めてきた彼もヒヨリが好きだと、ようやく認めてくれて。
そうして突然のキスには驚かされましたが、
茅ヶ裂が欲しかったものを手に入れて嬉しかったです。
それに母親の事も認めて、避けていた父親に会いに行くと言いながら、ヒヨリがいれば生きることは幸福だと告げた彼は、全てを吹っ切ったように清々しくて。
ところが突然ディレクターの空間に移動させられ、帰還を掛けた命がけのドラマをさせられる二人。
救いは、他のキャストが情報局に救われた事。
茅ヶ裂の死を代償にヒヨリを帰還させるか、ドラマを拒否すれば二人共異世界人としてアルカディアで生きていく。
相変わらずディレクターとプロデューサーは性格がネジ曲がっていますね。
茅ヶ裂が自分の意志でアルカディアを拒絶し、あれだけ大切な右腕を傷付けたのは壮絶でしたが、そのおかげで元の世界へ。
最後のディレクターの言葉に、茅ヶ裂は何を気付いたのでしょうか…。
茅ヶ裂は右腕を失ったけど、大学をやめて情報局員に。
スーツ姿も様になって髪型も格好良い。
仲良くベンチで寄り添う二人がとても幸せそう。
キスシーンも素敵でした。
ただ茅ヶ裂の、贖うべき、幸福を分かち合う人を忘れていると言うセリフが心に残りました。。
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