『ピオフィオーレの晩鐘 -ricordo-』全部クリアしました。
こんなにはまったゲームは本当に久々で、とにかくクリアするのがもったいなく、クリア後は喪失感に苛まれました(笑)。
私は大団円のあとに、Nintendo Switch版の追加要素の二つを楽しみにとっておいたので、今回はその感想を綴っていきたいと思います。
※続編はこちら↓
※こちら激しくネタバレしております。。お読みになる際はくれぐれもご注意ください。
追加要素その1【Prologo 1926】本編BESTエンドのその後を描いたストーリー
ダンテ
本編での不器用さはどこに行った!?っていうくらい、ダンテが甘いです(笑)。
もう、リリィに対して限りなく優しく気遣っている様が激アマすぎる。。
忙しくてなかなかリリィとの時間を取れないダンテの「俺もリリィが足りない」というセリフに一撃でやられました。
リリィもそんなダンテにすっかり甘やかされているため、ダンテがいないと淋しくて仕方がないという状態にまで。
お互いがお互いを想う姿には「幸せ」の文字しか浮かびません。
とにかく、幸せな二人に最初から最後までニヤニヤしっぱなしでした。
ダンテとギルバートとの会話も微笑ましかったです。
二コラ
最後まで二コラ全開フルスロットルなストーリー。
二コラはやっぱりこうでなきゃ!というどこまで本気だか冗談だかわからない甘いセリフと行動のオンパレード。
大団円がちょっと物足りなかったので、これは久しぶりのご褒美でした(笑)。
なんだかんだ言っても、やっぱり二コラはカッコいいんですよ。
クレタを散歩中に、二コラに対して街の女性たちから黄色い歓声があがって、リリィが何となく気にした途端のキスにはクラクラしました(笑)。
相手をからかいつつも、ちゃんと気遣って気持ちを察しているあたりさすがだな、と。
最後、二コラの外堀を埋めて自分の思い通りにリリィを誘導していくセリフがたまりませんでした。
さすが二コラ!ブラボー!
楊
冒頭からアダルト全開の楊(笑)。
ですがこちらのストーリーは終始楊が不機嫌で、大団円とはまた違った雰囲気・・・というか、こちらが正真正銘なのですよね。
リーがいなくなり、老鼠の仕事を楊がこなさなくてはならない為、かなりフラストレーションがたまっている様子。
そんな状況の中、楊の商談相手に、リリィが挨拶のキスを手にされた時の楊の行動がちょっと怖かったです。
自分の所有物に対する独占欲や嫉妬と思えるその表現の仕方が、まさに「ザ・楊」で久々の緊張感が。
リリィも結構命がけというハラハラドキドキな展開の中、「続きは仕事の後」という楊のお仕置きで終わるところが憎い演出でした。
ギルバート
冒頭から楊のところにおしかけて食事をしているギルバートに笑いました。
いつも堂々としていて、皆を引っ張っていくギルバートですが、このストーリーでは彼の悩みや弱さが見られます。
本格的にシカゴとの商談に乗り出したものの、中々うまくいかない様子。
おまけにオリヴァーから渡された調査報告書にどうやら気になる名前がある様子で、ギルの態度があからさまに変わります。
そんな中、今まで一度も入ったことのないギルの私室に招かれ彼を気遣うリリィに、ギルは「仕事のことを忘れさせてくれ」と。。
今まで見たことのない弱々しい一面と、ギルにとって唯一弱音を吐けるのがリリィとの時間だというのが痛いほど伝わってくるストーリーでした。
オルロック
とにかくオルロックがひたすらに可愛い。
もう、平和で幸せな二人を見ているだけで保護者の気持ちになります。
本当に良かったね(´;ω;`)
デートでお互いの服を買いたいなんてどこの中高生じゃ!と突っ込みたくなりましたが、この二人ならそれすらも可愛くて仕方ない(笑)。
周りから姉弟に見られているのを気にしているオルロック。
少し成長したのか、やっぱり男として見られたいんですね。
最後のキスシーンなんて、綺麗すぎて思わず見入っちゃいましたよ。
こんな純粋な二人を見ているだけで、私の薄汚れた心が洗われていくようです。。
二コラルートでにやけていた自分がはずかしい。。
アンリ
BESTエンド後でも、アンリの中には葛藤があるため未だにリリィに触れていない状態。
生活費は、アンリがエミリオの紹介で教国の本の翻訳業で稼いでいるものの、何となく不穏な様子を感じさせる雰囲気。
どこまでも追われる者、また犯した罪の罰を受ける者としての十字架を背負っているので、完全な安らぎが訪れるのは難しいかもしれません。。
それでも、リリィと子供たちとの生活をしていく中で、特にリリィの存在がアンリの心を拠り所となっているのがわかるストーリーでした。
追加要素その2【Storia triste】本編BADエンドのその後を【攻略キャラクター視点】で描いたSS
こちらについては、それぞれのキャラクターの感想で簡単に触れているので、ここでは割愛させていただきます。。
人によっては本当に救いのないSSで、正直何度も読み返せるものではなかったです。。
特にオルロック(泣)。
追加要素その3【Presagio】本編大団円エンドのその後を描いたSS
これ、場所がわからなくてしばらくスルーしていました(笑)。
あまりにも凝ってお洒落なメニュー画面なので、センスのかけらもない私にはわかりにくかったです。。
メインメニュー画面からスタートを選び、一番右端の縦長の記事のような箇所にカーソルを当てて決定で進めます。
ダンテ視点で、教会からストーリーが始まります。
大団円のその後なので、初めはみんなで仲良く和気あいあいとしていたものの、会合が進むと何やら不穏な空気が。。。
アメリカ・シカゴに行っていた二コラから、ファントムという謎の人物についての情報がもたらされます。
ディレットーレではないかという疑惑が浮かんだところ、エミリオが突然教会に姿を現します。
ファントムよりも、イタリア政府によるマフィア弾圧の方に意識を向けるべきだと。
そして鍵の乙女にまつわる「助言」を伝えます。
続編の始まりが穏やかでないという、ある意味緊張感を含んだストーリーでした。
余談ですが、ところどころ楊に対して「驚くほど信じられない」という描写が何回かでてきて、これはこれで笑いのツボでした。
何やら続編でも一波乱ありそうな予感とともに物語の展開に一抹の不安がよぎりますが、期待の方が遙かにそれを上回っています。
本当に続編が待ち遠しいですね。
※続編はこちら↓
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★ 『ピオフィオーレの晩鐘 -Episodio1926-』攻略感想はこちら↓
※2020/12/23修正済み