ネタバレ要素がありますので、読まれる際はくれぐれもご注意ください。
トール(CV:杉山紀彰)
ロキのお守り役で口数が少ない。
トールはロキとバルドルのお目付け役で、生徒として傍にいる為わざわざ入学してきたんですね。
でも彼に問題が発生し枷が外れなくなってしまい、結局生徒として授業に出ることに。
トールと結衣の勉強会中、中々登校しないロキからの質問の一環で、トールから「カレシとは何だ」と聞かれた結衣が「特別な存在」と答えると、いきなり「その言葉は嫌いだ」と怒鳴る彼にびっくり。
そして漸くロキが登校してトールと結衣の仲を確かめたら、目的は達成したと言って去って行くマイペース振り。
それに比べてトールは遠慮しがちに結衣を食事に誘ったり、ゼウスに呼ばれた彼女が心配で迎えに来たり優しいし誠実で真面目。
結衣も彼の笑顔がもっと見たいし、問題の事も心配だし。
そんな二人の距離が近づいていく過程がとても好きですね。
するとロキがトールに化けて、結衣を抱きしめキスをしようとし本物のトールに阻止されますが、どうやら彼女がトールに相応しいか検証してるみたい。
挙句、オレと付き合おうなんて言ってくるし。
ここでトールと一緒に残るを選ぶと恋愛ルート、ロキについて行くと宿命ルートへ。
恋愛ルート
トールと一緒にいると言う結衣。
彼を選んだことで見る目があるとロキに言われますが、結衣もトールもその意味が分かっていないことに呆れるロキ。
でもそんな二人に興味を持って、漸く登校してくれて良かった。
ただロキが他の皆に誘われて寂しそうな顔のトールを気遣い、遊びに誘う結衣が優しいですね。
そしてメリッサに指摘されて、自分がトールに恋していると自覚する結衣が初々しい。
レジャーのレポートも兼ねて海に遊びに来た二人の距離が確実に縮まったと思っていたら、北欧神話組でトールだけ枷が外れず…。
トールの力になりたくて彼に「トールは特別」と告白までしたのに、自分で解決すると頑なに結衣を拒絶するのが悲しい…。
それに結衣と距離を置きたいと言われたら、心が折れそうになりますよね…。
それでもめげずにトールを説得する結衣に、彼が根負けして放課後また勉強会ができるように。
ただどうやらトールに好きな人がいるらしく、それでも彼の役に立ちたいと言う結衣が健気…。
でもそれがショックで泣き出した結衣を心配して、傍にいてくれる彼が温かく優しいのが余計に辛いですよね…。
そしてきちんとトールに「好きです」と打ち明け、結衣にとって初恋のトールは特別だと告げても、彼はまたしても「特別」なんてない、卒業したいなら自分への気持ちを捨てろ、もう会わない方がいいとつれない…。
そこで結衣はロキからもらった「最終兵器」を使うと、大量の蛇の玩具が現れて。
蛇が苦手な彼が結衣を守ろうと必死になって抱きしめ、そしてずっと前から彼女が好きだったと、失いたくないとやっと告げてくれて。
珍しくくロキがグッジョブでした(笑)。
今まで冷たかったのは、卒業して彼女を失った時の苦しみから逃げていたので、好きだと認めたくなかったんですね…。
そうすれば結衣と箱庭に残れるから。
するとそれを認めた途端に枷が外れて。
それは幸せな恋人生活の始まりと同時に、終わりへ向かうものですが、二人はそれを受け入れ、トールの「離れるな」は男らしくて頼もしかったです。
それに結衣とトールが恋人になってクラスの皆、特にロキとバルドルからの祝福には心が温かくなりました。
それから二人はクラス公認の恋人同士で、何をするのも全てが初々しくて微笑ましく、勝手にやってくれって感じでした(笑)。
とにかくあのトールとは思えない言葉や過保護ぶりの数々に、今までとのギャップが激しい(笑)。
また「ファーストキスの味が知りたい」という純粋なトールの希望に応え、一瞬のキスをする結衣が可愛い。
でもすぐトールからキスをして回数も増えましたが(笑)。
またトールは結衣と一緒にいられる方法をゼウスに確認してたんですね。
元の世界に戻るを選ぶと恋愛END1へ、トールと一緒に行くと選ぶと恋愛END2へ。
恋愛END1
自分の世界に帰ると告げた結衣。
トールは優しく結衣を抱きしめ、彼女の答えを肯定してくれるのが優しい。
もうすぐお別れの時に、トールを忘れないというキスのおまじないが切なかったです…。
高校最後の春休み、街で結衣がぶつかった相手は夢の中で見た相手で。
「お前を愛している」と告げて結衣におまじないをするトール。
二人の初恋はこれから始まるんですね。
恋愛END2
トールと一緒に北欧神話の世界へ行くと言う結衣。
でも彼は北欧神話最強の戦神。
当然彼と一緒に行けば血を浴びることに…。
それでも覚悟を決めた結衣は強い。
それにしてもキスを続ける合図を決めるなんてトールも考えますね。
結衣が目が覚めると大きなベッドに横たわっいて、ベッドサイドの椅子にはマグカップを持ったトールが。
こちらに来て結衣は居合の腕を見込まれ戦乙女として過ごしているよう。
だからこそ今の時間を大切にしようと、彼と決めたキスの合図で終わる演出が洒落ていました。
宿命ルート
ロキに人間を知ってもらうために、一緒に行く結衣。
結衣とトールが「無自覚」にお互い惹かれあっているのを確認したかっただけのロキは、トールに「夜の散歩に付き合ってもらった」と説明しますが、待っていてくれたトールが優しくて嬉しい。
それにロキも漸く授業に出てくれて良かったけど、帰宅部に巻き込まれたトールと結衣が気の毒。
でも活動目標を「寄り道しながら学んで帰る」としたのは真面目な二人らしいです。
ただ、トールとロキの関係を聞いた結衣が「特別」と言うと、トールに「違う」と即否定されるし、枷の事もバルドルとロキには内緒にして欲しいと頼まれてしまう。
それに「あいつらは成立している」という言葉も引っかかる。
思いがけない壁を感じて、何だか歯がゆいですね。
一向に卒業資格が得られない北欧神話組に、ゼウスから自由研究の発表という課題が。
そこで結衣も北欧神話組に入り、帰宅部の活動報告で校内新聞を自由研究として制作。
そうし校内新聞が完成すると、バルドルとロキの枷が外れて神化しますが、トールはそのまま…。
これには彼も相当堪えたようですが、「これは俺の問題だから一人で解決する」と結衣の協力の申し出を頑なに拒否する。
結衣が力になりたくても突き放されれば心が痛みますよね…。
でもこのままでは何も進展がないことを悩んで、結衣はロキに相談をすると、ロキがトールを挑発して言い合いに。
肝心なことを何も教えてもらえないのは、信用してもらえない証拠だから、ロキだって本気で怒るし悲しいですよね…。
誰かの特別になりたかったトール。
バルドルとロキがお互いを特別だと思っていて、自分は釣り合わないから必要ないと自信を持てなかった彼が哀しい…。
そんなトールも特別だとを諭すロキが、いつもよりも大人びて見えました。
とにかく元通りの仲に戻って良かった。
照れくさそうなトールが貴重です。
でもトールの枷が外れない事実に、力になりたい結衣は自分の無力さがもどかしい。
帰宅部の卒業旅行で、突然トールへ復讐の機会を狙っていた悪霊に結衣が支配され、彼女を救うために枷を外し悪霊を薙ぎ払ったトールが頼もしかった。
勿論、ロキもバルドルも喜んでくれて、ようやく自信が持てたトール。
友情に優劣なんてないというバルドルの言葉に胸が熱くなりました。
コテージに戻る途中の皆のやり取りが、わちゃわちゃしていて楽しかったです。
ここで結衣が彼らに告げたいことは、親友でいてくださいを選ぶと宿命END1へ、友達でいたいですだと宿命END2へ。
宿命END1
これからも皆で仲良くしてくださいという結衣。
彼らなら、きっと大丈夫でしょうね。
4人で手を重ねて誓った未来は、とても温かく結衣の胸に染み込んで泣けました。
そして出逢った頃のように部室で二人きりで話すトールと結衣。
トールは全てをかけて結衣を守りたいと言ってくれる。
泣き出す結衣を抱き締め、北欧に連れて行きたかったとトール。
いつの間にかお互いがお互いの特別になっていたんですね。
本当は想い合っている二人が別れなければいけないのが、とても切なかったです…。
宿命END2
結衣も皆ともう少し一緒にいたかったと告げると、元の世界の友達を大切にしろと言われて涙が出そうになる結衣。
それにトールたちにとって一番大切な親友と言われたら嬉しいですよね。
卒業前にトールに内緒で彼の誕生日を準備する結衣達が楽しそう。
でもまさかクラッカーの紐にトールがあんなに驚くとは(笑)。
バースデーケーキの蠟燭にしたトールのお願いはきっと叶うでしょうね。
結衣のことでロキにからかわれて赤くなっているトールが可愛かった。
最後にトールが、結衣の誕生日もいつかやれるといいなと言ってくれたのが嬉しかったです。
バルドル(CV:神谷浩史)
万物から愛される能力の光の神。
でも結衣は影響を受けないと聞くと喜んで、いきなり彼女に「大好きだよ」はさすがバルドル(笑)。
それにロキと気まずかった結衣との仲をとりもってくれるなど、頼りになるし優しい。
また、ロキと同じように結衣を喜ばせようと作ったランタンは不細工で、しょんぼりしたバルドルが可哀想だけど可愛かった(笑)。
ハロウィンの飾りつけで、準備やフォローに無駄がないバルドルは、まず結衣の喜んだ顔が見たいと言ってくれて嬉しいですね。
打ち上げで、バルドルとロキが争って結衣にお菓子を食べさせようとするのに、バルドルを選ぶとバルドルルートへ。
バルドルを選ぶと、ケーキを「あ~ん」してくれます(笑)。
ハロウィンが終わると今度は課題の準備に入る結衣たち。
でも肉しか食べないバルドルに、好き嫌いをなくす手伝いをしたいと結衣が言うと、彼が心強いとやる気になってくれたのが嬉しい。
作る野菜をラディッシュに決めて世話を始めると、「あなたの笑顔が見られるなら、わたしも頑張れるよ」と普通なら照れるようなことをさらっと言ってくるのがバルドルなんですよね(笑)。
そうしてバルドルからの誕生日のリクエストは、ラディッシュが収穫出来たら結衣の手料理が食べたいというもの。
結衣がお肉も入れて弁当を作ると言うと、ラディッシュよりもお肉の方が嬉しそうなバルドルが正直で可愛かったです(笑)。
またバルドルと相合傘をした時に、別れが辛くなるので今まで遠慮していたという彼から突然の告白。
「わたしだけのものになってほしい」というバルドルに、結衣も彼が好きだと告白して、恋人同士として彼の誕生日を祝える幸せを分かち合う姿に心が温かくなりました。
そして「恋人としてあなたをゆっくり知っていきたいから、覚悟しておいね」と手の甲にキスをする姿は本当に王子様(笑)。
今までもスキンシップは多かったけど、恋人同士になってからのバルドルは更に積極的。
見せつけられたロキが呆れて課題をするのも無理はないかも(笑)。
そして楽しみにしていたラディッシュの収穫は、ゼウスの気まぐれで冬になり枯れてしまったけれど、誕生日の続きをバルドルの好きな場所で過ごそうと提案する結衣のめげないところが好き。
二人で出かけた雪原では、バルドルが雪に不慣れな結衣の手を引いてくれて頼りになる。
でも誕生日が終われば嫌でも卒業が待っていて。
バルドルのいない辛さに耐えらえないと沈んでいる結衣に、突然彼が神化して雪原を花畑に。
そして愛を囁いてくれるバルドルが、彼女にした初めてのキスは温かい。
お互いに気持ちを確かめる二人の絆が強く感じられました。
バルドルEND
卒業まであと一日、手を繋いで思い出の場所を辿る二人にはまだまだ時間がたりなくて。
そして別れ際、結衣の部屋の前で「今夜はあなたと過ごしたい」とバルドル。
彼女の部屋なのにエスコートするのが彼らしいです。
結衣の心も体も自分のものだと告げるバルドルは、彼女に白銀のチェーンのネックレスをつけて愛の言葉を紡いでいくと、彼女もそれに答えて。
バルドルが初めて「結衣」と呼んでキスをしてからの流れはドキドキしっぱなし(笑)。
壁のスイッチを押し電気を消してネクタイを引き抜いたバルドルは、いつもの紳士的な彼ではなくて完全に男でした。
そして二人は一つに…。
噂には聞いていましたが、ここのスチルは思い切ったなと。
CERO Dも納得(笑)。
エピローグ
卒業式も終わり、彼からもらったネックレスの宝石が、二人をつないでくれると信じて元の世界へ。
自分の世界へ戻った結衣は、一旦は記憶を失ったものの、バルドルからもらったネックレスの宝石に触れた途端に全てを思い出すとは、さすが神様がくれただけのことはある。
そして、彼の言葉を信じて待っている結衣が近所の公園に出かけると、桜が満開でシチュエーションもバッチリ。
「会いたいな」と零す結衣に返事をするのは、もちろん彼。
バルドルに抱きしめられながら、もう絶対に離さないとキスをくれるのが彼らしくて懐かしい。
満開の桜に祝福されて、これからの人生も二人で永遠の愛を紡いでいくのでしょうね。
ロキ(CV:細谷佳正)
イタズラ好きで天邪鬼なロキは、北欧神話の課題ではうんざりしていたのに、ハロウィンのイベントには興味津々。
さっそく結衣を驚かせて楽しんだのはいいけど、本気で怒ってしまった結衣にお詫びのプレゼントを作ってくれるロキ。
彼女が笑って安心したようで、本当は優しいんですよね。
猫の顔のランタンを簡単に作って結衣を驚かしても、本当は彼女の為に作ってくれていて、天邪鬼な彼らしい。
ハロウィンの飾りつけで、「ロキに負けるわけにはいかない」とバルドルに不意打ちされたロキが、慌てて取り繕うのが可愛かったです。
打ち上げで、バルドルとロキが争って結衣にお菓子を食べさせようとするのに、ロキを選ぶとロキルートへ。
ロキを選ぶと、彼からプリンを口に入れてもらえます(笑)。
そして結衣の口元についたカラメルを、指で拭き取って舐めちゃう。
恥ずかしがる結衣に、ロキまで気まずそうにするのがほっこりしました。
またロキの誕生日を忘れていたことに気付いた結衣が、トールとバルドルにも協力してもらってサプライズパーティーをすると、思いの外ロキも喜んでくれたようて良かった。
特に、結衣がクッキーを「あ~ん」したのには照れくさいと実感して頬が赤くなって可愛い。
それにロキから、いつも結衣の事ばかり考えていておかしくなりそうだから「好きになってもいい?」なんて殊勝な言葉に、もちろんOKする彼女が嬉しそう。
でも、好きな子ほどイタズラしたくなっちゃうって、これから結衣は大丈夫かな?
恋人同士になってから、ロキがアヌビスたちとばかり仲良くして寂しかったと結衣がヤキモチをやいたことに喜んだロキ。
「部屋でたっぷり甘やかしてあげる」と言うと、その通りに甘いセリフと額へのキスは、いつものやんちゃな彼とは違って男として余裕がありました。
だから卒業が迫っている事実はどうしても影を落として…。
それまで一緒に過ごすという二人の切ない思いが胸に迫ります。
そして課題の作業をするロキと結衣。
でもロキと過ごせる時間を気にして悲しそうな結衣に気付いたロキが、彼女の頭を撫でるのが優しい。
それに自分の方が相手を好きだと言い合う二人が微笑ましかったです。
ただ、お休みのキスをお預けされたロキが少し気の毒かな(笑)。
課題の発表も上手くいき、あとは卒業まで楽しい思い出を作るだけ。
そうして海にデートに来た二人ですが、結衣が学園の皆の話を持ちだすと、嫉妬したロキが神化。
結衣を炎で動けないようにして、拗ねるのが子供っぽかった(笑)。
ロキEND
卒業式の朝、迎えに来てくれたロキに抱き着いた結衣。
彼女に何度もキスをするロキは、彼女の不安や悲しみを取り去ってくれたんですね。。
でもロキが、いきなり卒業するのを辞めて結衣と学園で暮らすと言い出して。
「ワガママだと知っていても黙って従うのは嫌だ」と悲痛な彼の叫びに、胸が張り裂けそうでした…。
部室で結衣を後ろから抱きしめ目を手で目隠しし、最後のイタズラと告げるロキの声は震えていて。
格好良くお別れしたかったのに結衣に迷惑をかけっぱなしだったと涙声で謝るロキに、泣きました。
そして結衣の住んでいる日本や神社の事を聞いたかと思うと、急にそこに行くと決めて、更に「すぐにさらいに行くから」と消えてしまったロキの行動は、あっという間(笑)。
エピローグ
元の世界へ戻った結衣は、箱庭での記憶を失っていなくてロキを待っている毎日。
そこに突然後ろから目隠しをされて「だ~れだっ☆」って(笑)。
「約束通りユイをさらいに来た」というロキに抱き寄せられて泣く結衣には、思い切り彼に甘えて欲しい。
今日は縁日でたこ焼きの話をした後に「まず、アンタのことを食べたい」と軽くキスするロキが男前。
そして、この先も彼女を離さない、新しいことを一緒に始めようと言うロキと結衣の未来が、明るく希望に満ちていて嬉しくなりました。
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©BROCCOLI Illust.Yone Kazuki