ようやく全員攻略できました。
switch版で追加されたストーリーもありましたので、ボリュームは結構あったと思います。
今回は全体的な総評・まとめになります。
システム面
とにかくシンプルの一言に尽きます。
既読スキップやクイックセーブなどはとても優秀で、文句なしです。
ただ、アルバムではボイスを付けて欲しかったかな。
ビジュアルも綺麗なのですが、ほとんど喫茶店内というのが勿体なかったです。
ストーリー上仕方ないとはいえ、もう少し屋外なども見たかったですね
人物の立ち絵やスチルは問題なく奇麗でした。
また喫茶店らしいゆったりしたジャズの音楽は、ストーリーを決して邪魔せずまったりさせてくれました。
それ以外の音楽もそれぞれのシーンに合っていて良かったです。
攻略順
攻略順によって面白さが全然変わると思いました。
正直、前半ではどの順番でも大したネタバレはないと思います。
私はツキミ→アモン→イズナでプレイしましたが、特に問題はありませんでした。
ノインは攻略制限があり最後なので、ネタバレを考慮すると後半の鉄板は長谷川→クラマ→ノインかな、と。
いずれにしても、前半は起伏の少ない似たようなストーリーで多少退屈かもしれません。
でも、後半から展開が変わって面白くなりました。
糖度
キャラクターによって多少の違いはありますが、本編のハッピーエンドが短めの割には糖度は普通だと思いました。
ただ、アフターストーリーでは、ハッピーエンドら1年後なので基本的に甘いのですが、やはりキャラクターによって甘さにバラつきがありましたね。
心の葛藤や暗めのものもあり、もっとラブラブのが見たかったよ〜と思ったり。
ただ、ツキミは最初から最後まで結婚式がメインの話のせいか全体的に割と明るく、私は気に入ってます。
あとイズナも全体的に甘めかな。
どれもそれぞれのキャラクターに合った魅力的で味のあるストーリーですので、自分のお気に入りが見つかるのではないでしょうか。
総評・まとめ
全ルートとアフターストーリーをクリアした感想は、「思っていたよりも面白かった」です。
基本的に起伏が少なく淡々と進むのですが、キャラクターによって面白さが変わりましたね。
もちろん好みや感性の違いもありますが、前述の攻略順の通りにプレイすると、後半からネタバレ要素が盛り上がり、伏線も回収されてスッキリするかと。
前半を静とするなら、後半は動とでも言うのでしょうか。
とにかく、後半からがこのゲームの真骨頂という感じでした。
だからこそ、前半のシナリオがもう少し起伏があっても良かったかな…。
それからバッドエンドは基本的に全部見たほうが良いと思います。
これで明らかになる真相もあるので、より深く物語が楽しめるかと。
アフターストーリーは、全員クリアしてからの方が絶対におすすめ。
最初、ツキミをプレイした後にすぐにアフターストーリーをプレイして、思わぬネタバレをされました(笑)。
もう、何のための攻略制限だよ!と(笑)。
勿論、アフターストーリーを最初にプレイする際に注意画面が出るのですが、個人ルートの延長だと軽く見ていたら、痛い目に(笑)。
他のキャラクターの話題も出でくることもありますので、油断は禁物。
ですので、ネタバレどんとこい!という方以外は、素直に全員クリアしてからご覧になる方が無難です。
また一見何気ない話題が他のキャラクターの話にリンクされていることが割とあって、細くて設定されていて面白かったな。
基本的にどの攻略キャラクターも、感情と声を失い壊れてしまったイチゴが、徐々に感情を取り戻していく話ですので、その過程は丁寧だったと思います。
ただ、出会ってから短期間で恋に落ちるかな?という疑問もあり、急ぎ過ぎの感も否めなかったですが、恋に落ちるのに時間は関係ないかも。
それにイチゴが、始めは可哀想で無気力なキャラなんですが、段々と感情が戻ってくると意外と聡明で、いろいろ考えたり、恋を知ったりするのが自然だなと感じました。
また、月影の皆でわちゃわちゃしてるのが楽しくて、そういうシーンは思わず笑っていることが多かったですね。
ドキドキハラハラするのが苦手な方や、まったり進めたい方にはおすすめかな。
「殺し屋」とタイトルにありますが、直接殺すシーンは無かったと思いますので、殺戮シーンなど苦手な方にも安心です。
私はドキドキハラハラが苦手なので、丁度良い展開でした。
逆にドラマチックな展開や、よく錬られた重厚なストーリーが好きな方には物足りないかもしれません。
気になる方は、まず体験版をプレイしてみる事をおすすめします。
関連記事
©BROCCOLI Illust.Yone Kazuki