まったりのんびりほっこり

ゲームや読書などを中心に、日々感じたことを書いてます。

君は雪間に希う 東条國孝 感想

 

※ネタバレ要素がありますので、読まれる際はくれぐれもご注意ください。

※基本的に情愛ルートを目指してプレイしております。好感度は高め。

東条國孝(CV:前野智昭

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面倒見の良い兄貴分。

自宅の屋敷近くでで寺子屋をやっているだけありますね。

智成に冷たくあしらわれても嘆くフリをするものの、本気で落ち込んではいないところが、二人の関係性を物語っています。

 

とにかく困ったときには助けてくれる、頼れる兄貴と言ったところでしょうか?

気さくでよく気の付く人物で、お茶会の時や吉宗の隠し子騒動でも、さり気なく紗乃をフォローしてくれます。

 

また気の良い國孝は、以前怪我した雀を看病したことから、この雀(こまめ)を飼っているのですが、何故か嫌われているようで紗乃が代わりに飼うことに。

この嫌われようがあからさますぎて、國孝が気の毒なほど。。

でも紗乃や与市には懐くんですよね。

 

ある日紗乃が寺子屋を手伝うと、子供たちに許嫁と勘違いされるものの、國孝は下手に言い訳せず、子供のあしらい方も心得ていて流石。

でも國孝も紗乃に、お前となら嫌じゃない、なんて意味深な事言うなんて。

普段の彼なら冗談に聞こえますが、奇虚だから余計に真意が掴めない。。

 

そして吉宗の自称隠し子が起こした天一坊事件も、紗乃の能力で一件落着。

ただ、天一坊に勾玉を渡した商人が見つからず、彼は牢屋敷へ。

 

ここから國孝ルートへ。

國孝達は、天一坊を連れて勾玉を買った店に案内させるのですが店が見当たらず。

それどころか渡した人物さえ覚えてない様子。

紗乃の能力で嘘はついてなさそうと言うことは、その商人が怪しいものの、一体何者なのか気になります。。

 

その後予定のない紗乃は、國孝に誘われて寺子屋へ。

捜査に行き詰まった紗乃を気遣って師匠役をさせてくれたり、本当に優しくて頼りになります。

おまけに褒めて励ましてくれるなんて、思いやりがあって優しい國孝。

 

その國孝の人格故に、千江のお茶会で紗乃は、狙えだのお似合いだの言われて、流石ブルジョワ階級の奥方様方の余計なお節介(笑)。

当の紗乃は当惑する一方ですが。。

そもそも奇虚には感情がないし、記憶や感情が戻ったら始末されちゃうし、恋愛なんて出来るのかな?と思っていたら、宵禍が出現。

 

この宵禍、天一坊のときと同様、誰かに操られているよう。

その為、源十郎と与市も応援に駆けつけてくれます。

 

この宵禍についての話し合い後、紗乃の様子を見に来た國孝からこまめに嫌われた原因が聞かされるのですが、まさか治療のせいで嫌われていたとは!

こまめに邪険にされて國孝が寂しそうな顔を見せるたびに、とても胸が痛みます。。

 

と、こまめと仲良くなろうとした國孝が余計にこまめを怒らせ、そのおかげで?転びかけた紗乃を東条が庇い、まるで押し倒した様な体制に。

そしてこまめのファインプレーで口づけって、ひと昔前のドラマか少女マンガでもそうそうないでしょうね(笑)。

 

お互い気まずい雰囲気なのですが、奇虚である東条は本当はどう思っているのか気になるところです。

 

おまけに、どこかギクシャクした二人に智成が何かあったか聞くと、紗乃が「何もされてない!」と答えるあたり、彼女の動揺が分かり易すぎ。

でもそこであっさり引き下がる智成もどうかと(笑)。

 

それに手がかりが見付けられなくて落ち込んでいる紗乃を、優しく励ましてくれる國孝に、紗乃の想いもハッキリと形になってきて・・・。

口づけのこともあるし、ここで恋愛に進展があるかと期待をしたのですが、そう上手くは行かず。

國孝もお気に入りの煙草入れを褒められて満更でもなさそうなのに、あの時のことは忘れようなんて、紗乃が気の毒。。

これからの任務に支障がでないように、また奇虚である國孝なりの気遣いなのでしょうけど。。

 

これがショックで、割り切れない気持ちの紗乃が知恵熱で寝込んだのは仕方ないかも。

当の國孝は、宵禍のことで無理をしたせいと全く見当違いしてるし、やはり奇虚だから乙女心は理解できないのでしょうかね。

 

皆に気を遣って優しい國孝が、紗乃だけを見てくれたら。

そんな夢のような想像に、ようやく彼の事が好きだと気付く紗乃。

今まで村八分で育って来たんだから、当然初恋のはず?

 

ですが、宵禍の事態は深刻に。。

武家町での捜査で、紗乃が黒い糸の絡まった棒切れを見つけて、捜査の方針が固まった後。

宵禍から黒い糸が伸びているのを追うも召喚者は見当たらず、昼夜問わず警戒し参っていた紗乃を、寺子屋に誘ってくれた國孝の心遣いが憎い。

こんなことされたら益々想いは募るのに。

そして帰り道に、彼の口から聞いた「奇虚と恋仲になることは絶対にあり得ない」という残酷な言葉。しかも無意味って。

 

頭ではわかってはいたけど、面と向かって言われると初恋だし余計に傷付きますよね。。

國孝と別れて一人泣く紗乃が可哀想だし、辛そうな表情の國孝の本音が気になりました。

 

それからは、智成におかしいと指摘されるくらい任務に没頭するようになった紗乃と、國孝も内心では正しい事をしたと言い訳のように苦しんでいるのが見ていて痛々しくて。。

 

ところがここで火事が起き、何かを思い出しかけたかなような國孝。

また紗乃と智成に見つけられた召喚者らしき寺子屋の子供。

呪物は寺子屋で作った都鳥。

まるで首謀者は國孝であるかのような、見事な符号に違和感を感じてしまいます。

 

京士郎は國孝にカマをかけて記憶が戻ったことを確認し、そうして京士郎達の下した決談が、國孝の道具返りと言うことがトントン拍子に決まって、、、。

奇虚と言う存在が本当に物扱いなのだと改めて認識し、またその非情さについていけなかったです。

 

そんな状況で紗乃が必死で國孝を守ろうとする姿が毅然としていて、頼もしかった。

だから、紗乃の意見が受け入れられた時はホッとしました。

期限はひと月。

こんな状況でも紗乃を気遣って明るく振る舞う國孝が本当に不憫で・・・。

 

國孝の家に越してきた紗乃と彼のやり取り後、紗乃の、例え恋仲になれなくても、御庭番に戻れなくても、仲間として國孝と居たいと言う気持ちを、心底応援したくなりました。

 

ところが二人が呼ばれて吉宗が伝えた奇虚の真実の衝撃と言ったら。

これなら、道具に返されなくても一緒じゃん!と思っていたら、何やら意味深な助言が。

これで少しは希望が見えたと思ったら、いきなり現れた宵禍に襲われ吉宗が意識不明の重体に。

駆けつけた京士郎達に、吉宗を守ろうと抜刀していた國孝は当然言い逃れの出来ない立場に追いやられ、まるで誰かに仕組まれたような、出来すぎた罠に見えましたよ。。

 

それにしても、牢屋敷の國孝に紗乃が放った啖呵が格好良かった!

まあこの状況では自己否定と罪悪感と劣等感の塊になる國孝の気持ちもわかりますけど。

て言うか、國孝の朴念仁ぶりが。。これが素?

でもここでの二人のやり取りは、とても微笑ましくて、初々しかったです。

 

おまけに天一坊の機転と智成の協力で脱獄し、城で見つけたいかにも怪しい小箱。

藁人形と都鳥は良いものの、他はちょっと私には生理的にいただけなかったです。。

ですが結局、京士郎に智成も協力したことがバレて一緒に処分されることに。

 

ここで雪の愛キャッチが出る方を選択。 

 

武家町で子供たちの捜索に、國孝が紗乃を匿ったり、躓いたのを支えたり、甘い雰囲気とスチルで束の間ほっこりしました。

そしてようやく素直に自分の気持ちを伝えてきた國孝がとても男前だったのに、紗乃も頑固で素直じゃないなぁ。

こまめの反応も可愛かった。

 

そこに智成と天一坊と何故か千江が。

寺子屋には、紗乃や國孝たちも忘れていた部屋の存在。

どうやら結界が張られていたよう。

そこに計ったように宵禍の出現で一旦引くものの、國孝の紗乃への態度にスキンシップが増えたような?

ここでの紗乃の「あなたとの未来のために戦っている」という言葉が、強く心に響きました。

 

そして寺子屋での首謀者隠し神との対決。

それは見上げるほど大きな宵禍で、当然國孝も智成も苦戦の中、黒い系に捕らえられる紗乃。

 

隠し神によって、結界に取り込まれた紗乃達に為すすべはなく、京士郎達が加勢に来るものの結界により外から認識出来ない中、こまめが力を振り絞って結界を突破!

よくやったこまめ!

 

ここで御庭番が揃って隠し神を攻撃!

國孝を疑っていた奇虚達が、ようやく彼の無実を認めてくれて嬉しかったです。

そして國孝、智成、源十郎の連携プレイで無事にとどめを刺し、激しかった戦闘終了。

 

子供達の無事も確認した後、國孝が紗乃に二度目の告白をし、今度はようやく彼女も受け入れて。

こまめが喜んでいるのが可愛かったです。

 

情愛エンド

数カ月後、すっかり平和になった江戸の町。

買い物中の二人にすっぽんを勧めた商人も商人だけど「必要を感じてない」と返す國孝國孝(笑)。

意味がわらからない紗乃に、國孝が「そのうち教えてやる」って意味深ですね。

 

二人は相変わらず國孝の屋敷に住んでいて、寺子屋も続けているよう。

こまめも飛べるようになり、國孝への攻撃は減ったものの技は増えたらしい。

 

そこに智成達が訪ねてきて、近況報告。

どうやら國孝は武士の仕事を続けていても御庭番はやめてしまったみたい。

道具返りの儀式も撤回されて本当に良かったです。

國孝は、もしされても紗乃を連れて逃げるつもりだったと言っていますが(笑)。

それにしても桜太郎の行動にはびっくり。流石自由人ですね。

 

そして最も驚いたのは、國孝の消滅の危機が、それこそ消滅したこと。

吉宗曰く、想いの力が奇跡を起こしたらしいのですが。

 

理由はどうあれ、本当に安心しました。

それに、口づけをやり直したいと言う國孝と紗乃のシーンがとても甘くて優しくて。

寝たふりをしたこまめが愛おしかったです。

  

悲哀エンド

情愛ルートと同じく、好感度は高め。

7章の雪の愛キャッチが出ない方を選択。

 

隠し神との対決中、こまめが脱出できず息も絶え絶えの中、東条の刀も折れ、智成も捕らえられ絶体絶命に。

 

そして槍のように尖った黒い糸が東条の身体を貫き、全ては闇に取り込まれて。 

そこは真っ白な何もない空間。

今までの記憶に想いを馳せる國孝はなぜか幸せそうで。

一方、ようやく見つけた紗乃は脅えていて、國孝が優しく抱きしめるも泣きそうな彼女。

そして、もう機会はないからと、泣いたまま告白する紗乃。

甘いシーンのあと、地獄の様な現実に気付いた國孝には、どんな未来が待っていたのでしょうか。。

 

バッドエンド

基本的に好感度は低めでプレイ。

7章雪のアイキャッチが出る方を選択。

 

決戦前日、夜着にくるまりながら、子供扱いが嫌な紗乃の髪に優しく口づける國孝

あれ?これ本当にバッドエンド?

なんて思っていたら、紗乃を危険な目に合わせたくない東条達が彼女を置いて行くと置き手紙が。

そして紗乃が寺子屋につくも、結界でそのものが見当たらず・・・。

なんともあっけない幕引きでした。。

 

 

國孝ルートをクリアしましたが、気になるのは一連の事件の首謀者。

一応隠し神がラスボスでしたが、隠し神自身が千代田城の屋根に登って小箱を置いたりはしないような。。

天一坊の商人のこともあるし、やはり本当の首謀者は別にいたのではないかと勘繰ってしまいます。

そんなスッキリしない部分もありましたが、情愛エンドは幸せそうな二人と平和な世の中でまさにハッピーエンドで良かったです。

  

※2021/8/6 一部内容を修正しました。

 

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