※ネタバレ要素がありますので、読まれる際はくれぐれもご注意ください。
レイン(梅原裕一郎)
Lover's Day ~白エンド
黒の世界に居たときよりも優しいレイン。
そして愛日梨が繰り返し見る夢。
愛日梨がレインを助けるためとはいえ、本当にそれをレインが望んでいたのか。
罪悪感に苛まれる愛日梨が可哀想で、見ているのが辛かったです。。
それにレインも愛日梨の夢の内容に気付いていて、答えが出せずに悩んでいて。
ようやくお互いが心を曝け出して、レインの「お前がいないと意味がない」という本音を聞けて良かった。
そして愛日梨も「レインが死んでしまう選択だけは絶対に選ばないし、自由になったレインと白の世界で生きたい」と彼に拒絶される覚悟で伝えれば、レインは愛日梨に「必要ない」と言われるのが怖かったと告げます。
レインの本当の希望が愛日梨と同じで嬉しかったし、愛日梨からしたキスに照れるレインも可愛かった。
これからの二人が一緒に生きて行く未来が幸せであると、そう思えるエンディングでした。
Lover's Day ~黒エンド
双子の女王の戴冠式後。
重要な案件で一週間も顔を合わせていないレインに寂しさが募る愛日梨。
それはレインも同じで、スノウに「人の子だった」と言わせるほどの支離滅裂な態度に思わず笑いが。
それに相変わらず愛日梨に対する思いの丈をスノウに伝えて、スノウにやんわり窘められる姿にもデジャヴ(笑)。
でも愛日梨に懇願されて見せてくれた耳は可愛かった!!
デート当日の、ネロ達から贈られたアクセサリーや愛日梨のねだったぬいぐるみに対するレインのヤキモチも、不器用な素直さが出てて可愛かったですね。
再びのうさぎ耳姿もやっぱり可愛い(笑)。
デートの締めくくり、不器用でお互いを気遣ってばかりの二人の甘いやり取りが本当に微笑ましくて。
これからもずっとそのままで居て欲しいです。
Another Line
ジョーカーとの接触に、白と黒の世界の住人の失踪、虚の世界、割れた鏡。
これらに不安が募る愛日梨。
愛日梨が会議に行く際カルミアも付いてきて、裁判所の女王の肖像画を見た際「ここは好きじゃないと」。
きっとあの悲しそうな顔は、昔の記憶がさせるのでしょうね・・・。
愛日梨も虚の世界の調査に参加する事になるのですが、レインの優しく微笑んでいる様子が皆にからかわれても「すまない」で済ますところが、レインらしかったです。
また琉唯も登場し、城を見て「国力が高いのか税金を巻き上げているのか」と呟くシーンや、ジョーカーとの接触での頭脳明晰さが随所に感じられるなど、流石塾講師だなと感心。
そういえは、スノウがレインの仕事を肩代わりする際に「あとは入力だけ」と言っていましたが、もしかしてPC?!
それにしてもカルミアのレインを挑発するような態度。
子供らしさを盾にして愛日梨に抱きつくなんて、わざとでしょうね。
レインに向かって舌まで出してるし(笑)。
そんなカルミアに、顔には出さずともレインもしっかり嫉妬していたとは。
だから愛日梨が、アリスの血を使って本の記憶を探っている最中に気を失った時、意識が戻った時のレインの頬が震えるくらいの心配した姿に胸が痛みましたし、その後のシーンに二人の強い絆を感じました。
そしていつの間にか開けられていた鏡の部屋の鍵は気になりますが、カルミアに懐くダムとディーが可愛かった!
スノーフレークタウンの調査でも、レインと愛日梨の間に割り込むカルミア(笑)。
無邪気に、レインが愛日梨を好きなのか尋ねてくるし、ヤキモチも指摘されるし、レインがちょっと気の毒かも。
その後虚の世界に飲みこまれた三人を導いたのは、大人びた様子のカルミア。
無事に城に戻り、カルミアと鏡の関係も明らかになります。
このあたりの設定は、概ね他のキャラと一緒ですね。
まずは鏡の封印を解くためにカルミアの魔力が溜まるまで待つ間、戴冠式記念パレードに専念する事に。
パレードの準備中に愛日梨を気遣うレイン。
その過保護ぶりに「愛日梨に何かあったらレインが正気を失う」とスノウに揶揄され、睨むレインがツボでした。
一方で、ミスティの紹介でジョーカーと琉唯はアサギと繋がりを持ちます。
細かい部分の違いは多少あるものの、基本的な流れは同じようですね。
目的は違えど利害が一致する者達が手を組み、女王の暗殺を企て不穏な空気が一気に流れてきました。
パレード当日の朝。
緊張する愛日梨の背中を撫で優しい笑顔で見つめるレインを、ぜひスチルで見たかった!
「以前に比べてレインが感情を表に出すようになったのは愛日梨のおかげ」とスノウが言うなど、双子の女王と側近達の和やかな会話に癒やされました。
ところが鏡の封印を解きに行くはずのカルミアがいなくなり、法廷で発見。
どうしても女王の肖像画を見たかったようですが・・・。
おまけに、愛日梨に抱きつくカルミアをネタに、すぐ顔に出ると皆にからかわれるレインがまたしても不憫で気の毒。。
ですが鏡の封印が無事に解けてホッとしました。
また、愛日梨達のパレードを見て甦った、ジョーカーのかつて女王だった頃の思い出が、彼女の結末を知っているだけに切なかったですね。。
そこにはカルミアもいて、とても優しく彼女を支えていて。
今生では何とか幸せになって欲しいと願うばかり。
パレードを無事に終えて、眠ってしまったカルミアの世話を焼くレインと愛日梨が、まるで親子のようで、レインも「自分達の子供みたいだ」と言ったあと、お互いに照れてるのが微笑ましかったです。
また、パレードで不審人物の情報を聞かされる深刻なシーンでの、レインの眉間のシワをグリグリする愛日梨が可愛かった。
愛日梨に隠し事をしないと告げるレインの真摯な表情と真剣で真っ直ぐな愛情が伝わり、これからキス・・と言うところでカルミアが起きちゃうんだなぁ(笑)。
本当に偶然??
ただ、カルミアが零した「僕もあの人を守りたかった」という言葉に、胸が締め付けられました。
翌日、無事に割れた鏡を無事に修復するも、力尽きて倒れるカルミア。
虚の世界の封印もしたかったと、どこか余裕が無さそうで、もう子供らしさが無いのが少し寂しくもあり。
カルミアを心配するダムとディーがひたすら愛おしかったです。
そしてレインに背負われ、部屋に戻ろうとした途端の、爆発音。
そこにトランプ兵の格好でやってきた琉唯に愛日梨が囚われ、レインと対峙。
お互いが信頼しあった結果、あっけなく琉唯は捕らえられたものの、カノンに三下呼ばわりされてしまった琉唯って・・・。
その後皆に気遣われて、ようやく二人きりになったレインと愛日梨。
レインが愛日梨を抱きしめせっかくロマンチックな雰囲気だったのに、ここでジョーカーの登場。
つくづく運のないレイン。。
かつての女王ステラは、夕方を消した愛日梨達を憎み、恨みごとを吐き出し、どこか正常には見えなくて、いつも冷静なジョーカーとは別人のよう。
丁度ステラの肖像画を見に来たカルミアが、自分が死んだと思っている彼女に心を尽くして説明をしているのに、剣を振り回して聞く耳を持たないし。
そしてその剣は、カルミアを庇った愛日梨へ・・・。
ベストエンド
ステラを背後から拘束したレイン。
情報収集の際、夕方を消したい理由だけは思い出せないステラに、愛日梨がアリスの血の記憶を探る方法を提案をすると、カルミアも協力してくれることに。
それはステラとカルミアの切ない恋の物語。
右も左も分からない世界でこんなに優しく接してくれたら、そりゃ恋しちゃうよね。
そしてアリスの暴走による悲しい結末。
正気に戻って謝るステラに、カルミアの放った「ただのステラとカルミアになってやり直したい」という言葉が優しくて、涙がこぼれました。
また愛日梨に対してのステラの言葉にも、思いやりが感じられてやはり涙が・・・。。
虚の世界もカルミアが封印し、行動制限を解除されたダムとディーが、カルミアにまとわりつく様子がめちゃくちゃ可愛いかった。
もう、ステラとカルミアが今度こそ幸せになる未来しか見えませんでした。
そしてレインと愛日梨の、お互いを想う気持ちには揺るぎなく。
久々に恋人同士の二人を見た気がして幸せな気分に。
レインの「ただのレインと愛日梨に戻ってみるか」にうっとりしていたら、「もう、手加減しないからな」には思わず二度見。
まさかレインからそんなセリフが聞けるとは!
完全に予想外のご褒美でした(笑)。
バットエンド
ステラの剣からカルミアを守ろうと愛日梨がかばいますが、全てを諦めてしまったカルミアによって・・・。
あれだけの魔法使いならば、愛日梨を巻き添えにしなくてもステラだけ始末できるだろう、とは思いましたが、カルミアももう正気じゃなかったんですよね。。
自分の命さえも終わりにしてしまったカルミア。
法廷内に響き渡る、残されたレインの慟哭が胸に突き刺さりました。。
ゲームオーバーは、本当に一瞬の出来事で呆気なく終わりましたね・・・。
レインルートは、レインと愛日梨、カルミアとステラという二組のカップルの対比のようでした。
幸せなレインと愛日梨、すれ違ってしまったカルミアとステラ。
だからこそ、ベストエンドのそれぞれのカップルが掴んだ幸せが心地よかったです。
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