※ネタバレ要素がありますので、読まれる際はくれぐれもご注意ください。
シュリ(佐藤拓也)
炎の守護聖。
硬派なイケメンの見た目通り、どこかとっつきにくい印象。
ぶっきらぼうな話し方はよそよそしさを感じさせます。
それに怒っているわけではないのに真顔が怖い。
初デートで笑顔をお願いすると、「笑顔までは難しいが、なるべく怖くならないよう注意しよう」とは言ってくれます(笑)。
ですがバースへの帰省では、何と柔らかい笑顔を披露!
服装も似合っていて、アンジュを気遣う様子も見せてくれる。
普段のシュリとのギャップに目が釘付けでした(笑)。
そんなシュリは、女王試験にあまり興味がないとのこと。
宇宙が安定すればそれでよく、そのために女王が必要と割り切っている様子。
女王が倒れたときに自力で炎の力を送ったものの変化はなく、サクリアを失ったのかと心配したという、本人にとっては忌々しい思い出が原因のようです。
ただ女王に不信感があるわけではなく、倒れるたびに宇宙が乱れるので、守護聖だけで回るならその方がいいと思っているみたいですね。
おまけに女王の仕事のどこがそんなに重いのかわからないという本音をアンジュに初めて洩らし、「誰にも言うなよ」と口止めしてきます。
何だか他の守護聖と比べると随分やさぐれている感じがするなと思っていると、その原因が明らかに。
どうやらロレンツォと同じ惑星の出身のようですが、ロレンツォは上流階級、シュリはダンプと呼ばれる半地下の荒れた街の派閥のリーダーで、ロレンツォとかなりやり合ったのだとか。
なるほど、あの「クソ」とか「チッ」とか言う悪態はここで身についたのかと納得。
ですがシュリにとって、ダンプは犯罪が横行する街で治安は悪いものの、その街も昔なじみの友達も好きだったようです。
ただし、ここではそういう関係を築くつもりはないときっぱり否定するシュリ。
それは何かに焦って緊張しているよう。
そんなシュリを笑顔にさせたい。
そう思ったアンジュがシュリの仲間になりたいと言うと、「変な奴」と返すシュリなんですが、満更でもなさそうな・・・?
また、意外にも自分は守護聖を名乗るには不適格だと語るシュリ。
実はオウルに降りかかる災難を懸念してここにいるんだとか。
ただ、状況があまり良くないことを心配しているくせに、誰にも相談しないんですよ。
それは他の守護聖を含め誰も信用していないから。
しかも昔なじみ以外はアンドロイドのようだと思っていたらしいし。
なんだか人付き合いが悪そうだなとは思ってましたけど、本当にそうだったんですね。。
そんなある日、アンジュがシュリの執務室に行くと、古く壊れた腕時計を見つけます。
それはシュリが守護聖になる直前に、故郷の昔なじみの友達と交換したもの。
修理しないのは、誰にも触らせたくない大切な遺品だから。
ただ昔なじみの遺品ではなく「俺の遺品だ」と言うシュリは、過去の思い出に捕らわれているよう・・・。
そんなシュリを寂しく思えたアンジュは、シュリについ「本当にそれでいいの?」って聞いちゃうんですよね。
案の定怒ったシュリに、お前には関係ないだの放っておけだの言われるんですが、過去のことを考えたときだけ優しそうにして、今の話になるとムスッと黙るのが嫌だと、ハッキリ言い返すアンジュがすごい。
おまけに「シュリのことが気になる」と、ある意味告白のようなことを言ってしまうあたり中々肝が据わっているアンジュ(笑)。
そしてその発言に驚くシュリは、アンジュが心配してくれていることに対してお礼を言ってくれます。
素直な部分もちゃんとあることにホッとしました。
ところが後日、大切な遺品の腕時計が無くなったと珍しく焦るシュリ。
シュリと手分けして時計を探すアンジュが湖で見つけるのですが、足を滑らせ、せっかく拾った時計を勢いよく湖の中に飛ばしてしまいます。
するとタイミングよくシュリがアンジュを抱き上げるイベント発生。
このイベントでのアンジュとシュリのやり取りがとても二人らしくて微笑ましかったです。
シュリも男らしくて格好良く、今までのシュリとは別人のようでした。
そしてあれだけ誰も信用していないと言っていたのに、ゼノに修理を依頼すると言うシュリは、何かを吹っ切ったようでどこか清々しかったですね。
それにアンジュのおかげで緊張感がなくなり笑顔になるし。
最後にアンジュの顔をまじまじと見て「結構可愛いじゃないか」と囁いたのにはやられましたね(笑)。
その後、遺品の腕時計についてシュリが説明してくれます。
ダンプで抗争に巻き込まれた時、シュリも友達も殺されるかもしれない状況の中、守護聖になることが決まっていたシュリは、ビルに立てこもり敵を引き付け大爆発を起こしたと。
シュリはそのまま聖地へ赴き、友達は無事。
その事件の前日に時計を交換したので、本当の遺品になったのはシュリの方だと。
なるほど、そういうことだったのかと納得。
友達を助けるために守護聖になったシュリは、その負い目故に新しい環境に馴染もうとせず、過去に固執していたことを反省し、アンジュに以前ひどいことを言ったことを謝ってくれます。
そして許してくれたアンジュに、可愛いなと言いつつキスをしようとするシュリに驚くアンジュ。
「今はそういう雰囲気だっただろう」と悪びれずに言いのけるシュリに、そういう奴だったのか!と良い意味で驚きました(笑)。
また、腕時計はゼノが修理をしてくれ見事動くように。
そして話題はシュリの昔なじみの友達の末裔の話から、この間のキスのことへ。
シュリも友達も女っ気がないと思っていたというアンジュにちょっとムカついたのか、シュリがやっぱりこの前キスすればよかったと愚痴るんですが、その姿がちょっと拗ねているようで可愛いかった。
おまけに25歳のアンジュに対して、今までどういう付き合いをしてきたんだ、手を出す前にいちいち好きだと宣言しなきゃならないのかと突っ込むシュリ。
そして、それが普通だと言うアンジュ。
ここでも二人のやり取りが面白くて、笑ってしまいます。
それに、アンジュが女王になるのが一番だが、手に入らないなら女王は他に譲っても構わないとまで言い切るシュリは、とにかく口説き文句を考えるので、話すときに返事を聞かせてくれと。
ここに来て、力押しでグイグイ迫って来たシュリの肉食系ぶりが嬉しかった(笑)。
そんなシュリの口説き文句を聞くために、湖に呼び出し。
今までアンジュがシュリに伝えた言葉を一つ一つ丁寧に思い出し、感想をくれるシュリ。
アンジュがシュリの心を丁寧にほどいてくれたと告白してくれます。
そして「もうキスしていいんだよな」と断るシュリが優しくてますます惚れ直したのですが、すぐに「それ以上は?」と聞いてきて、あまりにもシュリらしくて笑ってしまいました。
それにアンジュも「雰囲気ではしません」とピシャリ(笑)。
それからシュリはアンジュに女王を目指せと。
さらにシュリの恋人になってくれるならそれ以上の世界はないと伝えます。
こうして無事恋人同士に。
デートでは、バーでビリヤードを教えてくれるイベントも。
アンジュが「ちょっとくっつきすぎな気がする」と思うくらい密着してくれます(笑)。
また、寒くなってきたと言うと肩を抱いてくれたり。
元々こういう行為は慣れているんでしょうね。
躊躇いや迷いが一切ない(笑)。
それに甘い言葉も囁いてくれるから、シュリにどんどんはまってしまいました。
そして最良エンディング。
もうすっかりおなじみのサイラスのくだりから、咎は自分が受けるからアンジュは女王として認めてほしいと、男らしく謝罪するシュリは潔くて本当に男前。
そしておめでとうと祝うヴァージルに対して「貴様に言われると鳥肌が立つ」と返すシュリには思わず笑いが。
エピローグ。
サイラスに午後休みをもらったアンジュは、シュリと一緒に過ごそうと嬉しそう。
シュリの身体に頭を乗せて二人仲睦まじく過ごす姿は、本当に心を許してリラックスしていて幸せそう。
最後にシュリのこんな優しい顔が見られるなんて、素敵なご褒美でした。
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