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めちゃくちゃハマった!『『ピオフィオーレの晩鐘 -ricordo- Switch』』~オルロック・ギルバート感想

正直始めるまではこんなにはまるとは思っていませんでした。

1925年のイタリア・ブルローネを舞台とした、マフィアとその抗争に巻き込まれたヒロインの物語と聞いて興味を持ったのはいいのですが、残酷なシーンやBADエンドが多いなどの情報でしり込みをしていました。

 

ですがプレイをしてみると、その圧倒的な世界観とストーリーに瞬く間に飲み込まれてしまいました。

   ※続編はこちら

 

今回は、オルロックとギルバートルートの感想です。

※他のキャラクターの感想はこちら↓から。 

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攻略順感想

※ネタバレを含みますので、読まれる際はご注意ください。

 オルロック

始める前からかなりビクビクしていたオルロック。

かなりメンタル的にきつい展開だと予備知識があったので、恐る恐るプレイしました。

 

オルロックのしゃべり方が片言っぽいところと、育った環境のせいかかなり幼い印象がありましたが、18才なんですね。

教国(ロズベルグ)の教えを愚直なまでに信じ行動して生きてきた結果、ダンテの父親を暗殺したという過去がなんともやりきれない。。

 

このルート、ダンテのMSがちょいちょい入るのですよ。

なので、ダンテのオルロックへの憎しみ具合がものすごくよーくわかる展開となっております。

 

結構早めに二コラが殺されたのにはびっくりしましたが、それによりダンテの憎しみがパワーアップしていくのが辛かった。。

 

ストーリが進むごとにどんどんオルロックとリリィが追い込まれていく過程がかなりしんどく、隠れ家でのシーンはオアシスのようで救われました。

リリィが彼の心の救いになっているのが、痛いほどよく伝わってきます。

 

オルロックはとても純粋で、素直でいい子なんですよね。

教国一辺倒の考え方から解放された後の苦悩が彼を苦しめる様は、本当に可哀そうで辛かったです。。

育った環境が違ったなら、もっと普通の生活があったろうに・・・。

 

ただ、ギルバートの知らなかったからでは済まされない、というのも痛いほどどわかるんですよね。

ダンテからしてみれば、大切な家族の父親と二コラを殺されている訳ですから、「知らなかったから」では到底許されるものではないのも当たり前です。

 

だからと言ってオルロックに責任を取らせるのもあまりに可哀そうすぎて、、

本当にどちらの立場もわかるだけに、どこまでも平行線でしかない解決方法が残念で仕方ありませんでした。

 

BADエンドのダンテの冷酷さは「本当にあのダンテ?」と思ったものの憎しみの深さを考えれば納得できるし、ダンテルートを攻略した後ではやっぱり彼を嫌いになれない。

でも、オルロックの為人や過去を知ってしまうと、何とか救って欲しいと願ってやみません。。

SSは本当に救いがなさ過ぎて心がえぐられるようでした。。

 

GOODエンドはひたすら逃亡生活ですが、二コラと違ってあまり救いがなさそうな・・・?

本当に逃げ切れるのかちょっと心配になります。

 

BESTエンドは最後の最後でやっと救われたかな、というエンディングで安心しました。

エミリオがそばにいれば、何となく安全な気が(笑)。

それに、オルロックを取り巻く環境がとても優しくてほっとします。

SSのエミリオの助言には笑ってしまいましたが、この本当の意味にオルロックが気付くのはいつになるのかな?と気になります。

 

全体的にというか全キャラクター中一番血なまぐさい描写が多かったかも。

ただあまりにも血しぶきや効果音が続くと、もう慣れるというか、特に何も感じなくなりますね(苦笑)。

そういう描写が多いのですが、オルロックの純粋さゆえの綺麗でとても切ない純愛ストーリーでした。

 

余談ですが、オルロックの声優さんはファイアーエムブレム風花雪月のクロードなんですよね。

あまりにも違い過ぎて未だに共通点が見当たりません。。

声優さんって本当にすごい。

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 ギルバート

もう、現実にいたら絶対結婚したい相手(笑)。

男気があり、陽気で気さくで包容力も決断力もあって、義に厚く紳士的。

さりげなく相手を気遣うことができて、気前が良く人気者。おまけにイケメン。

好きにならないわけがない(笑)。

 

全体的には拍子抜けするほど血しぶきなどの描写が少なく、各マフィアと協力するなど比較的平和な展開でした。

鍵の乙女云々も、ギルバートが部外者のせいかあっさり関わってくる程度。

その代わりに、世界恐慌を引き起こしかねない偽札製造という事件に巻き込まれます。

 

メインストーリーは、濡れ衣を着せられたギルバートの裁判で無罪を勝ち取ること。

偽札の流通が広まるとブルローネにとって大打撃なため、各マフィアと協力体制を敷くのですが、これがものすごく楽しかった!

ギルとリリィとレオとニコラの4人で、ダンテの執務室でカードゲームした後のダンテの反応や、サロンでのおしゃべり。

楊達が偽札製造の工場に潜入して暴れるところは軽快でスカッとしましたし、ちゃっかり原板をゲットしていたオルロックにも笑いました。

 

そう、ギルバートルートって結構笑える要素が多いんですよね。

やっぱりみんなが敵対して殺しあうのはあまり見たくないので、これは素直に嬉しかったです。

 

もちろんギルバートの男気溢れる描写も見どころ満載で、街の人たちとのやりとるからオリヴァーとの友情まで、しっかりと彼の魅力に溢れています。

 

リリィに対しても余裕の態度かと思いきや、結構待ちくたびれているところがギルバートらしくてますます好感度アップ。

最終的には待ちきれなくなるのですが(笑)。

 

全体的に明るいギルバートルートですが、それでもBADエンドは、やはりいたたまれなかった。。

他のキャラクターに比べればまだメンタル的には楽でしたけど、それでも辛かったです。

SSの時には、連れてってやれよ!と何度も思いましたけど、ギルバートの覚悟を思いやると涙が出ましたよ。。

でも無事にアメリカに渡ったら、リリィが追いかけていくのもありかなと。

そういう意味では完全なBADではなくてまだ救いの余地があるのかなと思いました。

 

GOODエンドも完全に丸く全て収まったとは言えないまでも、将来の希望について語る二人の姿には明るい未来が開けているようでホッとしました。

 

BESTエンドは、ほとばしる情熱が押さえられないギルバートって感じで素敵でした!

ここは本当に大人の男でカッコよかった。

全てが丸く収まって、ようやっとリリィのとの約束を果たせるんですから、そりゃ待てないよね!

 

ただ、せっかくマフィアと協力できたのの、そこにニコラの姿がないのだけがとても残念。。

ニコラ、生きていてくれないかな。。

続編のギルバートルートでひょっこり姿を現してくれることを熱望します。

 

とにかく、義理人情に厚くて男らしくカッコいいギルバートらしいストーリーでした。

 

 

オルロックとギルバートのルートは、その印象が対照的すぎましたね。

どこまでも切なく悲しいオルロックに比べて、どこまでも明るく陽気なギルバート。

逆の順番でプレイしたらきっとメンタル的にやられていたと思うので、この順番で本当に良かったと思います。

 

次はとうとう大団円ルート。

もうすぐ終わってしまうのがものすごく淋しいのですが、早くプレイしたいです。

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 ※2020/12/23修正済み