まったりのんびりほっこり

ゲームや読書などを中心に、日々感じたことを書いてます。

心の整理・・・ペットの法事

私はちょうど一年前まで猫を飼っていました。

 

野良猫同士のケンカに巻き込まれたのか、

縁の下で死にかけていたキジトラの子猫を保護し、

それから19年も一緒に暮らしていました。

 

その子が3年前に亡くなって、毎日悲しみに暮れているところにやって来たのが、

去年亡くなったミケ猫です。

 

ミケは、キジトラを保護してからちょうど一年後に

うちに遊びに来るようになりました。

 

当時も今も借家ということもあり、

猫は一匹までしか飼えない決まりだったので、

ミケにはうちに来た時にエサだけあげていたんですよね。

 

その後立ち退きで引っ越す際には、キジトラしか連れて行けず、

ミケには母が毎日エサをやりに通っていました。

徒歩20分ぐらいでしたけど、やはり毎日は大変だったようです。

 

そうして10年が経ちキジトラが亡くなったのを機に、

大家さんに交渉してようやくミケを引き取ることができました。

 

キジトラは甘やかされて育ったので、我が家の王子様でしたが、

ミケは野良猫生活が長かったので、うちに慣れるまでかなり大変でした。

 

それに皮膚病で、体に沢山アバタのようなブツブツがあり毛も薄くて、

母が病院でいろいろ薬をもらっていましたね。

 

やっとうちに慣れてきて、安心して寝ている姿やエサを食べている姿を見て、

引き取って良かったと思いました。

 

ただ高齢で引き取ったので、1年9ヶ月ほどで亡くなってしまいましたが、

本当に穏やかに眠るように逝ったのが救いでした。

 

こうして愛猫を二匹とも虹の橋に送り出したのですが、

20年以上猫と生活をしていたので、しばらく淋しくて仕方なかったです。

 

二匹とも19歳まで長生きしてくれて感謝なのですが、

晩年は毎日病院にお世話になって大変でした。

それもあり、もうしばらくは猫を飼う気にはなれません。。。

 

そんな中、少し心を軽くしてくれる行事が「法事」です。

 

キジトラが亡くなった時、

お世話になっていた動物病院の先生にすぐに連絡をしました。

どうしたらいいのか相談したところ、お寺を紹介していただき、

それから今でもずっとお世話になってます。

 

知人は行政でやっている施設で火葬などしたそうですが、

私はお寺を紹介していただいて良かったと思っています。

 

お寺も、今のペットブームに乗って稼ぐコンテンツになっているらしく、

初七日、四十九日、一周忌から、お盆やお彼岸など、

本当にマメに連絡をいただきます(笑)。

 

また法事をお願いする際に、個別でやりたいか、他のご家族と合同でいいか、

一匹だけか、他の子も追加するかなどオプションもいろいろあります(笑)。

 

もちろん、内容によってお値段は変わりますが、

それを高いととるかどうかはそれぞれの気持ちしだいかな。。

 

うちはキジトラの時は個別でまめに法事をしていただいていましたが、

ミケの時はキジトラも一緒に追善供養してもらっているので、合同にしてます。

 

合同は他の数家族と一緒にやるのですが、

それぞれのご家庭が持参したペットの写真が祭壇に飾られて、

みんな可愛いがっていた子が亡くなったという悲しい思いを

共有している一体感があります。

 

さらに、春分の日秋分の日の大法要は圧巻で、

150人くらいの人がお堂に集まっている中、

お坊さんも3人いらっしゃって読経してくれるのですが、

このお経がまるで合唱のような見事なハーモニーを奏でており、

密かに私は気に入っています。

ひときわ声が通るお坊さんが主旋律で、後の二人はコーラスのようです(笑)。

 

お金はかかりますが、法事に参加すると少し救われた気がします。

ペットも人間と同じ家族ですから、こういう供養の仕方もあっていいかな、

と個人的には思います。

 

私がもし借家ではなく、一軒家に住んでいたら、

間違いなく庭に埋めて供養してたと思いますし、

病院で紹介されていなければ、行政にお願いしていたかもしれません。

 

その人その人の事情や都合に合わせて、ペットの供養の仕方をいろいろ選んで、

心の整理がつけばいいなと願うばかりです。