ようやく全ての攻略完了しました。
思っていたよりもおとぎ話ではなく、世界観もしっかり作られているのに感心しました。
今回は、総評として感想を書かせていただきます。
※ネタバレ要素がありますので、読まれる際はくれぐれもご注意ください。
ダブルヒロイン
主人公のルナと愛日梨も、私にとってはどちらも大好きなヒロインとなりました。
ただ、主人公によって攻略対象が変わるのが、ちょっと残念だったかな。
私的には、ルナとレインが似た者同士で見てみたかったので。。
ルナは、乙女ゲームには珍しい?勝ち気でプライドが高く、上から目線のまさに女王様。
でも本当は優しくて思いやりがあるのに、照れくさくて素直に表現できない意地っ張りで天邪鬼でもあります。
こういう女の子が、好きな男性に対してどんどん可愛らしくなっていくところが大好物な私には、ルナは格好のヒロインでした。
愛日梨は正当?なヒロインでしょうか。
どこか頼りなげで儚げでありながら、実は聡明で頑固。
優しくて笑顔が可愛らしく、放っておけない面も持ち合わせているところが、男性が守ってあげたいと思ってしまうところでしょうか。
どちらも甲乙つけがたいくらい魅力的で、本当に違うカップリングが見たかったですね。
糖度
いつも迷うのですが、CERO Dにしては、それほどでもだったかな?という印象です。
というのも、CERO Dの血しぶきなどの暴力的表現も少なくなかったですし、あとは吸血のシーンをどうとるかによるかな?と思いましたので。。。
確かに、吸血シーンのスチルや息遣いなどは、見方によれば性的表現に寄せているように感じましたが、ストーリーの流れの中ではそういう風には私には感じ取れませんでした。。
むしろ普通のキスシーンの方が糖度が高いように感じましたし。
吸血シーンをどうとらえるかによって、CERO Dの判断はわかれるのではないでしょうか?
システム
こちらはとてもシンプルですが、デザインはとても可愛らしく、アリスの世界観がよく表現されているなと感じました。
セーブやロードは非常にロード時間が短いですし、既読スキップも早い。
また、親密度もわかりやすく、攻略がしやすかったですね。
クリアすると、おまけ要素のサブストーリーや手紙なども解放されて、お得感もありました。
スチルも、シーンの再現ができますし。
ただ、攻略ルートがあればもっとよかったなと思いました。
ベストエンドとバッドエンドはわかるものの、ジ・エンドはどこでそうなるのかが、攻略サイトを見ないとわからなかったので。。
ストーリー
「不思議の国のアリス」をモチーフにしているだけあって、黒の世界はアリスそのもの。とてもカラフルで可愛らしいデザインのビジュアルで、アリス好きの私にはたまらなく魅力的でした。
とは言え、ストーリーはそこまで童話的なものではなく、結構血生臭い政治的なものや、武器を使った争いなども描かれます。
王家の双子が不吉という設定も、上手くいかされていたとは思いますが、側近の双子はいいのかな?なんて思ってしまいました。
白の世界はまさにこちら側の世界。
普通の学生生活が主になります。
こちらでは、普通に課題や宿題、テストなどがあり、プライドの高いルナは必至で勉強します。
また、コンビニやカフェなどのお店も、黒の世界の住人にとっては物珍しいようで、カノンはコンビニでお菓子を買いあさったり(笑)。
黒の世界とは違う制服姿も新鮮で、できれば私服もみたかったな~と思いました。
そしてアリスという、王家に流れる血のストーリーの関わり方や、何故か夕方のない黒の世界の謎など、ミステリーというには大袈裟ですが、なかなか楽しめました。
また、攻略対象のキャラクターも個性がバラバラで飽きることがなく、このキャラクターはどんな恋をするのかなど興味がわくばかり。
私は素直なキャラクターより、天邪鬼系が好きなので、カノンはツボでしたね。
とは言え、最終的にはレインとスノウの双子にやられましたけど(笑)。
エンディングも白と黒の2種類あるのが、粋だなと思いました。
ただ、やはり黒が正統という感じは否めなかったですね。
総評・まとめ
とにかく先が気になるストーリーでした。
そして、一人クリアするごとに、次はどんなお話なんだろう、と興味もつきませんでした。
また、主人公の最終的な落としどころも、攻略するキャラクターによってうまくいかされていたと思います。
アリスが嫌いでなく、多少の血しぶきなども平気で、主人公の性格にも許容できる方であれば、ぜひ遊んでいただきたいなと思いました。
おまけにswitch版には、ファンディスクの「白と黒のアリス -Twilight line-」もついてくるのでお得かと(笑)。
わたしはこれからそちらをプレイする予定で、とても楽しみです。
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