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『ジャックジャンヌ』攻略感想 〜白田美ツ騎~

白田美ツ騎(CV:梶原岳人

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※ネタバレ要素がありますので、読まれる際はくれぐれもご注意ください。

攻略メモ

ミツキの休日イベントを全て見るため、最初から開始。

パラメータは夏公演終了までは歌とダンス、それ以降は歌のみ。

親密度は初めからミツキのみに絞ってプレイしました。

歌パラメータを上げることで、操作が少し簡単になった気がします。

 

結果的にはこちらでベストエンドまで見ることができました。

最初からやり直すのが面倒な方は、夏公演後の共通セーブデータからで良いと思います。

 

●新人公演、夏公演終了後  

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秋公演、冬公演終了後

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●最終公演終了後   

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●最終的な親密度とトロフィー 

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感想

顔は可愛いのに無愛想な印象のトレゾール。

希佐曰く「短い言葉で核心を突く冷静な話し方」。

誰に対しても物怖じせずに発言し、その態度は堂に入っています。

また、面倒なことやうるさいのは苦手ためぶっきらぼうな態度を取っているように見えますが、意外にも面倒見が良く、指導はわかりやすくて的確です。

  

時には感情に任せた発言をするものの、素直に謝罪する誠実さも持ち合わせています。

 

他人と関わることが好きではなく、舞台も歌以外はやる気なし。

当然個人賞もクラス優勝も興味がありません。

 

そんなミツキが希佐と関わっていくうちに、段々と他人の世話を焼くようになり、次期組長として成長していく姿がこちらのルートでは描かれています。

 

 

いつも希佐を気にかけ、また気に入っているミツキは、度々希佐を喫茶店に誘います。

このシーン、本当にいつも微笑ましいんですよね。

そして自分の事を話すのは好きじゃないのに、希佐には自然と話していることに気付くミツキ。 

 

また希佐の稽古に付き合ううちに、失敗したら何もかも終わりと言う危機感レベルの必死さを感じ取り、ジャンヌ役にどこかブレーキがかかっていると見抜きます。

 

そんな希佐の危うさをどうにかしたい。

希佐にはいつも助けてもらっているから自分も彼女を助けたい、頼ってほしい。

でも希佐は。。。

 

希佐の事情を知っているこちら側としては、「言いたくても言えないんだよ!」とミツキに対して訴えたくなりますが、出来るはずもなく。。

 

本当の事情を知る由もないミツキは、何も話してくれない希佐に感情を爆発させてぶつけるんですよね。。

あれだけ他人に自分の着替える姿を見せたくなかったミツキが、上半身だけとはいえ裸を希佐に見せるんですよ。。 

そして希佐にも同じように見せられるのか問い詰めるのですが、、、。

 

力になりたかった

頼られないのが悔しい

 

そんなミツキの感情がさらけ出され、それに対して謝ることしかできない希佐の姿。

誰かと親しくなっても傷つけるだけと落ちこむ希佐を知っているだけに、何とももどかしくてやるせないシーンでした。。

 

 

共通ルートでのミツキの最大の見せ場は、やはり「オー・ラマ・ハヴェンナ」のチッチを許すシーン。

彼の個人イベントでは、ここに至るまでの前述の様な出来事が、まるで積み木を重ねるように丁寧に描かれており、より一層感情移入させられました。

 

秋公演でフミが自由になったのを喜ぶと同時に、フミを自由にする役目を希佐に背負わせたこと、何もしなかった自分が情けなくなり落ちこみ後悔するミツキ。

 

目標になり頼りになる先輩、目を瞠るような成長をしていき周りをほっとけない後輩。

ミツキが真面目だからこそ、自分の不甲斐なさに腹が立つんでしょうね。。

 

ここからミツキが劇的に変わっていきます。

 

希佐の影響もあり、みんなが抱えている問題に的確なアドバイスを与えクラスを支えていく姿はとても頼もしく、あのミツキなのに(失礼)男らしさを感じました。

 

特にカイに対してのアツい発言は、カイに対する尊敬の念が詰まっていて、何度見ても涙が出ますね。。。

 

そしてルキオラがチッチを許すシーン!

もう何回も観ましたが、今回はミツキのイベントを見ていることもあり感動もひとしお!

泣いてるチッチ(希佐)を見て、 

「バカだな。・・・今、行くから」 

 

この言葉にミツキの全ての想いが詰め込まれているようで、もう涙腺が崩壊!

胸が締め付けられました。

ここでのミツキの言葉は、優しさと慈愛に満ちあふれていて本当に聖母のよう。

だからチッチにも希佐にも届いたんだと思うと、ただただ安堵の涙が溢れるばかりでした。。

 

 

最終公演では、配役発表がどうなるのか本当に想像ができずに、希佐と同じようにドキドキしましたが、まさかそう来るとは!

希佐がジャックエースでミツキがアルジャンヌ(しかもトレゾールではない)という、予想外の主役二人のキャスティングにビックリ!

 

希佐がジャックエースという展開は、他のキャラクターで見ていなかったので、とにかくワクワクする気持ちが抑えられませんでした。

ですが、実際には「卒業」と言う2文字が強烈に胸に突き刺さる展開でした。。。

  

来年度から弱くなるクォーツを見越してのクラス優勝を捨てた配役発表とは言え、みんなの互いを想い合う心情を察すると、切くて悲しい苦渋の決断に胸が張り裂けそうでしたよ。。

とは言え、逆にここからどう大逆転するのかも興味がわきました。

 

歌を捨ててでも、背負うものの大きさや先輩たちの思いを受け入れる覚悟をしたミツキの組長としての成長が、最終公演での課題なのでしょうね。

たとえそれが、トレゾールやアルジャンヌとしての自分を犠牲にするものだとしても。。

 

ミツキが稽古で先輩たちにあれこれ注意されても真摯に受け止めている姿は迷いがなく、覚悟を感じさせられました。

 

それにしても、このルートでも希佐にちょっかいを出す田中右(笑)。

田中右から希佐をかばったミツキ、かっこ良かった~!

田中右の発言はいつも以上に不穏でしたけど。。。 

 

この件をきっかけに、迷いなくクラス優勝に向かって突き進んで行くミツキと希佐。 

周りを巻き込み、同期にも発破をかけるなど益々盛り上がりを見せて正に青春そのもの!目が離せない展開となりました!

 

それに二人の淡色の歌のシーンが泣けるくらい感動的!

最終公演前日の感謝祭もたまらない!

笑いあり涙あり、明るくて楽しいクォーツらしいノリでものすごく楽しかったです!

 

最終公演本番は、基本的なストーリー展開は同じですが、希佐のジャックエースには少しだけ違和感がありました。

他のキャラクタールートと共有部分が有るためか、声がジャンヌに聞こえる(笑)。

これは制作側の都合と割り切るしかないのかな?

 

とは言えフミや根地先輩、カイたちの粋なアドリブや、ストーリー展開にはやはり感動させられました!

 

それにやっぱりラストシーンは泣けますね。。

希佐の響き渡る歌声は、会場はもちろん、ミツキの心に静かに優しく、それでいながらしっかりと染み渡るものだったと思います。

 

結果はお約束通りとは言え、ミツキがあの田中右を押さえて何と個人賞金賞!

クォーツらしい賑やかなフィナーレとなりました。

 

 

ミツキルートでは、田中右を筆頭に77期同期との繋がりも重要な要素。

そして、田中右の存在感をより一層浮き彫りにさせています。

 

御法川と菅知とはなんだかんだ言いつつ良い関係を保っていて、他のキャラクタールートよりも関係が密になっているのも特徴。

 

田中右という怪物と戦う宿命を背負い、お互い同士を信頼し理解しあっている様子には、先輩後輩という関係にはない独特の仲間意識が見られます。

 

最終公演の結果発表後では、田中右の77期に対する認識も変わりましたし。

本当に素敵な同期だな~。

 

 

またミツキルートの恋愛は、どこか友人関係の延長上線にあるような、あまり男女を感じさせない、恋愛というよりも恋といった方がしっくりくる関係のように感じました。

 

クリスマスは、おそらく希佐の正体に気付いているミツキの優しさがあふれ出たイベント。

今までクリスマスには嫌な思い出しかなかったミツキが、今は悪くないと思えるほど、希佐と過ごすクリスマスが大切になっていたんですよね。

 

プレゼントの代わりに淡色を優しく歌うミツキ。

そして全てを許してくれたミツキに対して正体を明かす希佐。

そっと希佐を抱きしめて、

「知ってた」

「気づいてた」

と言うミツキが、もうものすごく優しくてカッコ良かった!

 

そしてミツキも隠していた「好きだ」という自分の本当の気持ちを告白。

「これからは僕がお前のことを守るから」 

いや〜静かで優しくて泣ける、とっても素敵なシーンでした。

 

一方のバレンタイン。

「好きだからな」 

の一言が、ミツキが言うととても貴重に感じる(笑)。

こちらもあまり恋愛感のない描写ばかりのせいか、お互いの精神的な支えのほうが強いイメージでした。

それにしても御法川に嫉妬するミツキが可愛い(笑)。

 

グッドエンドでは、ミツキがやたらと拘っていた「名前で呼ぶ」行為のとても微笑ましいお話。

どうしても希佐に名前を呼んでもらいたかったんでしょうね(笑)。

希佐が恥ずかし気に「美ツ騎さん」と呼んだ際、カルロのセリフで返したのはオシャレだなと思いました。

 

またベストエンドは、入試の手伝いが終わって喫茶店での一幕。

先輩や同期だけではなく、これから入学してくる後輩の面倒まで見そうな希佐に、「後輩に夢中になりすぎて僕のこと、忘れるな」と釘を刺す様子に思わずニヤリ。

最後に「希佐」と名前を呼ぶミツキは、一回り大きく成長していてとても凛々しかったです。

 

 

ミツキルートをクリアして感じたのは、「意外と頼もしいところがあるんだな」ということ。

可愛らしい外見とは裏腹に、かなり男らしい一面もあり、そのギャップに萌えました(笑)。

また、「オー・ラマ ・ハヴェンナ」の楽曲である「淡色」が重要なシーンで繰り返し使われていて、とても印象深かったです。

 

 

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©Sui Ishida/BROCCOLI