まったりのんびりほっこり

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期待がふくらむ!?『バディミッションBOND』体験版感想


とにかく面白い!

クリア後すぐの感想は、この一言に尽きます。

 

コーエーテクモが開発し、発売は任天堂という『バディミッションBOND』。

スタイリッシュでコミック調なビジュアルデザインと、事件の謎を追うというストーリーに惹かれて、発表当時から楽しみにしていました。

今回体験版が配信されたので早速ダウンロードしてプレイ。

その魅力は想像以上のものでした。 

 

※製品版の感想はこちら↓ 

www.mattari-nonbiri.com

 ※2021/3/1更新

 

 

 一風変わったコミック調のストーリ展開

スタイリッシュなオープニングはまるで「BUSTAFELLOWS」のようで、冒頭から物語に引きずり込まれてしまいました。

ですがもちろん、ストーリーやゲームシステムは全く違いますので、新鮮な気持ちでワクワクしながらプレイを進められます。 

 

主な会話や捜査モードではコミック調のCGで構成されていますが、臨場感や動きがあり、吹き出しには当然声が入ります。

流れるようなコマの変化で、見せ場は迫力やスピード感のある演出。

擬音にまで凝っており、文字の種類や表現も豊富でシーンにピッタリと合っていて、もちろん効果音もちゃんと鳴ります。

また、コマにも引きとアップがあり、緩急の付け方もまるで本物のコミックのよう。 

 

「BUSTAFELLOWS」が映画なら、こちらは動くコミックと言う感じでしょうか。

どちらが良いと言うことではなく、どちらも今までになかった斬新な作りで、中々挑戦的なゲームだなと思いました。

それだけにプレイヤーのハードルも高いはずですが、私のハードルは簡単に超えられてしまいました(笑)。 

 

※若干ネタバレしておりますので、読まれる際はご注意願います。

ストーリーとキャラクター

いきなり謎に包まれた導入!

二人の男性の言い争いから、片方が裏切ったと推測されるセリフの応酬が続きます。

コマも流れるような展開で、思わず引き込まれます。

どうやら未来の出来事のようですが、、、。

 

そしてとある出来事がきっかけで、人質事件の単身捜査に臨むことを決意した主人公ルーク。

そこでどうやら訳ありのアーロンと出会い、バディを組んで人質事件の捜査を進めて行くことになります。

 

この二人、性格が真逆なんですよ。

ですが真面目でちょっとお人よしの気があるルークの性格故に、アーロンに押されたり、もしくはルークの誠実さにアーロンが絆されたり(呆れたり)で、中々良いバランスのバディなんです。

 

そんなやり取りをしながら、事件解決に向けて捜査・潜入をしていくのですが、適度にギャグがあって笑えますし、飽きることなくプレイできました。

それに、とにかく先が知りたくてどんどん進んでしまったとういのもあります。 

ただ、事件自体は体験版ということもあり、割とあっさり解決できます。

  

そうして捜査が終了したあとに判明した衝撃の事実。

ここからが本当の、バディミッションの開始です。

 

ルーク

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真面目で誠実な正義感あふれるキャリア警察官でヒーローを目指しています。

ひったくり等の軽犯罪も見過ごせないため、上司や同僚からの受けは悪いのですが、射撃の腕は相当らしく、それで何とか首にならずに済んている模様。

真面目が仇になるタイプですが、どことなく憎めないキャラクターです。

 

父親も同じタイプの刑事でしたが、とある事件で殉職。

その父親の形見のコートと夢を引き継いでいます。

 

どうやら生い立ちに謎があるようですが、これが今後どのように物語に絡んでくるのか楽しみ。

 

アーロン

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身体的能力が高く、登場シーンから宝石泥棒とは察しがつきますが、ルークは気づかない。。。

口も悪く態度もでかいのですが、ある事情でルークの人質事件解決に協力をすることになります。

ルークと初対面のはずなのに、彼の事を知っているよう・・?

  

見た目よりもルークに対して人当たりは良さげな雰囲気。

家族大切にしているのが、ぶっきらぼうな口調や態度からでも察せられます。

 

 MISSION(ミッション)

物語は「捜査」と「潜入」を繰り返し、ミッションをクリアすることで進んでいきます。

「捜査」は主に会話で潜入場所について聞き込みを行い、「潜入」では捜査で得た情報を元に潜入し、事件を解決に導いていきます。

 

どちらも、会話や場面からいろいろな情報を推測していくのですが、そのシステムを簡単にご紹介します。

 

シンキングタイム

潜入場所が判明したらどうやって潜入するのかを、主に会話と画像の観察によって決める必要があります。

  

情報提供者との会話では、意味のある情報に色が付いていることがあります。

 

後にヒーローゲージの選択に役立つので、覚えておいた方がいいでしょう。

ですが、後から確認できるのでそこまで気にする必要も無いかも。

 

ヒーローチョイス

ちょいちょい現れる選択肢で、ヒーローゲージに影響を与えます。 

推理は割と簡単ですので迷うことも少ないと思いますが。たまに時間制限があるものも。

 

ヒーローゲージが高いほど、ミッションクリア時にエピソードが解禁され、ミッションでは語られないサイドエピソードを見られるようになります。

 

サーチモード

現場の映像などからから怪しいところを調べて、潜入に関する情報を探して推理します。

逆転裁判をやったことがあるかたは、イメージがつかみやすいかもしれません。
 

捜査ミッション

推理で得た情報を元に、二人でバディを組んで聞き込み捜査を行います。

体験版では、ルークとアーロンしかいないので、必然的にこの二人。


マップに捜査スポットが表示され、二人をどこに向かわせるかを決定し、情報収集を行います。

 

必要な情報を全て得ると潜入可能となり、潜入すると捜査ミッションクリアとなります。

 

潜入

潜入になるとアクションゲームやRPGのようにキャラクターを直接操作して、捜査で得た潜入ルートに。

 

戦闘などのアクションも「タイミングよく、ボタンを押す」など、簡単ではありますが一応あります。

  

こうして捜査を続けていき無事に解決するとミッション終了となります。

 

今回、私はミッションはSランクでクリアしたので、サイドエピソードが解禁されました。

サイドエピソード泣けるストーリーがあり、特にルークと父親のエピソードは心が温まります。

 

UI・操作

スタイリッシュというよりかはシンプルでわかりやすいデザイン。

凝りすぎて分かりにくいということはまずないかと思います。

 

解答の選択時には+ボタンでセーブ可能。

ですが、シンキングタイムではできなさそう。。

 

又、Rボタンで過去の色付きの情報を思い出すこともできますので、忘れてしまっても大丈夫。

このように推理部分はわかりやすくとても丁寧な作りで、迷うことはないはずです。

 

ただクイックセーブやクイックロードがない、既読スキップは本当に一気にスキップしてしまうなど、多少の不便はあります。

これは私が乙女ゲームに慣れてしまっている故の感覚ですので、乙女ゲームを普段やらない方には問題ないと思います。

 

まとめ

いやもう本当に、ここからでしょう!という良いところで体験版の終了。

先が気になって仕方ないです!

私はほぼ間違いなく購入すると思います。

思えば「BUSTAFELLOWS」も同じような経緯で購入したっけ。 

 

CERO Cですが、銃撃戦やアクションでなどの暴力的な表現のせいかと思います。

それほど激しいものでもありませんから、女性でも平気だと思います。

ただ、私は「ピオフィオーレの晩鐘」をプレイしたあとでしたので、今回の体験版では特に何も感じない程度の演出でした(笑)。

 

国家警察と犯罪組織の秘密を解き明かしていく謎解きや、バディを組んでの捜査やアクションシーンなどアドベンチャーゲームが好きな方にはオススメ。

逆にファンタジーものや普通のRPG乙女ゲームが好きな方にはあまりオススメできません。

 

笑いあり涙ありアクションありで飽きさせないシナリオも魅力ですが、何よりキャラクターが立っていて魅力的。

彼らと一緒に謎を解いていくのがとても楽しみです。 

まだ他のバディも登場していませんし、嫌でも期待が高まります。

 

気になる方はまず体験版を試してみてはいかがでしょうか?

購入する、しないの判断はそれからでも遅くはないと思いますよ。

 

 

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