ファンタジーでも歴史物でもなく、現代モノがやりたいと連休中に何気なくプレイした「VARIABLE BARRICADE」。
ところが予想以上の面白さで、すっかりはまってしまいました。
多分、私の好みに合っていたのだと思いますが、本当に面白かった!
今回は短いですが「VARIABLE BARRICADE」の感想です。
※ネタバレ要素がありますので、読まれる際はくれぐれもご注意ください。
キャラクター感想
●三森壱哉(CV:鳥海浩輔)
一番最初と最後で印象の変わったキャラクターでした。
出会った時から過剰で気障なセリフを言っては引かれまくり、女性を口説くテクニックに絶対的な自信を持ち、そして料理も上手いスパダリで、結婚詐欺(未遂)(笑)。
本当に最初はお笑い枠かと思ったくらい、恋愛対象として見られないキャラクターでした。
でも、本当は繊細で努力家。
決して人を傷つけるような言葉も言わないし、基本的に人が良いんですよね。
本当に「いい人」なんですよ。
でも、過去の恋愛ではそれで終わってしまうという、悲しい経験も。。
それにヒバリのファーストキスを勘違いで奪ってからの壱哉は、ヒバリに嫌われたと反省してシーツをかぶって泣いちゃったのには、引くというより、なんだか可哀想になってきました。
というのも、彼の生い立ちや正体が分かると、もう彼に同情と応援の気持ちが溢れて来て。
泣いてから素直な自分が出るようになって、ヒバリとも段々距離が近づいて行く過程は、本当に嬉しかったですね。
だから千哉の宣戦布告には正直、軽い苛立ちを感じ、そして壱哉が気の毒で堪りませんでした。。
双子の兄弟だからこそ、千哉に対してトラウマがある壱哉が、本当に見ていられなかった。
それに必死にヒバリに告白する壱哉に、何かが引っかかっていて返事をしないヒバリにもイラつきました(笑)。
そこでさりげなくフォローをする春日は流石ですね。
でもまさか壱哉があんな暴挙をしでかすとは!
もうなりふり構ってられないくらいの彼が、哀れで可哀想で。。
壱哉が、春日のおかげでヒバリの欲しかった言葉を告げた時はホッとしました。
それになんだかんだ言いつつ、心配して駆けつけた千哉も本当良い人なんですよね。
ドライな部分はありますけど。
漸く両想いになった二人のイチャイチャぶりが見ていて微笑ましく、壱哉が愛おしくて仕方なくなりました。
アフターストーリーは、壱哉の涙に全部待ってかれました(笑)。
ヒバリが壱哉の言葉にドキドキしたり、自分からキスしたり積極的なのは、素直で仲睦まじくて可愛かったです。
彼は相変わらず優しいし、黒歴史に落ち込んだり。
でもヒバリが泣かせようと映画に連れて行っても泣かないと宣言したのに、プロポーズでは泣いてしまったのには、こちらも貰い泣きでした。
おまけに結婚式のCGでも涙して、もう二人で幸せになってくれとしか言えなかったです。
ここまで来ると、壱哉が那由太とは違った意味で可愛くて仕方なくなりますね。
●石動大我(CV:岡本信彦)
典型的な俺様キャラでオラオラ系のギャンブル狂(笑)。
でも、ヒバリをからかったりしながらも、よく周囲を見ていて、さりげなく助言をしたら問題を解決するなど、常識的な事を言って場をおさめることが多い。
花婿候補の中では、一番の大人だと思います。
実は彼は、鷹宗から依頼された監視役なのですが、それを知ったヒバリが「安全」と思ってどんどん懐いて行くのが可愛かったし、その彼女に段々本気で引かれていく大我の描き方がとてもいいなと思いました。
大我は孤児で、鷹宗が支援している孤児院出身。
だから鷹宗とは昔からの知り合いで信頼も厚い。
それにヒバリも彼の才能を認めていて、せっかく両想いなのに、大我がその期待の大きさにプレッシャー感じて逃げ出し身を引いちゃうのが、本当に「えー!」でした。。
そんな大我が出て行ってしまって、ヒバリも可哀想で見てられなかった。。
それでもあきらめず、彼にWHISを送り続けるヒバリが健気だったし、やっぱり彼女の事が忘れられない大我のやりきれなさもわかるから、後半はもう焼きもきしました。
最後の大我の大勝負の告白には、さすがお嬢の返事だなとある意味感心。
そして想いが伝わって、大我が初めて「お嬢」から「ヒバリ」と名前を読んで、振り返ってからのキスシーンはとてもロマンチックで萌えました(笑)。
それに、鷹宗達の前で、ヒバリの手のひらに自分の名前を書く、というのが彼らしかったです。
アフターストーリーは、相変わらずの二人の言い合いが微笑ましかったですね。
わざとヒバリが怒るようなことを言ってからかう大我に、負けじと言い返すヒバリ。
お互い好きだとわかるので、まさに喧嘩するほど仲が良いのがダダ漏れ(笑)。
大我がロザリオをヒバリに渡すシーンは、ヒバリも素直だったし、本当は照れ屋の彼をちゃんと理解しているのも嬉しかったですね。
これじゃ大我も将来尻に敷かれるのが目に見える(笑)。
結婚式のCGは神前式で、二人共良く似合っていて気に入ってます。
●八神那由太(CV:下野紘)
元気で素直なポジティブワンコのイメージが離れないくらい、とにかく馬鹿で素直で可愛かった(笑)。
おまけに歩く借金製造機。
まぁ、これは彼の素直さが原因でもあるので、仕方ない・・・のかな。
こんな那由太が本当に恋愛できるの?と最初は不思議に思っていましたが、最終的にはできて良かったです(笑)。
那由太はとにかく無尽蔵の体力と言うか、とにかく良く食べるし、実はかなり格闘技の腕前が高い。
というのも、彼の一族の仕事に関係しているのですが、ヒバリのボディーガードになってからの那由太は本当に格好良くて、普段の彼とのギャップがありすぎて別人のよう。
ただ、恋愛面に関してはすごぶる鈍いんですよね。。
せっかくヒバリが好きな映画にかこつけて、告白をしたのに念願のボディーガードに選ばれたと勘違いしちゃって喜んじゃうし。
まぁこの告白の仕方では、鈍い那由太が気付くのか疑問でしたが。。
彼は花婿候補ではなくボディーガード志望だったんですよね。
この辺り、告白が失敗したヒバリが可哀想でした。。
でも、そんなヒバリの気持ちを察して、花婿候補たちが何とか那由太に自分の気持ちを気付かせるよう協力してくれて本当にみんないい奴。
そうして漸く自分の気持ちに気付いた那由太の行動が、またどこかの映画のようなシナリオなのですが、両想いになったらなったで、今度は照れまくる彼がまた可愛くて(笑)。
これじゃヒバリも苦労しそうだなと思いましたが、とても可愛らしいカップルのお話だなと思いました。
アフターストーリーは、二人の仲も少し進展していて、仲睦まじい様子はとても微笑ましかったです。
那由太の純粋さと一生懸命さは相変わらずだし、頑張ってプロポーズする姿は様になってました。
これじゃヒバリが嬉し泣きするのも仕方ないかな。
最後のCGはやはり結婚式ですね。
和装の二人で似合ってたし、二人共、特に那由太が大人っぽくて格好良かったです。
●黛汐音(CV:野島健児)
天性のヒモ(笑)。もう、この一言に尽きるでしょう(笑)。
でも見た目も綺麗だし、彼の育った環境を考えると、こういうのもアリかな?と思ってしまう。
また王子様キャラかと思ったら、自分の興味のないものにはとことん塩対応なのには意外でした。
それに思ったことを結構ズバズバ言うし。
だからこそ、興味のあるヒバリには優しいし、とことん甘やかすんですよね。
でもヒバリが汐音に仕事の事を持ち出すと、それまでは「僕には無理」と一蹴していたのに急にモデルをやりだしたのはちょっと驚いたかな。
おまけに物凄い勢いで売れっ子になるし。
そうなれば当然ヒバリと過ごす時間も減る訳で。。
彼女が寂しくなるのも当たり前だけど、そこが汐音の狙いなんだから、ある意味意地悪ですね。
そうしてヒバリの寂しさを限界まで引き上げてからの、告白シーンは本当にロマンチックだけど、策士だなぁと。
しかもCM利用してるし(笑)。
それでも無事に両想いになると、例え紐であろうとやっぱり素敵なのはもう仕方ないですね(笑)。
アフターストーリーは、相変わらず安定の汐音でした(笑)。
穏やかで緩くて、でも強引なところや意地悪なところもそのまま。
だたヒバリのものになって、彼が嬉しそうなのがひたすら伝わってきました。
そんな彼にすっかり甘やかされ慣れたヒバリも可愛かったです。
デートでのキスシーンは、汐音らしくてやっぱり素敵でしたね。
結婚式のCGも、いつもとイメージが違っていて新鮮だけど、お似合いの美男美女カップルでした。
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